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8月号 『 生きかた上手 』 Ⅴol.102

 8月号 『 生きかた上手 』 Ⅴol.102



みなさん、こんにちは!今月の徒然日記を投稿したいと思います。

 



 いやー、みなさんこの暑い中、2017年夏ギフト販促お疲れ様でした。約3ヶ月に及びましたお中元ギフト期、成果はいかがでしたでしょうか。私の方は、この夏倉庫と配達でしっかり汗をかき、約 2 Kg の減量を達成いたしました。( 本来の成果の意味が違いますけどね・・・)



 肝心の東大阪店の方では、全体売上的には3ヶ月[6~8月]昨対98.7%、利益額ベースでは、酒税法改正に助けられ、昨対107.9%を確保できました。ギフト関係では、酒類ギフトが昨対101.5%で、食品ギフトが81.6%ということで、残念ながら諸事情の関係で満足のいく結果とはなりませんでした。



 まだまだ努力不足は否めませんので、この秋のお彼岸ギフトから年末の冬ギフトへ向けて、スタッフ一丸となって回復させていきたいと思っています。



 そこで先日まずはギフト以外に、新米や日本酒ひやおろしなど、秋の味覚フェアとしてお店全体の模様替えを実施いたしました。残暑まだなお厳しい時期ですが、東大阪店の雰囲気は、秋一色です。

 



 最近、各スタッフも基本四原則なるものを徐々に理解し、積極的に実践するようになってきたように思えます。店舗も倉庫も以前よりは、はるかに綺麗になってきており、ゴミがあれば率先して拾い上げ処分する。また倉庫においても整理整頓が励行され、商品管理が 『見える化 』 されてまいりました。



 よって、商品の廃棄ロスも少なくなってきており、カイゼン意識が功を奏しております。ただ、店舗の来店客数の減少に対して、品揃えとボリューム感との相関関係で、迫力ある売場展開が出来ていないのが気になるところです。廃棄ロスを恐れすぎると、売場に楽しさやワクワク感が演出しづらくなるからです。



 この矛盾するところに頭を痛めているのですが、まあ取り敢えず清潔で整理整頓された売場には、何とかなってきているのではと思っております。あとは、スタッフの商品知識や接客力を高めることにより、『安売りのお店 』 から、値ごろ感のある 『相談できるお店 』 へと変身させていきたいと思っております。







 さて、話はガラリと変わりますが、先日二日間をかけて東京へ久しぶりに出かけてまいりました。目的は、姪っ子の結婚式に出席するためでした。式場は、帝国ホテル東京
で久しぶりに格式あるホテルに宿泊し、翌日結婚式に参列いたしました。

 



 宿泊時、客室からの眺望は、なかなかのもので目の前に皇居があり、国会議事堂や各大手企業の本社ビル群があり、首都東京のど真ん中にこのホテルは在るんだなという実感でした。そして式当日、朝食をとるにあたっていくつかの有名食事処(割烹なだ万など)
がありましたが、ふと某TV局のクイズ番組でバイキング料理についてのQ&Aがあったのを思い出しました。

 



 と言いますのも、バイキング料理という食事スタイルは、今から60年前に日本で初めて発案されたものであるというのです。その発案されたお店が、帝国ホテル東京の16
F インペリアル・バイキングレストランということらしいのです。以下、いつものウィキペディアでの解説をご覧ください。



 



 大きなテーブルに多種類の料理をまとめて並べ、客が各自で好きなものを好きな分だけとり皿にとって食べる形式の料理で、北欧の長く厳しい冬の期間に、人々が食料を持寄って食べたことに始まるといわれる。



 東京都千代田区にある帝国ホテルに1958年にできたレストラン、インペリアル・バイキングで、北欧の食事方法スモーガスボードをまねて、日本で初めてこの形式を取り入れたとされる。



 「バイキング」 は、8世紀から11世紀にかけてスカンジナビア半島やデンマークから船で海を渡ってヨーロッパ各地に侵攻したノルマン人で、この語をこの形式の料理の意で用いるのは日本のみでの用法。



 レストランの開業時、当時公開されていたアメリカ映画 「バイキング」 のなかの船上で食べ放題というシーンに着想を得て、帝国ホテルの社内公募により名づけられたという。



 



  ということで実際に食してみますと、朝食というよりは、ディナーでもいいのかなというクォリティの高さで、出張時私がよく利用するビジネスホテルの朝食バイキングとは、格段の差がありました。本当にいい食事をさせていただきました。







 さて、前置きが今回も長くなりましたが、今月のテーマは 『 生きかた上手 』 とさせていただきました。このフレーズは、ご存知の方もおられると思いますが、先月106歳というご高齢で他界されました東京聖路加国際病院名誉院長であられました日野原先生の著書タイトルであります。



 日野原先生の100歳を過ぎてからのご活躍は、以前から存じておりましたが、この7月にお亡くなりになられたあと、NHKの特集番組を見た時に、あらためて先生の
『 生きかた 』 の凄さに感銘を受けました。早速、その 『 生きかた 』 発見 のため、著書を購読したかったのですが、お中元期ということで、のびのびになっておりました。



  この度の東京行きに際して、行き帰りの新幹線で約5時間ほどの時間がありましたので、今回のタイトルであります 『 生きかた 上手 』 を読ませていただきました。

 



 今回は、読書後の感想とその内容を自分に照らし合わせた場合、自分の中でどのような心境の変化があったのかをお話しさせていただきたいと思います。



 その前に、日野原氏のプロフィールを前もってご紹介したいと思います。



 日野原重明先生のプロフィール

      日野原 重明 (ひのはらしげあき)



 1911年山口県生まれ。

 1937年 京都帝国大学医学部卒業。1941年 聖路加国際病院内科医となる。以来、内科医長、院長代理、院長を経て、学校法人聖路加国際大学名誉理事長、聖路加国際病院名誉院長、一般財団法人ライフ・プランニング・センター理事長などを歴任。


 1998年東京都名誉都民、1999年文化功労者、2005年文化勲章を授与される。 早くから予防医学の重要性を指摘し、終末期医療の普及、医学・看護教育に尽力。成人病とよばれていた病気について「生活習慣病」という言葉を生み出すなど、常に日本の医療の先端を走ってきた。

 2000年9月には、これまでの人生で培った経験や過去の教訓を次世代に伝えることを目的に、75歳を過ぎても元気で自立した人を募り 「新老人の会」 を結成。同年春から「生きかた上手」の連載を開始。

 2001年に刊行された『生きかた上手』 は、この連載をまとめたもので、ミリオンセラーとなる。2013年4月、新たな書下ろしを加えた 『生きかた上手新訂版』
が、いきいき株式会社(現・株式会社ハルメク)より刊行される。

  また同年10月には連載「生きかた上手」から珠玉の言葉150を集めた『死を越えて』が発刊された。2016年10月には105歳を迎えた記念に初の自叙伝『僕は頑固な子どもだった』を刊行。

 2017年7月18日逝去享年106 歳



 晩年の日野原は100歳を超えてスケジュールは2、3年先まで一杯という多忙な日々を送っていた。乗り物でのわずかな移動時間も原稿執筆に使い、日々の睡眠時間は4時間半、週に1度は徹夜をするという生活だったが、96歳にして徹夜をやめ、睡眠を5時間に増やしたという。

 命の続く限り現場に立ち続けるという信念をあくまで貫いており、生前には少なくとも110歳まで現役を続けることを目標にしていると語るほどであった。



      といった具合で、何ともはやスーパーマンもビックリポンであります。

 



 さて私事になりますが、今年の3月で私は、67歳になりました。これから日野原先生を目指すとあと40年生きなければなりません。本当にスゴイことです。これからの40年間の生きるエネルギーは、どのように発電備蓄し、スパークしていくのか、見当もつきません。



 そこで、先生のおっしゃる生き方とは、自然体ということらしいです。自然に活動し、営みを重ねていく中で生きるパワーが生み出される。本の中で、度々出てくるフレーズが、育む・癒し・健康・出会い・感謝・謙虚・成熟・希望・安心・気力などなどです。いわゆるその言葉に対する
『 考え方 』 というものを常に養っていく事で、晩年の生きかたのあり様が見えてくるのだと教えられております。



 私は、7年前の60歳にドリーム本部の代表を西田社長にバトンタッチいたしました。だといって、すぐには従来の仕事からリタイアするのではなく、徐々に業務の引継ぎなどを実施してまいりました。そして、その時期に読んだ本が、五木寛之氏の
『 人間の覚悟 』 でした。

 



 その中にあるいくつかの言葉の一つに 『下山の哲学 』 というものがありました。この徒然日記にも何回がご紹介したことがあると思いますが、要は人間の一生には当然ピークというものがあって、50代・60代を境にかっこよく、なおかつ悟りを意識しながら、下りの人生を有意義に過ごすのだということを掲載されておりました。その内容に共鳴して生きかたを少し修正してみました。



 余生をどのように楽しく過ごすか、適度な仕事をこなしながら、そして仕事でもプライベートでも出来るだけ前面に出ず、黒子に徹するよう自分なりに努力しようとしました。(恥ずかしながら、現実はそのようになってはおりませんが・・・)
しかしながら、3年前事態は急変いたしました。ドリーム東大阪店の現場従事に就いたからであります。



 当初現場のお手伝いという感覚で入店したのですが、現場というものは、そんなに甘っちょろいものではなく、やればやるほど疲労困憊の日々が続いております。人生設計として65歳過ぎてから、下山の哲学としての悠々自適の余生 は、どこへやら・・・ですわ。



 そんな毎日が、この2年間自問自答しながら続いていたのですが、今回の 『 生きかた上手 』 を読んでいく中で気づきました。中途半端な生きかたは、やめよう!そして、もう下山という概念を捨てよう! と。年齢は関係なし!やはり私の酒屋人生は、上を向いて登るのみかな と覚悟を決めました。



 とはいえ、耳は遠くなり、目は翳みますし、体力の減退は避けて通れません。バイクでの配達もこの2~3年が限界ではないかなと思います。それでも率先垂範して若い連中と一緒に酒屋業を営んでいきたいと思っております。技術・体力はどんどん劣化していきますが、気力だけは誰にも負けない。それを私の
『 売 り 』 にしていきたいと思います。



