記事一覧

7月号 『  豊平川の鮭の遡上って?! 』 Vol.89

 7月号   『  豊平川の鮭の遡上って?! 』 Vol.89



 みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を投稿いたしたいと思います。





 いよいよ、夏 真っ盛り!! 毎日暑い日が続きますが、みなさんお元気で夏商戦、頑張っておられますか。

この時期、年々最高気温が更新されておりますが、熱中症にならぬようお体ご自愛ください。



 という私もちょっとここにきて夏バテ気味で、毎日包装包装・配達・荷受け等々で疲労困憊、満身創痍といったところでしょうか。年々体力が低下するにもかかわらず、仕事の量が更に増えるといったパンパンの状態です。



 ただ、この年になっても健康で一生懸命働かせてもらっているということに対して、とても有難く感謝しなければなりませんね。東大阪店の業績数値も良好ですし、疲労とは裏腹に毎日楽しく仕事をしており、人生晩年の生き方として大変充実いたしております。



 さて話は変わりますが、先月日経MJで今年の上半期 ヒット商品番付が発表されておりました。内容は下記のとおりですが、安倍首相が進めているアベノミクスによるデフレ脱却とはなかなかいかないようです。



          

    



 いかがでしょうか。 かつてアベノミクス初期に盛り上がった 「ちょい高消費 」 は、すでに過去のものとなりお客様は再び安値を求める様相となってきたと分析されているようです。そうですよね、われわれ日々商売をしていても、景気が良くなってきているという実感がまったく無いですよね。



 前月お話しさせていただいたようにイギリスEU離脱など世界情勢を見ても地球全体がデフレ傾向にあるのは間違いないでしょう。今後十数年間、世界的にデフレ化による不景気が続くのは避けられないと思います。



 昨今われわれチェーンにおきましても、日本国の人口減少という動向を見て、量よりも質の向上というものを標榜し店舗体質のカイゼンに取り組んでまいりました。しかしながら、それは『 品質向上 = 高値提案 』 ということではなく、やはりリーズナブルな安価提案も継続的に同時訴求していかなければなりません。



 いわゆる再三申し上げてまいりました 『 粗利ミックス』 の徹底 につきます。東大阪店では、この2年と6ヵ月をかけて当時年間粗利益率14.0%を15.5%へと引き上げてまいりました。さらには、今後3年と6ヵ月後2020年に向けて、粗利益率18.0%達成を目標にして活動内容を具現化してまいりたいと思っております。



 2020年までは、日本経済も東京オリンピック需要ということで、ごまかしながらも何とか景気は維持していけると思います。しかしながら、オリンピック開催後の日本経済について明るい話題が見えてまいりません。おそらく予想だにできない不況に直面することは必至であります。



 その時に粗利益率15%以下の加盟店様におかれましては、大変な状況に追い込まれると推察されます。どうぞ、あと3年と6ヵ月の間に粗利益率アップのための行動を速やかに実施していただきたいと思います。



 その行動内容については、例年開催されております2016秋季勉強会 [ 9/13 (火) 新大阪 開催 ] にて事細かくご提案させていただく予定となっております。ただ、先んじて東大阪店では、東大阪店オリジナル戦略
『 リメイク 2020 』 と銘打って当面2020年までと、次に2020年以降の中長期事業計画を立案し、間違いなくやってくるであろう不況期対策を今から準備怠りなくしていきたいと思っています。

   



 その当面の数値目標が、粗利益率18.0%なのです。その他にいくつかの数値目標がありますが、今年の9月よりの事業計画書作りの中で、具体化していきたいと思います。また機会があれば、その進捗状況をこのブログの中で随時ご紹介してまいりたいと思います。







 さて、今月のテーマは、『 豊平川の鮭の遡上って?!』 とさせていただきました。遡上って言葉は、普段なかなか使わないんですが、読み方は「ソジョウ」って読みます。いわゆる川の下流から上流に向かって上っていくということなんですが、みなさんご存じ「鮭は川で生まれ、海に出て、再び生まれた川に帰って来ます。そして、上流域で産卵し、その後命尽き鮭の一生が終わります。」



 例えば、北海道における各河川から海に出た鮭たちは、春 北に向かいオホーツク海で過ごします。その後 ベーリング海へと向かい、アラスカ湾でUターンして千島列島沿いに南下し、平均約4年の歳月をかけて生まれた故郷の河川へと産卵のため帰るのです。



 鮭が生まれた川に帰ってくることを 『 母川回帰 』 と言うらしいのですが、広い広い海原に出た鮭はたくさんある河川の中で、なぜ生まれた川を見つけることができるかという素朴な疑問がわきます。その答えは、いろいろ諸説があるらしいのですが、一番有力な説が「生まれた川のにおいを覚えている」 ということらしいです。

 



 今回このテーマにしたキッカケは、最近レジに入っていて来店されるお客様の動きを見たり、接客時の会話の中で旧来(スリープ客)のお客様がまたボチボチと来店され、お買い物いただいているという実感があります。そして、そのほとんどが、ギフト購入客であります。



 お客様と鮭とを同じにするのは大変失礼な話なんですが、ドリーム東大阪店の旧顧客の 『 母川回帰 』 が少しずつ現れているのでは・・!! という淡い期待と分析をしております。



 私が30代の時に、ある経営セミナーに参加し、その時経営コンサルタントの先生からお聞きしたのが、『豊平川の鮭の遡上』 の話でした。その話になぞらえて 『基本四原則の徹底』の大切さを説いておられたのを記憶しています。今から30年も前の話ですのでうろ覚えでしかありませんが、その言わんとする内容をお話ししたいと思います。



 さて豊平川は、山岳地帯を抜けて石狩平野に至り、広大な扇状地を形成しています。アイヌ人はその扇状地の様子をサッ ・ポロ ・ペツ(乾いた大きな川) と呼び、これが「さっぽろ」の地名語源となったとされています。そして江戸中期ごろから、鮭の漁場として栄えていたといわれています。 



 近年、昭和30年ごろまでは漁場として賑わいをもたらしていたということですが、そのころから豊平川に上る鮭がピタッといなくなったのです。理由は明らかです。北海道の中心都市として高度経済発展を目指す中で人口がどんどん増え、その結果市民の生活排水などが垂れ流しとなっていったからなのです。



 いわゆる 『川のにおい』 が変わってしまったのです。そのため鮭は、自分の生まれた川を見つけることができなくなったのです。その後、十数年間は鮭の遡上は見られず、昭和49年から
『カムバックサーモン』 という市民運動が始まり、昭和54年までに川の水質改善がなされ、稚魚が放流され、その3年後から豊平川に数十匹の鮭の遡上が見られてきたのです。そして、平成7年には6600匹の鮭が確認されました。



 北海道の他の河川に比べるとまだまだ遡上数は一ケタ違いますが、札幌市民の努力がきれいな川を取り戻し、鮭やその他諸々の生命体の復活を成し遂げたのです。



 いかがでしょうか。いま現在のわれわれの店舗に当てはめた場合、様々な商環境の変化の中でお客様離れが始まり、来店客数減が深刻な状況となっております。再び回帰現象を起こすためには、その環境や流れを変化させなければなりません。



 その変化のためには、いろいろな要件が必要とされますが、まずは基本四原則の徹底(QSCF) と新しい商材の提案となります。そしてその2点の共通するキーワードは、『居心地の良さ 』 ではないでしょうか。



 単なるお店の清潔感というものだけではなく、フレンドリーな会話や接客がお客様の心を和まさせていただける、そのようなスタッフ ( ご夫婦二人だけでもOK!) がいるお店。是非ともお客様の遡上がどんどん促進されるお店作りを目指して日々精進していただきたいと思います。



 店舗風土や企業風土というものは、豊平川のように悪化するときは一気に劣化しますが、再び好転させようとしても長い時間と努力が必要となります。かつて私も本部の仕事に忙殺されていたという言い訳がありますが、長年手間をかけてこなかった東大阪店をこの2年半の間、基本4原則を中心に店舗風土浄化のため頑張ってまいりました。



 しかしながら、まだまだ道半ばです。 『 リメイク2020 』 ドリーム東大阪店では、先述の『 居心地の良さ 』 を中心に据えたコンセプトで、この秋より新戦略を練ってまいりたいと思います。今後とも、現場を通じてドリーム・酒匠・米匠チェーン加盟店皆様のリードオフマンとなれるよう努力することをお伝えいたしまして、今月の投稿を終えたいと思います。

     



今月もご覧いただき誠にありがとうございました。

6月号   『 青天の霹靂 (へきれき) 』    Vol.88

  6月号   『 青天の霹靂 (へきれき) 』    Vol.88





  みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を投稿いたしたいと思います。

 

 毎日うっとうしい日々が続きますが、皆さんお元気で夏ギフト商戦頑張っておられますか! 今年の夏ギフト需要の流れや傾向としては今始まったばかりですので何とも言えませんが、東大阪店におきましては、どうも出足はいまいちのようです。



 昨年ご注文いただいたお客様が今年もご来店いただけるかどうか常に不安の中で、しかしながらお客様を信じて大いに期待感を持って業務に励んでおります。そういう意味では、ご注文のレスポンスを高めるという手法として、やはり前回お買い上げリスト(ギフト支援プログラム)の活用は、大変頼りになるシステムであると自負しております。



 先日も東大阪店のギフト顧客として最上位のお客様がご来店いただき、スイーツエモーションアソートギフトSAW-30 (半額以下ギフト) を230セットご注文いただきました。一括会社納品でありますし、また熨斗紙が外のしということで、メーカーの方で包装済み商品を調達していただきました。あとは、倉庫でひたすら熨斗紙貼りに集中して作業し、下記のようにダンボールに再納品して明日お得意様納品予定となっております。それと手提げ袋も240枚添付いたします。。

 



 お支払金額は、締めて37万円ということで、前もって即金で頂戴し大変ありがたく思っております。こちらのお客様とのギフト受注は、2年前にさかのぼります。もともと当店での個人顧客で一回の購入額もビールやワイン等々で2~3万円ぐらいお買い上げいただいておりました。



 2年前の夏に店内のギフト商品をご覧いただき、そして当店スタッフとの会話の中で、B3ギフトチラシをお見せしながら、ご案内したところ上手くご購買につながったということです。10年以上前から御ひいきにしていただいているにもかかわらず、何らかの理由で2年前のギフト購買につながったのです。

 



 残念ながら、その理由はいまだお聞きはしておりませんが、さらに親しい関係性を構築する中で今後の大いなる参考のため、どのような理由で当店ギフトを選んでいただけたのか、必ずヒアリングしたいと思っております。



 ただ、はっきりしているのは、店内外にかかわらず、育成したい商材を常に露出し、商品情報を出し続けることの大切さを改めて痛感しております。やはり情報を出し続けていれば、どこかの段階で成果につながるものと確信しております。



