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5月号  『 夏ギフトで コロナをふっ飛ばせ! 』 Ⅴol.135

 5月号  『 夏ギフトで コロナをふっ飛ばせ! 』 Ⅴol.135



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿いたしたいと思います。



 さて、いよいよ今年も新型コロナ禍のもと、夏ギフト商戦に突入する時期となってまいりました。ドリーム東大阪店では例年通り、店内に 『 ひまわり 』 中心のPOPを張り巡らし、夏の雰囲気を醸し出しております。ちなみに色とりどりの素敵な花の中で私の一番大好きな花は、『 ひまわり 』 であります。

 





 花言葉は「憧れ」 「あなただけを見つめる」 という事らしいんですが、雰囲気的には「前に進む」 「向上心」 ぽい感じですかね。そうそう弁護士さんの職業バッジも確か 『 ひまわり 』 でありますので、「 正義 」 「情熱 」 なんかも合いそうですね。とにかく前向きな花の代表でもありますので、若い頃からそうありたい思い常に夏の開花を楽しみにしておりました。



 さて話しは変わりますが、今年のお中元ギフト、売れ行きはどうなっていくんでしょうかね。コロナの影響を受けて中元ギフトまで自粛ムード にならぬよう願いたいものです。ただ、あれこれ考えても仕方ないので、取り敢えず例年通り、準備万端のうえ、積極果敢に販促活動を進めていきたいと思っております。



 そしてギフトと言えば、デパートで・・というのが定番でしたが、気の毒なことに高島屋や大丸百貨店もお中元ギフトどころではなくなってしまいましたね。先日、緊急事態宣言の解除はありましたが、3密を警戒して夏ギフト特別催事コーナーも今年は取り止めのようで、どうしようもない状況であります。



 さて、百貨店と言えば先日アメリカの老舗百貨店(創業118年) J C ペニーが、総額 5,300億円という多大な負債を抱えて倒産いたしました。新型コロナの影響を受けてという事で衝撃的なニュースでありました。かつて35年ほど前、アメリカ流通業視察ツァーの際、私も一度訪店したことがあるんですが、なかなかその店内の雰囲気たるや日本のデパートの比ではなかったことを記憶しております。



 先日、日経 MJ を読んでおりますと 「アメリカで始まったアパレル&百貨店の倒産ドミノの激震」 という記事があり、アメリカでは今現在連鎖的に超高級百貨店やアパレルチェーンの経営破たんが続いているとのことです。噂では、あの 『 GAP (ギャップ) 』 8万人の従業員を一時解雇するなど業績悪化に直面し、『 GAP 』 も、もしかして・・・・との事のようです。 

 



 アメリカでの新型コロナによる経済的ダメージは、他国とは比べようもない深刻なもので、例えば先月の徒然日記を掲載した時期の失業保険の申請者数は、2200万件とお話しいたしましたが、1ヶ月経過した5月末現在で何と1150万人増え、3350万件 となっております。アメリカの失業率は、戦後最悪で15.0% を超えております。(ちなみに日本の場合は、いまのところ5月末で3.0%ぐらいであると思います。)



 さて当然ではありますが、日本においてもその経済的なコロナ被害は日に日に拡大しており、先日レナウン倒産の一報が下記のように掲載されておりました。



  アパレル大手 「 レナウン」 破綻で、次の “ 大型倒産企業 ” はどこか



 コロナ・ショックがついに東証一部上場企業に波及した。アパレル大手のレナウンが自力での経営再建を断念し、東京地裁から民事再生手続きの開始決定を受けた。中国企業の傘下となった後も経営難が続いていたが、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛で、百貨店での販売が激減したことがとどめとなった。コロナ不況業種はアパレル以外にも数多く、市場では次の大型倒産企業探しが始まっている。

 1902年創業の老舗で、「レナウン娘」のCM が人気となり、紳士服 「ダーバン」 などのブランドで知られるレナウンだが、3月の店頭売上高は前年同月比42.5%減。主力販路である百貨店の休業が本格化した4月には81.0%減に落ち込み、資金繰りが行き詰まっていた。

 負債総額は138億7900万円。東京証券取引所第1部から上場廃止となる。子会社が民事再生の申し立てを行う異例の形で、今後は管財人の下でスポンサーを探し、再建を目指す。

 



 とありました。レナウンの4月現在の社員数は、約900名 と聞いておりますので、彼らもまた失業者となってしまったのであります。さらには、昨日テレビ報道されていた中で、市場調査会社 帝国データバンクの調べ による日本企業の業況が発表されておりました。



 その内容は、今年1月から4月までの中小を含めた 企業倒産件数が2800件 にのぼるとありました。これまた戦後最大の件数らしいです。この勢いでいくと、年末までに約10000社の企業倒産 に見舞われると予想されております。単純に一社当たり200名の社員が在籍していたとすれば、約200万人の失業者が続出する事態となります。



 おそらく失業率も現在の2倍の6.0%近くまで伸びていくと予想されます。そして、このような事態が様々な負の連鎖 という社会現象をもたらせてくると思います。われわれ小売りの世界においても、日本国内で失業者が記録的に増えてくることにより、消費者の購買意欲も大きく減退してまいります。



 さらに購入の仕方もネット通販を利用する消費者が急増し、今後も大手百貨店やアパレルを中心とした大型小売店を中心に破綻が相次ぐことが予想されます。そして、チェーンストアの破綻でリストラによる大量閉店が断行され、結果スタッフの大量解雇となっていくのです。さらにこれに伴う失業者の増加に対して負の連鎖 がさらに大きくなっていくのは、避けられない状況であると思われます。

 



 ひと事ではありません。私ども地域の零細小売店もこれからは、消費者にとって唯一無二の特長が無ければ淘汰されてしまう運命となるでしょう。いまコロナをキッカケに百貨店や衣料品店など消費者のリアル店舗離れ がさらに加速していくことになるでしょう。逆にネットを活用した E C (電子商取引) は、このような時期をうまく活用し、着実に数字を伸ばしているというデータがあります。



 じぁ、これからの時代、リアル店舗の店売りは更に落ち込んでいくのでしょうか。いえいえ、そうではありません。先日、和歌山のドリームえがわ店様にお邪魔して久しぶりに互いの近況報告やコロナ対策について意見交換させていただきました。えがわ店さんでは、4月の店頭売上並びに粗利益額 が昨年を大きく超えておられます。



 当然のことではありますが、日夜いろいろと創意工夫されて販売努力をされての結果でありますが、その内容を因数分解すれば、自ずからなるべくしてなっているという方程式が見えてまいります。まずは、スタッフの接客力の素晴らしさであります。商売人の基本中の基本でありますので、商品知識力も含めたプロとしてのお客様満足を常に目指しておられます。



 そして何よりもSNSを活用した情報伝達力の質と量の多彩さであります。特にホームページを利用して定期的な販促内容の提示、お店の売り場を中心とした画像を見せることによる品ぞろえの豊富さ、そしてネットショッピングへの誘引など、様々なご案内を提示されております。(和歌山えがわ店さまHPはここをクリック)



 ただ私が特筆するのは、その通販サイトから実店舗への誘客を意識して強化されているという仕掛けであります。時代の流れとして、SNSを活用しながらも常に伝播を主流とする商売のあり方を追求されております。顧客密着を実践 されております。だから、デパート以上の強みがあり、店頭売り(リアル店舗)が更に伸長しているのだと分析しています。



 これこそが、本部がこの数年前より提唱しております 『 絆作りマーケティング戦略 』 なのです。その戦略の先頭を切ってえがわ店さんは推し進めておられます。

 

  (大きく表示ここをクリック) 



 今後の商業活動の中で覚悟しておかなければならないことは、新型コロナが消滅することなく、常にそばにいるという事ではないでしょうか。そのために、今後の生活様式や購買スタイルが変化し、その後の「ウィズコロナ」 「アフターコロナ」 という環境の中で上記にある 『 黄色スペース 』 の①~⑩ までの心構えというものを一つずつ一つずつ形にしていかなければならないと思います。



 最後になりましたが、一昨日その江川さんから我々加盟店オーナーに送られたメールをご紹介して今月の投稿を終えたいと存じます。



            今月もご覧いただき誠にありがとうございました。

 



 早速、東大阪店においても、このキャッチコピーを活用させていただいて今年の夏ギフトのスローガン として大型POPを作成して、お店のうち外に掲示して今年の夏ギフト商戦を盛り上げていきたいと思っております。8月末になって好結果でありましたら、江川さん・・イッパイ奢りまっせ!



        『 夏ギフトで コロナをふっ飛ばせ! 』

4 月号   『 新型コロナのその先は・・・・?! 』 Ⅴol.134

   4 月号   『 新型コロナのその先は・・・・?! 』 Ⅴol.134



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿いたしたいと思います。



 いやー、本当に大変なことになっていますね。今回の新型コロナウィルス原因で発生する問題点があまりにも多種多様で、しかもスケールがデカすぎて 全世界に及ぼす被害が甚大なものになっております。その解決のため、地球規模で世界各国の医療関係者や政治家、研究者の方々が精力的になおかつ献身的に対応していただいております。本当に頭が下がる思いであります。どうぞ身の安全を確保しながら 人々のために頑張っていただきたいと思います。

 





 さて当然のことでありますが、ドリーム東大阪店においても感染予防のため、いくつかの対策を講じております。先日、ドリーム久宝寺店さんにお邪魔 して、三島オーナーからアドバイスをいただきながら、レジ回りをどのように対策されているのか参考にさせていただきました。



 早速、東大阪店に戻りまして、ホームセンターで買い求めた透明のビニールカーテンを天井よりぶら下げました。ビニールだけでは、ちょっと味気ないのとお客様に対して活字でのお願い事項を目的 パネル表示 いたしました。



今のところ、お客様から何の問題もなくご協力いただき、逆にこのような仕様をすることにより、コロナの話題でレジでの会話が弾み、よりお客様との距離感が近くなったように思えます。本当は、逆にお客様とは1.5m以上離れて近づかないようにしなければならないんですがね・・・。

 



 さらには、念には念を入れてつり銭のトレー渡しやクレジットカードの差し入れ、抜き取りをお客様ご自身で実施していただくよう差し込み器機にもメッセージプレートを貼り付けております。 



 もちろんスタッフ全員、マスク着用で随時アルコール消毒と手洗いを徹底 させております。特に店頭精米を作業する時は、お客様の前で手を必ずアルコール消毒のうえ、精米する流れとしております。日頃から提唱しております店頭精米の
『 安心・安全 』 は、商品のみならず作業工程も同じ意味 を持つものだと思っております。



      *** なお、各種POP・ツールについて、ご要望の方は本部までお問い合わせください。





 さて、今月のテーマは、『 新型コロナのその先は・・・・?! 』 とさせていただきました。先述のように、新型コロナの悪影響は、様々な分野に及んでおります。医療崩壊に始まり、教育崩壊、観光業崩壊、飲食業崩壊等どれをとっても深刻な問題になっております。今回は経済・社会に及ぼす一部分を捉えてお話ししてみたいと思います。



 先日、NHKの取材の中で次のような失業問題についての記事がありましたので、ご紹介したいと思います。



 



 アメリカ 失業保険の申請件数 4週間で2200万件超  新型コロナ問題で・・・



新型コロナウイルスの感染拡大が深刻なアメリカで解雇の動き に歯止めがかかりません。



4月11日までの1週間に申請された失業保険の件数は524万件余りに上り、非常事態宣言が出された先月中旬以降の4週間の申請件数は合わせて2200万件を超えました。 ( という事は、2200万人が失業したということですね)



 アメリカ労働省の16日の発表によりますと、4月11日までの1週間に新たに申請された失業保険の件数は524万5000件でした。



 これは前の週の661万件、そして過去最悪の水準だったその前の週の686万件に比べて減っていますが、依然、リーマンショックの時の8倍の水準で、記録的に多くなっています。