 現在の私には、加盟店の皆さんや本部スタッフに対しても、かつてのような的確なアドバイスは、もうできません。タイムリーな情報や時流に対しての対処法など、もうそのような能力は持ち合わせておりません。ただ皆さんの手本としてなりうるのは、日野原先生のように100歳を過ぎても感謝の気持ちで周りの方々へのお役立ちをしたいという一念で、現場第一主義を貫徹することだと認識させられました。



 私自身の今後あるべき姿として、今現在、体力の限界を感じつつも現場で力強く従事されておられる加盟店様の皆さんの手本となるべき 『 気 力 』 満 載 の現場人でありたいと思います。そして、羽曳野市の脇田さんや尼崎市の水上さんや姫路の上田さん等々、同世代の方々から、「あの井上が、まだ頑張っているんだから、私もがんばるぞ!」
と言ってもらえるよう日々精進してまいりたいと思います。



 今回、『 生きかた 上手 』 の内容をうまく皆さまに説明できませんでしたが、是非とも時間があれば、購読していただきたい一冊だと思います。特に我々のような高齢者の方々には、お薦めいたします。いずれ何年か先にいよいよこの世の終わりと思える時に、あらためてじっくりと読み返してみたい書籍でありました。



 最後に、日野原先生が残された言葉をいくつかご紹介して今月の投稿を終えたいと思います。



    今月もご覧いただき誠にありがとうございました。



 

7月号   『 “考え方” を常に考える 』   Ⅴol.101

  7月号   『 “考え方” を常に考える 』   Ⅴol.101



みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿したいと思います。

 



 いやー、本当に毎日暑い日が続きますね! 9月のお彼岸の中日まで、あと二ヶ月弱猛暑の続く日々ですが、みなさん体調管理に留意され、ご商売に精を出して頑張っていただきたいと思います。そして、9月の秋の勉強会でお会いして今年の夏の奮戦ぶりをお聞きできたらなと思います。



 さて先日の日経MJにて今年上半期のビール系飲料の出荷内容について記事がありましたので、冒頭にご紹介させていただきたいと思います。

 



 ビール大手5社が12日発表した1~6月のビール系飲料の課税済み出荷量は、前年同期比1.3%減の1億9025万ケース(1ケースは大瓶20本換算)だった。上半期としては5年連続で過去最低を更新した。

 消費者の嗜好の多様化に加え、6月に施行された酒類の安売り規制でビール系飲料の小売価格が大幅に上昇したことが出荷減につながった。

 1~3月では出荷量は0.7%減にとどまっていたが、下げ幅が拡大した。各社の間では「安売り規制の影響で6月に缶チューハイや輸入品のプライベートブランドビールに流れた」との声が多い。



 分野別では、ビールが1.4%減の9421万ケース、ビールより安い発泡酒が2.4%減の2636万ケース、最も割安な第三のビールが0.7%減の6967万ケースだった。3分野がそろってマイナスになるのは初めてとなる

 都内の食品スーパーの担当者は「安売り規制の強化直後は前年比1割以上販売数量が減った」と語った。



 各社のシェアは、首位のアサヒビールが0.3ポイント上昇の39.5%だった。割安な第三のビール「クリアアサヒ プライムリッチ」が好調だったことが寄与した。2位のキリンビールは0.4ポイント低下し、31.7%。主力のビール「一番搾り」に注力したが、販売が振るわなかった。3位のサントリービールは0.1ポイント低下の15.9%。4位のサッポロビールは横ばいで11.9%だった。

 



 という上半期の成績でありました。なかなか厳しいビール業界でありますが、これまた7月に内閣府が調査した消費者の消費動向をみてみますと、物価上昇に対しての警戒感が高まり、2ヶ月ぶりに悪化したようであります。結果、貯蓄志向へとつながり、消費手控えへと推移 しているようであります。



 こんな大変な折に、政府安倍政権もガタガタでありますし、上向くところの良いところなし。今後の日本経済はオリンピック特需もあと2~3年が限界で、2020年以降、日本の社会・経済はどのような空模様になるんでしょうかね。昨今のゲリラ豪雨のようにならないよう願うのみです。



 さて、ドリーム東大阪店の今夏の業績としては、快晴とまではいきませんが 『 曇りのち晴れ 』 といったところでしょうか。各加盟店の皆さん同様、6月からの値上げによる粗利益率のアップに伴う増益がその要因となっております。



 特にビール系飲料の数値につきましては、7/1~7/27 までで、ビール売上昨対113.35%、粗利益額昨対206.61%、発泡酒売上昨対96.73%粗利益額昨対155.44%、新ジャンル売上昨対102.57%粗利益額昨対224.71% と、とんでもない数字となっております。

 



 さらにその数値を細分化しますと、その好業績のほとんどの要因が、外販売上の好調さにあります。店頭売りは、諸事情により依然として客数減が続いており、売上ベースにおきましても今なお昨対割れをおこしております。ただ、年初より外販強化という合言葉の元、ここに来て店頭売上減をカバーしてやっとその成果が実ってきたように思えます。



 各加盟店の皆様におかれましては、今後の生き残り対策としてそれぞれの立地やスタッフ構成など諸条件は異なりますが、私個人の意見としてはもう店売りオンリーだけでは、店舗存続は不可能ではないでしょうか。規模の大小はともかくとして、販売スタイルのあり方として宅配部門の構成比を高める努力は、積極的にしていくべきであるとご提案いたします。

 (もうすでに宅配強化されておられるお店が、ほとんどだと思いますが・・・。)



 店売りが芳しくないから仕方なく宅配を始めるというのではなく、新しい生き残りの活路として外販強化は必須のものとして考えていかなければなりません。何故なら、そこに我々がお客様ニーズにお応えできる 『すき間 』 があるからです。ドラッグや食品スーパーなど近隣競合他店が手を出しにくいところでもあります。

配達サービスを我々の 『 強み 』 (付加価値) にしていかなければなりません。

 



 話しは変わりますが、昨日TVのニュース番組で町の新聞屋さんが、牛丼・ピザチェーンや廻る寿司チェーンとのコラボで出前の配達代行を実施するという報道がされておりました。消費者の口に入るという食品の衛生面での問題や今すぐの速配に対応できるのか、様々な解決すべき問題点はありますが、やはり消費者の宅配ニーズというものが、ある意味大きなマーケットサイズがある証拠でもあります。そして各飲食チェーンの外食需要の限界を新しい切口で新規マーケット(中食)を創出していくという狙いがあります。

 



 また消費者ニーズ満足の最先端を突っ走るセブンイレブンが、今までにない画期的な店舗レイアウトの全面刷新を実施することが先日発表されました。すでに実験店舗が数店開業されており、好成績を上げているようです。さすが世の中の移り変わり、女性の社会進出や独居老人の増加など社会構造の変化の中で常に変化させていく凄さを感じます。



 今までのコンビニのコンセプトや営業方法をガラッと変えて冷凍食品の拡充を含めた新レイアウトらしいです。今月のテーマにいたしました 『 考え方 』 を切り替えるというのは、なかなか勇気のいることです。何かを変化させることにより、不安要素を常に抱え、さらに増大させることになるからです。



 しかし、好調を持続しているセブンイレブンでさえも大胆な改革を敢行するように、発想の転換を図り、今までの考え方を進化させていっているのです。そこのところを我々も学び、実践していかなければなりません。



 例えば、先述の 『 配達サービス 』 ですが、サービスという言葉感覚から、ついつい無料であるという発想が出てまいります。付加価値サービスは、常に我々店側の犠牲のもとに裏付けられているという構造であると、必ずそれは将来破たんいたします。



 逆に、これからは付加価値サービスを我々の収益構造のベースとしていかなければなりません。その努力をしなければなりません。じゃ、配達料を別途にいただくのか? ということですが、これまたこれはなかなか難しい! 通常のビール1ケース配達とヤマト宅急便に依頼したギフトの配達料とは、また意味が違ってきますからね。



 今回6月のビール系飲料を中心とした値上げを契機にドリーム東大阪店では、値決め(販売価格)について、スタッフ達といろいろと相談いたしました。彼らにとっても商売というものの基本・セオリーを学ぶ絶好の機会でありましたので、販売価格の決め方について『 考え方 』 というものを様々な角度からレクチュアいたしました。



 教材として活用させていただいたのが、兵庫県三木市の津田本店さんの 『 考え方 』 です。津田本店さんでは、外販の利益率は料飲店も含めて16%~18%を確保されております。要は、配達料は商品価格の中に含まれており、よほどでない限り配達料を別途頂いておられません。そして外販に関しては、低価格を前面に押し出した戦略を取っておられません。いわゆる「安かろう、悪かろう」を常に経営コンセプトから排除されております。

 



 この発想で、東大阪店では6月の値上げ時にキリンの「のどごし」350ml 1ケース特売チラシ価格2228円(外税)から2480円(+252円) に思い切って値上げいたしました。(当然、店頭価格も同額です。) しかしながら、先述の通り7月の新ジャンルの売上は、昨対100%超を維持しており、なお且つ利益額は昨年の2倍以上となっております。要は、将来を見据えて宅配価格を意識して、しっかりとした利益額を確保した訳です。



 東大阪店から車で10分のところに、〇〇マンションがあります。そのマンションの3階に林さんというお得意さんがおられます。毎回必ず、土日の週間特売時に、のどごし10ケースの配達依頼があります。(1ケース50円の利益額です。) 以前は、配達時いまいちテンションは上がらなかったのですが、今はしっかり利益額を稼ぐことができますので、楽しい配達に様変わりいたしました。(利益額が、5倍になりましたので・・・) 

 



 当初お客様も値上げ時には、ボヤキを頂きましたが、その後配達サービスそのものには大変喜んで頂いております。そのため、引き続きお取引いただいております。 お互いこれが、本音のところだと思います。



 今回この東大阪店の 『 考え方 』 が果たして今後も通用するかどうかわかりません。でも、間違っていたらその時また考え方を変えればいいのです。そのためには、今回の変更を常に検証することが大事なファクターとなります。特に数値検証は絶対的なものです。