 なかなか今回のようなうまい話は、常日頃あるものではありませんが、大なり小なり可能性は常に継続的にあるものだと信じてギフト商戦、頑張っていただきたいと思います。皆さんの奮闘を大いに期待しております。



 



  今回なぜこのような言葉をテーマにしたかといいますと、仕事も含めて人生長く生きていますと、『 ある日突然!』 と言うような事が多々経験することがあります。ちなみに私の人生は、意外と波乱万丈なプロセスがありまして、18歳の時に母親の急死に始まりまして、様々な 『 青天の霹靂 』 を経験いたしております。



 ただその都度、その時代の周りの方々から物心とも、いろいろとお世話を頂き難関を乗り越え、今の私があると感謝いたしております。おかげさまで、その経験を基に図太くなったと申しますか、危急存亡の折でも少々のことではうろたえることなく対処できるようになってまいりました。



 その秘訣とは、やはり 『 明・元・素 』 にあるのではないかと思います。笑顔を絶やさず、常にるく気で直であれ! ということであります。3つ目の素直というところは私自身若干疑問が残りますが、何とかこのマインドで人生楽しく過ごしております。



 最近経験した 『 青天の霹靂 』 と言えば、ドリーム東大阪店前の車線規制の件です。専用駐車場がない東大阪店自身にも問題があるんですが、平成5年開業以来なんとか店頭前側道車線にお客様の車を停車していただき、お買い物をしていただいておりました。

 



 それがこの4月より、自転車専用レーンとなり、ブルーラインで塗られてしまいました。決して、停車禁止ではないんですが、やはりお客様の心情としては停め辛いものとなってしまいます。大阪府が決定したものですから、一零細商店の生活や営業権など交通安全という大きな観点からは無視されてしまうのです。



 毎年、キッチリと個人・法人とも府民税を納付し、何も世間様に悪いこともせず頑張って商いを続けているのに、『ある日突然!』 です。そのため、今年1~4月まで昨年対比100%超であった来店客数が、なんと5月、6月は85%までに減少してしまいました。何とか外販売上が昨年対比120%と健闘していますのでトータルでは100%近くまで確保しておりますが、何ともし難い辛いものがございます。



 しかしながら、泣き言など言ってられません。前回もこのコラムでお話ししましたが、人生七転び八起き、山あり谷あり、ということで次なる高みを目指していろいろと方策を打ち出してまいりたいと思っております。





 さて、東大阪店と比べられないほどスケールの違う 『 青天の霹靂 』 が先日イギリスで発生いたしました。皆さまご存じ 『 イギリスの “ EU離脱 ” 』 であります。国民投票で決定したことではありますが、僅差での離脱決定は、イギリス国内だけでなく、世界中で様々な混乱や不安を巻き起こしております。

 



 私は遠いヨーロッパ各国の社会・経済・政治のお国事情など詳しく知る由もありませんが、E U ( European Union ) (ヨーロッパ連合体 現在28ケ国) という組織の設立目的や運営状況については、漠然としてではありますが理解しているつもりです。



 最近では、シリア内戦による難民が地中海を越えて多数トルコ・ギリシャ・イタリアを経てヨーロッパに流れ込んでいるという報道を幾たびか、TVなどで聞いております。その対処策として、E U が中心となり、各国に対して難民受け入れ態勢を取っております。

 



 そんな中で新たに生じる各国の難民・移民対策に対する雇用・社会保障費等の負担増が逆に従来の国民からの不満が噴出するという日本国内では考えられないことが、陸続きのヨーロッパでは大きな社会問題として影を落としているという背景があるようです。これが今回の離脱の一因にもなっているのです。



 今後2年間の猶予の中で、具体的な離脱条件やその後の金融政策・貿易協定を少しずつ決定していくものと思われますが、間違いなく世界中が同時不況の方向へと進んでいくのは間違いないと思います。そして、我々の日本経済にとっても、輸出産業に依存している関係上、今後円高傾向が続く中、企業収益の悪化のため長期的に日本国全体が不景気風に吹き晒されてくるのは避けられない状況になると思われます。



 聞くところによりますと、例えば為替レートが 1 円高くなるだけで、あの世界のトヨタの企業収益が、なんと400億円減益になると聞いております。じわじわと国民生活へ影響し、節約志向が蔓延し、国内消費の低迷へと進んでいくものと思われます。そして私たちはそれに対して備えなければなりません。

 



 毎回同じことを申しますが、もう量を追うことはできません。だから、質を高めなければなりません。利益率を高めていかなければなりません。消費者は、安価で質の高いモノを求めます。その矛盾をどのようにクリアして顧客満足を実現させるかが、私たちの今後生き残りのための大きな課題となってまいります。



 そのためには、みんなで情報共有し、さらに英知を結集することで次なるステップへ駆けあがる事が出来るのだと思います。



 今回のイギリス離脱問題を我々ドリームチェーンの組織の在り方というものに重ね合わせたときに、各店それぞれが組織に属することで生じるメリット・デメリットを天秤にかけて、その本部・組織の必要性というものを再度考えていかなければならないと思うのです。



 今回の件で、イギリスが自国の独自性や自尊心・ナショナリズムを主張するがためにヨーロッパの中で孤立化しないよう望むと同時に、時代の変遷とともにEU本部のあり方も進化しなければなりません。それは、我々ドリームチェーンにおきましてもまったく同様でありまして、本部・加盟各店の相互信頼の下で組織運営をうまく実践していかなければなりません。



 最後に私が組織運営を好循環させるため、常々念頭に置いている言葉をご提示して今月の投稿を終えたいと思います。



 



   今月もご覧いただき誠にありがとうございました。

5月号『  ニッチビジネス Part 2 』   Vol.87

5月号『  ニッチビジネス Part 2 』   Vol.87



 みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を投稿いたしたいと思います。



 さて東大阪店では、いよいよ待ちに待った夏ギフトシーズン到来ということで店内外では、ギフトショップの様相を呈しております。ギフト商品が大量に積み上げられますと、ギフトパッケージが華やかなものですから店内が一気ににぎやかで明るくなってまいります。そして松藤店長を先頭に販売スタッフも元気よく、気合いを入れてギフト拡売に取り組んでいく雰囲気となってまいりました。

 



 今年の東大阪店での夏ギフト売上目標は、685万円(6~8月) [昨年対比111%] (ギフト個数3500セット)と設定しております。今年に入って現在のところギフトに関しては好調で、1/1から5/20までのギフト売上は132万円で昨年対比176%という数値で推移いたしております。

 

 平常月ということで売上高の基礎数は小さいので、まだまだ手放しで喜べるレベルではないのですが、夏ギフト商戦突入の勢いとしては、いい意味で弾みがつくことを期待しております。そして改めてこの酒販業界の苦境期に、かつて十数年前よりギフトカテゴリーに特化してきて本当に良かったなと安堵しております。



 さて先日、その夏ギフトちらしの件でお聞きしたいことがありましたので、京都の酒匠米匠 高木酒店 高木くんに電話いたしました。彼の声を聴くのがなんと三年ぶりということで懐かしく、しばらく電話越しに語らっておりました。そこで言われたのが 「たまには、井上さん顔見せに店に来てくださいよ!」 という言葉でした。



 そういえば、高木さんに限らず、二年前から東大阪店の現場で従事するようになり、全国の加盟店さんにお伺いする時間や余裕がなくなり、なかなかお会いする機会がなくて大変申し訳なく思っております。



 ただ私としては、今までスーツ姿で偉そうにご指導させていただいたのが、作業着で前掛けをし、現場最前線で働くことにより、今改めて現場の大変さやご苦労が20数年ぶりに体感できて逆に全国の皆さんと思いが共有できているように感じています。

 

 私は、従来よりこれからの時代は、売上より利益を重視した体質改善を実施していかなければならないと常々申し上げてまいりました。しかしながら、自分自身がいざ現場に立ってみますと改善したつもりでも、当初はなかなか数値に現れない。ただ、頭でわかっていてもなかなか形にしていけないのが、現場の直面する一番難しいところであると痛感いたしました。 いわゆる『 机上の空論 』 では、ダメであるということです。





 私の成功体験は、20年前のものであって今はそんなものは通用しない。そしていま自分自身がもう一度原点に立ち返って、ご来店されるお客様の声に耳を傾け、また現場に精通されている全国の加盟店様より逆にアドバイスいただいて、再度これからのドリーム・酒匠米匠チェーンの方向性や在り方について明確に打ち出していかなければならないと強く思っております。



 幸いにして東大阪店では、この2年間におきまして何とか苦しみながらも先述のギフトカテゴリーの伸びなどが功を奏し、2年前より 利益率が 2.0% 向上し、手前味噌ではありますが年間粗利益額で約300万円増益となってまいりました。 『 念ずれば叶う!』 当然実行が伴わなければならないことなんですが、利益率を上げるという強い思い、この 思い続ける! という不退転の心構えが大事であると思います。

 



 そして、現場で実践する中で達成したこの2%粗利益率アップの要因を加盟店の皆さんに今後フィードバックしていくことが次なる自分の役割であると思っております。なかなかお伝えする機会や場面が少なく、焦る気持ちはございますが、加盟店様の方から何かありましたら、ご一報いただければ私なりのアドバイスはさせていただく所存でございます。どうぞ、お気軽にお電話いただきますようよろしくお願い申し上げます。



 さて、店舗の増益ということでは、先日日経MJ新聞 (4/18付) に『食品スーパー増益相次ぐ!』 とありました。その記事のさわりをちょっと転記いたしますと、

 



 とりわけ、各社その中でやはり比較されるのが、春季勉強会でも発表いたしましたようにイオングループとセブン&アイHDであります。イオングループの昨年の売上高は、8兆1,767億円で、営業利益額は、1,769億円でありました。そして、セブン&アイHDは、売上高6兆457億円で、営業利益額は、イオンの2倍の3,523億円でありました。

 



 やはり今回もセブン&アイHDの財務体質の良さが他企業よりも群を抜いている状況であります。セブン銀行やコンビニのセブンイレブンの業績がすこぶる好調で、収益性の高い事業部門を持つということはとても大事なことであると物語っております。



 私どもの店舗で落とし込みますと、収益性の高いカテゴリー(ギフトや店頭精米など)をいかに育成していき、売上高に占める構成比率を高めていく事が大切で、その努力を怠ってはなりません。その努力の結果として、売上高が横ばいであろうが粗利益率を高めることにより収益性を向上させることができるのです。



 セブン&アイHDのような最大手であろうが、私どものような零細店舗であろうが、生き残るための考え方ややり方はまったく同じであるということであります。なぜなら、そこにおられるお客様は、まったく同じ消費者であり、そのお客様ニーズを常に把握し、さらにはこちらから様々な生活提案できる店舗・企業こそが最終的に存在感を示せるものとなるのです。



 またさらには、大手ではマネのできない小回りの良さのような強み・売り物を兼ね備えれば、なおさら地域のお客様の支持を得ることにつながってまいります。それが、先月号でもお話いたしました『ニッチビジネス』なのです。



 今月号で我々の業種・業態において、どのようなニッチビジネスの手法があるのか、お話しする前に先日あるウェブサイトで 『 隙間産業の見つけ方と具体的な例!!』 というタイトルで説明がありましたので、まずはその記事をご紹介いたしたいと思います。



-------------------------------------------------------

               

      

  こんにちわ起業マンでっす!☆

  起業するなら、まず狙いたいのが隙間産業ですよね。

  だれも気づかなかった隙間を見つけてやろうと毎日

  考えながら生きてます。

  隙間産業とはなんなのか。ニッチ市場とも言いますよね

  あと実際に隙間産業で起業したのはどんなものがあるのか。

  いろいろ考察していきます。

    

 ・特定の用途、目的や趣味などに特化したものなので消費者の絶対数が少ない

 ・マイナーなもので、誰も仕事に結びつけようとは考えられなかった事

 ・収益になりづらく、市場としての魅力がないもの



  21世紀の今日。もうほとんどの事がサービスや商品になっていますが、

  それから取りこぼされた、いわば仕事にならないような些細な事。



                  これが隙間産業です。



  そしてこれらはもちろん仕事にする事は難しいんですけど、これらに手を加え

  付加価値をつけて、もしビジネスに出来れば、競合のいない状態で

  独占できるという夢のビジネスに一転するのです。



  なんかすばらしい事ですね。リサイクルにも似てますね! 