 この結果、国の非常事態宣言が出た先月中旬以降の4週間の申請件数は合わせて2200万件を超え、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、幅広い業種で解雇の動きに歯止めがかかっていません。  



 全米各地では失業者からの申請の殺到で給付が遅れるケースも増え、こうした人たちの日々の暮らしに深刻な影響を及ぼしていて、いかに早く給付できるかも差し迫った課題となっています。

              (NHK 取材より)





 とありました。アメリカでの雇用問題でありますので直接日本に関係することではありませんが、昔私が若い頃によく聞いた言葉が、『アメリカが風邪をひけば、日本は肺炎になる!』 と言われたものです。当時、それだけ日本の経済はアメリカ依存となっていた訳でありますが、現在においてもいずれ少なからず、日本経済に悪影響してくるのは間違いありません。



 それでは、アメリカではなく日本においての雇用問題 はどうなっていくんだろうかという事ですが、日本においても首都東京を中心に深刻な事態となっております。皆さんご存知のように、いつの時代も厳しい経済環境になってくると常に雇い止めの対象 になるのが、パート・アルバイト・非正規雇用労働者であります。



 総務省統計局のホームページを開き、掲載されている労働力調査内容を見ていますと、日本において今年2月現在の完全失業率は、2.5% という事で失業者数は全国で159万人と4ケ月ぶりに増加していました。



 懸念の3月の数値は今のところ掲載されていませんでしたが、私が思うところ、おそらく3月4月から今年の夏が終わるころには、2月数値の2倍 約5.0%台 に到達しているのではないかと予想します。人数にして約300万人超 となります。



 ただアメリカの2200万人に比べてはるかに少ない数字ではありますが、今後この失業率の数字 はとんでもない事態を引き起こす流れとなってまいります。ここで、ある民間調査会社のデータ分析の記事がありますので、ご紹介したいと思います。





   新型コロナ、もう1つの闘い 自殺者を増やさない経済対策を!



 日本では失業率が 1.0% 悪化すると自殺者が1,000人以上増える傾向がある。



 感染による死者を抑制できても、自殺者が急増すれば、新型コロナとの戦いに勝ったことにはならない。



          とありました。 さらには、





   失業率と自殺者数には相関がある。



 日本で 「 経済や生活苦を理由とした自殺者の数 (全体自殺者の約16%) 」 が最も多かったのは、2003年の8,897人。この年は完全失業率が5.3% と前の年の5.4%と並んで近年では最も高い水準だった。その後、失業率は低下して自殺者も減るが、08年に発生したリーマン・ショックで再び状況が悪化。2009年の失業率は5.1%に跳ね上がり、経済や生活苦による自殺者も8,377人へと急増 した。



 2012年12月に第2次安倍政権が発足してから日本の雇用情勢は、アベノミクス景気に人手不足も重なって、改善していく。昨年の失業率は2.4%、経済理由の自殺者数は3,395人と2003年よりも約5,000人減った



 日本の場合、失業率が1ポイント悪化 すると、1,000 ~ 2,000人、自殺者が増える 傾向がある。

 新型コロナウイルスの影響で心配なのは、失業率が急速に悪化することだ。4月24日時点で、日本国内での感染による死者数は287人(クルーズ船感染者を除く)。今後どこまで増加するかは予断を許さないが、この先 自殺者の方が、はるかに多くなる懸念 がある。

   日本ドットコムサイト(nippon.com)より引用https://www.nippon.com/ja/)





 2019年の全国の全体自殺者数は、2018年より671人(3.2%)減って2万169人(確定値)となり、10年連続で前年を下回った。 ( 自殺理由1位は、健康問題で全体の約32% ) 

 1978年の統計開始以来、最少。男性は前年比212人減の1万4078人、女性は同459人減の6091人で、男性の自殺者は女性の約2.3倍 となっている。



 国内の年間の自殺者は1997年までは長年2万人台で推移したが、1998年から14年連続で3万人を超え、2003年には最多の3万4427人 ( 94人 / 一日 ) になった。その後、景気回復や、相談体制の拡充をはじめとする地域の取り組み強化を背景に、2012年に3万人を割って以降は10年連続で前年より減少している。



   とありました。 





いかがでしょうか、日常生活の中で我々が知る由もない現実がこの数値によって現わされているのです。今後数カ月の間に、私たちの身近な人々が会社倒産や個人商店廃業、並びに解雇 されるという憂き目の中で上記のような悲劇が再発してくるのであります。



 そんなときにこそ、身近にいる人たちが手を差し伸べて相談相手となることで、最悪の選択 を選ばずに済むのではないでしょうか。今こそ、人の優しさ、仲間の大事さ、ワンチームの連帯感を発揮しなければなりません。そして、行き場のない焦燥感の中で悩んでおられる方々への
『 傾 聴 』 と 『 共 感 』 が必要となります。



 このような厳しい経済環境下であるからこそ、人と人との触れ合いをもっと密にしていかなければならないのです。しかしながら、医療現場の見地からして、『 感染学的 』 に判断すると皆さまご存知のように 『 3 密 』 を極力避けて、人と人との接触割合も 80% 減少 しなければならないのです。



 ただ、『 心療内科的 』 に見ると、崖っぷちに追い込まれた方が 『 孤独 』・『 挫折 』・『 究極の逃避 』 の心境 になり、これから起きるであろう 最悪の選択 に対して、今こそ周りの人々がその方々に150%の寄り添い をしていかなければなりません。



 ここに、今回の新型コロナウィルス問題対処においての矛盾・・・、死に対しての予防 を考えると同じ予防治療において、まったく異なる対処をしていかなければならないのです。いわゆる緊急性として人と人との接触は極力避けていかなければなりませんが、『 心と心の接触 』 は、より強く求めていかなければならないのです。



常に現場に立ち続け、日々の商売に自分の生きざまをかけてこられた方ほど、今回の仕打ちは非常にダメージの大きなものになると察します。微力ではありますが、今後私自身の役割としてそのような方々に対して辛い気持ちや悲しい気持ちを
『 傾 聴 』 し、 『 共 感 』 することで、八方ふさがりの中、活路を見出すことのお手伝いを精力的にさせていただきたいと思っております。



                           

 お互いに仲間を信じて、遠慮なく頼りあって励まし合ってこの難局を乗り越えていこうではありませんか!





 最後に、そんな厳しい環境下であるにもかかわらず、前向きに頑張っておられる頼もしい加盟店さんのコメントをご紹介して今月の投稿を終えたいと思います。 そして、皆さま くれぐれも感染予防を徹底され、お体ご自愛いただきますよう心より祈念いたしております。



        今月もご覧いただき誠にありがとうございました。



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  3 月度の [ 総 評]  ドリーム東大阪店 松藤店長

 3月は予想外の新型コロナでどうなるかとおもいきや、それなりに頑張った結果となりました。当然、業務店不振の影響が少なからずありましたが、スタッフみんなが頑張ってくれたので何とかこの数値(粗利益額 昨年対比98.5%)で終われました。

 これは外的要因での結果数値なので、今後終息まで我慢強く手を抜かず業務に取り組めば、数値はいずれ回復していくのかと思います。利益率が上がっているのは、お米が健闘してくれました。

 非アルコール系がここまで伸びてくると利益率の違いは明らかで、これからの目指すべき内容は今の形なのかなとも考えられます。                                 





  3 月度の [ 総 評 ]  ㈱ 津田本店 様

 お客様との話題はコロナ一色。状況としては最悪な中、業務店さんもなんとか踏ん張ってくれている。今月は新規はなし。閉店1件。外販は目も当てられないが店頭は売上・客数ともUP。全体としての粗利額は思いの外確保できました。

 改めて、自店が業務店さんと運命共同体という事、また利益率の改善がいかに重要かという事を思い知らされたひと月でした。この状況がいつまで続くのか・・・と嘆いていても仕方がないし、さらに状況は悪くなる可能性が高いので、環境が変わったことをしっかりと認識し、考え方を変える必要がある。

 今の状況での当店の地域での役割は何なのか・・・もちろん、これまで通り業務店さんはしっかりとサポートしながら、近隣の方のご来店や外出しにくい方への家庭用当日配達もさらにアピールしていきます。





 3 月度の [ 総 評 ]  奈良酒店 様

 新型コロナの関係でお米の需要が高まる。新規よりも既存のお客様が子供に送られたり、学校が休みの為、家での消費が高まった為。インバウンドなどの良い影響もなかった分、悪い影響もそんなにはない。

 4月下旬から5月上旬GWのイベントが全て無いので今後の影響が大。その分をお米で穴埋めしたい。

 昨年10月の増税から今年の新型コロナとマイナス要因ばかりではあるが、まだお米など売れる物があるので有り難い。                         





  3 月度の [ 総 評 ]  ドリームえがわ店 様

 新型コロナの影響もあり、売上昨対93.8% 粗利額96.9%となった。業務店中心に外売りが86.5%と大きく落ち込んでいる。

 そんな中でもお米が121%と大きく伸ばせたのは大きい。まとめ買いや一般家庭がいつもより消費が多かったので売り上げ増となった。

 初めておこなった北海道物産展も大好評で売上は32万円となった。デパートには買いに行けやんから近くでやってくれてありがたいと喜んでくれた。スタッフもお客様もイベントを楽しめたと思う。

 これから新型コロナで、ますます厳しくなると思うがイベントに力を入れて店を盛り上げていく。

 次のイベントは、母の日。 

4 月号   『 新型コロナのその先は・・・・?! 』 Ⅴol.134

   4 月号   『 新型コロナのその先は・・・・?! 』 Ⅴol.134



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿いたしたいと思います。



 いやー、本当に大変なことになっていますね。今回の新型コロナウィルス原因で発生する問題点があまりにも多種多様で、しかもスケールがデカすぎて 全世界に及ぼす被害が甚大なものになっております。その解決のため、地球規模で世界各国の医療関係者や政治家、研究者の方々が精力的になおかつ献身的に対応していただいております。本当に頭が下がる思いであります。どうぞ身の安全を確保しながら 人々のために頑張っていただきたいと思います。

 



 さて当然のことでありますが、ドリーム東大阪店においても感染予防のため、いくつかの対策を講じております。先日、ドリーム久宝寺店さんにお邪魔 して、三島オーナーからアドバイスをいただきながら、レジ回りをどのように対策されているのか参考にさせていただきました。



 早速、東大阪店に戻りまして、ホームセンターで買い求めた透明のビニールカーテンを天井よりぶら下げました。ビニールだけでは、ちょっと味気ないのとお客様に対して活字でのお願い事項を目的 パネル表示 いたしました。



今のところ、お客様から何の問題もなくご協力いただき、逆にこのような仕様をすることにより、コロナの話題でレジでの会話が弾み、よりお客様との距離感が近くなったように思えます。本当は、逆にお客様とは1.5m以上離れて近づかないようにしなければならないんですがね・・・。

 



 さらには、念には念を入れてつり銭のトレー渡しやクレジットカードの差し入れ、抜き取りをお客様ご自身で実施していただくよう差し込み器機にもメッセージプレートを貼り付けております。 



 もちろんスタッフ全員、マスク着用で随時アルコール消毒と手洗いを徹底 させております。特に店頭精米を作業する時は、お客様の前で手を必ずアルコール消毒のうえ、精米する流れとしております。日頃から提唱しております店頭精米の
『 安心・安全 』 は、商品のみならず作業工程も同じ意味 を持つものだと思っております。



*** なお、各種POP・ツールについて、ご要望の方は本部までお問い合わせください。





 さて、今月のテーマは、『 新型コロナのその先は・・・・?! 』 とさせていただきました。先述のように、新型コロナの悪影響は、様々な分野に及んでおります。医療崩壊に始まり、教育崩壊、観光業崩壊、飲食業崩壊等どれをとっても深刻な問題になっております。今回は経済・社会に及ぼす一部分を捉えてお話ししてみたいと思います。