  何事も何かに挑戦するときは、その前の、その時の、その後の数値の把握・分析が必須なのです。



 数字に強い商売人になってください。歴史的に見ても、ゼロの発見じゃありませんが、人類は数字を発明して飛躍的に進化したのですから数値の把握については、生き方としても大事なことだと思います。そして、その数値把握の前に必ず大事なことが、いつの時代も
『 考え方を常に考える 』 ということが重要であると思います。当然、不変性のものは変える必要はありませんが・・・。



 最後になりますが、このコラムで何度も取り上げてまいりました稲森和夫さんの人生成功の方程式を再度復習を兼ねてご紹介いたしまして今月の投稿を終えたいと思います。    



      今月もご覧いただき誠にありがとうございました。

 



***詳しくは、2015年5月号を参照(←ココをクリック)してください。

6月号  『 捨てる神あれば、拾う神あり 』 Ⅴol.100

 6月号     『 捨てる神あれば、拾う神あり 』    Ⅴol.100



  みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿したいと思います。



 いよいよ今月の投稿で、100回目という記念すべき6月号となりますが、前月号でもお話しさせていただいたように心身ともに余裕のない時期でもありますので、改めて繁忙期終了後にじっくりと過去100ヶ月の振り返りなどをさせていただきたいと思います。



 



 さて、この6月は改正酒税法施行から始まり、様々な商品値上げに伴う競合店情報の入手や自店の価格変更など多忙な月になりましたね。さらには、夏ギフトの準備など相も変わらず、やらなアカンことが山積していて大変タイトな月になりました。ただそんな時、常に自分に言い聞かすのが、『 忙しいということは、本当にありがたいことや、疲れたという言葉は絶対に口走ったらあかん!』 ということです。 ただ 『 あー、しんど!』 という大阪弁は使いますけどね・・・。( ビミョー)



 忙しさが空回りしているようではダメですけど、このご時世われわれの業種でバタバタしているお店って結構少ないものです。毎年、この時期になれば各店お中元ギフトの需要が発生して自然と活況を呈してまいります。これも皆様が過去において現在の酒販業界の厳しい商環境を想定して、新規カテゴリーの育成
(ギフト・お米など) に努力されてきた賜物だと思っております。



 ただギフト販売の最大手である百貨店が、慢性的なギフト売上減 を余儀なくされております。販売実績を守る既存業者と攻める新規業者、いつの世も新旧入り乱れて互いに競争しあうことで物事は、発展し高度化するものです。 先日の新聞記事を読んでおりますと、このような掲載がありました。

 



 とありました。本当にコンビニという業態は、さまざまな分野の業種を取り込んでいっているなという感想です。商店街に存在したお菓子屋さん、牛乳屋さん、本屋さん、ケーキ屋さん、酒屋さんなどなど、かつて賑わいを見せた 『 町の〇〇屋さん 』 という業種の灯がひとつひとつ消え去っていくのが寂しい限りです。



 さて、話は変わりますが、新旧交代と言えば、将棋界においても世代交代が今まさに巻き起こっているようですね。皆さまご存知の通り、藤井聡太四段(14)が中学生にもかかわらず、プロ入り28連勝(歴代一位タイ)を成し遂げております。この記事がホームページに掲載される頃には、29連勝(6/26 竜王戦一回戦)
達成ということになっているのかもしれません。30年ぶりの新記録快挙となれば、さらに将棋界の活性化となること間違いなしです。どの業界においても新しい風というものは、心地よいものです。

 



 逆に先日6月20日に日本将棋連盟で長年活躍されておられました加藤一二三九段(77) が、ファンから惜しまれながら引退されました。自称 『 将棋界のレジェンド(伝説) というネーミングで、最近テレビで引っ張りだこのプロ棋士であります。 愛称は、『 ヒフミン 』 です。

 



 このお二人の活躍で、今や将棋界はお二人の楽しいエピソードなどで話題には事欠きません。しかしながら、今からさかのぼること数か月前、今年の二月ごろに、あるプロ棋士が対局中に将棋ソフトを不正使用したと指摘された問題をめぐり、当時の会長であった谷川浩司九段が引責辞任し、日本将棋連盟のイメージが低下していた時期もありました。そして現在は、この注目度の高さ・・・。



 再三、この徒然日記でも取り上げているように、仕事もプライベートも、そして組織も会社も全ての物事には、常に山あり谷ありの変化があり、その度私たちは
『 一喜一憂 』 しながら、毎日を過ごしているのです。



 こういう私も一年前の徒然日記6月号の記事内容を振り返って見てみますと、『 青天の霹靂 』 というテーマでドリーム東大阪店の大幅な客数減の要因嘆きながら書いております。



 当時のその要因は、① 店頭前の自転車専用レーンの交通規制 ② 直近隣にドラッグストアK店の出現によるビール系売上ダウン ③長年従事していてくれた段上前店長の退職 など三重苦で、この一年何とかやりくりしてまいりました。



 いわゆる 『 谷底 』 であり、『 一憂 』 であります。一年前、八甲田山の映画じゃありませんが、『天は我々を見放した!』 と陸軍神田大尉が叫んだシーンをマネしたのを覚えております。当時、神に捨てられたと冗談でありますが、不運な東大阪店を嘆いておりました。しかしながら、今月のタイトルにあるように、1年経つとやはり
『 拾う神 』 がいるんですね。 ありがたいことです。



 今年の春から、悪いなりに何とか売上も客数も昨年対比100%に近付いてまいりました。5月は、仮需の影響もあり、利益額に関しては、1年ぶりに100%越えを達成できました。6月も順調に推移しており、今後新規業務店の取引も3店ほどあり、スタッフの士気も大いに上がっております。 

                 



 業績復活の要因としては、① 近隣競合店の廃業による新規料飲店の獲得 ② 各スタッフの成長による業務の効率化 ③ 6月の酒税法改正施行により、利益率が向上し、収益性が高まった という三重苦どころか三重楽に変化してまいりました。



 油断大敵でありますので、気を抜かずこの夏引き締めて仕事に励まなければなりませんが、この流れ、雰囲気を大事にして、しっかりとお客様のご要望にお応えできる
『 ドリーム東大阪店カラー』 を確立させていきたいと思っております。皆さまも感じておられると思いますが、本当に仕事も人生も山あり、谷ありですね。



 ここで、『 捨てる神あれば、拾う神あり 』 のフレーズですが、英訳として、このことわざの同意語が、下記のように同じくアメリカ合衆国にも諺としてあります。

 



 直訳すると、“ 一つのドアが閉まると別のドアが開く ” ということなんですが、要は嫌なことがあっても、別の新しい世界に繋がるドアが開くんだ! という人生励ましの諺です。ただ私の主観ですが、日本とアメリカのことわざの違いは、受け身的な諺と自発的な諺の差にあるように思えます。



 『拾う神あり』 という他力本願的な日本と、『自分で次なるドアを開けるんだ』 と、自ら行動をおこさなければならないという考え方の違いが読み取れます。例外もあると思いますが、『果報は寝て待て』『人事を尽くして天命を待つ』『まな板の上の鯉』『石橋をたたいて渡る』などなど日本人の国民性でもあると思いますが、立ち止まり慎重に行動し、成功を目指し挑戦する強い思いよりも失敗をしないやり方を選んでしまう傾向にあると思います。



 今回、東大阪店において、『 拾う神 』 が出現して運が向いてきたと思うのではなく、常にチャレンジ精神を忘れず、失敗を恐れず、お店の運命は働くスタッフ自らの努力で切り開いていくんだ 
という思いを持ち、お客様目線でこれからも仕事に精進してまいりたいと思っております。



 最後に、諺ではないのですが、人生訓のキャッチコピーとして私の好きなセンテンスをご紹介して今月の投稿を終えたいと思います。 



      今月もご覧いただき誠にありがとうございました。

 



≪注≫上記の意味するところをお聞きになりたい方は、ドリーム鴻池店の松本社長にお問い合わせください。 

   「走ってから、考えるタイプ」 の社長ですから・・・・。

5月号  『 値決めが、あなたのお店の浮沈となる・・・ 』   Ⅴol.99

   5月号  『 値決めが、あなたのお店の浮沈となる・・・ 』   Ⅴol.99



  みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿したいと思います。



 さて今月号は、先日 日本気象協会が発表した今年の夏の予想をご紹介しながらスタートしていきたいと思います。

 

      ※tenki.jp 資料参照(http://www.tenki.jp



 この夏は、猛暑・酷暑の可能性があります。その理由を端的に言うと、「高気圧の勢力が強い」、「真夏は例年以上に晴れる」と予想されているためです。高気圧に関しては、チベット高気圧が大陸東部から日本付近にかけて強い見込みで、太平洋高気圧も強く、さらに北への張り出しが強いです。



 ちなみに昨年の8月後半は太平洋高気圧の勢力が日本のはるか東で強かったため、その西の縁にあたる関東や東北、北海道付近が台風の通り道となりました。8月17日に台風7号が、えりも岬付近に上陸(北海道に台風が上陸したのは9年ぶり。)



 その後、台風11号が21日に、台風9号が23日にと、北海道は一週間で3つの台風が上陸しました。また、8月30日に台風10号が岩手県大船渡市付近に上陸。東北の太平洋側に上陸するのは、台風の統計が整備された1951年(昭和26年)以降、初めてのことでした。高気圧の位置は暑さもそうですが、台風の進むコースにも影響があるのです。



 とありました。どうやら、今年も猛暑猛暑の毎日が続くようであります。となりますと、毎年心配されるのが、お年寄りや子供たちの 『熱中症』 ということになります。そして熱中症対策としては、下記の三つのポイントが重要となってまいります。

 

     ※富士ゼロックス福島オリジナルツールより



 そこで提案なんですが、毎年ドリーム東大阪店では『熱中症』対策として、スポーツドリンクや水・お茶の特売などして飲料水の拡売を推進してきましたが、今年は売る事のみに固執するだけではなく、月刊情報誌『スマイル』 に上記のポイントを掲載したり、店頭POPで少しでも高齢者の方々に予防していただくための告知活動を推奨していきたいと思っております。 当然、フェース・トゥー・フェースにおいても!