  ゴミ同然の誰も見向きしなかったものを拾い手を加えて売る。



  死んでいるアイデアがどうすれば蘇ることができるのか。

  色々考え出すと楽しくなってきます!!



   実際どんなことがあるの??

   実際隙間産業とはどんな形で行われてるのか。



  もちろんこれらは全て実際にビジネス化している人がいるので既に

  隙間産業ではないかもしれませんが、どんな感じで見つけたのかの方法や

  発想は参考になると思います。



    

  事業がうまくいってない起業マンがいました。



  ある日恋人の付き添いでフリーマーケットに足を運び、つまらなそうに

  荷物持ちをしていると、ふと展示されていた着物が目に入りました。



   そして値段を見てビックリ。そんなに豪華な物ではないものの、

  数千円で売っていました。

  そしてそれを外国人客が買って行くのを見て、すぐさま起業マンは20万円を

  銀行から下ろしてきて、フリーマーケット内の着物を買い占めました。

   そしてそれをインターネットで販売したところ、驚くように売れ、その後は

  着物の転売で成功したのです。



  当時はまだそういったものがありませんでした。



   しかし着物を国にもって帰りたいという外国人は多くいました。

  でもその多くは、お土産で買うには値段が高すぎて断念していたようです。

  そして中古の着物は溢れかえっている状況。



   そうして中古の着物を販売するオンラインショップは、 隙間産業として

  ビジネス化されました。

  需要はあっても、高価で売れなかった着物を中古で仕入れて安価で販売した。



   また、ネットショップも外国人向けとして数ヶ国語で観覧できるようにし、

  ただの着物ショップではな く、「 お土産専用 」 としました。

 

   これが手を加えたところで、付加価値になったんですね。

  そして気軽に着物が買えるようになり、今では自分の 部屋着用として

  買う外国人旅行者も増え、喜ばれているそうです。



    

   ある移動販売のおにぎり屋さんがありました。しかしそこは激戦区。

  ランチタイムはもう戦争です。



   移動販売は味も値段もそうですけど、一番は 、「 場 所 」 ですよね。



  学校、ビジネス街などランチタイムに人が多い場所。

  そして、移動販売店やお弁当屋さん、飲食店の少ない穴場。



  正直そんな集客を独占出来るようなところがあればすごい事になります。

  500円の弁当を100個売れば5万円ですからね。

  土日休んで月20日のランチタイムだけ働いても100万の

  売上を独り占めです。



  そんな事を考えてたおにぎり屋は仕事後いつものようにパチンコ屋に。



  いつものように売れ残ったおにぎりを食べながらパチンコをしていると、

  ふとひらめきます。

    

  パチンコは長い人だと一日中打っています。

  ご飯の時は40分だけ休憩が出来て、その間席を離れられますが、

  基本ノッているときは運、流れが変わるのを恐れて

  席を立たず、何も食べずに打ち続ける人も多いです。



  そんな時に片手で食べられるおにぎりだったらいけるかもしれない・・・。



  そしてパチンコ屋に営業をかけ、見事店の敷地内での販売の

  許可を取りました。



  これで、そこの客は独占状態。成功を収めました。

  見込み客はいるのに店がない場所を見つける。

  こういったアイデアも隙間産業の一つですよね。



    

  これらの例を見ると、

  「 なくて困ってる 」 と 「 あったらいいな



  これが隙間産業、ニッチ市場を見つけるヒントになります。

  そしてそれらは無限におちています。



  もうアイデア拾い放題。 しかしそれらはすべて「訳有りアイデア」



  これをどうビジネスに変えるのかは頭を使い、そして実際に行動に

  移すことしかありませんね!



  とりあえずこういうアイデア出してくの面白いですね!

  楽しんで行きましょう!!!


-------------------------------------------------------



  という具合の記事でした。何かのヒントにしていただければと思います。



 さて話題は我々の業界に戻しますと、以前にもお話ししたと思いますが、我々のような弱小店舗が大手と張り合って生き残るということは、至難の業です。でも現実に小さいながらも着実に地域に根を張って、元気に頑張っておられる商店主は全国にたくさんおられます。



 では、そのようなお店はなぜ残っているのか、そこに答えがあります。全国各地それぞれの地域に大小さまざまな店舗が同じ業種であっても共存できるのは、何故なんでしょうか。



 ここで、緊急報告なんですが、われらが仲間ドリーム鴻池店のごく近くに 『 やまや 鴻池店 』 が今月末、数日後にオープンいたします(車で約2分)。 かつて 『 ドリーム鴻池店 』 にも、創業来この20年間いろいろな危機がありました。それを松本オーナーを先頭に各スタッフたちの頑張りで、その困難を打ち破ってまいりました。



 今回も厄介な問題であるのには間違いありません。しかしながら、松本オーナーとお話をさせていただいても強力な競合店出現にもかかわらず焦りや戸惑いはありません。何故なら自店の進むべき方向性や店舗コンセプトをしっかりと把握し、地域の消費者に対して自店の売り物を常日頃からアピールされているからです。

 



 その売り物とは、『 近くて便利 ドリーム鴻池店 』 『 まかせて安心 ドリーム鴻池店 』 なんですね。いつもお話しするように、『やまや』と対抗して差別化を図るというよりも、ドリーム鴻池店の独自性を地域のお客様にアピールして、『やまや』とは違った酒専門店のあり方を構築していこうとされております。



 その一つの取り組みとして、先述の 『ニッチビジネス』 の発想を前面に押し出されておられます。今後のドリーム鴻池店さんの取り組みに注目していきたいと思います。他人事のようですが、この取り組みこそが冒頭お話いたしました今後のドリーム・酒匠米匠チェーンの目指すべき姿の序章であると思えるからです。



 次月は、是非とも 『 ドリーム鴻池店 』 夏期奮戦記をお伝えして具体的に手法をご紹介することをお約束して今月号を終えたいと思います。



             今月もご覧いただき誠にありがとうございました。

4月号  『  ニッチビジネスとは・・・? 』   Vol.86

 4月号  『  ニッチビジネスとは・・・? 』   Vol.86



  みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を投稿したいと思います。



 さて今月号は、大変悲しい話題から入ることになります。先日4月14日21時26分に発生した熊本地震についてなのですが、改めて今回地震が巻き起こす様々な災害の恐ろしさを痛感させられたのではないでしょうか。

ここで今回被災された方々に、この場をお借りして衷心よりお見舞い申し上げます。

 



 幸いにして該当する地域に在住していない我々は、『明日は我が身かな』 という考えで、備え怠りなく心を引き締めていかなければなりません。大げさなようですが、その理由としては日本全国いたるところに今回の地震の原因となった活断層が点在しているからです。



 例えば、私どもの大阪地区においては、今回熊本地区の布田川断層帯のズレにより発生した地震より、はるかに被害が上回る可能性がある上町断層帯や生駒断層帯が地中深く存在しています。もし、ズレが生じた場合、推定ではマグニチュード7.5以上の地震が発生するとされています。

 



 今回の地震で熊本県を象徴する熊本城が被災して県民の心を更に痛めていると聞いておりますが、西日本新聞によりますと、広島大学の三浦教授が今後熊本城の復旧には、10年以上の歳月と200億円以上の費用が必要であると算出しておられます。

 



 もし大阪で地震が発生し、熊本城同様我らの大阪城が崩落するようなことがあれば、あらゆる面で大変な事態となってしまいます。今回の熊本地震を上回る甚大な経済的損失と精神的なダメージは、計り知れないものがあります。



 そして、その他にも和歌山地区では、南海トラフというとてつもない化け物を近くに抱えており、もし何かあればおそらくマグニチュード 8 以上の大災害になるであろうと予測されております。『備えあれば憂いなし』 『大難を小難に、小難を無難に!』 という観点で今の間に出来る事は未然に備えておきましょう。

 



 さて地震のお話から変わりまして、今回のテーマは、『ニッチビジネスとは・・・?』 とさせていただきました。

近年、消費が減少し続けている米穀業界においての商売のあり方についてお話ししたいと思います。



 その前に先日、四国の高生連(高知生産者連合)の松林代表から 『 高生連からのコメ便り 』 が送付されてまいりました。毎年この時期に高知の田んぼの状況報告を頂いておりますので、まずはご紹介いたしたいと思います。

 



 さて東大阪店では、上記にある南国市の 『西村さんの無農薬こしひかり 』 を取り扱っております。販売価格が、なかなかお高い事もあって当店ではお米売上ランキング21番目となっております。商品の特性もあって精米せずに、玄米食をされている方が多いようです。



 先日、私がレジにいるときに赤のフェラーリで来店されたお客様が、玄米のままで30Kg (とりおきチケット)お買い上げいただき、代金20840円。 値引き前粗利益率が32.1%ですので粗利益額が、約6,000円となります。このようなお客様が一日に10人位ご来店いただければ、楽な商いが出来るんですがね・・・。

       大きくする ココをクリック(PDFファイル)



 ただ、世の中の消費動向に目を向けてみますと、米穀小売業界は下記のグラフにあるように大変厳しい現状であります。ご覧いただければ、一目瞭然だと思いますが、黄色の折れ線グラフが国民一世帯当たりの年間消費金額の推移であります。この15年間、毎年深刻な下落傾向にあります。

    大きくする ココをクリック(PDFファイル)