 先日、NHKの取材の中で次のような失業問題についての記事がありましたので、ご紹介したいと思います。



 



 アメリカ 失業保険の申請件数 4週間で2200万件超  新型コロナ問題で・・・



新型コロナウイルスの感染拡大が深刻なアメリカで解雇の動き に歯止めがかかりません。



4月11日までの1週間に申請された失業保険の件数は524万件余りに上り、非常事態宣言が出された先月中旬以降の4週間の申請件数は合わせて2200万件を超えました。 ( という事は、2200万人が失業したということですね)



 アメリカ労働省の16日の発表によりますと、4月11日までの1週間に新たに申請された失業保険の件数は524万5000件でした。



 これは前の週の661万件、そして過去最悪の水準だったその前の週の686万件に比べて減っていますが、依然、リーマンショックの時の8倍の水準で、記録的に多くなっています。



 この結果、国の非常事態宣言が出た先月中旬以降の4週間の申請件数は合わせて2200万件を超え、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、幅広い業種で解雇の動きに歯止めがかかっていません。  



 全米各地では失業者からの申請の殺到で給付が遅れるケースも増え、こうした人たちの日々の暮らしに深刻な影響を及ぼしていて、いかに早く給付できるかも差し迫った課題となっています。

                              (NHK 取材より)





 とありました。アメリカでの雇用問題でありますので直接日本に関係することではありませんが、昔私が若い頃によく聞いた言葉が、『アメリカが風邪をひけば、日本は肺炎になる!』 と言われたものです。当時、それだけ日本の経済はアメリカ依存となっていた訳でありますが、現在においてもいずれ少なからず、日本経済に悪影響してくるのは間違いありません。



 それでは、アメリカではなく日本においての雇用問題 はどうなっていくんだろうかという事ですが、日本においても首都東京を中心に深刻な事態となっております。皆さんご存知のように、いつの時代も厳しい経済環境になってくると常に雇い止めの対象 になるのが、パート・アルバイト・非正規雇用労働者であります。



 総務省統計局のホームページを開き、掲載されている労働力調査内容を見ていますと、日本において今年2月現在の完全失業率は、2.5% という事で失業者数は全国で159万人と4ケ月ぶりに増加していました。



 懸念の3月の数値は今のところ掲載されていませんでしたが、私が思うところ、おそらく3月4月から今年の夏が終わるころには、2月数値の2倍 約5.0%台 に到達しているのではないかと予想します。人数にして約300万人超 となります。



 ただアメリカの2200万人に比べてはるかに少ない数字ではありますが、今後この失業率の数字 はとんでもない事態を引き起こす流れとなってまいります。ここで、ある民間調査会社のデータ分析の記事がありますので、ご紹介したいと思います。





   新型コロナ、もう1つの闘い 自殺者を増やさない経済対策を!



 日本では失業率が 1.0% 悪化すると自殺者が1,000人以上増える傾向がある。

 感染による死者を抑制できても、自殺者が急増すれば、新型コロナとの戦いに勝ったことにはならない。

                     とありました。  さらには、





   失業率と自殺者数には相関がある。



 日本で 「 経済や生活苦を理由とした自殺者の数 (全体自殺者の約16%) 」 が最も多かったのは、2003年の8,897人。この年は完全失業率が5.3% と前の年の5.4%と並んで近年では最も高い水準だった。その後、失業率は低下して自殺者も減るが、08年に発生したリーマン・ショックで再び状況が悪化。2009年の失業率は5.1%に跳ね上がり、経済や生活苦による自殺者も8,377人へと急増 した。



 2012年12月に第2次安倍政権が発足してから日本の雇用情勢は、アベノミクス景気に人手不足も重なって、改善していく。昨年の失業率は2.4%、経済理由の自殺者数は3,395人と2003年よりも約5,000人減った



 日本の場合、失業率が1ポイント悪化 すると、1,000 ~ 2,000人、自殺者が増える 傾向がある。

 新型コロナウイルスの影響で心配なのは、失業率が急速に悪化することだ。4月24日時点で、日本国内での感染による死者数は287人(クルーズ船感染者を除く)。今後どこまで増加するかは予断を許さないが、この先 自殺者の方が、はるかに多くなる懸念 がある。

   日本ドットコムサイト(nippon.com)より引用https://www.nippon.com/ja/)





 2019年の全国の全体自殺者数は、2018年より671人(3.2%)減って2万169人(確定値)となり、10年連続で前年を下回った。 ( 自殺理由1位は、健康問題で全体の約32% ) 

 1978年の統計開始以来、最少。男性は前年比212人減の1万4078人、女性は同459人減の6091人で、男性の自殺者は女性の約2.3倍 となっている。



 国内の年間の自殺者は1997年までは長年2万人台で推移したが、1998年から14年連続で3万人を超え、2003年には最多の3万4427人 ( 94人 / 一日 ) になった。その後、景気回復や、相談体制の拡充をはじめとする地域の取り組み強化を背景に、2012年に3万人を割って以降は10年連続で前年より減少している。

                     とありました。 





いかがでしょうか、日常生活の中で我々が知る由もない現実がこの数値によって現わされているのです。今後数カ月の間に、私たちの身近な人々が会社倒産や個人商店廃業、並びに解雇 されるという憂き目の中で上記のような悲劇が再発してくるのであります。



 そんなときにこそ、身近にいる人たちが手を差し伸べて相談相手となることで、最悪の選択 を選ばずに済むのではないでしょうか。今こそ、人の優しさ、仲間の大事さ、ワンチームの連帯感を発揮しなければなりません。そして、行き場のない焦燥感の中で悩んでおられる方々への
『 傾 聴 』 と 『 共 感 』 が必要となります。



 このような厳しい経済環境下であるからこそ、人と人との触れ合いをもっと密にしていかなければならないのです。しかしながら、医療現場の見地からして、『 感染学的 』 に判断すると皆さまご存知のように 『 3 密 』 を極力避けて、人と人との接触割合も 80% 減少 しなければならないのです。



 ただ、『 心療内科的 』 に見ると、崖っぷちに追い込まれた方が 『 孤独 』・『 挫折 』・『 究極の逃避 』 の心境 になり、これから起きるであろう 最悪の選択 に対して、今こそ周りの人々がその方々に150%の寄り添い をしていかなければなりません。



 ここに、今回の新型コロナウィルス問題対処においての矛盾・・・、死に対しての予防 を考えると同じ予防治療において、まったく異なる対処をしていかなければならないのです。いわゆる緊急性として人と人との接触は極力避けていかなければなりませんが、『 心と心の接触 』 は、より強く求めていかなければならないのです。



常に現場に立ち続け、日々の商売に自分の生きざまをかけてこられた方ほど、今回の仕打ちは非常にダメージの大きなものになると察します。微力ではありますが、今後私自身の役割としてそのような方々に対して辛い気持ちや悲しい気持ちを
『 傾 聴 』 し、 『 共 感 』 することで、八方ふさがりの中、活路を見出すことのお手伝いを精力的にさせていただきたいと思っております。

                           

 お互いに仲間を信じて、遠慮なく頼りあって励まし合ってこの難局を乗り越えていこうではありませんか!



 最後に、そんな厳しい環境下であるにもかかわらず、前向きに頑張っておられる頼もしい加盟店さんのコメントをご紹介して今月の投稿を終えたいと思います。 そして、皆さま くれぐれも感染予防を徹底され、お体ご自愛いただきますよう心より祈念いたしております。



        今月もご覧いただき誠にありがとうございました。



 





  3 月度の [ 総 評]  ドリーム東大阪店 松藤店長

 3月は予想外の新型コロナでどうなるかとおもいきや、それなりに頑張った結果となりました。当然、業務店不振の影響が少なからずありましたが、スタッフみんなが頑張ってくれたので何とかこの数値(粗利益額 昨年対比98.5%)で終われました。

 これは外的要因での結果数値なので、今後終息まで我慢強く手を抜かず業務に取り組めば、数値はいずれ回復していくのかと思います。利益率が上がっているのは、お米が健闘してくれました。

 非アルコール系がここまで伸びてくると利益率の違いは明らかで、これからの目指すべき内容は今の形なのかなとも考えられます。                                 





  3 月度の [ 総 評 ]  ㈱ 津田本店 様

 お客様との話題はコロナ一色。状況としては最悪な中、業務店さんもなんとか踏ん張ってくれている。今月は新規はなし。閉店1件。外販は目も当てられないが店頭は売上・客数ともUP。全体としての粗利額は思いの外確保できました。

 改めて、自店が業務店さんと運命共同体という事、また利益率の改善がいかに重要かという事を思い知らされたひと月でした。この状況がいつまで続くのか・・・と嘆いていても仕方がないし、さらに状況は悪くなる可能性が高いので、環境が変わったことをしっかりと認識し、考え方を変える必要がある。

 今の状況での当店の地域での役割は何なのか・・・もちろん、これまで通り業務店さんはしっかりとサポートしながら、近隣の方のご来店や外出しにくい方への家庭用当日配達もさらにアピールしていきます。





 3 月度の [ 総 評 ]  奈良酒店 様

 新型コロナの関係でお米の需要が高まる。新規よりも既存のお客様が子供に送られたり、学校が休みの為、家での消費が高まった為。インバウンドなどの良い影響もなかった分、悪い影響もそんなにはない。

 4月下旬から5月上旬GWのイベントが全て無いので今後の影響が大。その分をお米で穴埋めしたい。

 昨年10月の増税から今年の新型コロナとマイナス要因ばかりではあるが、まだお米など売れる物があるので有り難い。                         





  3 月度の [ 総 評 ]  ドリームえがわ店 様

 新型コロナの影響もあり、売上昨対93.8% 粗利額96.9%となった。業務店中心に外売りが86.5%と大きく落ち込んでいる。

 そんな中でもお米が121%と大きく伸ばせたのは大きい。まとめ買いや一般家庭がいつもより消費が多かったので売り上げ増となった。

 初めておこなった北海道物産展も大好評で売上は32万円となった。デパートには買いに行けやんから近くでやってくれてありがたいと喜んでくれた。スタッフもお客様もイベントを楽しめたと思う。

 これから新型コロナで、ますます厳しくなると思うがイベントに力を入れて店を盛り上げていく。

 次のイベントは、母の日。 

3 月号 『 不況に備える7つの心構え 』 Ⅴol.133

   3 月号 『 不況に備える7つの心構え 』 Ⅴol.133



 みなさん、こんにちは!今月の徒然日記を投稿いたしたいと思います。



 いやー、何とも大変な事態になってきましたね!先月の投稿の中で、新型コロナウィルスについて警鐘を鳴らしていましたが、ここまでひどくなるとは誰も予想していなかったのではないでしょうか。人的被害もそうですが、経済的被害も株価の大暴落など、全世界を震撼させております。

 



 さらにリーマンショックの時のように、単に金融システムの崩壊に収まらず、ヨーロッパ中心に医療の崩壊、社会システムの崩壊にまで拡がっております。イタリア・フランスの酒屋さん、どうなっていくんでしょうかね。そして他人ごとではありません、我々の商売においても当然悪影響を受け、深刻さが日に日に高まってきております。



 お得意先の居酒屋さんでお話しさせていただいても、毎年この時期になると、お客さんが会社帰りにプロ野球ナイターを見がてら、一パイ飲みに来店してもらえるのに今年はサッパリ・・・。年度末での団体宴席も毎日、キャンセルの電話が恐ろしい!といった具合で、例年なら3月末は春の選抜高校野球に始まり、プロ野球開幕と続き、同時に桜の花が一斉にあちらこちらで満開!世の中が自然とパアーと明るく華やかになるのに、今年はなんとまあこの沈滞ムードと閉塞感・・・。



 これも一過性のものであれば、その先の回復を見込んで頑張れるんですが、これまた不透明で不安材料ばかりであります。東京オリンピックも来年に延期という事で今後も混乱が続くことになります。