  『 モノからコトへ!』 とは、そのようなことも指し示しているのではないでしょうか。地域の高齢者の方々やその家族の皆さんが、猛暑の中でも健康で少しでも安全に生活が送れるように我々商売人が見守り、且つアドバイスをさせていただく、そのような位置づけで仕事をしたいものだと思っております。

 



 ただ、こういう私も、もうすでに高齢者となり、昨年の敬老の日には、地元自治会よりお祝の品を頂戴するという年齢層になっているんですけどね。また孫からは、おじいちゃん、いつまでもお元気で!! という似顔絵入りのメッセージをもらって、嬉しい事なんですが、改めて年を感じるようで複雑な心境でございました。



 とにもかくにも、今年の夏は記録づくめの様相でありますので、老いも若きも体に留意して日常活動されんことを望んでおります。再度念を押すようですが、この今の時期から9月のお彼岸まで猛暑が続くわけですから、しっかりとお客様に対して熱中症対策としての飲料水提案を幅広くアピールすることが繁盛の秘訣となりますので、よろしくご準備の程お願いいたします。





 話しは、ゴロッと変わりますが、今回冒頭に今月のテーマを書き込むと同時に 「Vol.99 」 と打込みました。99と言えば、人年齢で言えば、『白寿』 というらしいですね。(百 - ─ = 白) このブログを書き始めて8年と3ヶ月、よくぞまあ続けられたものだと自分でも感心しています。阪神タイガースの鳥谷内野手みたいなもんですかね。(笑)



 そんなオーバーなことではないんですが、こうして今回も皆様にネットを通じてお話しできるのも自分自身の体が健康であるのが何よりの継続理由となっております。それと近年仕事の内容は変化しましたが、社員や加盟店様の仲間と共に楽しく日々仕事に打ち込めている賜物だと感謝しております。



 その想いを次回100回記念号に寄稿したいと思っておりますが、スミマセン! 6月末は、お分かりの通り夏ギフトの包装等で忙殺されていると思いますので、今秋に特別号生前回顧録として、書きしたためてみたいと思っております。 ということで、来月Vol.100 は、夏ギフト奮戦記 としてお話ししたいと思います。



 さて今月号のテーマは、 『 値決めが、あなたのお店の浮沈となる・・・ 』 とさせていただきました。値決めとは、まさしく我々が卸業者から仕入れた商品を経費と利益をのせて販売価格を決定することなんですが、これがまた難解なんですよね。6月からの酒税法改正に伴う各種アルコールの値上げをどれぐらいの利幅で決定するのか、本当に悩むところですね。



 ただ、この値決め自店の繁栄と衰退の基点になっているということを、再度この機会に認識していただきたいと思います。そこで、店頭表示されるプライスカードの金額は、当然われわれ売り手側が決めるんですが、ただそれを受け入れるか否かは、お客様が決められることなんですよね。



 お客様が受け入れなかったら、来店されない、電話がかかってこない、結果売り上げが立たないため、お店が傾き沈んでいく、という構図になってしまいます。逆に受け入れられるとなると繁盛し、真逆の構図となります。



 さて、6月からあなたのお店ではスーパードライを、のどごしを、10Lの生ダルをいくらに値決めしますか?!

 



 ちなみにドリーム東大阪店では、当該地域のプライスリーダーである食品スーパー『 M 』 の新価格にミートさせていこうと思っております。おそらく、M店よりも当店の方が総販売管理費比率は低いと予想されますので、改正酒税法に抵触することは、まずないと思われます。そして何よりも、お客様にとって無料配達で地域最安値となれば、間違いなく支持されるものと期待しております。



 業務用においても、近隣競合店の推移を見ながら、ディスカウントプライスではなく、グッドプライスで値決めしていきたいと思います。本来、販売価格というものは先述の通り、売り手側が決定して買い手側(お客様)がそれを評価する。そこで売買の行為が発生するわけです。



 しかしながら、従来はついついお客様の評価よりも、近隣競合店の折込チラシなどの価格を意識しすぎて値決めをしてしまう。そして、際限のない価格消耗戦へと移行し、それぞれが疲弊していく。これが今の酒販業界を取り巻く現状であると思うのです。今回の値上げ問題でもう一度
C S (顧客満足) という観点から自店の値決めを再構築するべきではないかと考えます。



 再構築のキーワードは、『付加価値を創造し、高めること 』 にあります。このことは、以前から再三お伝えしてきたことではあります。しかしながら、言わんとする意味は分かるけれど、具体的に付加価値って何やねん!
ということになります。それと販売価格とにどのような関係性があるねん!と訊ねられることがあります。



 かつて、ご紹介したことがあると思いますが、下記の数式は、20数年前に或るセミナーに参加した時に、レクチュアしていただき習得したものです。この数式は、私の商売人生の大事な考え方の一つとなっております。

 



 わかりやすく説明しますと、要は1000円の価格をつけた商品が1000円以上の価値を感じてもらえば、CS値が、1.0を越えますのでお客様は満足していただき、次回購買につながるということです。そして逆に1000円の価値がないと判断されると、顧客不満足となり、顧客離反につながります。



 当たり前のことなんですが、これを頭の中に反復的に刷り込む必要があります。



 かつて、24年前にドリーム東大阪店がこの地にオープンさせたとき、スーパードライ350mlが1ケース市場価格5280円でした。いわゆる定価と呼ばれていた時代でした。ドリームでは、価格破壊という名のもとに、4280円で販売いたしました。市場価格よりも1000円安いということで爆発的に売れました

 



 24年後の現在、先述の食品スーパー『M』 は、通常価格スーパードライ税込み4417円で販売、対するドリーム東大阪店は、通常価格税込み4490円であります。

 



 という結果です。じゃ、東大阪店が更に低価格の4400円で売れば、1.0以上になるので、良いんじゃないかとなる訳ですが、お気づきだと思いますが、これを繰り返せば、お店はつぶれます過去20年間で、潰れていくそのようなお店を何度も目にいたしました。



 そして、ここで登場してくるのが、先ほどのキーワード『付加価値を創造し、高めること 』 であります。私の思うところ、我々が実現できる付加価値の一つに、配達サービスというものがあります。ここで来月以降の東大阪店の数式及び値決めについて解説してみましょう。



 おそらく、近隣食品スーパーは、スーパードライ4800円の値付けをすると予想しています。当店では、価格ミートして同じく4800円に設定いたします。さらに付加価値サービスとして、配達無料を大きくアピールいたします。すると、CS値が1.0を上回ってまいります。

 



 また、ここで大事なことは、付加価値としての配達サービスが、300円ぐらいとお客様に評価された場合、4800円のドリーム価格が4900円でも5000円でも可能となる訳です。近隣食品スーパーと同じ価格にする必要はないという論理が成立するわけです。本当かいな?と思われるかもしれませんが、決して『机上の空論』ではありません。



商品価値としては、近隣競合店の低価格攻勢で劣勢に立たされても、その商品に新たなる価値を付け加えると (これを付加価値と言います。) 優位に展開できます。だからこそ、今後の私たちの商いのあり方として

 ①付加価値サービスの充実

 ②付加価値商品の育成

 ③新しい価値を伝えるための情報提供のあり方
 

この3つのポイントを常に意識して毎日の商売に臨まなければなりません。

 



 昨日、近所の学校からアクエリアス500ml 100本の注文が入りました。販売価格は、一本100円(税別)です。冷やして、明日の午後2:00に学校まで配達します。ご存知かもしれませんが、当店から300m先にドラッグストア K店があります。K店の価格は、アクエリアス一本 68円です。

 



 お分かりだと思いますが、それはドラッグ K では提供できない付加価値サービスが、当店では可能だからです。100円 - 68円 = 32円 この32円が付加価値サービスに対しての対価なのです。①大量の冷やしサービス ②希望の時間に配達してもらえるサービス  この2点が32円の価値なのです。

 



 当然100円で販売しますと、20%以上の利益額があります。ビール系飲料なんか、やってられませんね(笑) ただし、今後6月以降は、ビール系飲料もそれなりの利益率が伴ってくると予想されますので楽しみでありますが・・・・。 でも、まだまだ楽観視は出来ませんけどね。

 



 さて、まとめとしてお話を進めてまいります。要は、今回酒税法改正に伴う国税庁からの通達により、ビール系飲料中心に適正価格化の方向に進んでいくようで、たまたまお国の力で何とか無理やりに値上げが実現できそうであります。



 何度も言うようですが、本来の適正価格とは、お買物されるお客様、消費者の方々が決められる事なのです。われわれ商売人は、その消費者心理を読み解き、この商品はいかに安く値決めするか、逆にこの商品は、しっかりと利益のとれる値決めにするか、常に試行錯誤しながら決定していかなければなりません。



 そして、将来性のない価格一辺倒の消耗戦から早く離脱して健全経営に取り組んでいかなければなりません。特に粗利益率アップのため、果敢にチャレンジしなければなりません。そのためには、先ほどの数式でお示ししましたように、競合他店がマネできないような付加価値サービスを提供できるか否かが重要となります。



 常に地域のお客様に必要とされる自店の強みを、頭をひねり、工夫を凝らしながら提示することが最終的に自店へ利益として跳ね返り収益性の高いお店へと進化していくものと思います。



 独居老人の方に熱中症にならぬよう声掛けして誠意ある楽しい会話をすることも、我々にできる大切な付加価値サービスと言えるのではないでしょうか。

 



 まず足元の、すぐに実施出来ることから着手されんことをお願い申し上げまして今月の投稿を締めたいと思います。



      今月もご覧いただき誠にありがとうございました。

4月号  『 6月酒税法改正に向けて 』    Ⅴol.98

  4月号  『 6月酒税法改正に向けて 』        Ⅴol.98



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿したいと思います。



 先日まで街のあちらこちらで桜並木がピンク一色の満開状態と思えば、この1週間であっという間に若葉香る葉桜並木となってしまいました。そして日中の日差しを肌で感じながら仕事をしていますと早や夏模様といったところですね。また配達車の窓を開けっぱなしで走っておりますと心地良い風が車内をすり抜けてまいります。