 さらに小売業よりも厳しいのが、生産農家の方々です。みなさんテレビや新聞で、T P P 協定が大筋で合意したとか、農産物の輸入拡大の方向性であるとか、よく聞かれたことがおありだと思います。

 



  上記の政府系の説明内容では、どうも意味合いが理解しづらいようですので、私なりの解釈で今後の農政の動きやその影響について、お話いたしたいと思います。

  



 今回のTPP協定がいずれ締結された場合、近い将来各国間で関税が撤廃され、貿易の自由化が促進され、輸出においては日本製品(IT部品や乗用車等)の拡大化が期待され、逆に輸入においては農産物中心にかなりの打撃が予想されます。



 例えば、アメリカ・オーストラリアからのコメ輸入が拡大すれば、いずれ関税は0%になり、安い外国米の独壇場になってまいります。(現在は、年間77万トン輸入され、それに778%の関税がかけられています。) 平たく言えば、輸出関連業界発展のために国内の零細な生産農家の方々が、その犠牲となっていくという構図です。



 国際化の波といえば、その通りなんでしょうが、何とも言えない空しさを感じざるを得ません。現在日本の農家の平均年齢は70歳。このままいくと10年後は確実に生産量は低下すると思われます。国内唯一、自給率100%のお米もそうでなくなる日も近いと予想されます。ちなみに、今すでに小麦は86%、大豆は76% を輸入に頼っているという現状であります。



 今後、地球温暖化による干ばつなど天候不順のため世界的に農作物の凶作が続くことがあれば、自給率の低下傾向の日本が食糧飢饉に陥り、大変な事態に遭遇することを考えると、現在の日本の農業政策に対して疑問を感じざるを得ません。



 そんな中で我々ドリーム・酒匠米匠チェーンのメンバーにおかれては、お米を自店の大事な柱にするため日夜努力されております。消費が先細りするカテゴリー、そしていずれ海外から大量に安価なお米がドッと舞い込んでくる業界、マイナス要素ばかりのお米カテゴリーを今後どのように育成させていくのか、真価が問われます。



 今春のチェーン勉強会におきまして、本部より今年もギフト並びにお米カテゴリーの強化が再度アピールされておりました。ただ、その二つのカテゴリーに若干違いがあるのは、かたやマーケットサイズが10兆円以上あり、しかも前年より微増しているギフトカテゴリー、かたや2兆2千億円しかなく、しかも年々減少し続けているお米カテゴリーと一見真逆な要素を見せておりますが、販売戦略の戦い方としては、同じです。

    





 昔、私の若い頃に流行ったビジネス用語に『ニッチビジネス』 というものがありました。いま原点回帰という事で、このビジネスのあり方が注目されています。安心・安全・健康・新鮮というキーワードで店頭精米をベースとしたお米販売、まさにニッチを狙った我々の商売のあり方だと思います。



 そのニッチビジネスを実践され、成果を出されている店舗紹介とその成功のカギとなるであろう食のスタイルを来月号でパートⅡとしてご紹介させていただくことをお伝えして今月の投稿を終えたいと思います。



   今月もご覧いただき誠にありがとうございました。





[ P.S ]

 ニッチビジネスとは潜在的な需要がありながら、これまで

誰も手を付けずに隙間になっていたような特定の分野や

市場を対象にしたビジネスのことを言います。

ニッチ(niche)とは、もともとは生物学で生態学的地位

すなわち自分の適所という意味です。



 ニッチビジネスには、市場規模が小さく

(ターゲットの絶対数が少ないため)メリットの薄さから

敢えて参入が敬遠されていた分野や、それまで誰も考え

つかなかった、あるいは思いついたが事業として構築

できなかった分野などが含まれます。



 市場規模が小さいニッチビジネスは、特定少数の顧客から

強い支持を集めやすく、また 独創性からニッチビジネスに

区分されるものは普及・一般化によって市場規模が大いに

 拡大する可能性があります。

3月号  『 安売りするな!価値を売れ! Part 2 』   Vol.85

3月号  『 安売りするな!価値を売れ! Part 2 』   Vol.85



  みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を投稿したいと思います。



 さぁー、いよいよ待ちに待った 『 春 』 ですねー! 今年もまた自然界の生き物は、寒さから解放され啓蟄から始まり、、にぎやかにあちこちで活発な営みを始めだしました。そして我々人間も、春を告げる
『 お花見 』 という一大イベントをスタートにこれから精力的に動き回るようになってまいります。

 



 私も4月初旬にお休みをいただいて、家内と共に大阪城の西の丸庭園へお花見に出かけてみようかなと思っております。近くに近鉄百貨店がありますので、デパ地下でプチ贅沢なお花見弁当でも買い求め、美味しいワインを持参して『 忙中閑あり 』 という事で春を満喫したいなと思っております。

 



 さて、そもそもお花見の行事って日本人はいつ頃から催すようになったんでしょうか? 毎回の事ですが、ウィキペディアで調べてみました。



 

      お花見の起源は2つあるそうです。



 1つは貴族文化的なものだそうです。奈良朝の貴族にとって花といえば梅でした。それが平安朝に入って梅に変わって桜の花見が貴族の重要な行事となりました。812年、嵯峨天皇が御所南殿で宴を催したのがお花見の最初の風習と言われています。



 もう1つの起源は農民文化的なものだそうです。春になると里の人々が飲食物を持って近くの丘や山に入りました。お花見は桜の咲き具合でその年の豊凶作を占う農事であり、古くから行われていたと考えられています。



 花見は桃山時代には武家の間でも流行しました。豊臣秀吉の醍醐の花見(1598年)はその豪華さで最も有名です。その後、江戸時代に入ってから農耕儀礼から切り離され、貴族の公式行事から離脱し花見は庶民の行事となりました。

 



 江戸幕府は、都市計画の目的で大々的な桜の植樹を行いました。とりわけ徳川吉宗 は都市と農村の接点である江戸の河口周辺部に植樹し、花見の名所が生まれました。花見が都市周辺部で開かれたことで花見の大衆化につながりました。


 と言う訳で、現在我々のような庶民が楽しむ花見というのは、八代将軍徳川吉宗の鶴の一声で始まったようです。世界的に見ても地面に座って花見で宴会というのは、日本以外にはなく、日本独特の文化という事なのでしょうね。





 さて、花見で宴会となれば、我々の商売と無縁と言う訳にはいきません。当然この時期お客さまからお問い合わせがあるのが、冷えた缶ビールと飲料水・おつまみなど配達してもらえる?
とか、生ビールのサーバー貸してもらえるかな? とかが多いですよね。

 

  ※加盟店さま専用ページになりますので一般の方はダウンロード出来ませんのでご了承ください。



 上記のPOPは、三木市の津田本店様の生ビールご案内原稿です。ポカポカ陽気となってまいりますこの時期から、津田本店様では毎月の折り込みチラシや店頭情報誌に掲載されており、また店頭にも掲示されお客さまから大好評のレンタルシステムとなっております。



 従来からお話させていただいているように、お客様への情報内容も 『 モノ から コト 』 へのバランスチェンジへと知恵を出して積極的に行わなければなりません。お客様の季節季節の生活シーンを思い浮かべてタイムリーに情報を流す。大切な事です。



 津田本店様では、このレンタルサービスを数年前から始められて毎年口コミなどで申込み口数が年々増加していっているようです。



 また、滋賀県東近江市のしくマルハチ店様では、下記の内容にてご案内されております。

 



 やはり しくマルハチ店様も口コミでレンタルサービスが拡がり、一昨年には地元大手法人関係の記念祭で生ビールや飲料水等で一回50万円ほどの売上があったそうです。その後、地元自治会の大きな行事などからも要請があり、同じく口コミで各自治会御用達が拡がっているようです。



 この二つの事例をみたときに、価格競争で疲弊してしまっている我々酒類業界において、大手が提供できないようなサービスを前面に打ち出して、単なる利益創出というものだけではなく、お客様の生活シーンを楽しく演出するお手伝いをさせていただく、このようなレンタルサービス、みなさん積極的に実施されてはいかがでしょうか。



 大事なことは、お客さまから依頼されて対応するだけではなく、こちらから各種情報伝達手段を活用して積極的に提案していく事の重要性を感じていただきたいのであります。その提案する内容が良ければ、お客様が満足されて、自然と口コミで地域に拡がっていく、そのような好循環につながる仕事をしていきたいものです。



 もうすでにレンタルサービスを実践されているお店も多数おありだと思いますが、このようなひと手間かける面倒な商品提案こそが、これからの我々の商売の基軸としていかなければなりません。



 さて、生ビール関係でここで先月掲載させていただきました岐阜の日乃出屋さんの 生ビール奮戦記パート2 をご紹介させていただいて何かの参考にしていただければと思います。



 前月号で岐阜の日乃出屋さん市橋氏が、大手業務用酒販との入札競争で価格競争ではなく、付加価値サービスで相手側を退けたというお話をさせて頂きました。 納品価格が10%以上高いにもかかわらず、今年もサッカー場に納品可能となったそのいきさつをお話ししたいと思います。



 そもそも三年前の話から始まります。市橋さんが近所のサッカー場 ( お店から約10分 ) にたまたま行っていた時に、下記にある露天商の生ビールサーバーが、ホースパッキン不良でトラブっていたそうです。その困った姿をみかねて、急きょ修理してあげたそうです。



 その時は、ありがとう、お兄ちゃん!で終わったそうですが、後日その屋台の親方に呼び止められて、この際お前ところで買うてやると言われて取引が始まったそうです。その屋台の周りには、生ビールを扱うお店が他に6店舗あり、その親方の紹介で次々とお得意先となり、ビールサーバーの台数は、17台となりました。

 



 それでは、なぜその親方は同業仲間に日乃出屋さんをご紹介してくれたのでしょうか? その理由は、前月号でご紹介した大手業務用酒販との入札競争の中で、相手を打ち負かした付加価値サービスの根源というものでした。その大手ではできにくいサービスポイントは、三つほどあります とお話ししましたね。

 

 

 いかがでしょうか。特に② ③ については、なかなか面倒でそこまでやるか!という具合ですね。そこまでやるから、価格競争を跳ね飛ばしたのではないでしょうか。誰もやらないことをやり通す! ここがポイントだと思います。



 しかも については、市橋氏のアイデアではなく、業者側の高圧的な要求で仕方なく対応したものです。近くのヤマダ電機に行って最安値の冷凍庫を二台買い求め、しぶしぶ氷の無料提供となった訳です。



 ところが今回の入札競争で決め手になったのが、この氷の無料提供だったのです。約600万円の売上が確保されたのです。最初は、屋台の親方のわがままで仕方なく対応したことが、何と日乃出屋様の強みの一つとなった訳です。



 ここに商売のヒントとして、お客様のワガママ ( お客様からの視点からするとご要望 ) をうまく満足してもらえるよう工夫・努力すると、その行為・そのサービスが自店の大切なノウハウとなるのです。