 国内競技であればまだしも、国際競技である以上、仮に夏までに日本国内が終息しても、ヨーロッパに続き、アメリカ、そしていよいよインド・アフリカ大陸に波及していけば、『パンデミック』 という言葉で表現する以上に危機的な状況が現実化していく事になります。スポーツどころの騒ぎではなくなってまいります。

 



 本当に厄介なことに、日本にとって、最悪のタイミングで 『 世紀の祭典 』 に水を差す悪性ウィルスが出現してしまいました。かつてオリンピック誘致活動に始まり、開催決定、そしてその開催準備に奔走された関係者の方々においては、誠に断腸の思いでいっぱいでありましょう。



 ただそれ以上にお気の毒なのは、バス会社や観光に携わる業者の方々、そして我々にも関係する飲食業の経営者の皆さんの先行き不安であります。この状態が今後さらに続けば、『 倒 産 』 という言葉が、街のあちこちで聞くことになってまいります。



 そのような深刻な事態にならぬよう自店も含めて、今から対策を講じていかなくては と思い、久しぶりに京セラの名誉会長 稲森和夫氏の書籍を引っ張り出しまして関係する文面を探してみました。そこで、氏の 『 不況に備える7つの心構え 』 なるものを読み返してみました。



 内容的には、我々零細小売業と違い、大企業そして、もの作りいわゆるメーカーとしての観点で列記されていますので全てが当てはまるかというと、そうではない部分がありますが、参考のためご紹介したいと思います。長文になりますが、お時間のおありの方は読んでいただきたいと思います。



 恐縮ではありますが、各項目ごとに私なりに自店に当てはめた注釈を入れていますので、それもご覧いただければと思います。



 



 企業は不況を境に体質を強化し、次の飛躍に備えることで発展していくのです。不況が厳しければ厳しいほど、明るくポジティブな態度で、全員一丸となって創意工夫を重ね、努力を傾けて難局を乗り切ることが大切です。

不況に遭遇したとき、従業員が結束して努力をすることによって、ひとつの「節」がつくられていきます。それは竹の節のようなものです。

好況のままスッと成長していけば、単調な成長となっていきますが、不況の度に全従業員が結束し、ひとつになって頑張ることによって、次の飛躍の足がかりとなる「節」が作られていくのです。そうした「節」が多いほど、企業は立派になっていくのです。



我々酒屋業界も酒販免許の自由化や大手小売業の新規参入など近年厳しい環境下で何とか営業してまいりました。日々、自然災害や人的な外圧などの繰り返しの中で人々は谷底へ突き落されてしまいます。

経済活動でいえば、それが 『不況』 と呼ぶのでしょうが、大事なのはそこから這い上がる気力と努力 がどれだけあるのか、残されているのかという事であると思います。

そのふるいをかけられている中で残ったものだけが次なる喜びや存在意義を享受できるのだと思います。いわゆる 『 生存者メリット 』 であります。そしてその後、人もお店も心身ともに次なる成長を遂げるのだと思います。小さくとも筋肉体質でありながら、頭の柔らかいお店作りを目指しましょう!



 

 不況への対処として最も大切なことは、普段から高収益の経営体質を作り上げておくことです。

高収益であるということは、不況になって売上が減少しても、赤字に転落しないで踏みとどまれる抵抗力があることを意味します。私はよく、「営業利益10%くらいの利益率が出せないようでは、経営のうちに入らない」と言っているのですが、高収益は不況への最大の予防策なのです。

また、高収益企業であれば、内部留保が増加してくるので、不況が長引き利益が上がらない状況が続いても、耐えることができます。さらに余裕資金を使って、不況で普段より安くなっている設備を購入するなど、思い切った設備投資もできるのです。
経営とは、不況で追い詰められてから頑張るものではなく、かねてから高収益になるように全力を尽くしておくべきものなのです。



我々酒屋業界は、メーカーと違ってなかなか高収益構造にもっていくというのは至難の業であります。何故ならメーカー・問屋さんから仕入れたものを消費者に対して右から左へと商品供給しているだけのことですから、そんなに利ザヤは取れないのが現状です。

ただ日本の人口が減少していく中で営業し続けるのには、売上からくる利益額よりも、利益率からくる利益額にバランス移行していかなければなりません。そんな訳で、至難の業と言っても稲森氏が提言されるように高収益体質を目指すのは生き残りのための必須条件となってまいります。

そして利益率を高めるためには、利益率の高い商材にチャレンジしなければなりません。それともう一つ、従来の商材に『付加価値 』 をプラスすることを考えてみる必要があります。前者も後者も、付加価値無くして高収益の実現はあり得ません。

従来より、ドリーム酒匠米匠チェーンが取り組んでいる 『 店頭精米 』 や 『 まちギフト 』 などの高収益商材で今後とも積極的に営業活動を展開してまいりましょう。



 

 どの職場でも、日頃いろいろなアイデアを持っているはずです。不況時こそ、そのアイデアをお客様に持っていってそのニーズを喚起することを、全社員で行うのです。

営業や製造、開発はもちろん、間接部門にいたるまで、全員が一丸となって、アイデアをお客様へ提案し、受注へと結びつけ、納入まで行う。そのようなことを通じて、お客様から喜ばれるだけでなく、自分自身も部内だけでなく全体がみられるようになります。

営業の手伝いで単に走り回るというのではなく、自分たちの日頃のアイデアを商品にして売るということを考えるべきです。



全員で営業する と言っても毎日お母ちゃんと二人で一生懸命営業している訳ですから、ここらは大企業と違って我々は現場で常にお客様と接して働いております。ただ氏がここで提言されているのは、『 現場第一主義 』 という事であると思います。常にユーザーであるお客様と触れ合う機会をもち、そこから顧客ニーズを入手し、次なる新サービスやお客様満足のためのアイデア創出につなげることが大事であると思います。



 

 不況のときには、忙しさにまぎれて着手できなかった製品や、お客様のニーズを十分に聞けていなかった製品を、積極的に開発しなくてはなりません。それも技術・開発部門だけでなく、営業、製造、マーケティングも協力して全社一丸となって新製品の開発を進めていくべきです。

不況時には、お客様にも時間の余裕があり、また何か新しいものを求めているはずです。そのときに積極的にお客様をまわり、新製品のアイデアやヒント、あるいは今までの製品に対する要望やクレームなどをよく聞いて、それを持ち帰り、新製品開発や新市場創造に役立てるのです。



上記3.とかぶるところがありますが、ここでいう新製品開発の意味するところ、我々にとっては新サービスの開発 といったところでしょうか。例えば、今回の新型コロナの件で外出を極力避ける「巣ごもり族」の広がり を受けて、即配の冷しビールや日本酒・お米など宅配サービスを情報発信して強化することもピンチをチャンスに変える考えではないでしょうか。そのようなアイデアをみんなで考えていきましょう。



 

 不況になると競争が激化し、受注単価も受注数量もみるみる下がっていきます。そのなかで採算を改善するためには、受注単価の下落以上に原価を下げなくてはなりません。しかし、それは簡単にはできないことだと考えがちです。そのときには、「もうダメだと思った時が仕事のはじまり」と思って必死に考え、改革するのです。

「現在の方法で本当によいのか。もっと経費を削減できる方法はないか」と改めて従来のやり方を問い直し、思い切って変革することが大切です。旧態依然とした製造方法の見直しや、不要な組織の統合など、徹底的な合理化、原価低減を断行するのです。

こうして不況時に抵抗力をつけていれば、景気回復時にはたちまち利益が出始め、すばらしい高収益企業となれます。不況のときに原価を下げ、安い値段でも利益が出るような体質に改善しておけば、景気回復時に一気に大幅の利益が出始めるのです。



『 利は元にあり 』 と松下幸之助さんもおっしゃっていますので、確かに上手に仕入することは大事であると思います。ただ、買い叩くようなやり方は良しとしません。特に卸業者と我々小売り業者との綱引きの中でやり取りされる訳ですから、その力関係の中で自ずと原価は決定されます。

今の酒販業界において「原価を徹底的に引き下げる」 という事は、かなり難しいですので、どちらかと言えばいかに経費を削減するか という事になります。さらには、難易度は増しますが、原価が下がらないのであれば、売価を上げる工夫が自店で出来るかどうかであります。そうすると収益性は高まります。ただし、そこには価格が高くなっただけの理由・根拠、いわゆるお客様から見た付加価値がその商品にプラスされているかどうか、そこの大事さをみんなで考えていきましょう。



 

 不況で注文が減り、つくるものも減ってきたときに、少ない仕事を従来通りの人員で生産すれば、製造現場の生産性は下がり、職場の空気がたるんでしまいます。

そのような場合には、つくるものが減った分だけ製造現場で余ってくる人員を生産ラインから切り離し、工場の整備や勉強会など、景気が戻ったときに備えた仕事をしてもらう。

そして製造現場では、常に一番忙しいときと同じように、必要最小限の人員で緊張感を持った仕事をしてもらう。そのようにして、それまでたいへんな苦労をして向上させてきた生産性を維持していくことが非常に大切なのです。



我々の現場で人事生産性が一番高い時期は、7月と12月であると思います。という事は、その繁忙期以外の月、例えば1~3月では、決して生産性が高いとはいえません。ご夫婦で営業されているお店では、ヒマな時期は骨休めとしてゆっくりしようかとなりますが、正社員がおられるお店では労働時間に非効率が生じ、生産性が低下します。そんな時、空いた時間を商品知識や接客技術の向上のための勉強会やスタッフ会議など第二領域の仕事を加えていくと通常業務の生産性は低下せず、またスタッフのスキル向上のため繁忙期にはさらにバージョンアップした業務が遂行されます。常に生産性を意識した経営が大事だと思います。



 

 不況という苦しい局面を迎えたときに、職場や企業の真の力が問われます。本当に苦楽を共にできる人間関係ができているのか、そうしたものを大切にする職場風土、苦労を分かち合える社風ができているのか、などが正面から問われるのです。

不況は職場の人間関係を見直し、再構築する絶好の機会ととらえて、さらにすばらしい職場風土をつくるために努力することが大切です。

このようなことは容易にできることではありません。力を合わせなければならないときに限って、従業員の不平不満が爆発するものです。しかし、そのときには嘆くのではなく、それが自分のこれまでの経営だったのかと謙虚に反省し、改めてすばらしい人間関係を構築していくことがたいへん大事なことだと、私は思います。



稲森氏がおっしゃるようにお店や会社が危急存亡の折には、スタッフ一丸となってその危機を乗り越えていかなければならないのですが、往々にして人間苦境に陥ると原因や責任を周りに転嫁していきます。経営者は、従業員がしっかりしないから、こうなってしまったとか、従業員は、経営者がアカンタレだから会社がダメになったと考え、だから転職を考えながら、取り敢えず今の仕事をしている。

これが最悪のパターンであります。じぁ、どちらが悪いのかと言いますと、全て『経営者の責任』であると思うのです。

『お客様満足』を提供するのは、働く従業員の方々です。『従業員満足』のないお店や会社に『お客様満足』はあり得ないのです。結論として、お客様を満足させれないお店は不況になるとすぐに潰れます。

『良いことは働くスタッフのおかげ、悪いことは、全て経営者の身から出たさび』人間関係を大切にしながら、この難局を切り抜けていきましょう。





 という事で、長々と書いてまいりましたが、稲森氏の7つのコメントの中で一つからでも自店の課題として取り組んでいただき、今後ますます長引くであろう
『 不 況 』 に対処していただきたいと思います。