 



 いよいよ待ちに待った季節到来といったところです。そして今月末から始まるゴールデンウィーク。 今年は、最長で4/29 ~ 5/7 まで、9連休という会社もあるらしいですが、我々この業種でコツコツと地道に現場従事する者にとっては無縁のものでありますね。



 ただ長期休暇を旅行等に利用してもさすがに費用もかさみますし、これまた過ごし方にも工夫が要るところですね。先日あるコラムを見ていますと、下記のような記事がありました。

 



  とありました。どうやら多くの消費者が地元や近郊で過ごしそうな今年のGWのようですね。私の思うところ、やはり今年の景気に左右されたGWになりそうな気がします。

 



 先日、いつものように日経新聞を見ていますと、『消費支出、12ヶ月連続減 』 という見出しで下記のような記事がありました。



 



 いまや 『アベノミクス景気』 とやら言葉は、どこに行ってしまったんでしょうかね。GW中の海外旅行者も昨年よりも減少するであろうと予想されております。私たち酒屋の売上も低迷するのも当たり前ですよね。何か目立たないようですが、全国的に消費は確実に減少傾向にあります。



 少子高齢化による人口減少それによる消費減退、さらには消費者の節約志向、商売人にとっては頭の痛い事ばかりです。



 そこで、皆さんご存知の歌人「石川啄木」の歌集 『一握の砂』 の中にこのような短歌があります。

 



 ちょっと暗い後ろ向きの句なんですが、私自身最近現場で働いていて、たまに口ずさむことがあります。私の場合は、わがくらし というよりは 『わが業界』 といった方が当てはまっているように思えます。



 各地の加盟店様に訪問し、現場でお話しする中で、皆さんこれだけ頑張っておられるのに昔と比べて報われることが少ない、そんな酒販業界になってしまったことが本当に残念で仕方ありません。時代の流れと言えば、そうなんでしょうが、またかつてのような活気あるステージを再現したいものです。

 



 と思いつつ、世の中そんなに甘いものではなく、更に追い打ちをかけるように、この度安売り規制強化ということで、酒税法改正が6月より施行されます。さらに頭痛がひどくなりそうです。まずは、メーカーからのリベート見直し、さらには問屋からの値上げ通告、今のところ我々のような零細小売店には、拒否権がなさそうで受け入れざるを得ないという状況であります。



 じゃ、順序として我々小売屋から一般消費者や業務店様に値上げ通告を一方的に実施出来るかと思えば、そう簡単なものではありません。お客様の日々の生活は厳しいですし、業務店様も儲からない現状ですし、現場では様々な軋轢が生じるのは必定であります。 う~ん、本当に頭が痛い!



 それでなくとも、各店近年人手不足のこともあり、アルバイト諸君の時給も高騰しているという商環境の中で、人件費の重圧に耐えかねているのが現状でありながら・・・。

 



 これからがいよいよ正念場であります。耐えなければなりません。それもジッとして耐えるのではなく、行動をおこさなければなりません。費用をかけずしてお客様のご要望にお応えできる何かを生み出していかなければなりません。これを経済用語で付加価値生産性の向上と言います。



 今朝4/23(日)、ドリーム久宝寺店にキリンラガー350ml缶を借りに行きました。その時に野原チーフより、付加価値生産性についてのヒントを頂きました。これから東大阪店が取り組まなければならない事案のヒントです。



 久宝寺店は、近年売上低迷に苦しんでおられました。しかしながら、4~5年前より売上よりも利益重視ということで、粗利益率アップを命題にお客様への付加価値提供とは何ぞやということで、業務改善に取り組まれました。



 その中でのキーワードとして、『近くて便利、即配、相談できる 』 ということで小口業務店の開拓『まかせて安心・安全・新鮮 』 ということで店頭精米ファンの拡大を目指し、まだまだ道半ばとはいえ成果を出され着実に収益体質をカイゼンされております。

 



 例えば、今年3月の売上内容を見てみますと、売上全体の45%が外販売上、そしてほとんどが業務店売上)であります。しかしながら、全体粗利益率を見ますとなんと18.4%を確保されております。小口業務店を新規獲得するにしても値段の安さをアピールするのではなく、自店の強みである便利性やお役立ち(相談)を常に前面に押し出し、業務店様の信頼を得ているという状況であります。



 これが付加価値生産性の向上へとつながっているのです。この努力を実践できないお店は、これから淘汰され廃業へと追い込まれていくと思われます。東大阪店では、今後とも久宝寺店が実施される様々な販促策を参考にしながら、自店独自の付加価値創造へとつなげてまいりたいと思っております。



 どうぞ皆様方も、今回6月の価格変動問題をクリアしていく中で、長期的に自店の店舗体質のカイゼンに取り組んでいただきたいと切望するものであります。考え方ややり方が、いまいち不明なお店におかれましてはどしどし本部にご相談いただき、次なる時代への変貌を遂げて頂きたいとお願い申し上げまして今月の投稿を終えたいと思います。



    今月もご覧いただき誠にありがとうございました。

3月号  『 マンダラートシートについて 』        Ⅴol.97

 3月号  『 マンダラートシートについて 』        Ⅴol.97



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿したいと思います。



 さて今回も冒頭に、毎年3月号を掲載する時に恒例となっています桜前線の話から進めていきたいと思っております。今年の桜開花予想につきましては、皆さん感じておられるように例年より少し遅れ気味のようです。 下記の通り、大阪地区においては開花は4/2、満開は4/10 ごろと予想されているようです。

 



 われわれと直接関係するお花見宴会のピークは、4/8 (土) 4/9 (日) となりそうで、毎年お花見需要から本格的な夏に向けてバタバタ感が始まります。特にこの両日については、冷えたビール類や缶チューハイ・おつまみなど怠りなく準備して、チャンスロスの無いよう心がけたいものです。

 



 そして桜の開花と同時に開幕するのが、待ちに待ったプロ野球です。先日WBC世界大会では、惜しくも準決勝でアメリカに敗退いたしましたが、得点差は僅か一点差。日ハムの大谷君やNYのマー君が出場していたら、もしかして・・・という想いもありますが、本当に今年のチーム良くやったと思います。小久保監督も地味ではありますが、何とか代表監督として面目がたったのではないでしょうか。長期間のご指導、お疲れ様でした。

 



 そして今年の阪神タイガース、どうなんでしょうね。金本監督も今年は、結果を出さないと 『 挑 む 』 も説得力の無いスローガンになってしまいますね。プレッシャーのかかる一年になると思います。ただ若手もどんどん育ってきていますし、大いに期待していいのではないでしょうか。



 さっそく私も来る4/16 (日) の甲子園広島戦のチケットを買い求め、二人の孫を連れて応援しに行く予定にしています。孫と一緒に7回裏、恒例の風船を飛ばしてきますよ。 いよいよ春が来たー!という具合ですね。そして、この流れで仕事の方も春が来たーってなふうにならないもんですかね。何せ、ヒマな毎日が続くもので・・・。

 



 さて今月のテーマは、2017年春季勉強会からの流れで研修時に使用した 『マンダラートシート』 についてお話ししたいと思います。読者の方々の中には、勉強会に参加されておられない方もいらっしゃるので、改めてこのシートについて説明させていただきたいと思います。

 



 マンダラートシートの語源は、上記の曼荼羅図(古代インド密教の経典内)の絵図から来ています。左図のように3×3の9マスを書き、その中心のマスに考えたいテーマを書き込み、周りのマスにはそれに関連する事柄を埋めていきます。



 次に周りの8マスのうち1マスを選び、そのマスの記載内容を別の紙の中心のマスに転記し、同様に繰り返します。これを何度も反復することにより、思考を深めていきます。勉強会においては、3グループに分かれて、あれこれと意見を出し合いながら作り上げていきました。



 今回、真ん中のテーマは、『地域で存在感のある店になるために・・・』 『利益率アップのために・・・』 という内容で各グループ熱心に書き込んでおられました。またその時に参考にしたのが、北海道日本ハム球団の大谷翔平投手のマンダラートシートでした。

 



 彼が花巻東高校時代に将来 プロ野球選手を目指して目標達成表 (ドラフト一位指名を獲得するために・・・) として作成したものらしいですが、その完成度は驚きの一言です。 技術的な課題のみならず、メンタルや人間性にも目を向けているあたりは、さすが若いのにすごい男だなと感心させられました。



 そんなことで勉強会では、若い大谷選手に負けてられん!ということで、各グループ完成まで四苦八苦しながらいくつかのマスを埋めることが出来ました。ただ時間の関係上、各人未完成で後日自店にて完成させるということで勉強会は、お開きとなりました。



 そこで先日兵庫県三木市の㈱津田本店 津田様より、完成版が送付されてきましたので、ここでご紹介させていただきたいと思います。また作成に至るまでのスタッフとのやり取りも報告していただいていますので合わせてご覧いただきたいと思います。



 なお、内容が濃いものとなっておりますので、是非とも資料プリントアウトのうえ、じっくりと閲覧のうえ自店の参考にしていただきたいと思います。また、資料はPDF加工していますので簡単に印刷できます。

 





 特に 『 ④ スタッフ力 』 については、津田さんが経営者として社員の成長を願う、そしてお客様に深く愛されるスタッフを目指す強い思いが記されていると感じさせられました。当然、スタッフの方々自らも目標とされている内容であると拝察されました。是非とも実現に向けて頑張っていただきたいと思います。

 



 さて東大阪店でも津田本店さんに負けじと、マンダラートシートをスタッフ全員で作成いたしました。テーマは、『東大阪店で、いま抱える問題点とは・・・』 という内容でまず中心部の8コマを全員で宿題として列記いたしました。そこからそれぞれ分解していきました。



 東大阪店の場合、津田本店さんと違い、売上絶不調の状況が続いていますのでどちらかと言えば、まず 『自店の抱える問題点 』 を全員で共有しようということで、このテーマにいたしました。喜んで良いのか、悲しむべきか、社員二人・パートさん一人に空白のシートを渡しますと、迷わず的確に書き込んでありました。