 全てがこのように当てはまると思えませんが、お客様のご要望に対して頭からできないではなく、どうすればできるか、また実行する中で当初の投資やリスクをその後どのようにプラスに転じさせるかを考える事が商売の真髄であり醍醐味でもあります。



   いかがでしょうか。

 



 再度、この言葉を皆さまにお伝えして今月の投稿を終えたいと思います。



      今月もご覧いただき誠にありがとうございました。

2月号  『安売りするな!価値を売れ!』  Vol.85

 2月号  『安売りするな!価値を売れ!』  Vol.85



  みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を投稿したいと思います。



 昨日2/26 (金) お休みをいただきまして午後半日人間ドックに行ってまいりました。毎年この暇な時期に健康チェックとして10年間続けております。幸いにして、今のところ何の問題もなく、心置きなく仕事に臨めております。あらためて、健康って本当にありがたいものだと感謝いたしております。



 さて、休日となると必ず家内に雑用係として充てにされ、昨日午前中にひな壇づくりを手伝わされる事となりました。毎年、家内が一人でお雛さんを並べているんですが、今年はタイミング悪く動員される羽目になりました。

 



 ただ、二人して段飾りをしながら長女が誕生した38年前を思い起こし、その時の初節句祭りで近所の方々や親戚の皆さんに集まって頂いた事、そして長女に始まり三人の子供を何とかここまで大きなトラブルもなく無事育てて来たなとか、お互い白髪交じりの頭でええ年になったなとかetc、38年間を回顧しながら雛壇づくりをし、何か久しぶりに夫婦間で癒しの会話が出来たようでありました。



 そんな意味では、日本古来からある節句という 政 ( まつりごと ) はいろいろな意味で、人と人とを結ぶ大切な文化であるなと思いました。



 そこで、節句とは何ぞや?ということで、いつものようにウィキペディアで調べてみると下記のような内容でありました。



  節句(せっく)とは、中国の陰陽五行説に由来して定着した日本の暦の一つであり、伝統的な年中行事を行う季節の節目(ふしめ)となる日。日本の文化・風習。



  この日には、平安時代からの宮廷において節会と呼ばれる宴会が開かれました。年間にわたり様々な節句が存在しており、そのうちの5つを江戸時代に幕府が公的な行事・祝日として定めた。それが人日の節句、上巳の節句、端午の節句、七夕の節句、重陽の節句の五節句であります。

 



 さて話はゴロッと変わりますが、同じ平安時代に執筆された 『土佐日記』 について、ここでちょこっとお話しさせていただきたいと思います。



 今からはるか50年ほど前にわが母校布施高校の古典科目の授業の際に 『土佐日記』を 学んだことを少しだけ覚えておりました。内容としては、当時(西暦930年ごろ)土佐国の国司として赴任していた紀貫之(きのつらゆき) が65歳になり、その任期を終えて土佐から京へ帰る紀貫之の55日間の旅路の話を、書き手をわざわざ女性にかえて日記風に綴った作品であります。

 



 作品内容は、道中の人々との様々な出会いのエピソードや出来事を楽しく和気あいあいに綴られております。

今も昔も旅先での一期一会のご縁の大切さや面白さを語られております。人の出会いって本当に不思議なものですね。



 そして次に鎌倉時代末期に吉田兼好(よしだけんこう) が執筆されましたご存知 『徒然草』 、日本三大随筆のひとつとして評価されているようで、有名なさびの部分として冒頭に 「つれづれなるままに、日くらし 硯(すずり) にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、・・・・」(中略・後略) とあります。

 



 内容は、人生論あり、友情論あり、思わず笑ってしまう失敗談あり、辛口の人間批評や政治批評あり、ことわざのようなキラリと光る文言あり、歴史上の人物の逸話あり、バラエティ豊かなものとなっております。今後少し仕事にゆとりができて、ゆっくりと読書する時間ができれば、再度読み返してみたいと思っております。



 ここで何をお話ししたかったのかと申しますと、お察しの方もおいでかと思いますが、『土佐日記』『徒然草』 合わせて 『徒然日記』 となるわけです。著名なお二人の文献にあやかりまして生意気にも私の人生観を語るブログ名を 『徒然日記』 と命名させて頂いた訳です。



 今後、私自身痴呆症になり、頭がボケる手前までは、毎月 「つれづれなるままに、一日一日仕事に没頭し、パソコンにむかひて、日々のボヤキも含めて、そこはかとなく書き綴ってまいりたい」 と思っております。みなさん、どうぞ末永くお付き合いの程お願い申し上げます。





 さて、相変わらず前振りが長くなりましたが、今月のテーマは、『安売りするな!価値を売れ!』 とさせていただきました。皆さん既にご存知の方もおられると思いますが、マーケティングコンサルタントとして著名な藤村正宏氏が執筆されております書籍のタイトルであります。



 現在、SNSなどでの投稿を見ていましても、その本の読者たちが絶賛するスゴイ書籍なのです。この度その書籍がマンガ本として再デビューいたしまして、更に読みやすく理解しやすくなったのです。私も西田社長から拝借いたしまして二時間ほどで読み終えました。

 



 マンガ本としては、定価1200円ということで少しお高いですが、内容的にはその期待を裏切りません。決して出版社のCMをするわけではありませんが、是非ともおすすめの一冊であります。たった1200円で自分自身のこれからやるべき商売のあり方が浮き彫りになってまいります。





 それでは、この本から学ぶものとして、ざっくりとした解説を私からさせて頂きたいと思います。



 いま、日本全国津々浦々モノがあふれており物余りの時代、そして消費者が様々な理由で節約志向へと進んでおり、よっぽどのことが無い限り、余分なものは買わない風潮となっております。さらには、大手小売業を中心にオーバーストア気味に業界は動いており、地域で物販業を営む我々には厳しい環境が続いております。



 そんな中で、さらに売上増を図るため、販売価格をより安くして増客しようという売り方だけでは、今の時代通用しないという事は、みなさんご周知のとおりです。ただ、消費者が安価でお買い物するニーズが薄れてきたというとそうではなく、今後もデフレの時代はまだまだ続く様相であります。(原油安でもありますし・・・)



 しかし、しつこいようですが安価一辺倒で商いをしているようではこの時代生き残れない。お客様の新しいニーズにお応えしていく、さらにはニーズが無くても新しい価値創造の中で、美味しさや楽しさをご提案していくことで需要を喚起することが重要であるとこの本は断言しております。





 ちょっと抽象的な言い回しになってしまいましたが、先日この考え方を実践して素晴らしい成果を挙げられた加盟店様がおられます。先日2月17日の愛知エリア会議にて岐阜市で営業されております 『 酒匠米匠 日乃出屋 』 さんの市橋氏(40)からお聞きした 『 小が大を制する!』 というお話です。



 昨年6月号(ココをクリツク) でご紹介いたしましたように、日乃出屋様は地元 J 2 リーグ『 F C 岐 阜 』 ( ラモス瑠偉監督) のホームである長良川競技場 に生ビール等を納入する業者として指定されております。

 



 今年も2/28 (日) から、J2リーグがスタートするわけですが、開幕にあたって2月初旬に競技場運営会社より呼び出しがあり、今年のホーム開催(年間で21試合あります) に当たり、生ビールの見積もり及び入札を実施するとの通告がありました。



 先方事務所に赴くと岐阜県下ナンバーワン業務用卸 S社 の営業部長が入札競合相手として同席していたとのことです。案の定、激安価格で提示があり(守秘義務がありますので金額は明記出来ません。)
日乃出屋さんの仕入価格を割っていたのです。ただ、彼はそれでも負けてはいません。現在の納入価格を下げずに、運営会社担当者に対して、自店独自の付加価値やS社との優位性を力説して商談を終えたとのことでした。



 翌朝、担当者から電話があり、今年も日乃出屋さんでお願いしたいとの旨であったとのことです。何と年間売上 数百万円という商談でした。なぜ、運営会社は10%以上納入価格の高い日乃出屋さんを選択したのでしょうか。



 なんですよね。

 



 それでは、市橋氏はどのような付加価値や優位性を相手方にアピールしたのでしょうか。70歳前のご両親と本人でたった3人(奥さんは専業主婦です)で、社員何十人もいる大手業務用卸を打ち負かしたのか! ここに我々家業として小規模で営業している酒屋の生き残るべきヒントがあるように思えます。 



 ここで、その内容をご披露すれば「なんだ、そんなことか・・」 という感じで終わりそうなんで、敢えて今回はその内容をお伝えいたしません。どうぞ皆さん、意地悪なようですが、体を動かして汗をかくように、頭もたまには動かして汗をかくことも大事だと思って下さい。そして知恵を出してその答えを導き出していただきたいと思います。ポイントは、3つほどあります。



 そして、知恵を出すのには豊富な知識なんか必要ありません!( ただ、知識があるにこしたことはないですが・・・) 要るのは、負けん気とハングリーさとちょっとしたヒントやアドバイスがあれば、新しい展開が見えてまいります。そういう意味では、今回の藤村正宏さんのマンガ本は、最高のヒントが隠されていると思います。

 



 またマンガ本のCMになってしまいましたが、これから商売していくうえで、たし算、ひき算、かけ算、わり算といったそろばん勘定を中心とした経済学から脱皮して感性を養い、いまお客様が何を欲しておられるか、いま何をご提案すれば楽しく喜んでいただけるかという心理学の商売のあり方 (日乃出屋さん顧客満足の方程式) へ バランスチェンジしていかなければならないという事を最後に申し上げて今月の投稿を終えたいと思います。



    今月もご覧いただき誠にありがとうございました。







[ P S ] 日乃出屋さんの生ビールの一件は、節分の日の岐阜恵方巻き寿司奮戦記を交えて来月号で報告させて頂きたいと思います。それでは、失礼いたします。

1月号 『 今年もよろしくお願い致します! 』  Vol.84

 1月号 『 今年もよろしくお願い致します! 』  Vol.84



   みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を投稿したいと思います。

    



 さて今年も1月後半に真冬並みの寒波が来て全国各地では大変な混乱が起きてしまいました。聞くところによりますと、奄美大島では明治34年以来115年ぶりに初雪が降ったとのこと、テレビのニュースで報じておりました。年末、年始においては暖冬でスキー場が閑古鳥という状態であったのに、本当に自然界というのは儘ならないものです。我々の商売と同じで二極化が進んでいるということですかね。



  

 また大相撲1月場所においては、ダークホースであった大関 琴奨菊関が14勝1敗で見事、10年ぶりの日本人力士優勝という快挙を成し遂げました。今年も1月からいきなり 「〇〇年ぶりの・・・」 という言葉が飛び交うようになってまいりました。どうか楽しい事や良い事で
「〇〇年ぶりに・・・」 というフレーズが使われるようこの1年願いたいものです。



 とは言うものの、新年早々日経株価が12年ぶりの原油価格暴落の影響で急落してしまった事も話題となっております。中東の政府系ファンドが日本株を売り放ちさらに下落が加速するとの推測もあります。また中国経済の不透明さも輪にかけて株価を押し下げております。

 



 果たして、安倍首相の言う元気な日本は取り戻せるんでしょうかね。来年には、消費税10%に増税されますし・・・。間違いなく消費者の節約志向は、ここ数年続いていくであろうと推察されます。これからも耐える商売を覚悟していかなければなりませんね。



 ただ、先日の日経MJ 新聞に次のような記事がありました。

 



 とありました。不景気な中でも、ビール復権とは嬉しいものです。我々にとっては単価アップにつながりますし、なにせお客様が『本物志向』へとバランスチェンジしてもらえるのは大変喜ばしい事です。さらに欲を言えば、いま話題の『クラフトビール』などのこだわり系が浸透していけば、このビール業界に関わるスタッフのモチベーションが上がること間違いなしです。

 



 と言う訳で、ここでまた伝播を通じてお客様への価値提案という課題が、ビールカテゴリーについても浮かび上がってまいります。ピルスナー・ラガー・エール・スタウトの味の違いについて語れますか? ヒマなこの時期にビールについての商品知識習得のため勉強いたしましょう。お客様への価値提案のために・・・。そして結果として粗利益率向上のために・・・。 時代は、それを求めています!