そして共に “ ピンチをチャンスに変える! ” という強い思いをもって今後の業務に精進していただきたいとお願い申し上げまして今月の投稿を終えたいと存じます。



      今月もご覧いただき誠にありがとうございました。



【参考サイト】稲盛 和夫 OFFICIAL SITE (最終閲覧日:2020年3月25日)

 https://www.kyocera.co.jp/inamori/special/prepare/

2 月号  『  好事 魔多し! 』    Ⅴol.132

  2 月号     『  好事 魔多し! 』    Ⅴol.132



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿いたしたいと思います。



さて、今年も早や2ヶ月が過ぎようとしております。そして、この時期になりますとユーミンの歌じゃないですけど早く 『 春よ、来い!』 って感じになってまいります。私の場合、毎年春を感じる最初の出来事は桜の開花ではなく、ちょっとせっかちか分かりませんが、その1ヶ月前の 『 東大寺二月堂のお水取り 』 であります。



 「お水取り」は、毎年1ヶ月近くに渡って行われる行事ですが、お松明の火 が飛び交う姿を見ることが出来る 「本行」の期間 は、毎年3月1日から3月14日までの2週間となっているようです。そして、その本行の期間のうち「お水取り」当日である3月12日にとりわけ大きなお松明(たいまつ)を見ることが出来ます。

 



 毎年、酷寒の中で行われるこの荒行でありますが、どうも今年はそうでもないようであります。やはり地球温暖化の影響でしょうか例年雪降る中で・・・とはならないとのことです。しかしながら、冬から春への一大行事その風物詩が今年も執り行われることに日本文化の重厚さを心地よく感じさせていただけます。



 さてそのポカポカ陽気の中で、先日家内と共に滋賀県甲賀市信楽町へ 『 半日陶芸教室体験 』 と銘打って信楽焼作りに出かけました。キッカケは、女優戸田恵梨香さん主演の NHK 朝 ドラ 『 スカーレット 』 を毎朝欠かさず夫婦して視聴しているものですから、つい創作心が芽生えましてチャレンジした訳でございます。

 



 当日、朝9時30分から始まり、ちょうどお昼の12時頃に終了いたしました。教室は40代のご夫婦で運営されておられ、その陶芸家の先生に信楽焼の歴史や制作にあたっての注意点など講義を受けたあと、いよいよ電動ろくろを回しながらまず原型を作り上げていきました。



 私の場合は、夜食用のお茶漬けミニどんぶりと会社で飲むコーヒーのマイカップに挑戦いたしました。先生の的確なご指導を頂きながら、初めてにもかかわらず、なかなかの出来栄えのものになったと自画自賛いたしております。

 



 そして、乾燥のあと釉薬 (うわぐすり) をかけ電動窯で焼きを入れ、4月上旬に宅急便で送付されてまいります。釉薬は、いろいろな色合いを選べるのですが、せっかくですので
『 スカーレット色 』 にしてもらうようお願いしてまいりました。今から、完成品を見るのが楽しみにしている次第であります。







 さて話しは変わりまして、そのような穏やかな話題とは一変して今や日本全体、いや世界中が大変な事態となっております。そこで今回のテーマは、『 好事 魔多し!』 とさせていただきました。意味するものは、字の通り、「人生何事も良い時ほど不測の悪いことが起きがちだから、良い事があったからといって有頂天になってはいけない
」 という戒めの言葉であります。



 先日TVの報道番組で、今回の新型コロナウィルス問題の余波の件で大阪ミナミの黒門市場の商店主の取材が放映されておりました。昨年までは、ご存知インバウンド効果で大盛況を帯びていた商店街なんですが、案の定今では閑散としているようでございます。



 ただ、そのような状態の中でも各店舗間での業績の違いが如実に出てきているようであります。中国人観光客をターゲットにインバウンド効果のみを100%頼りにしていた商店は、大打撃を被っているとのことでした。

 



 ところが従来から大阪ミナミの料飲店と地道に取引をされつつ、店頭にて外国人相手に売り上げを伸ばされてきた商店は、インバウンド需要の全体売上に占める構成比が低いため、打撃にはなっているが大打撃になっていないというコメントでありました。常に最悪の事態を予想して日常的にリスクヘッジ してきたという事であります。 『 好事 魔多し!』 を常に意識するか or しないかの差であります。



 そのような危機管理の在り方について商店街レベルから、国政レベルに引き上げてまいりますと、近年やはり政府の経済対策の対応のまずさを感じざるを得ません。去る2月17日に内閣府が2019年10月~12月期の国内総生産数値(GDP)を発表されました。

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 結果は、上記資料のタイトルの通りであります。この大きなマイナスは、10月の消費増税や大型台風の影響が出て、内需の柱である個人消費が落ち込んだのが要因の一つであると指摘されております。我々酒小売業の業績不振のみならず、全ての業種において右下がりになっているのが現状であります。



 消費増税に始まり、お客様の消費心理の冷え込みに繋がり、節約志向へと意識が高まり、さらにはお年寄りを中心に将来生活への不安が募り、余分なものは買わない、買えないという深刻な事態となっております。

若い世帯においても、年々実質賃金は低下していっている中で、生活者の貧富の格差は間違いなく拡大していっております。



 また米中貿易問題や日韓問題などが起因して世界経済の減速で輸出低迷が続き、外需においても日本経済は先行き不安の懸念が強まっております。 



 そして、ここにきて追い打ちをかけるように新型肺炎問題 という激震が走りました。この影響でさらに景気の冷え込みが加速し、中小企業中心に倒産続出 という最悪のシナリオになってくると思われます。

 



 先日ある情報誌をみておりますと、今回の2019年10~12月期のGDP数値発表に続き、2020年1~3月期のGDP数値発表が、GW週間明けの5月中ごろに行われるとのことです。その予想内容として、従来からの落ち込みにさらに、新型肺炎の悪影響 が加わり、おそらく11年前のリーマンショック時 ( 年率換算 17.7%マイナス ) に相当する規模の報告になるともいわれております。



 早く新型肺炎問題がピークを過ぎ、終息してもらわないと大変な事態となってまいります。



 そして、その前に日本よりさらに深刻なのが、中国と韓国の経済が持ち堪えれるのかという事です。その情報誌によると、すでに武漢市や北京市においても今回の
『 新型肺炎倒産 』 が中小企業中心に続出しているとのことです。



 先日2月5日に清華大学と北京大学合同で、中国国内における中小企業995社を抜粋した調査によると、このまま続くと資金繰りによる 倒産予想 が、1ヶ月以内と経営者が回答したのが34%3ヶ月以内と回答したのが何と82% にのぼるという事でありました。そしてこの事態が続くとその後、破産の波が広がり、5年後には中国全体で5000万人が失業するとも報告されております。

 



 あくまでも、最悪のプロセスを予想 しての数値ではありますが、日本でいえば東大・京大の経済専門の学者さんが算定したものでありますので、信ぴょう性は遥かに高いと思われます。さすれば、その影響を受けて日本は、世界はどのように推移していくのか、世界同時不況は避けられない状況となりうるのです。



 いかがでしょうか。その時に私たちのお店は、どのようになっていくのでしょうか。そして、これからの5年間どのように生き残りのため、変化していかなければならないのでしょうか。

 



 ちょっと話しの内容が大げさになってしまいましたが、私たちの商売も今回の新型肺炎対策と同じく生き残りのための特効薬はありません。各報道番組で専門医の先生方がお話しされるように、基本を徹底する、手洗いと うがいなど手じかに出来ることで防御するように、商売においても基本4原則を徹底 して、今ご来店いただいているお客様のご要望をしっかりとヒアリングしながら日々精進し、努力していかなければなりません。



 最後になりますが、今回の一連の騒動は人体的な健康被害のみならず、経済活動そのものの健康被害が今後さらに広がり、暗雲立ち込める時代となっていくと予想されます。 ただ、『 焦らず、怒らず、諦めず!』 の精神で、苦しくて大変ですが、この難局を共に切り抜けていこうではありませんか。



 私も今後さらに不退転の決意をもって臨みたいと思いますので、何かあれば何なりとご相談いただきますようお願い申し上げまして今月の投稿を終えたいと存じます。



       今月もまたご覧いただき誠にありがとうございました。

1 月号    『 オリンピックイヤーがスタート!』    Ⅴol.131

1 月号    『 オリンピックイヤーがスタート!』    Ⅴol.131



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿いたしたいと思います。



 それにしても今年の一月は、地球温暖化の影響か、暖冬のひと月となってしまいましたね。昨年の今頃は日本海側地域を中心に豪雪に見舞われ、大変なことになっていたんですが、今年は全く雪無し。



 そのため関西のスキー場は軒並みクローズで、若干人工雪で運営しているコースをあるようですが、民宿を経営している方などスキー場関係の方々にとっては、大打撃といったところであります。我々の商売も厳しい環境下ではありますが、自然を相手になさっているみなさんは本当に大変だなとお察しいたします。

 



 毎年、自然現象に振り回され、ある方は暖冬を歓迎し、ある方はそれを嘆く、世の中の悲喜こもごもを象徴しているようであります。



 以前にもお話いたしましたが、20年前新潟の米作農家曽我さんの田んぼにお邪魔した時に、曽我さんから「井上さん、酒屋さんのご商売も大変だと思いますが、我々の米作りは常に自然という不可抗力というリスクを背負っての仕事、一年一年予測のできないことがおきるんですよ。」 とよくおっしゃっておられました。



 そう考えると、酒屋という職業、年々厳しさが増す状況ではありますが、不平不満を極力排して気候変動とは関係なく、精一杯の努力と感謝をしながら頑張らんといかんなと思うところであります。



 さて話しをドリーム東大阪店の現場に戻しますと、案の定ヒマな毎日が続いております。繁忙期の12月のリバウンドとして毎年仕方ないとは思うんですが、ど~んと腰を据えてどっしりとした心構えができず、焦燥感の中で店内・倉庫の片付けや日常業務をこなしております。



 そこで、毎年この一月号で昨年の東大阪店の数値報告をさせていただくんですが、残念ながら結果は減収減益で2019年を終えてしまいました。1~9月までは、増益で推移していたんですが、消費増税後の10~12月の3ヶ月間で売上が低迷し、結果として年間売上昨対96.9%、粗利益額97.5% と昨年を割ってしまいました。



 過去5年間、粗利益額に関しては順調に右肩上がりで推移していたんですが、2019年はマイナス数値 となってしまいました。ただ、これも前向きに考えて次なるステップアップの踊り場であると位置付けようと考えております。(本音は、それなりに複雑な心境なんですけどね)

 



 さて、今月のテーマは、いよいよ 『 オリンピックイヤーがスタート!』 とさせていただきました。そう、あの2013年9月、滝川クリステルさんの 『 お・も・て・な・し 』 のプレゼン から6年以上経過し、そしていよいよ東京五輪が今年7月24日(金) 開会式 ~ 8月9日(日) 閉会式 の期間で開催されます。



 スポーツ大好き人間の私としては、期間中自国開催という事ですのでテレビ放映の時差がなく、夜中に目を擦りながら・・、そして寝不足という事はなく、冷たい缶ビール片手に世界のスポーツ祭典を2週間楽しませていただけると心待ちにいたしております。



 ただ、そこで心配なのは、開催地東京・首都圏は良いとして、我々地方の観客動員が見込めない地域において、応援はテレビしかないという事で、料飲店さんの営業状況が少し不安となってまいります。夜のテレビ観戦のため、『 即・帰宅組 』 が増え、確かに 『 家飲み需要 』 は高まりますが、スポーツバー以外の業務店さんの営業不振が予想されます。 季節柄、プロ野球業界もね・・・。



 そうでなくても昨年の増税後、業務店さんの営業状況は深刻でありまして、あちこちで廃業が続いていると聞いております。昨今の忘年会、新年会の〇〇〇スルーなんてのは、最悪のパターンです。その影響を受けてかどうか知りませんが、最近アサヒビールさんの勢いが頭打ちしていると聞いております。



 先日の酒販新聞の記事から、昨年のビール4社の販売実績表を下記に掲載いたしましたので、ご覧いただきたいと思います。

 