 ということは、日常業務の中で、今の東大阪店の厳しさをしっかりと把握しているということであります。それだけ問題点が山積しているということなのです。さっそく出てきた項目の一つ一つを細分化いたしました。

 



 東大阪店では、中心にある8項目のうち緊急性のある 『 廃棄ロス 』 について対応策を店長共々考えました。

 



 ご存知のように東大阪店では、最近の客数減の影響で今まで以上に各カテゴリーにおいて 『 廃棄ロス 』 が発生しております。数値的に見ますと、廃棄ロス率は総売上の0.05%から0.1%へと2倍に増えております。当然これが売上全体の粗利益率低下につながる要因でもあります。



 基本4原則の一つでもあります 『フレッシュローテーション』 機能がうまく働かず、商品劣化が進んでいるという 『負のスパイラル』 に突入してしまっているという状況であります。客数が減るから商品劣化がおきて、商品が古くなるから客離れをおこし、更に客数が減っていくというシャッター商店街特有の体質になりつつあります。



 対策としては、上記マンダラートシートにあるような作業を日常的に怠りなく実施していく事と、もう一つ大事なことは、今後中長期的に見て今こそランチェスター戦略の
『 弱者の戦略 』 に立ち返って 『選択と集中』 を徹底して実践していかなければなりません。

 



 客数増を期待して、むやみに品揃えを増やしたり、こだわり食品に挑戦すると、案の定廃棄ロスが待ち受けております。それを回避するためには、お取り寄せ商品など在庫リスクゼロの商材や店頭精米のような鮮度管理のリスクが少ないカテゴリーに集中させていくのが必定であると思います。



 各店現在の販売環境はそれぞれ違いがありますが、将来像を見据える中で我々零細小規模店の取る道は、『選択と集中』 に特化することが生き残りの道だと確信します。



 強いカテゴリーや強い販売システムをまずひとつ作り上げていく。そして、その次に2つ目の柱を育てていく。そして、いずれいくつかの強い柱を持った盤石なお店へと進化していく。その実例が、先ほどご紹介いたしました津田本店様の挑戦(マンダラートで詳細明記)であると付け加えておきたいと思います。



 今回のマンダラトシートにつきましては、営業規模の大小に関わらず今後自店の検証と共に、これからのご商売のあり方を明確にしていくためにも大事なツールになってくると思います。ご夫婦で営業されている加盟店様におかれましては、雰囲気的になかなか自店での作成は難しいとは思いますが、是非とも時間をかけてひとコマひとコマ埋めて頂きたいと思います。



 今後、本部といたしましても各地区エリア会議にて議題の一つとして継続的にご提案並びに活用してまいる所存でございますので、皆さんの英知を結集した取り組みを大いに期待いたしまして今月の投稿を終えたいと思います。  



     今月もご覧いただき誠にありがとうございました。

2月号  『 生存者メリットについて 』  Ⅴol.96

   2月号  『 生存者メリットについて 』  Ⅴol.96



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿したいと思います。



 さて、2月4日の立春も過ぎ、春めいた気候になるかなと思いきや、ドカ雪が降ったりと本当にこの時期は寒暖の差が激しい時期となっております。これから3月にかけて三寒四温とはよく言ったもので、くれぐれも体調管理には気を付けて頂きたいと思います。

 



 さて、ドリーム東大阪店では、懸案の平成28年度の決算が終わり、やれやれといったところでございます。内容としては、前月号でもお話しさせていただいたように全体として減収増益という結果でした。売上としては、店頭売上が昨年対比93.5%と苦戦 し、宅配売上としては昨年対比111.6%といった具合の好成績でトータルでは、売上昨年対比97.5%でありました。



 ただ、利益率が1.1%アップとなり、売上総利益は昨年対比104.9%の増益となりました。さらに販売管理費については昨年対比96.1%で、結果として営業利益は大幅な増益となり、昨年後半に競合店の出現や店頭交通規制というマイナス要素がありましたが、この決算内容を見た時に、取り敢えず胸を撫で下ろしております。



 この好結果を踏まえて、昨年から学ぶところといたしましては、やはり粗利益率の向上というものがいかに大事であるかということでございます。日本社会全体、特に我々の酒販業界においてマイナス成長の時代において、20年前からの営業形態(薄利多売構造)の延長線上で商売をすることがいかに危うい事であるかという事が再確認出来ました。

 



 1970年代から『薄利多売』 とかつてあの天下のダイエーが合言葉のように豪語していたのが懐かしい限りです。そして、そのダイエーも今や消えようとしています。(今年、イオンの岡田社長は、2018年にダイエーの名称を完全に消滅させると発表しています。) 時代は変わったのです。 



 時代が変わったといえば、しょーもない話をいたしますが、先日2月14日に4人の女性からチョコレートを頂きました。かつて、30年ほど前、私が37、8歳の若いころチョコレートだけでも12~3個は貰っておりました。北新地のクラブのママさんからは、ブランドもののトランクスをプレゼントされ、カミさんに問い詰められ、大変な思いをしたのを覚えております。(笑) いまや男としての迫力がなくなりました。 時代は変わったのです。



 今では、月一回二人の孫を連れて回転ずし屋で寿司をつまむのが何よりの楽しみという具合で、年齢と共に人生の楽しみ方が変化していくのを実感しています。これからもこの4人の女性から毎年プレゼントしていただけるのを楽しみにしております。そして5人目として孫からもらったりしてね。プレゼントされる相手が時代と共に変化することはこれもまた楽しいものです。



 ただ時代が変わることにより変えなければならない事と、いつの時代になっても変えてはいけない、無くしてはいけない大切な事も多々あるということも肝に銘じておきたいと思います。

 



 さて、今月のテーマは 『生存者メリット』 についてお話ししたいと思います。かつて24年前の平成5年4月25日にドリーム東大阪店は、この東大阪市宝持の地にて酒DSとしてオープンいたしました。様々な諸問題やリスクを抱えてオープンに至ったわけですが、その分開店すれば予想以上の賑わいが待っておりました。



 いつの世も誰もが摩擦や危険を感じ取って、その殻を破ろうとしない、しかしながらそこにチャレンジすることの難しさと打ち破るための英断、そしてその後好結果が出た時の面白さ、これがハイリスク・ハイリターンであります。そのためには、打って出る勇気と情熱 が必要となります。その結果、うまくいけば 『先駆者メリット』 というご褒美がもらえます。先にやったもん勝ちです。



 ところが、今この時期・時代に酒DSを開業しようとするものなら、それはチャレンジではなく、『無謀』 というものであります。このことは誰もが理解できることです。しかしながら、現在既存店舗として営業を続け、いまだにかつての『薄利多売』の発想 から抜け出せないお店がたくさん存在します。



 問題は、ここからです。新店を出すことは、『無謀』 と分かりながら、自店の中では以前と同じやり方を続けているのに『無謀』 と思えていない、ここに殻を破れないもどかしさがあるのです。相田みつをさんの言葉にこのような詩があります。

 “ そのうちに そのうちに 弁解しながら 日が暮れる ”



 先日、1月31日にドリーム東大阪店の近くにある酒DSが倒産いたしました。自己破産されたその理由は知る由もありませんが、考えられることとしてはやはり安さ一辺倒のご商売をされていたのではないかと憶測ではありますが、そう推察されます。そして、この事象は『薄利多売』の怖さを物語っております。

 



 そのお店は、ある意味、時代の変化についていけなかったのだと思います。結果として、2月に入ってドリーム東大阪店にそのお店のお客様が来店されたり、問い合わせがあったりと着実に新規客が増えております。人様の不幸に乗じて、ということで複雑ではありますが、有難いことです。



 これが本日のテーマ、『生存者メリット』 であります。過酷な商売の世界、生き残ることが大事であります。生き残ってこそ、メリットが享受されるのです。去っていく反対の立場でなく、本当に良かったなと思います。



 そこで今回新規のお客様として会員登録いたしました方々の傾向を見ますと、見事にある属性が見当たります。それは、ほとんどが宅配を求めるお客様 なのです。今のところ、約20軒ほどの新規顧客の中、料飲店が半数の10軒、一般顧客が残り10軒となっております。



 そして、一般顧客の方々のほぼ全員が、配達希望のお客様で、しかも有難いことに平均配達単価が約15000円となっております。あるお客様は、ドライの大瓶2ケースとアクアブルー500ml 4ケース(約3万円)という内容の配達で月一回は発注していただけるということでした。



 店頭に来られて持ち帰りのお客様は、皆無でした。全てが配達希望のお客様であります。 ということは、店頭テイクアウトの顧客は、ドリームに来ずに近くの食品スーパー(万代)やドラッグストア(スギ薬局・キリン堂)へと流れているのだと思われます。ここに『生存者メリット』 のヒントがあるのです。

 

             ココをクリック(PDFファイル)



 料飲店においても夜8時まで土日でも配達してもらえるということで、ほとんどのお客様が、価格交渉なしで取引を開始することが出来ました。利益率も15%前後は確保できております。



 ここで、この一連の流れを総括してみますと、もしドリーム東大阪店が日ごろから「喜んで配達します!」 という配達サービスを情報として地域にお知らせしていなかったら、例え競合店が閉店したとしても自店のお客様へと取り込めなかったのではと推察されます。



 また一般顧客においても全てとは言いませんが、宅配希望の方々は単価が大きいということもデータ上、如実に出ております。当然特売ののどごし2ケースすぐに持ってこい!というお客様もおられますが、グロスで考えると今後の店舗運営の中では、業務用市場の開拓も含めて配達機能の強化は急務であると考えます。



 『生存者メリット』 を期待しておとなしくじっと待っていても、常日頃から地域のお客様の付加価値ニーズを探し求め、装備していく努力を怠っていたら、そのメリツトもやってこないということです。



 私は先述20数年前の『先駆者メリット』 を得るため、多大なるリスクを背負ってチャレンジしてきたことをお話いたしました。しかしながら、それ以上に『生存者メリット』 を享受するための生き残り方を実践する方が、はるかに難易度が高いと最近痛感いたしております。いわゆる「いけいけどんどん」では、ダメなんですね。会社を、そして店舗を継続させていく事が 『本当の力』 なんですね。

 