     





 さて、話は変わりますが、毎年ドリーム東大阪店の決算期(1月期)に、昨年の振り返りと今年の課題について、簡単にその内容を自他ともに理解できるよう文章化しております。今年もその内容をご覧いただき、何かの参考にしていただきたいと思います。



 昨年のテーマとしては、売上高を追わずに、まずは粗利益率の改善を最優先に取り組みました。何とかそのテーマは達成でき増益となりましたので、今年は強気に増収増益を狙って次なるステージへと駆け上がりたいと思っております。

 



 今年の3月で私は66歳になります。小学校や中学時代の同窓生たちは、ほとんど定年退職し年金暮らしという悠々自適の人生を送っております。ただ、彼等たちからすると「井上は、エエなぁ いつまでも働けるから・・・」 と言ってくれます。私もそう思います。働ける環境に感謝しています。



 朝、ふとんから目が覚めて「さぁー 今日も1日ガンバロー!」 と気合を入れて家を出ます。確かに繁忙期は、背中や腰に湿布を貼って「ヨッコイショ」 という感じで体が重たい日もありますが、自分がその日一日の目的をもって毎日毎日人生を送れることに喜びを感じております。



 当然、嫌な日もあります。お客さんからキツイお叱りの言葉があった時とか、売上が思うように上がらない日があったりとか、全てが楽しいと思える日々ではありません。現実は、そう甘くはありませんからね。ただ、そういうことも含めて一喜一憂の人生を過ごせていることにお客様を含めてまわりの全ての方々に心から感謝申し上げ有難く思っております。

                



 あと何年このような貴重な時間が過ごせるかどうかわかりませんが、残りわずかの人生の余白を充実あるもので、一つ一つ埋めていきたいと願っております。そのためにも、常に向上心を持って、ただ漠然とゲートボールをプレーする感覚ではなく、緊張感を持って皆さまと接していきたいと思っております。



 常日頃、私は商売というものは、単に「商品を売る」という行為を指すのではなく、「お客様といかにお付き合いさせていただくか」を念頭に置いたものでなくてはならないと思っております。そんな意味でも、今後ドリーム東大阪店の現場でさらに鍛え上げた自分自身が、皆さまのご商売全てにおいてご相談にのれるよう頑張りたいと思います。

        



 そして、今まで以上に現場を意識した的確なアドバイスができるよう鋭意努力してまいる所存でございます。全国の加盟店仲間のためにも今年一年実りあるものにしてまいりたいと存じますので、今後とも末永いお付き合いの程よろしくお願い申し上げまして今月の投稿を終えたいと思います。



          今月もご覧いただき誠にありがとうございました。

12月号  『 2015年を振り返って・・・ 』  Ⅴol.83

  12月号  『 2015年を振り返って・・・ 』  Ⅴol.83



 みなさん、こんにちは! いよいよ今年最後の徒然日記を投稿したいと思います。

 



さて今年も残すところ、あと数日といったところですね。各店では、本日から大晦日までの予定で年末特売チラシを配布されているところも多々あると思います。いよいよ最後の追い込みといったところですかね。



 東大阪店でも12/24~12/27までの4日間歳末大売り出しのチラシ配布の予定としております。また、12/26・12/27の両日は、ガラガラ抽選会のイベントを催す事となっております。消費者の節約志向が蔓延する中で、何とかお客様の財布の紐を少しでも緩めて頂けるよう最後の年末商戦を盛り上げていきたいと思っております。

   【画像クリックで拡大表示(PDF)】



 さて今年も12/2に月刊情報誌 「日経トレンディ」が、 『 2015年 ヒット商品ベスト10 』 を発表いたしました。毎年恒例のこの発表内容は、日本全国で2015年に発売された商品やサービスを 「売れ行き」 「新規性」 「影響力」 の3つの項目で総合的に判断し、それぞれのヒットの度合いを評価し、ランキング集計したものであるらしいです。私たちの業界には、それほど関係するものは見当たらないようでしたが、この1年を思い起こしながら振り返り、何かの参考にしていただければと思います。

 

 



 そして、国内で発生した2015年 10大ニュースとして取り上げられた事としては、昨年に引き続きノーベル物理学賞に、梶田隆章・東京大宇宙線研究所長が選ばれ、また生理学・医学賞を大村智・北里大特別栄誉教授らに贈呈されました。さらには、10月号でも掲載させていただきましたラグビー日本代表の大活躍、特に五郎丸歩選手のルーティンポーズなども人気を博しました。



 そんな明るい話題とは裏腹に、やはり今年も悲しい事件や災害などもありました。イスラム過激集団ISによる日本人殺害や茨城県鬼怒川流域での堤防決壊による水害など、昨年の御嶽山噴火などによる自然災害に続いて今年も痛ましい出来事がありました。そのほか下記に掲載いたしましたので、思い起こしていただきたいと思います。

    



 さて皆様方の今年の大きな出来事としては、どの様な事がありましたでしょうか。仕事面だけでなく、人生というのは、『喜怒哀楽の繰り返し』ですよね。一年一年毎年様々な事案と直面しながら、時代が流れていくものなのですね。



 ドリーム東大阪店においては、今年の大きな出来事と言えば、2月にたばこ販売の許可が下付された事です。この時代厳しい売上低迷の中で今年の売上に約600万円ほどのプラス貢献をしてくれました。ただ、同じく2月より閉店時間を夜10時から9時に1時間短縮しましたので、その1年分の売上減とたばこ売上増とが相殺されるような形になりました。しかしながら、幸いなことに今年も粗利益率昨年対比0.5%増が実現しましたのでおそらく昨年に引き続き年間若干の増益という形で着地するようであります。

 



 またその他の出来事として、10月より新店長として松藤チーフが昇格いたしました。これは皆さまも既にご存知かと思いますが、前店長の段上君が本部の一部業務を兼任することによる新店長着任でございます。今のところ、まだまだ未熟なところが多々見受けられますが、本人のモチベーションはすこぶる高く、店長としての資質向上を今後大いに期待するものであります。肩書が本人を成長させるということもありますので・・・。

 



 そして、チェーン本部としての出来事としては、特段大きな変化がないと言ったところでしょうか。私自身ご存知のようにドリーム東大阪店専従になりましたので、2階本部の活動状況がいまいち掴めていないのが現状で、客観的に見たところ加盟店様の大事なお役立ちとしての事務局機能は無難にこなしてくれていると評価いたしております。



 ただ次なる一手のクリエイティブなところに関しては来年の重要な課題となるところだと思います。少人数での本部運営でありますので、なかなか余裕のない部分もありますが、「昨日の仕事」をこなしていくだけでなく、「明日の仕事」にチャレンジしてもらいたいと切望いたします。

  



 そのような意味でも来年早々より、西田社長を先頭に2016年春季勉強会の準備に取り掛かる予定となっております。日程と研修場所についてはすでに決定しており、平成28年3月15日(火)に新大阪駅前の新マルビル大会議室にて開催予定となっております。



 以前よりご案内のように春の勉強会の目的は、本部から加盟店様への当該年度の運動方針の発表であります。必ずや皆さま方のご期待に応えるべくご提案を出来うると確信しております。研修テーマは、当日西田社長より発表があると聞いております。 お楽しみに!



 さて、今年も、この『徒然日記』の投稿を月一回のペースで実施してまいりましたが、内容を検証してみますと毎月のテーマや表現する言葉は違いますが、一貫してお伝えし続けてきたものがあります。それは、時代の変化の中で私たちの商売のあり方を価格訴求から付加価値訴求へバランス移行をしていかなければならない!という事と基本四原則徹底の重要性でありました。



 各店の営業内容によって低価格訴求カテゴリーと付加価値訴求カテゴリーの構成が、現在8:2のお店であれば、翌年は7:3 或いは6:4に変化しているのか、6:4のお店であれば5:5に移行しているのか、ということであります。単なる願望ではなく、その為にどのような行動を起こしているのかを常に問い掛けてまいりました。

 



 激安価格にして売りやすいものをただ売っているだけで変化しようとしない体質、しかも今や激安価格とはなっていないと分かりつつも、ただ漠然とチラシを配布している現状から脱皮しなければなりません。そして早急に提案販売を強化して付加価値訴求を実践するため、その商品の特性や価値を知る勉強が必要となります。



 そして次に習得した知識を知恵に切り替えるため、失敗を恐れない様々な行動が必要となってまいります。結果として、その付加価値商品を販売促進していこうとする積極的な行動が収益性を高めることにつながっていくのです。皆さんは、すでにこのような流れとしての理屈は十分承知されていると思います。ただどのように行動を起こせばいいのか、それがなかなか見つけられないのがジレンマのところだと思います。



 年商5000万円のお店が、年商2億円のお店のやり方をマネして、果たして通用するのか、という疑問が常に付きまとうのです。だからこそ、この時点での考え方に一工夫することが重要となります。その解決策として、2億円のお店の成功事例を因数分解するのです。細かく分解していくと、物理的に自店では実施できないことがたくさん出てまいります。(実はこの分析と提案が本部の仕事となるんですけどね・・・。)



 逆に、これぐらいなら『やってみようかな』 というパーツも出てまいります。そのパーツを試行し、さらにはブランド化していくことです。例えば、店頭精米というカテゴリーを強化する目的として利益率が高いので儲かるから という発想で入ると必ず失敗します。何故なら、儲かるカテゴリーだからこそ競合する店頭精米業者が回りにたくさんおられるし、いろいろと勉強もされておられます。