 いかがでしょうか。それぞれの数値を分析しておりますと、各社の昨年の販売戦略とその結果が如実に見えてまいります。アサヒさんの場合、2016年までは1億ケース以上を販売 していたスーパードライが、9000万ケースを割ってしまいました。



 やはり、キリン・サントリーさんもそうですが、ビールから第3ビールへのブランドチェンジが進んでいるようで、今後のビール販売戦略において各社どのようになされていくのか、注視していきたいと思います。スーパードライブランドについては、さらに厳しい流れのようで、今年度からは販売量の目標や実績を公表しないと記者会見でアサヒビール社長が述べておられます。



 またアサヒビールの経営手法として、『 ボリューム経営 』 から 『 バリュー経営 』 へと舵取りの切り替えをしていくとも明言されておられます。数量を追いかける時代は、“ 終わった!” ということでしょうか。時代の移り変わりをしみじみと考えさせられる事象であると思います。



 今年は、4月から「受動喫煙防止条例」が施行されることになり、飲食店等においては原則 屋内禁煙 となります。そのことがお客様の来店頻度や飲酒量などにどのような影響 が及ぼされるのか、厳しい状況が予想されると思います。いよいよ飲酒や喫煙に対して、国策として関連業者や消費者も端っこへと追いやられていくようで、酒販業界あげてその対策が緊急に求められるものであります。



 さらには、小売業全体にも影響がある 「 レジ袋 有料化 」 を義務付けされることも7月からスタートいたします。さらに、さらには10月より先述のビール系飲料の酒税改正が実施 されます。ざっくりとビールの酒税値下げと第3ビールの酒税値上げでありますが、9月には仮需対策も考えていかなければなりません。



 昨年、「キャッシュレス対策」や「消費税増税」などで、一年間POS対応などで翻弄されましたが、今年も何やかやとバタバタとした一年が続くようであります。いつも言うように、その混乱の中で、ふるいにかけられ廃業へと追い込まれていくのが、世の常であります。



 昨年も帝国データバンクの調査によると地域食品スーパーの倒産が7年ぶりに前年を上回った とありました。人手不足や人件費の高騰、それに伴う諸経費の負担増ということで、一部業者を除いて我々小売業に携わる者にとっては『オリンピックイヤー』 イコール受難の年 になるのではないでしょうか。



 特に東京五輪が終わった後、景気の落ち込みは避けられないものとなるでしょう。いま、ニュースで毎日のように報道されている 「新型コロナウィルス」の感染騒動 も、日本経済に暗雲をもたらせております。7月の東京五輪までに終息しておかなければ大変な事態となってまいります。



 結果、経済や社会に対しての不安が噴出し、今後さらに全ての経済分野において少子高齢化の二次・三次的な悪影響が蔓延していくものと予想します。



 売上が伸びず、経費がかさむ現在の東大阪店の沈滞ムードを直に感じているせいか、何か全てマイナス発想になっている現在の心境であります。これからの日本経済、日本社会の甦りは、あるのだろうか。このまま、「カエルの釜茹で」 のように死に絶えることの無いように覚醒したいと願うばかりです。

 

 どうも今までの『徒然日記』とは違い、今回は暗くて不安をあおるような内容になってしまいましたね。ただ、それぐらいの覚悟でこれからの時代に臨んでいかなければ間違いなく淘汰されていくことになります。新年の投稿であるがゆえに、皆さまの心構えというものを律していただきたいと思います。



 そして、気合いや覚悟だけではこの時代を乗り越えれるものではありません。次に各店それなりの具体的な対策を講じていかなければなりません。そのための大事なキーワード として、私は 『 生き残ること!』 としております。そうです、潰れない店作りです。儲かる店作りも大事ですが、この時代はまず残ること!



 潰れないためには、何が必要かというと、売上増や客数アップ、更には粗利益率増、そして費用対効果という事で、販売管理費いわゆる 経費管理が非常に重要 となってまいります。特にこの経費管理が非常に大事なファクターとなります。



 そして、この閉塞感ある時代に絶対してはいけないことがあります。過度に売上、客数を追いかけるため、無計画に経費を使い、その割には売上増や利益増につながらない、逆に下げ止まりできない、そんな構図になると最悪であります。二重苦となり、一気に経営は悪化し、最終的にお店は潰れます。私もこの歳になるまで、そのようなパターンで倒産してきたお店を多数見てまいりました。



 経費をむやみに使わない、商売としては消極的に見えるのですが、この考え方での販促は非常に高度なものが要求されます。だから実践しづらくて安易な方に走り、経費を増大させてしまうのです。複合的な価値を高める努力が必要であります。今回アサヒビールさんが全社あげて提唱されている 『 バリュー経営 』 (量よりも価値を優先した取り組み) 、この時代にマッチングした素晴らしい方針であると思います。



 私たちも小さい商いなりに、このような事例を参考に今年一年どのように営業展開していくのかを再度考えてみる必要があります。そのためには時代変化対応型の流れを把握する必要があると思います。私なりにそのポイントをご提案させていただき、今月の投稿を終えたいと思います。







  主体性をもって自立した者同士がお互いに頼り合う仲間、『相互依存』 、これがわれわれドリームチェーンが目指す未来像であると思うのです。

 それではみなさん、今年も泣き笑いの中で何やかやとジタバタしながら頑張っていきましょう!



        今月もご覧いただき誠にありがとうございました。

12月号  『 2019年を振り返って・・・ 』  Ⅴol.130

    12月号  『 2019年を振り返って・・・ 』  Ⅴol.130



 みなさん、こんにちは! いよいよ今年最後の徒然日記を投稿したいと思います。

 



さて今年も残すところ、あと数日といったところですね。各店では、本日から大晦日までの予定で年末特売チラシを配布されているところも多々あると思います。 いよいよ最後の追い込みといったところですかね。



 東大阪店でも12/28~12/30 までの3日間歳末大売り出しを開催いたします。昨年もお話ししましたが、なかなか昔と違って月末チラシを配布したからといって爆発的に売り上げが増えるという時代は終わった! という考えは、皆さま方と考えを同じくするところであります。

 



 現在のところドリーム東大阪店の売上数値としては、大変苦戦しておりまして、この歳末期 11/1~12/20 まで2ヶ月間の売上実績では、昨年対比93.8% 、粗利益ベースで92.2% となっております。昨年同時期、昨対108%を達成 していた頃と大違いでテンションが下がり気味であります。



 要因としては、相変わらず店頭売りの客数が下げ止まりできずにいるのが辛いところです。昨今新規出店した周りの大手競合店の影響がボディブローのようにじわじわと効いてきております。頼みの外販もかろうじて昨対100%超は維持しておりますが、一時の勢いも低下して店売り減全体をカバーできず にいるのが現状であります。

 



 冒頭より何か泣き言的なコメントとなっておりますが、現実は現実としてしっかりと受け止め来年の1月2月に具体的な対策を講じてまいりたいと思います。ただ後ほどの記事の中でも述べますが、2019年全体のトータルでは上半期の好調を反映して年間通じてでは何とか粗利益額は若干の微減 といったところであります。





 さて毎年歳末になると話題にされるのが、『今年の十大ニュース』 であります。私なりに各資料を集めまして2019年 国内十大ニュースの内容をここでご紹介いたしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 以上のように、2019年 10大ニュース として第一位に取り上げられた事としては、やはり元号が令和に改元されたことにより、様々な国家行事が開催されておりました。いずれ何十年先に令和の時代が終わるころ既に私はこの世にいないと思いますが、是非とも平成と同じく戦争の無い平和な時代であったといえるようになってもらいたいと願います。



 そして何といっても今年の目玉は、ラグビーワールドカップでのチームジャパンの活躍です。かつてラグビーを経験した者として、そして今もなお熱烈なファンとしてこの快挙は本当にうれしい限りです。そういえば今年の流行語大賞として30ほどある候補の中から 『 ワンチーム 』 が見事選出されたようですね。



 毎年思うことですが、この流行語大賞についてはこの一年間の日本の世相を表すもっとも如実なものであると思われます。例えば、二年前などは森友学園問題での決裁文書改ざんにおける
『 忖度 (そんたく) 』 などが大賞に選ばれましたね。



 同じ流行語大賞であれば、今年のようなフレーズの方がはるかに爽やかなものであり、みんなを元気にしてもらえる言葉ではないでしょうか。毎年この言葉が大賞に選ばれ続けて欲しいぐらい我々の人生において大切なものだと思います。
『 ONE TEAM 』 素敵な言葉ですね。



 さて、こうして今年も国内十大ニュースなどを取り上げ、あらためて振り返って見ますと、世の中というものは常に波乱万丈に出来ているもので、個々の人生はいつの世になってもある一定のサイクルの中で喜怒哀楽の繰り返しのようであります。



 ただ、気持ちのとらえ方次第では、苦しくても切り替えて出来るだけ楽しく思えるよう努力すれば何とか人生楽しくなっていくのではないでしょうか。そして周りの方々にも自らが実践することで勇気づけられるように日々精進していきたいと思います。







それでは、ここで今年の ドリーム東大阪店 5 大 ニュース を取り上げてみたいと思います。



 まず 第一位 になるのが、『 2020年 新会社名の決定 』 であります。

 

 

  次に、第二位 となるのが、『 松藤店長が結婚しました!』 であります。

 



 第三位『 年間粗利益額 昨年対比100%を下回る 』 であります。

 



 第四位 は、『キャッシュレス決済の脅威 』 であります。

 



  さて第五位 は、『 消費増税と軽減税率導入の混乱 』 であります。

 



 といった具合で今年も日々の泣き笑いの中、現場で朝から晩までしっかりと従事してまいりました。いつになったら、ゆっくりとした人生を歩めるのか ため息が出てしまいそうですが、毎日元気に働けることの有難さを感謝しながら来年もひと踏ん張りしたいと思っております。



 2020年は、オリンピックイヤーであり、何かとザワザワとする一年になると思います。そしてあらゆる分野で優劣がハッキリとしてくる一年 になると思います。いよいよ我々小売流通業者にとって何十年に一度の大きな変革期に突入してまいります。腹をくくって足場を固めて更には頭を柔らかくして仕事に臨まなければなりません。

 



 そのためにも2020年、新年が明けまして定例の地区エリア会議や春の勉強会等でその対策のための知識や情報を必須事項として習得していただきたく思います。 そして、逆に皆様方からは現場に基づいた忌憚のないご意見・ご提案を本部及び各加盟店様へも頂戴できますようお願い申し上げまして、本年の
『 徒然日記の締め 』 とさせていただきたいと存じます。



 今年も徒然なるままに他愛無い内容で書き綴ったことと思います。それにもかかわらず、この一年ご覧いただきましたこと厚く御礼申し上げます。



 来る年も世相の流れとともに業界のお話しや消費者の動向、さらには私なりの座学について深掘りしながら語ってまいりたいと存じますので今後ともよろしくお願い申し上げます。



     それでは、みなさま良いお年を!!  そして、来年もよろしく!!