 ご夫婦だけで営業されてるお店におかれても、やはり数値管理のスキルが必要とされ、経営全般を見極めていく中で黒字経営を確保することが重要であると思います。できるだけ経費をかけず、自店の身の丈に合った販促活動や自店の強みを見つめ直しすることで、お客様の要望にお応えできる店づくりを目指す必要があります。



 東大阪店では、今回の競合店の閉店に伴う一連の新規顧客獲得の中で再確認することができた宅配サービスの強化、今年はこの部分に焦点を当てて、更に利益率のアップを目指してスタッフ全員で繁盛店を目指してまいりたいと思いまます。



 最後になりますが、生き残りというテーマでこの徒然日記の中でも度々進化論としてご紹介してまいりましたあのイギリスの生物学者チャールズ・ダーウィンの言葉を借りて今月の投稿を締めたいと思います。



         今月もご覧いただき誠にありがとうございました。

 

 

 

1月号  『 今年もよろしくお願い申し上げます。』  Ⅴol.95

  1月号  『 今年もよろしくお願い申し上げます。』  Ⅴol.95



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿したいと思います。



 さて2017年新年もあっという間に1ヶ月が過ぎようとしています。お店の方は、今年もご多聞に漏れず1月はヒマな日々が続いております。毎年のこととはいえ、お正月三ケ日を挟んでこれだけの売上格差があるのは、本当に精神的に疲れます。あの歳末期の忙しさが懐かしく思えます。



 ただ繁忙期にあれだけ精いっぱい頑張ったんだから、閑散期にはゆっくりと心身とも、はんなりと充電することも大切だなとも思います。人間やはり息を吐けば、吸うことも大切なことでもあります。 といっても、東大阪店では12月末が決算期となっておりますので、月初に在庫調べを実施して、ただいま忙しく2016年の決算書作成に励んでおります。

 



 おかげさまで、一昨年よりも売上は2.5%ほどタ゜ウンしましたが、利益率が1.1%アップしたことと経費削減の甲斐あって営業利益は増益となる見通しです。いわゆる減収増益といったところです。ただこのコラムにて再三お話ししておりますように、交通規制の関係で昨年下半期の数値が極端に劣化したため、今年の営業活動はかなりの苦戦が予想されます。 そこで “ だから、どうするんだ!”  ということなんですが、焦らず、じっくり構えて対策を講じたいと思います。その内容は、追々お話しさせていただきたいと思います。



 話は変わりますが、先日1/22に大相撲初場所が幕を閉じました。結果は、大関 稀勢の里が初優勝 という快挙を成し遂げて大いに盛り上がりました。普段から感情を表に出さない不愛想な関取ですが、さすが優勝が決まった時のインタビューで涙をキラリとひと筋流したのには、心が動かされるものがありました。

 



 また25日には、横綱に推挙され何と19年ぶりの日本人横綱誕生ということで日本中が沸きに沸いたということであります。稀勢の里関のようにどんな世界でもスポットライトを浴び、光さすものもあれば、影を落とすものがございます。何を言わんかと申しますと、大関琴奨菊の大関陥落ということでございます。相撲に関心のおありの方はご存知かと思いますが、この初場所が琴奨菊のカド番でありました。



 残念ながら5勝10敗という負け越しの結果で、大関陥落ということになりました。そこで、ここで質問です。昨年1月の初場所の優勝力士は、誰だったか?ご存知でしょうか。 まさしくその大関琴奨菊だったのです。この徒然日記でも昨年の1月号冒頭でおめでたい話題として掲載させていただきました。当時、『コトバウアー』ブームで日本中を熱くさせたものでした。

 



 勝負の世界というものは残酷なもので結果がすべての世界です。華々しい優勝から、一年後には厳しい現実が待っておりました。ただ、その後の記者会見で琴奨菊関は、「気持ちをしっかり切り替えて、今後やるべきことをやる。負けて終わりじゃないから。辞めたら終わりだから。しっかりと気持ちを立て直してやっていきたい」 と、引退はせずに関脇として3月の大阪場所10勝以上を目指して相撲を取り続ける考えを示されました。



 心の折れない強い信念そして柔和な優しい人柄と一生懸命のガブリ寄りで相撲界きっての人気者である琴奨菊関には、今後とも持ち味である 『ネバーギブアッブ』 という信条で相撲を取り続け、我々を楽しませていただきたいと強く願っております。



 そして琴奨菊同様、厳しい現実にさらされている東大阪店でも関取を見習って、笑顔でこの苦境を克服して次なる高みを目指してまいりたいと思います。これからも東大阪の地で商いをしていく中で、予想だにしない出来事が数々起きてくるとは思います。



しかしながら、自分たちの周りには、同じような環境の中で努力し、それに立ち向かい、次なるステージに立ち上がっている人々がいらっしゃることを常に意識して頑張ってまいりたいと思います。



 今回は、年初にあたり今後様々な活動を実施していく中で、その行動する前の 『 心構え 』 として琴奨菊関の思いに重ね合わせてお話しさせていただきました。お互いに物事の内容やスケールの違いはありますが、今年一年商いをする者として、この
『 心構え 』 というものをあらためて熟考していただきたいとお願い申し上げまして今月の投稿を終えたいと思います。



  今月もご覧いただき誠にありがとうございました。



   [ 追 記 ] 今年一月初旬に近畿大学 総合社会学部の学生さん ( 田中・笹部・田中各氏 ) より、下記の情報雑誌の取材を受けました。その時の記事内容が掲載されておりますので、よろしければご一読いただければと思います。

 

12月号  『 2016年を振り返って・・・ 』  Ⅴol.94

  12月号  『 2016年を振り返って・・・ 』  Ⅴol.94



 みなさん、こんにちは! いよいよ今年最後の徒然日記を投稿したいと思います。

 

さて今年も残すところ、あと数日といったところですね。各店では、本日から大晦日までの予定で年末特売チラシを配布されているところも多々あると思います。 いよいよ最後の追い込みといったところですかね。





 東大阪店でも12/22 ~12/25 までの4日間歳末大売り出しを開催いたしました。なかなか昔と違って月末チラシを配布したからといって爆発的に売り上げが増えるという時代は終わった! という考えは、皆様と意を同じくするところであります。

 

       ◆ココをクリック(PDFファイル)◆



 ただ多くは期待していなかったのですが、今回新規のお客様もチラホラご来店いただいたりして、さすが歳末期だなという感覚であります。また、その新規のお客様の購買内容を見ていますとギフトや地酒関係が多いのに驚かされました。



 近隣にお菓子や飲料水・ビール系飲料地域最安値のドラッグストアが出現したのも起因していると思いますが、お客様のドリームに求める商品内容が変化してきたかなというのが最近の感触です。そこら辺を今後の販促ポイントとして来年は強化していかなければいけないと分析いたしております。



 さて、話は変わりまして私事でございますが、先日毎年恒例の年末お墓参りを行ってまいりました。年寄りじみたことを言うようですが(年寄りですけど・・・)、お墓の前に立つと何か身がしまる思いがいたしまして、ご先祖様への一年間の感謝と同じく来る年も家族の無病息災・家内安全そしてお店の商売繁盛をお願いして線香をあげてまいりました。



 私の場合、お墓参りは年に6回は必ずお参りしております。春秋のお彼岸、両親の命日、そしてお盆と今回の年末という内訳であります。このルーティンは、何十年間変わらず続けております。ただ墓地の周りは年々様変わりし、横には阪神高速道路が出現し、2年前には何と日本一高い(300m)商業ビル『あべのハルカス』 が誕生いたしました。 ご先祖さんもビックリ! といったところでしょうか。

 



 この墓地は俗に『阿倍野斎場』 と言いまして、正式名は『大阪市営 南霊園』 であります。明治7年完成したと文献ではありますが、井上家の場合大正時代に大阪市から墓地権を取得したと聞いております。当時大阪市中央区の松屋町通りにて酒屋を営業していた関係で権利を得たということらしいです。



 最近、お墓参りをされている方々の様子を見ていますと、5~10人ほどの家族三世代で来られている方がほとんどありません。核家族化が進行していることが原因なのでしょう。またお墓参りという風習が希薄化しているのも事実だと思います。何か日本文化の大切なものが一つ一つ無くなりつつあるのが寂しい限りです。



 私の幼少のころは、お墓参りに行くよ! となると、学校の遠足のように前の晩からワクワクしていたのを覚えています。何故なら、お墓の横には、天王寺動物園があり、お墓参りの後に必ず行っていたのです。はっきり言ってご先祖さんに手を合わす意味なんか、まったくどうでも良かったのです。(いや、少しはありましたけどね・・・)



 さらには、向かいの近鉄百貨店の10階大食堂でのお子様ランチ(なぜか日の丸の国旗が立ててありました)とホットケーキを食べるのが子供にとって何とも言えない至福の時間でありました。この一連の行事を今後とも子供たちから孫へと引き継いでもらいたいと願っております。時代が、ホットケーキからミックスピザに変わってもね。

 





 ちなみに私は生まれてこの方66年間、現住所である東大阪市横沼町から一度も住民票を移したことがありません。おそらくこれからもないと思います。ということは、私の人生最初で最後の引っ越し先は、この阿倍野のお墓ということになります。早ければあと数年後には、お世話にならないといけませんので、(意外としぶとく100歳まで届いたりしてね・・・)今後のお墓参りに関しては新たな気持ちでお墓の清掃を心がけたいと思います。



 さて、今年も12月初旬に月刊情報誌 「日経トレンディ」が、 『 2016年 ヒット商品ベスト10 』 を発表いたしました。毎年恒例のこの発表内容は、日本全国で2016年に発売された商品やサービスを 「売れ行き」 「新規性」 「影響力」 の3つの項目で総合的に判断し、それぞれのヒットの度合いを評価し、ランキング集計したものであるらしいです。私たちの業界には、それほど関係するものは見当たらないようでしたが、この1年を思い起こしながら振り返り、何かの参考にしていただければと思います。

 

 