 では、その業者との競合の中で一歩抜け出すためには、他業者との違いなどお客様満足度をワンランクアップさせなければなりません。それを 『自店のブランド力』 にしていくのです。キリンさんの『のどごし』を拡売するのにもその『ブランド力』が必要なのです。いわゆる自店は他店よりも勝っているという理由が必要であります。それがかつては激安価格という価値でありました。それが今や通用しない。では、『のどごし』を販促するための新しい私たちのできる価値創造とは・・・。

 



 例えば、それが配達サービスであったり、地味ではありますがスタッフの接客のあり方だったり、一生懸命考える事です。それを形にしていくことです。それが、ブランドなのです。あなたのお店の『ブランド力』って何でしょうか? 店舗も人も同じで必ず一長一短があります。



 どの店も先ほど述べました因数分解をすれば地域のお客様に支持される自店の良さが必ずあるのです。あるからこそ現在このような厳しい環境の中でも自店が存在しているのです。そこをブランド化する。東大阪店でも来年はそのことを意識して自店の店舗ブランドを育成してまいりたいと思っております。



 話しは変わりますが、昨日2020年東京オリンピックに向けての新国立競技場のA案(隈氏設計)が決定いたしました。いろいろな意味でこれからの5年間は変化の連続だと思われます。その初年の来年2016年は、前ぶれとして消費者の購買動向の潮目が変わってまいります。2017年4月には、酒類に対しての消費税率が10%へと移行いたします。結果、消費者の酒類離れがますます加速いたします。

   



 どうぞ来年こそ、むやみに売上を追いかけようとせずに価値を打ち出すことで収益性を高める経営、商売のあり方にかじを切っていただきたいと思います。全面的に本部スタッフもバックアップいたしますので何なりとご相談いただければと思います。



 最後になりますが、来る2016年も皆さまのお役にたてるよう本部スタッフ一同全力疾走でダッシュすることをお約束いたしまして、2015年の投稿をこれにて終了させていただきます。



 今年も徒然なるままに他愛無い内容で書き綴ったことと思います。それにもかかわらず、この一年ご覧いただきましたこと厚く御礼申し上げます。



 来る年も世相の流れとともに業界のお話しや消費者の動向、さらには私なりの座学について深掘りしながら語ってまいりたいと存じますので今後ともよろしくお願い申し上げます。



     それでは、みなさま良いお年を!!  そして、来年もよろしく!!

11月号 『 座右の銘を考える! 』 Ⅴol.82

 11月号 『 座右の銘を考える! 』 Ⅴol.82



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿いたしたいと思います。

 



 さて今年も残すところ1ヶ月余りとなりました。現場では、冬ギフト商戦が始まり、各店いよいよギフト包装などで毎日慌ただしくなってまいります。ただドリームチェーン加盟店ではない、かつての酒屋仲間に聞きますと、お店では閑古鳥が鳴き、なかなか酒類を中心とした商品が売れないと嘆いておられました。



 後述いたしますが、かつて明治維新という大きな時代の変化の中で、大阪商人がどのように対応し、生き残りのため新しいことにチャレンジしていったかを先人に学んだ時に、私たちも酒類をかつての大黒柱オンリーと捉えずに一つの支柱として捉えて、さらに新しい支柱を打ち立てていく気概を持たなくてはいけないのではないでしょうか。



 そのような意味では、まだまだ基礎数は小さいけれど、『まちギフト』 という柱が育ちつつあるというのは、本当に頼もしい限りであります。私自身酒屋の三代目として、当然のことながらお酒に対しての思い入れは人一倍ございます。矛盾するようですが、いずれ近い将来酒類を大黒柱として据えることのできる新業態へと復活させたいと常々考えております。



 そのためにも、今は酒類だけに固執するのではなく、様々なカテゴリーに挑戦し、地域のお客様に対しての存在感やイメージ付けを優先し、旧来からの商売のあり様から脱酒屋を目指さなくてはなりません。そして、回りまわっていずれ新しい進化した酒屋業態が生まれてくると確信しています。そのためにも今まで以上に
『酒屋スピリット』 だけは持ち続けていきたいと思っております。



 かつて、何年か前にこの徒然日記において、ご紹介いたしました『小売りの輪 理論』 を覚えておられるでしょうか。60年前、アメリカピッツバーグ大学での経済シンポジウムにて発表されたこの理論は、いまもなお生き続けております。

 





 さて先程ご紹介いたしました明治の大阪商人の話になりますが、そのお店の屋号は『加 野 屋 』 さんです。と言えば、だいたいお察しの方がおられると思います。そうです、10月から始まりましたNHK朝ドラの『あさが来た』 で登場いたします両替商の加野屋さんです。



 先日11/17 (火) に加野屋のあさちゃんに会いに行ってまいりました。実は、下記画像にあるようにドリーム姫路市川台店の田中オーナーより電話があり、NHK大阪のスタジオに遊びに行くのでご一緒しませんか?とのことで、一つ返事で、行きます! ということでスタジオ見学が実現いたしました。

 



 田中さんのお嬢さん(瞳さん)が、NHK大阪の朝ドラ出演者のメイク担当チーフをされておりまして、その関係で一般見学コースではなく、臨場感あふれるスタジオ内密着見学をさせて頂きました。当日は、あさちゃんと新次郎さん中心のロケ撮りでしたが、撮影が始まりますと出演者はじめ撮影スタッフ(約20数名)にピーンとした緊張感が漂い、私自身も物音や咳込しないよう細心の注意を払いました。自分が出演している訳でもないのに、肩に力が入り本当に貴重で疲れた体験でした。

 



 この朝ドラ 『あさが来た』 のあらすじですが、ご存知のない方もおられると思いますので、簡単にご紹介したいと思います。

 

 今回の時代背景は、連続テレビ小説初の、「幕末」からスタートするもので、幕末から大正を生きた女性実業家 広岡浅子さんの実話物語であります。

 



 今回のNHK朝ドラも 『 マッサン 』 の時と同様、毎朝欠かさず第一話から女房共々、しっかりと見ております。すでに民間の視聴率リサーチ会社の発表では、前々回の『 マッサン 』 の時よりもすでに視聴率が高く、近年もっとも好調な推移を見せているようです。



 私が今回注目したのが、「運命の姉妹」を横軸 という所です。詳しく解説いたしますと、京都の名門両替商『今井商店』の長女(はつ)・次女(あさ)として育った姉妹が、大阪の両替商( はつ・山王寺屋
) 、( あさ・加野屋 ) へそれぞれが嫁ぐことになりました。ところが、冒頭述べました通り、明治維新の大きな時代の変化の中で、積極的にチャレンジして生き残りが実現した加野屋、逆に古い慣習やプライドを捨てられず、変化しようとせず没落してしまった山王寺屋、この二つの両替商の運命が、姉妹の人生に大きく陽と陰を投げかけていくのでした。



 ここに、時代に翻弄された商人の立ち回りを今の酒販業界に重ね合せた時、私たちの取るべき道筋、並びに気持ちの持ち方、心構えのヒントが見え隠れしているようであります。
『マッサン』 同様、ドリーム鴻池店の松本社長絶賛の朝ドラでありますので、是非とも加盟店オーナーの方々には、この泣き笑いの人生ドラマをご覧いただきたいと思います。





 さて、今月のテーマは 『 座右の銘を考える!』 にさせて頂きました。実は、今月の日本酒倶楽部勉強会において参加者各人の 『座右の銘 』 の有無を聞きましたところ、持ち合わせていないということでした。そこで、来年1月度の例会時にそれぞれ書物やネットで調べて取り敢えず、現在の心境の中で心に感じる四文字熟語やフレーズ、キャッチコピーを発表しようということになりました。

 



 その11月の勉強会の中で、三木市の津田本店番頭さんの小林君が、「自分は、座右の銘というほどの難しい言葉ではないけれど、好きな言葉があります。」と発言し、「その言葉とは、相田みつをさんの次の言葉です。」 とありました。

 



 そもそも、座右の銘って何なんでしょうね。まずは、そこからお話させていただきます。

 ちなみに、ネットで調べてみますと、次のような解説がありました。



   座右の銘の意味

「座右の銘は○○です」

漢字の意味を知らずに使う人が多いと思います。 自信を持っていう言葉ほど、漢字の意味を知っておきたい。

<座右の銘の読み方> これは、 「ざゆうのめい」 と読みます。

<座右の銘の意味> これは、 「常に自分の心に留めておく戒めや励ましとする格言」 という意味です。



  次に漢字を分解して、それぞれの意味と語源・由来を説明します。

「座」は「座る(すわる)」という意味の漢字です。 本来は「裁判をするところ」を表わす漢字のようです。 「宀」は「建物「を表わし、「坐」は「裁判(法により処罰を受けるところ)」という意味で、
その意味から転じて座ることを表わします。

「右」はそのまま「みぎ」という意味がほとんどですが、 「助ける」という意味もあります。 漢字の由来は「右手で神に奉げるための器を持つ」という象形から、
「神に祈る言葉」という意味になり、「神の助け」を意味します。

よって、この二つを合わせると、 「座右」は「右に座る=手元にある・身近な存在」という意味になります。

「銘」は「刻み込む・刻み込んだ言葉」という意味になります。 本来は「金属に刻み込む」という意味の漢字。 大事なものを忘れないように刻み込むという意味で使います。


よってこの3つを合わせた「座右の銘」は 「手元にある大事な・忘れない・戒めとする言葉」という意味になります。



 私がある方から40年ほど前に教えて頂いた事として、『人生において人が成長する中で、その節目節目において自分自身の人生観が生まれ変わる三人の人物との出会いがある。』 とありました。そして、いま思い起こせば三十代・四十代・五十代と劇的な出会いの方々が頭に浮かんでまいります。



 そのエピソードをここで語れば長くなりますので、またいつかこの徒然日記の中でお話ししたいと思います。今回は人ではなく、『人生の中で、三つの書籍や言葉に出会うことの大切さ 』 をお話ししたいと思います。その言葉の一つとして私は35年前に次の四文字熟語に出会いました。

 



 この言葉は、今から150年ほど前に皆さん1万円札でお馴染みの福沢諭吉翁が、慶応義塾にて書生に戒めた言葉であります。これが私の 『座右の銘』 であります。ウィキペディアでは、下記のような解説がありました。



和魂洋才(わこんようさい)とは、日本古来の精神を大切にしつつ西洋の技術を受け入れ、両者を調和させ発展させていくという意味の言葉である。



 ただ私が解釈する意味は、さらに深堀したものであります。この言葉に出会って35年。常に崖っぷちの35年でしたが、この言葉のおかげで私は明確な目標と強い信念を授けられたような気がいたします。65歳にして、まだまだその域には達しておりません。恐らく死ぬまでこの言葉の言わんとするところには辿り着けないと思います。



 これまでの私の人生、様々な方々に助けられ、支えられて今日があります。そして、この和魂洋才という言葉との人生ドラマも語り尽せないほどあります。出会うことのできた方々とこの言葉との融合が私の人生観となりました。



 そんな訳で、今回日本酒倶楽部の若いメンバーたちに是非とも人生訓となりうる言葉を発見し、人生の糧にしていただきたいと思っております。1月度の日本酒勉強会において提出された各メンバーの座右の銘を(その選んだ理由も含めて) 1月末の徒然日記に掲載して皆様方にご披露させていただくことをお約束して今月の投稿を終えたいと思います。 



  今月もご覧いただき誠にありがとうございました。



 [ P S ] どんな座右の銘が出てくるのか、楽しみでたまりません。また機会がありましたら、皆さまと『座右の銘 』 談義をしたいものです。取り敢えず残り一ヶ月、がむしゃらに包装・包装で頑張ります!