11月号  『 チャンスは、貯金できない!』 Ⅴol.129

11月号   『 チャンスは、貯金できない!』  Ⅴol.129



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿いたしたいと思います。



 いやー、毎日厳しい売上数字が続きますね。消費増税のリバウンドと一言で片づけてしまえば、そうなんですけど、仕事を終えて一人で考えていると徐々にマイナス発想になり、今後この業界そしてうちの店、どうなっていくんやろ・・・とか不安になる日々であります。



 常に 『 明・元・素 』 “ 明るく、元気で、素直である(?) ” と自負している私が、このように考え込んでしまうのは私らしくないな と思い、気合いを入れ直すんですが、何かカラ元気になっているようで余計に落ち込んでしまいます。



 とは言いながら、翌日朝から晩までバタバタとして接客に追われていますと、先日まで悩んでいたことは何やったんやろ と自分自身くよくよしている時間のムダさを感じることがあります。 そんな一喜一憂の毎日の中で、今までもそしてこれからも “ 何とかなるんや!” という言葉を信じて、取り敢えずこの歳末商戦を頑張っていきたいと思います。



 さて、ドリーム東大阪店の現場におきましては、なんとか冬ギフトの受注も順調にスタートおります。 毎回同じことをコメントしておりますが、通常業務が冷え込んでいる中、あらためてギフト強化をしていて良かったなと思っております。毎回、ギフト前回お買い上げリストを片手にご来店いただけるお客様を見ておりますとやはりリピーターの有難さをつくづく思い知らされます。

 



 話しは変わりますが、先日ドリーム東大阪店エリアのヤマト運輸営業所のセンター長が来店され、ギフト配送運賃の再値上げ通告をしてきました。今夏前6月からの二度目の値上げであります。こちら側からすれば、理不尽な話でありますので、拒否しますと相手側も強気な態度で応戦。



 結局、来年2月からの値上げという事でお引き取りを願いましたが、今回本部からの ゆうパック提案 が無ければ、100%承諾しなければいけないところでした。本当に良いタイミングでの本部提案でありました。本部直営店とはいえ、今回はチェーンの一員で良かったなと安堵しています。

 



 今後の日本経済、少子高齢化による人手不足、そして人件費の高騰、結果として負の連鎖と申しますか我々小規模店舗に直撃する様々な経費増大がさらに店舗運営を圧迫してまいります。さらには昨今のキャッシュレス問題による支払手数料が、いずれ大きく経費過多により営業利益額の減少につながってまいります。



 それでなくても、売り上げ減少による粗利益額の昨対割れが続く中、各種経費の増大で、“どないせいと言うねん!” と思わず大きな声を張り上げてしまいたい気持ちであります。『 前門の虎・後門の狼 』 といったところですかね。全国の小規模小売業のみなさん、今後われわれは どうかじ取り をしていけばいいんでしょうか。悩ましいところであります。





 さて今月号は不安とボヤキから始まりました。年末商戦がいよいよ始まるこの時期に、こんな暗い話ではいけませんので、ドリーム東大阪店にとって明るい話題をひとつお話ししたいと思います。



 それは、来年創業100周年を機に4月1日から新社名・新代表者決定となる前段として、先日若い社員たちで新社名を考えていただきました。いくつか候補はありましたが、全員一致で下記の通りとなりました。

 

 



 名付け親は、勝間田チーフ (22) であります。ネットや書籍を参考にしながら、イメージを膨らませ考えたようです。次の若い世代が目標をもって頑張れる 素晴らしい社名 であると大変喜んでおります。創業100年、101年と年輪を刻むようにさらに新しい時代に向かってチャレンジしていってもらいたいと思います。



 思い起こせば、私が24歳の時に個人商店 井上酒店から、有限会社イノウエ (屋号 イノウエ酒販) に組織変更してから早や46年経過いたしました。



 当時、私はまだ独身でありまして創業者の祖父 井上辰蔵 (78) と19歳の男子社員 計3名で運営いたしておりました。母は、私が18歳の時に他界し、父は不動産業を営んでおりましたので、若くして代表取締役となり、現在に至っております。



 来年4月からは、現在店長を任しております 松藤君に代表を委譲 し、現場から徐々に身を引いていく予定にしております。現在若い社員3名とアルバイト諸君で諸業務を遂行してくれておりますので、彼らの成長を見守りながら、事業承継を実施していきたいと思います。

 



 『 名は体を表す』 と申します。この新社名 A C T に表現される 『 行 動 』 について少しお話しさせていただきたいと思います。



 私もこの歳まで長く生きてまいりました。そして、その人生の中で多くの時間を費やしたのが、仕事、酒屋業でありました。そして、その中で多くの人々との出会いがありました。そして、この業界劇的な商環境の変化の中で生き残ってきた方々と残念ながら淘汰されてしまった方々を多く見てまいりました。



 その大きな要因は、様々複合的なものがあると思います。ただ、その中でも私が強く思うのがその人の持つ 『 行動力 』 の違い であると断言できます。確かに、スキルやパッションも大事だと思いますが、全ては行動力 に帰結すると思うのです。



 かつて19世紀後半アメリカの『鉄鋼王』といわれる実業家アンドリュー・カーネギーの残した言葉に次のようなものがあります。

 



 先月号でもお話ししましたが、過日10/8に本部主催 『 秋の勉強会 』 に参加されてその後みなさんどのように 具体的な行動 に移されたでしょうか。当日、おそらく皆さんは、これからの仕事のあり方について何かを変えたい、そしてそのための参考にしたいという思いで勉強会に参加されたと思います。



 お米についての新しい知識や一生懸命美味しくて安心安全な米作りをされている農家さんの生き方、そして日々営業活動で苦心されている業者さんからの販売ノウハウを学んでも、何日かすれば、ほとんどのことを忘れ、目の前の忙しい日常の仕事のみに戻ってしまっているのではないでしょうか。



 本気でやりたいこと、やらなければならないことが見つかった時にすぐに行動できるのかどうか、そして生産者さん、業者さんから勧められたことをすぐに実行に移せるかどうか、いかがでしょうか。いま私たちに求められるのは、将来に対しての不安をとめどなく感じることではなく、『 行動力 』 というものが果たして自分自身備わっているのかどうかという事を自問自答することから、打開策は見えてくると思います。



 どうぞ、失敗を恐れず果敢にチャレンジして 『 A C T 』 していただきたいと思います。



 最後になりましたが、全国の加盟店皆さまへ、そして新星東大阪店のスタッフの皆さんへ私から贈る強いエールとして 『 相田みつを 』 さんの詩の一節をご紹介して今月の投稿を終えたいと思います。



      今月もご覧いただきまして、誠にありがとうございました。

 

 

 



相田みつを

にんげんだもの

出版社: 文化出版局より引用

10月号  『 ボーっと生きてんじゃねーよ!』  Ⅴol.128

10月号   『 ボーっと生きてんじゃねーよ!』  Ⅴol.128 



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿いたしたいと思います。

 



 さて今月も前回に引き続き台風被害からお話ししなければならないこととなりました。台風19号来襲のため、関東・東北地区中心に甚大な被害が発生してしまいました。前回も述べましたが、自然災害列島『日本』の宿命と申しますか、毎回悲しい出来事として報道され、何とも言いようのない思いになってまいります。



 あらためて今回被災されました方々へのお見舞いとお悔やみを申し上げたいと思います。若くして命を絶たれた方々や独り住まいのため救助及ばずして亡くなられたお年寄りの方々を思えば、無念としか言いようがないものがあります。



 私の場合、70歳を前にしてここまで無事に生きながらえてきたことに感謝し、今まで出会った方々や支えによって今があるのだと肝に銘じております。だからこそ、命の大切さや有難さを感じながら日々仕事に精進していかなければと思っています。



 そして残された人生の中で命ある限り、職場スタッフのため、また家族のため、さらに何よりも今までお世話になった周りの方々に対して何かしらのお返しとお手伝いをさせていただきたいと思っております。





 冒頭から少し堅い話となりましたが、ここで少し明るい話題も述べておきたいと思います。それは、皆さまご存知のラグビーワールドカップ2019での
『 チームジャパン 』 ベスト8 初の決勝トーナメントへの進出であります。残念ながら、南アフリカ戦では惜しくも敗退となりましたが、その功績は日本国中いや世界中から賞賛されております。

 



 そして、いまなお新聞やTVで、彼らの活躍ぶりを様々なエピソードを加えて報道されております。特に日本ラグビー協会の将来像については、かつての早稲田のラガーマン清宮克幸副会長の下で、ラグビーのプロリーグ化を是非とも実現させてほしいと、26年前にサッカー・J リーグ、そして3年前プロバスケットボール・Bリーグを誕生させた川渕三郎氏が記者会見で述べられておられます。



 私自身、熱烈なラグビーファンの一人として、是非とも清宮氏の強いリーダーシップのもとプロ化を目指していただきたいと切望いたします。そしてラグビー観戦の必須飲み物、ビールの消費量アップのためにも是非とも実現させていただきたいと思います。特にウイングの松島幸太朗選手が在籍するサントリーサンゴリアスが先頭をきってもらいたいですね。

 





 さて話しは変わりますが、今月のテーマは 『 ボーっと生きてんじゃねーよ! 』 とさせていただきました。この言葉については、みなさんくご存知だと思いますが、最近NHKの人気番組として、ナイナイの岡村さんとチコちゃん (声は、木村祐一氏)
とのやり取りが話題となっております。



 このN H K っぽくない教養バラエティ番組 『 チコちゃんに叱られる 』 についてNHK広報の方は、次のようにお話しされております。

 



 ご覧になってない方には、是非とものお薦めであります。毎週金曜日夜8時から放送されているんですが、私の場合仕事の関係でなかなか見る機会がありませんでしたが、再放送が翌土曜日の朝8:15からされますので、それを毎週楽しみに視聴いたしております。





 そこで今回なぜこのような『ボーっと・・・・・・』を掲載したかというと、最近私の行動そのものが、初期の認知症の前触れなのか、ボーっとすることが多くなりまして、先日も車を走行中、道路わきの側溝に左前輪と後輪を脱輪させてしまい、結果
JAFに緊急コール いたしまして助けていただきました。



 自分でも情けない限りでありますが、『寄る年波には勝てぬ』 という諺がありますように、知力・体力の限界をつくづくと感じる今日この頃であります。ならぬ願いでありますが、あの40代50代の勢いをもう一度呼び戻したいと思ってもいるんですがねー。 気合いだけは・・・・・!



 さて私のことは差し置いて、本題の『ボーっと・・・・・』でありますが、今年もまた一年の総決算であります年末商戦がやってまいりました。各店、冬ギフト対策として、前回お買い上げリストの発送準備や店内ギフトの展開やPOP貼付けなど毎日段取りに追われていると拝察いたします。

 



 いわゆるルーティンワークに忙殺されるという事でございます。ルーティンワークとは、あらためて申しますと、「手順・手続きが決まりきった作業のことで、創意工夫の必要ない業務」を指しますが、私どもの商売、今の時代それだけで果たしてお客様の満足や支持がいただけるのか 少し疑問が残ります。



 仕事やスポーツにおいても、確かに基本的なことでありますので必要不可欠であるのには間違いありません。ただそこに 『 創意工夫 』 を付加 してみてはどうかと思うのです。いわゆる「常に考えながら仕事する」という シンキングワーク であります。



 決してルーティンワークのみで仕事することを 『 ボーっと生きてんじゃねーよ!』 とまで、極端なことは言いませんが、ルーティン プラス シンキング でいかがでしょうか。少し工夫をして何かをプラスしていけばいいですよね。



 先日の秋の勉強会におきましても、これからの商売、粗利益率を上げるためには、付加価値のある商品・サービスの提供 が必要であると学んだと思いますが、お店に帰られて果たしてその課題にチャレンジされている方は、どれだけおられるのでしょうか。



 毎回、アンケート用紙には大変勉強になったとか、これからの自店のあるべき姿が見い出せたか、記入されていますが、じゃその後の行動はキチッと伴っているのでしょうか。相変わらず、昨年と同じ11月の仕事・12月の仕事の繰り返しで一年が終わってしまう、そのように思えるのです。



 例えば、先日東大阪店で松藤店長と勝間田チーフが二人で相談して私に報告がありました。



 「今年の新規法人開拓用の冬ギフトDMセットは、例年の100部から50部に減らしました。イマイチ反応が無いので経費的にもったいないから・・・」 と。

 



 反応が無いから、やめる? じゃ、何故反応が無いのかって気づかないのか と私は考えます。毎年同じように本部から提供していただいたチラシやカタログをルーティーンワークで何の工夫もなく袋詰めを実施して漠然とポスティングをする。そして、反応が無ければ配布部数を半分にする。