 そして、国内で発生した2016年 10大ニュースとして取り上げられた事としては、今年4月に熊本で発生した大地震(4月号でも取り上げました)、それと現在も引き続き話題となり、また来年の都議会選を睨んだ新党結成なども話題豊富な小池新都知事、そして何よりも今夏日本中を感動の渦となしたリオ五輪日本選手団、さらに上記にあるように功罪両面を兼ね合わせたポケモンGO旋風etc 今年も喜怒哀楽さまざまな出来事や事件がありました。読売新聞社提供資料から画像だけですが、下記に列記しましたので振り返っていただきたいと思います。

   

    

     

    

       

        

    

      

      

       



 さて、ドリーム東大阪店2016年5大ニュースといえば、まず第一位になるのが今年9月の段上前店長の退職であります。バイト時代を含めると約12年間ドリームに従事してもらっていたのですが、本人の将来に向けての人生設計を真剣に考えたうえでの退職申し出でありました。



 約半年間の引継ぎなどを踏まえてお互い何のわだかまりもなく、彼の第二の人生へと送り出しました。一昨日の日曜日も久しぶりに子供二人を連れてお店に遊びに来てくれました。年明けにゆっくりとお互いの近況報告を兼ねて、飲み会をしようということで別れました。

 



 さて、第二位となるのが、松藤店長の成長であります。特にこの3ヶ月は段上君の空白を見事にリカバリーしてくれて、恐れていた上得意様の顧客離れもなく、スムーズに移行することが出来ました。逆境を克服して自らのスキルを向上させてくれたと喜んでおります。



 第三位は同じくスタッフ関係になりますが、“待ち人来たる!” と申しますか、段上君の後任に10月より入社いたしました勝間田チーフの登場です。以前、学生時代に当店でのバイト経験があり、即戦力としてこの3ヶ月間頑張ってきてくれました。まだまだ「若気の至り」ということで考えの甘いところも多々ありますが、今後の教育次第でパートの堀井さん共々、松藤店長を支える頼もしいスタッフになると確信いたしております。



 第四位は、23年ぶりのサインポールパネルの張り替えであります。以前にもこのコラムにてご紹介いたしましたが、広島の中尾さんのおかげで小規模事業者持続化補助金制度活用に応募し、合格通知を頂き、費用をかけて思い切って下記の通りパネル交換いたしました。

 



 後述いたしますが、このパネルの差し替えは単なる新品に交換したというものだけではなく、今後のドリーム東大阪店の目指すべき方向性を広くお客様にアピールするものであります。そういう意味では第一位に挙げられる内容でもあります。



 さて第五位でありますが、ちょっと暗い話になりまして申し訳ありませんがこのコラムでも再々お話ししていますように店舗前面道路の交通規制問題であります。この規制は、場合によって致命傷になりかねない大きな出来事であります。しかしながら長年商売をしておりますと予期せぬ困難がある日突然ということが多々ございます。

 



 先述の熊本大地震もそうです。この窮地をいかに克服するか、熊本の皆さんもドリーム東大阪店も今後とも前に向かってやるべき事をしっかりと見定めて、次なるステージを求めてまず行動していかなければなりません。



 以上、ドリーム東大阪店における今年の大きな出来事でした。特に第四位に挙げましたパネル変更内容は2017年の営業活動において大きな指標となり、2017年3月までに作成する
『 Remake 2020 』 の中核テーマとなります。

    



 そこでさらにその内容を具現化していく、いわゆるトヨタのカイゼン 『 視える化 』 を推進していく所存であります。例えば、数値目標として2020年までに東大阪店では、売上粗利益率を20%台に引き上げていく高い目標を掲げていきます。



 そして、それが達成した暁には共に数値達成を成し遂げた若いスタッフ達に、経営権も含めた権限の委譲を実施したいと思っております。そして、その2020年までの活動プロセスを私だけでなく、東大阪店だけでもなく、本部や全国の加盟店様と共に、共有・協働して目指すべき目標を達成したいと願っております。



 そのためにも、今後とも皆様方には現場に基づいた忌憚のない御意見・御提案を、来る年も頂戴できますようお願い申し上げまして、本年の『徒然日記の締め』 とさせていただきたいと存じます。



 今年も徒然なるままに他愛無い内容で書き綴ったことと思います。それにもかかわらず、この一年ご覧いただきましたこと厚く御礼申し上げます。



 来る年も世相の流れとともに業界のお話しや消費者の動向、さらには私なりの座学について深掘りしながら語ってまいりたいと存じますので今後ともよろしくお願い申し上げます。



     それでは、みなさま良いお年を!!  そして、来年もよろしく!!

  

11月号 『 落葉のメカニズム 』 Ⅴol.93

11月号  『 落葉のメカニズム 』   Ⅴol.93



 みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を投稿したいと思います。



 さて冬ギフト商戦もいよいよ佳境に入ってきましたね。皆さんのお店では、冬ギフトの動きはいかがでしょうか。私の聞くところでは、もうすでに新規のお客様で30件口を受注したという店舗もあり、チラホラとあちこちで悲喜こもごもの冬ギフト商戦がスタートしているようです。

 



 ドリーム東大阪店でも、先日当店大口NO.1 でありますお客様が、ご来店いただき クッキーセットPAW-30 ( 税込 1609円 ) 238セット 382,942 円をお買い上げいただきました。端数の942円は値引きさせていただいても十分利益があり、大変ありがたいギフト注文でした。

 



 東大阪店では、すでに何回もボヤいていますようにドラッグチェーン『キリン堂』の近隣出店や店舗前の交通規制などで先行きの暗い話ばかりしてまいりましたが、このような景気の良いギフト売上などがありますと何かホッとする気持ちでいっぱいです。



 現に先月10月の売上高は、上記の影響で昨年対比89.6%という厳しい結果でしたが、11月に入り、ギフトが始まりますと昨日までで 97.5%と売上回復 が見られます。通常のビール系やお菓子・飲料水などは店頭を中心に相変わらず厳しい数字ですが、冬ギフトのおかげで何とか凌いでおります。

 



 逆に言えば、十数年前からギフトカテゴリーを強化していなかったら、東大阪店どうなってしまったのだろうと今考えれば本当にコワイ話です。そんな訳で、最近ギフトを始めたばかりの加盟店様もすぐには成果が出ないとは思いますが、我慢強くコツコツとお客様にギフトに関する情報伝達を繰り返すことで、必ずや自店を助けてくれるカテゴリーに育っていくと信じて頑張っていただきたいと思います。 



 さて、今月のテーマは 『 落葉のメカニズム 』 とさせていただきました。話は変わりますが、最近徒然日記に投稿する際のテーマを何にするか、いろいろと悩んでおります。と言いますのも、いつも参考にしていました日経MJ新聞(日経流通新聞)をくまなく見ていましても、最近の記事は我々のような零細店舗が参考にできるような内容が全くありません。



 かつて、シャッター商店街の中で、頑張っている八百屋さんとか、魚屋さんなどなど紹介記事があり、それなりに刺激材料となっていました。 しかしながら、最近は元気な地域食品スーパーですら、生き残りのためイトーヨーカ堂やイオングループの系列下に入らざるを得ない状況が続き、小売り流通業界での寡占化が進んでおります。そんな記事ばかりです。 本当に厳しい時代です。



 そんな訳で、今回皆さまへのお仕事の参考になるようなネタがありませんので、『 紅葉と落葉 』 についての話題とさせていただきました。



 先日、お休みをいただきまして久しぶりに家内と一緒に 『 紅葉狩り 』 と洒落込んで琵琶湖湖岸の禅宗永源寺派の総本山「永源寺」へ行ってまいりました。場所としては、酒匠米匠しくマルハチ店様の近くになるんですが、帰りに松茸ご飯や土瓶蒸しなど食しまして、『 忙中閑あり 』 ゆったりとした一日を過ごさせていただきました。

 



 永源寺境内のお庭のそれぞれの木々が、黄色や赤色に染まり本当に見事な紅葉でありました。そして、ヒラヒラと落葉するシーンを見ると本当に風情のある日本の風景そのものでした。そこで、その時の会話の中で、家内に
「なぜ、葉っぱって落ちるか知ってるか?」 と聞いてみると 「あまり深く考えたことがないわ」 という返答でした。



 今まで何十年間紅葉を鑑賞し、その美しさに感動を味わいながらも意外とその落葉のメカニズムをご存知の方は少ないのではないでしょうか。当たり前のことですが、そんなメカニズムのことを考えて紅葉鑑賞していると遊び心がないというか、無粋なことですよね。



 ただ、敢えてお話しするとその落葉の風情とは裏腹に植物の 『 生命 』 に対する非情な営みがあるんですね。と偉そうに言っても私も生物学者ではありませんので、詳しく論理的に説明できませんので、いつも通りウィキペディアで調べてみますと次のように解説されておりました。

 

 



 気候温暖な地域では、常緑樹といって常に青々とした葉っぱが実っています。その営みが通用する地域環境なんですね。しかし環境の厳しい地域や季節になると、落葉樹はその自然の厳しさに生き残るために自らが生存のためのメカニズムを確立していくのです。何かを犠牲にすることにより、本体が生き残りを図る、これが
『 ダーウィンの進化論 』 にある自然の摂理なんですね。



 それともう一つ、環境が厳しい時代に考えなければならない大事なことが、『 断・捨・離 』 であります。これを実行するのが、また至難の業なんですが、この言葉の解説については来年ゆっくりとお話ししたいと思います。



 ちなみに、地球上に存在する長寿命の動植物を調べてみますと、圧倒的に植物が多く、現在確認されている中では、世界最長の樹齢として、なんと9550歳という樹木があります。

 



 てっきり、日本の屋久島・縄文杉(約2600歳)かなと思っていたのですが、やはり世界中には、しぶとい生き物が多数あるということですね。



 このように考えますと、昔から世界中の生き物が生き残りため、また種の継続と進化のため、様々な犠牲と努力と工夫を怠りなく実践していることが伺えます。じゃ、私たちは毎日の仕事の中でどのようなシンキングワークを実践しているのでしょうか。 考えさせられるところです。



 最後になりましたが、私の好きな俳句と申しますか、禅僧・良寛禅師の辞世の句をご紹介して今月の投稿を終えたいと思います。

 



今月もご覧いただき誠にありがとうございました。

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