10月号 『 One for All 、 All for One !』  Ⅴol.81

10月号 『 One for All 、 All for One !』  Ⅴol.81



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿いたしたいと思います。



 さてこの時期になると、朝晩めっきり冷えてまいり、いよいよ晩秋から初冬への切り替え時期になってまいりました。

一年365日四季折々、南北に長い日本列島ですが最近私の思うところ、春・秋の季節期間が年々短くなってきているような気がいたします。過日9月末には、北海道の大雪山系旭岳において全国で今年初めての初冠雪が報道されておりました。

 



 ただ初雪と言えば、ダントツに早いのは皆さんご存知のやはり冨士の山ですよね。過去の富士山初雪のデータを調べてみましたら、1933年7月8日にその年の初雪が観測されたそうです。富士登山の山開きが毎年真夏の7月1日ですので、山開き一週間後に雪が降るんですから、さすが3776 m日本一の山ですね。

 



 実際、こういう私も10年前の55歳の時に、西田社長やお米のはたやす畑中氏に後押しされて富士登山を敢行いたしました。幸いお天気に恵まれて感動のご来光も拝む事ができ、大変ラッキーな初登山でした。ただ朝方のあの寒さは半端じゃなく、山頂で震えながら熱いコーヒーを飲んだものです。真夏ですので当時ふもとでは30°以上の気温でありながら、山頂では、確か5℃前後の寒さだったと覚えております。本当に過酷な経験と楽しい思い出を体験させていただきました。



 さて話題はガラリと変えて仕事の話に入りたいと思います。現在、東大阪店では、11月初旬からスタートする冬ギフトの準備で大わらわです。ご存知お歳暮の前回お買上リストDMをお客様宅へ10月末到着をめどに袋詰め作業に取り組んでおります。

 【ココをクリック(拡大PDFファイル)】



 



 幸いにして、私どもドリーム・酒匠米匠チェーンにおいては、新米販促や冬ギフト販促効果で何とかバタバタ感はありますが、世の中全体、特に中小の卸・小売業界は低迷しているようであります。先日の日経MJの記事を紹介してみますと・・・、



  



 「中小企業の景況感の回復が遅れている。日本商工会議所が発表した2015年9月の早期景気観測調査で、前年同月と比べた業況DI (好転-悪化) は、2ヶ月ぶりに悪化した。卸売業と小売業は悪天候の影響が大きかったほか、サービス業も訪日外国人客の増加で好調な宿泊業を除く幅広い業種で人件費上昇が重荷となった。」



 「小売業は、1.8ポイント低下し、マイナス24.8となった。地方自治体が発行するプレミアム商品券による消費拡大効果はあったものの、台風や大雨による来店客減による減収が上回った。日商は、今後の先行きについて「家計負担の増大が消費者マインドを下押しする中、消費低迷の長期化を懸念する声も聞かれる」としており、不透明感が避けられない。」    とあります。



 特に私どもの小売酒販業界は、マーケットそのものが縮小傾向にあり、そして尚且つ大手異業種からの参入も全国津々浦々蔓延化しておりますので、他業種以上に厳しい過酷な状況となっております。そのような縮小市場での生き残りのため、どのような対策を講じていかなければならないか。



 はっきりしいるのは、従来の縮小市場の中でしっかりと守りを固める一方、新しい市場へのチャレンジを続けていくことだと思います。このことは、本部として秋季勉強会や各地区エリア会議等あらゆる場面で言い続けていることでございます。是非とも来月の『徒然日記』 では、他業種において成果を出されている事例をいくつか列記しながら、縮小市場においても高い利益を上げていく可能性を示唆させていただきたいと思います。





 そして、今月のテーマは、『 One for All 、 All for One! 』 とさせて頂きました。いまでは、誰しもが知るラグビー用語となっておりますが、この言葉の意味を、ラグビーのチームプレーのあり方と我々本部・加盟店との関係性とをダブらせながらお話させていただきたいと思います。

 



 まずは、みなさん 今話題になっておりますラグビーワールドカップ2015 についてですが、『五郎丸 歩』 カッコイイですよね! そして、今年の流行語大賞の候補になってくるかもしれない言葉 『 ルーティン 』 、仕事言葉としてよく理解していたつもりでしたが、スポーツの世界でも語られているとは、まったく知りませんでした。





 『 ルーティン 』 とは・・?!



[ 決まりきった手続きや手順、また日常の仕事。日課、ルーティンワークとよく言います。]



 五郎丸選手がゴールポストを狙ってプレイスキックを蹴る前のルーティンの1つに両手を組み精神統一を図るポーズがあまりにも有名になりましたね。今から10年ほど前でしたか、彼が早稲田大の15番(フルバック)で大学選手権優勝したのを今でも覚えております。あの時から突出した技能を持った選手だなと思っておりました。





 実は、ご存知の方もあるかもしれませんが、私も若い頃(40数年前)有志でラグビーチームを作っておりまして(チーム名・若鷲クラブ)、結構ラグビーはうるさい方でして昔は東京の国立競技場での日本選手権を見る為に新幹線に乗って日帰りで行ったこともあります。

(1995年1月15日 その時の試合は、神戸製鋼vs大東文化大で102-14の大勝でした。)



 その翌々日1月17日、阪神・淡路大震災が発生いたしました。神戸製鋼の平尾・大八木等選手たちは、試合のため東京にいたので被災は免れたことも当時報道されたものです。





 ちょっと話がそれてしまいましたが、私自身ラグビーをやっていて本当に人生観が変わったというより、生きざまというのか、根性が備わりましたね。なんせあのような格闘技ですから・・・。そして、今月のテーマにあるようにチームプレーの大切さ、難しさ、そして仲間の頼もしさを幾度となく経験して本当に人生の糧になったと今振り返って強く思います。



 そして、その 『 ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン 』 ですが、この言葉の意味について的確にコメントされておられるコラムを見つけましたので、ここでご紹介したいと思います。



====================================================== 

   フェイス総研       代表取締役社長 小倉 広



 ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン



 ラグビーのチームプレイ精神を表す時によく使われるこの言葉は、小説がその出自であることは意外に知られていない。



 フランスの作家アレクサンドル・デュマの『ダルタニャン物語』。『三銃士』といったほうがピンとくるこの小説の中で、この言葉は有名になったようだ。

 そして、その精神がピタリとくるラグビーでよく使われるようになったらしい。



 ところが。

 同志社大・神戸製鋼の名選手にして元全日本監督、平尾誠二氏によれば、

 この言葉の訳は大間違いで伝えられているのだと言う。



 一般的に伝わっている解釈は

 「一人はみんなのために、みんなは一人のために」



 チームプレイの大切さを表す美しい言葉として、座右の銘としている経営者も多いだろう。



 しかし、平尾氏によれば「ワン・フォー・オール(一人はみんなのために)」の訳は正しいが、「オール・フォー・ワン(みんなは一人のために)」の部分が大いなる誤訳である、というのだ。



 「オール・フォー・ワン」の「ワン」とは「一人」という意味ではなく「勝利」 を意味する“ Victory ”である、のだという。



 つまりは

 「一人はみんなのために、みんなは勝利のために」

 が正しい、ということになる。



 どんなに優秀な選手でも一人でできることには限界がある。

 しかし、チームになれば1+1が3 にも5 にもなる。

 これがチームプレイの素晴らしいところだ。



 しかし、それには前提条件がある。

 それは「一人ひとりが『自立』した大人である」ことが必要なのだ。

 つまりは、一人ひとりがきちんと『勝利』に向かって自分の足で立っていること。チームの一員として他のメンバーに甘えたり、寄りかかったりしない、大人の集団であることが必須なのだ。



 考えてみてほしい。

 一人前にも満たない未熟な技術と精神性しか持たないプレイヤーばかりが15人集まったチームを。



 はたしてそんな一人前にも満たない「烏合の衆」が集まった時に「相乗効果」が発揮されるだろうか?



 チームプレイの本質である「相乗効果」とは、一人前以上のプロフェッショナルが集まった時にしか発揮されない。



 「烏合の衆」の寄せ集めでしかない偽チームが行うチームプレイは、「助け合い」ではなく「助けてもらい合い」でしかない。



 全員が互いに「助けて!」「助けて!」と叫び合っているメンバーが相乗効果を発揮することは100%あり得ない。



 そうではなく「自立」し、自分の食いぶちは自分で稼いでいる人間が集まった時に、初めてたくさんの人を救うことができるのだ。

 そして、1+1が3や5や10になるのだと思う。



 だからこそ。僕たちはまず自分の足で立つことから始めよう。

 一人で立てもしないうちから“ All for One ”「一人のために」と、「助けられ合い」をするのは止めよう。



 泳げない人は、溺れている人を助けることはできない。



 まずは自分の足で「勝利」へと向かって立つ。

 そして「相乗効果」を発揮して「勝利」をつかむのだ。


====================================================== 



   いかがでしょうか?! これがラガーマン、『ラグビー精神』 の真骨頂という所であります。



 20年前にドリームチェーンがスタートしたことは皆さんご存知かと思います。当時、私が目指した組織作りは『オオカミが率いる、オオカミの集団』 でありたいと思ったものでした。 初期のFCチェーンでありがちな『オオカミが率いる、ヒツジの集団』では我々のような小規模な組織は維持していけない、とも思いました。



 そして、あれから20年経過して今現在も組織が成り立っているのは、やはり加盟店様の 『 自立意識 』 がここまでの生き残りを支えて頂いたと感謝しております。本部も加盟店様も常にフラットな 関係性を持ち、何でも言い合える、組織体であることを今後とも継続しうることを切に願っております。



 本部・加盟店様お互いに甘え合う、単なる依存体質ではなく、其々が自立しながら、個性を持ち、常に地域のお客様満足に心を配り、日々の商売に精進する個人・個店を形成していきましょう。そして、自立した者同士が 『 相互依存 』 することにより、この難局を切り抜ける事が出来ると確信しております。

 



 そのような規模は小さくても筋肉体質の集合体になるようお互いに粉骨砕身して、ドリーム・酒匠米匠チェーンを進化させていくことをお願い致しまして今月の投稿を終えたいと思います。



   今月もご覧いただき誠にありがとうございました。