 本当に新規客を獲得しようという強い意志が感じられないのが残念であります。何かを工夫して付加価値をつけて新規客にご案内すれば、何か次なる突破口が見えてくる、と私は思います。



 例えば今年の場合、クレジットカードを使うとキャッシュレスで国から 5%の還元 があります。大口になればなる程そのお得感が増すわけですから、そこんとこをアピールした案内状を一枚DMセットの中に入れて今回は試してみる、そのような前向きな姿勢が望ましいと思います。



 今回のラグビー、チームジャパンの 『 不可能を可能にする 』 偉業は、まさしく日頃からの猛練習とさらには試合の中での 工夫 ( シンキングプレイ ) とが融合したものであります。



 私どもの仕事も同じであります。常日頃から額に汗して一生懸命努力して働き、そして常にお客様の買い物動向を洞察し、その 『 気づき 』 の中で知恵を出して付加価値を創造する。その繰り返しの中でお客様からの信頼を勝ち得て地域密着型のお店となりうるのです。



 東大阪店のスタッフ両名もその意味をしっかり勉強して、失敗を恐れず前に向かってチャレンジしていってもらいたいと思います。さらには、私自身も含めて読者の方々も人生ある限り、目標をもって果敢に挑戦していただきたいと願います。



 最後になりましたが、前出しの川渕三郎氏(83) が思考できる後任スタッフを育成するにあたって記者会見場で述べられた内容をご紹介して今月の投稿を終えたいと思います。



       今月もご覧いただきまして、誠にありがとうございました。



 

 

9月号  『 One For All, All For One 』  Ⅴol.127

9月号   『 One For All, All For One 』  Ⅴol.127



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿いたしたいと思います。

 



 さて冒頭から今月も先月同様自然災害のニュースについてお話を進めていかなければならないのが残念でなりません。なかなか明るい話題が見つけられなかった9月でしたので、申し訳ありませんが先日千葉県を中心とした台風15号の爪痕について語りたいと思います。



 新聞記事から引用しますと、経済産業省は13日、台風15号による「停電被害対策本部」を設置し、千葉県を中心に 電柱2千本が倒壊や損傷したとの推計を示した。昨年、大規模な停電を近畿地方で引き起こした台風21号と比べても、深刻な被害が発生していると分析した。

 対策本部では、本部長である菅原一秀経産相が各局長に対し、「東京電力や自治体と連携した停電復旧や燃料供給を行う」ことなどを指示した。

 台風15号については、昨年の21号よりも最大瞬間風速が強く、地域は狭いが被害は深刻だと説明。その上で、大規模な電柱の倒壊などの影響により、今後の停電復旧には一定の期間が必要になるとの認識を示している。



 とありました。われわれの仲間である 『 ベアーズ木更津店 』 では、かなり大きな被害にあわれ、今もなお営業できずに困っておられるとのことです。店頭の電動シャッターは大きくまくり上げられ、夜も戸締りが出来ない状態が続いているそうです。(9/20
現在)



 修理のため、業者に電話しても常に話し中状態で、すでに一週間以上経過しているにもかかわらず、倉庫側のシャッターも同様に大破したままの状態であるようです。今のところ、深夜の盗難にはあってないようですが、セキュリティの問題においても頭を抱えているとのことです。





 自然災害について先日ある書籍を読んでいますと次のような内容が書かれておりました。





 中小企業庁がまとめた「平成28年度版中小企業白書」によると、自然災害の被害額を集計 し、世界全体を100%とすると、日本の被害総額は世界全体の約17%にのぼるそうです。日本の国土面積は、世界のわずか0.25%しかないのにもかかわらず、極端に多くの災害被害を受けています。日本が「自然災害の多い国」といわれる所以はここにあるのです。       とありました。



 本当に毎年毎期矢継ぎ早にやってくる自然災害。私たちもいつ受難するかもわかりません。常にその準備、及び心構えをしておかなければなりません。今回の千葉災害については、ライフラインとしての
『 水 』 だけではなく、『 電気 』 の確保がいかに大事かが問われることとなりました。



 千葉地区の方々には電気の回復と共に、一刻も早い復旧・復興が待たれるところであります。木更津店の林オーナーはじめスタッフの皆さん、そして千葉県内を中心にこの度被災されました皆さまには心よりお見舞い申し上げます。



 



 さて話しは変わりまして、いよいよ10月1日より消費税率が10 %に引き上げられます。現場では、プライスカードの張り替えやPOSレジのソフト組み換えなど具体的な作業が待ったなしで実施されております。



我々自身の利益率が2%向上するのであればモチベーションも上がりますが、まったく恩恵もなく手間や諸費用ばかりを被って 『 百害あって一利なし 』 とは、まさしく今回の増税ではないかと不満がたまる毎日であります。



 さらには、かぶさるように、経済産業省は「キャッシュレス・消費者還元事業」を10月1日からスタートいたします。皆さまご存知の通り、消費者がお買い物の際キャッシュレス決済(クレジットカードやデビットカード、各種電子マネー、QRコード決済など)を行うと、5%あるいは2%の還元 が受けられるというものであります。



 最近では、政府が景気冷え込み対策の広報活動として、盛んにTVコマーシャルでアピールいたしております。またスマホ決済各社を中心に様々なキャンペーンを展開し、消費者のキャッシュレス活用を喚起いたしております。

 



 例えば、『ペイペイ』では政府の5%ポイント還元とは別に、自社企画として10/1~11/30 まで、さらに5%のポイント還元を実施いたします。政府企画と合わせて10%の還元 となる訳ですから、これは消費者にとって大きな魅力になる訳です。



 ジワジワとそのお得感が来年の6月まで約9ケ月間の中で浸透し、政府の狙い通り一気にキャッシュレス化が促進するのではないでしょうか。



 そこで問題は、キャッシュレス対応や軽減税率対応などが出来ない零細小売店は、どうなっていくんだろうという心配です。真面目にコツコツと地元のお客様と信頼関係を構築し、地道にご商売をされている方々が費用の面や操作性の煩わしさを懸念して対応されないことにより、徐々に消費者から見放されることになり、間違いなく苦境に追い込れることになるでしょう。



 年々増え続けるお年寄りや地域に根差した弱小小売店への 『 弱者切り捨て』 、こんなことで今の日本の国良いんでしょうかね?!今月のテーマといたしました『 One For All, All For One 』 の精神を日本国の国策に反映されるような世の中になってもらいたいと強く願うものであります。





 さて、今月のテーマを上記に選んだのは、みなさんご存知の通り 『 ラグビーワールドカップ日本2019 』 が9/21に始まったのを題材に何か皆さんにお伝えしたいなと思い、『 一人はみんなのために、みんなは一人のために 』 という合言葉にいたしました。

 



 みなさんご存知の方もおられますが、この言葉は本来ラグビー用語ではなく、いまから170年前に執筆されたフランスのアレクサンドル・デュマの人気小説
「三銃士」 の中で使われていたフレーズなんですね。その言葉があまりにもセンセーショナルであったため、ラグビーの世界でも使われるようになったようです。

 



 また、言葉の意味も若干解釈が違い、「一人はみんなのために、みんなは一つの目的 のために」 とラグビーの場合は意味するものらしいです。「一つの目的・・・」とは、という事ですがそれはまさしく 『 トライ 』 であり 『 勝利 』 という事であると思います。



 この合言葉にまつわるエピソードは、今まで世界各国多種多様なところで人々の感動の場面として生まれ、そしてこれからも一つの歴史に残る出来事として様々生まれてくると思います。私も若いころ仲間と共に試合に臨む中で体感した仲間意識、そして相手チームとの
『 ノーサイド 』 後の飲み会でお互いに熱く語り合った時間を今も懐かしく思えます。その内容をご紹介すれば、長々となりますので、またの機会にして今回は、『One Team Japan 』 のキャプテン、リーチマイケルさん(31) についてお話ししたいと思います。

 



 最近、TV報道でも度々ご紹介されているので、詳しくお伝えすることは不要だと思いますが、簡単に彼のプロフィールを述べますと、ニュージーランド出身の彼は、15歳の時にラグビーの交換留学生として来日し、札幌山の手高校に入学いたしました。



 その後、東海大学に進み、卒業後社会人ラグビーの東芝ブレイブルーパスに加入し、その後日本国籍を取得し、あの2015年にイングランドで開催された前回ラグビーワールドカップにキャプテンとして出場いたしました。当時、南アフリカ共和国戦での奇跡的な大逆転勝利は、あまりにも有名であります。



 私も4年前、テレビの前で夜中であるにもかかわらず、大きな声で叫び涙したものでした。あの感動から早や4年。そして引き続き、キャプテンシーを発揮しているリーチマイケルさんが、国際試合の前に必ず行われる国歌吹奏時に大きな声を出して
『君が代』を斉唱 している姿を見て、外人さんであるにもかかわらず、なぜそんなに一生懸命声を張り上げ歌うのか、何か違和感を感じておりました。



 そして、今回リーチマイケルさんのTV特集でその謎が解けました。



 答えは、宮崎県日向市の或る神社にある 『 さざれ石 』 にあるのでした。

 



 そこで、その関係性を解く産経新聞社の記事をご紹介したいと思います。



    『 ラグビー日本代表が 「さざれ石」 の前で君が代 』



 ラグビー日本代表は17日、宮崎市での強化合宿を打ち上げた後、宮崎県日向市の大御神社を訪れ、日本最大級の『さざれ石』を見学した。



 「さざれ石」が歌われている君が代への理解を深め、海外出身選手も多いチームの結束強化を図る目的で、リーチ・マイケル主将(東芝)が発案した。



 大御神社の新名光明宮司がワールドカップ(W杯、9月開幕)を控える選手らを前に、「一人一人の選手が大きな巌となれば、必勝の道が開かれると信じている」と君が代の歌詞になぞらえて激励。



 選手らは「さざれ石」の前で君が代を歌い、リーチ主将が玉串を奉納後、祈祷(きとう)を受けた。日本代表は歴史的3勝を挙げた2015年W杯前にも同神社を訪れている。

とありました。



 いかがでしょうか。生粋の日本人である私自身が国歌の意味も理解せず、ただ何か卒業式やその他行事の時に国歌斉唱していたのが恥ずかしい限りであります。 『 君が代 』 といえば、時代によってさまざまな解釈がされるもので、戦前・戦中・戦後を通じて何か天皇を崇拝する歌のような感覚 があり、まったく本来の意味を知ろうとしていなかったのは事実です。



 でも、リーチマイケルさんが教えてくれたように、『 君 が 代 』 = 『 One For All, All For One 』 と、考え方はラグビーとまったく同じであると気づかされました。そして、同じ考え方といえば、われわれドリーム・酒匠米匠チェーンにおきましても、『 さざれ石 』 (本部・加盟店)と 『 巌 』 (生き残り) として比喩するならば、何かすべてが同じスピリットに帰結するように思います。



 これからもドリーム・酒匠米匠チェーンとして、同じ目的をもって、皆さんと共に強い集合体となり、一枚岩となってこれからの厳しい商環境の中で 『 ナイス トライ!』 を重ねていけるよう共に頑張っていきましょう。



 最後になりましたが、先述の 『 君が代 』 の現代語訳 としてふさわしい解説をご紹介して今月の投稿を終えたいと思います。



     今月もご覧いただきまして、誠にありがとうございました。



 



【 P.S 】 ちなみに『君が代』の歌詞は、さかのぼること平安時代の古今和歌集に収録されていた和歌(五七五七七)が元となっているそうです。。そしてこの歌は西暦905年の時点で「詠み人知らず」となっています。

また日本の法律で正式に国歌と決定されたのは、意外にも20年前の1999年(平成11年)であります。

でもルーツは平安時代でありますので、意味がイマイチ理解できなかったのは仕方ないですね。

そう考えると、リーチマイケルさんスゴイ勉強家で、なおかつ真の日本人ですね。感服しました。