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4月号  『  時 代 の 流 れ  』  Ⅴol.110

 4月号    『  時 代 の 流 れ  』         Ⅴol.110



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿したいと思います。



 さあ皆さん春ですよー! と先月号で冒頭お話いたしましたが、たった1ヶ月で今月は、さあ皆さん夏ですよー! と言ってしまいそうな今日この頃であります。毎年思うことですが、本当に春の期間が短くなってきました。

 



 やはり地球温暖化の影響なんでしょうね。最近は、北極圏でも雨が降り、氷山もどんどん溶けていっているようですね。地球、このまんまで大丈夫なんでしょうか。私の存命中は何とかなるでしょうけど、22世紀の地球 は、ちゃんと機能しているのでしょうかね。余計な心配ですけど・・・。





 さて、4月月末と言えば桜の花が散り、その後に続く花が、「藤の花」 チューリップとなります。そんな訳で、満開の藤の花を観がてら、久しぶりに茨木市の酒匠米匠こやま店 にお邪魔してまいりました。店内は相変わらず整理整頓され、お菓子・飲料水中心にしっかりとボリュームも出され綺麗な売り場となっておりました。



 ただ奥様が足の具合が悪く、かつて長年ご主人と共に月一回早朝ポスティングをされてこられたのですが、今後は新聞折込に変更しようかとか、その他店売り頭打ちの中で外販をさらに強化するため、どのようにすればよいかとか、いろいろと意見交換させていただき元気印の檄を飛ばして帰ってまいりました。

 



 帰り際に、ご丁寧にお土産まで頂戴いたしまして本当にありがとうございました。そして訪問目的の一つでもあります見事な藤だなの下で、しっかりと垂れた花の香りを楽しませていただきました。藤の花の花言葉は「優しさ」「歓迎」であります。まさしく小山家のみなさんの人柄を反映した日本古来の花々を堪能してまいりました。





 その後、岐阜から愛知に向かい夜7時からの愛知エリア会議に参加いたしました。毎月、翌朝に帰阪するのですが、今回は東海北陸自動車道を北に上り、久しぶりに富山のドリームメンバー3店 (東となみ店・小矢部店・稲荷町店) に訪問させていただきました。各店、決算月も終わり、その内容のヒアリングや今後の営業方針などを意見交換させていただきました。

 



 特に小矢部店の本多オーナーとのやり取りの中で、今から22年前平成8年にドリーム小矢部店をオープンさせた時代にさかのぼり、お互い懐かしく苦労話に会話が弾みました。現在地の店舗へ酒販免許の移転許可をもらうために砺波酒販組合事務所に出向いた時の話です。



 当日、組合の理事長・副理事長・専務理事など7~8人待ち受けておられ、入室と同時にある一人の方から “ お前の入れ知恵で、酒DSを開業するんであれば、とっとと、大阪へ帰れ!” と富山弁で怒鳴られスタートした話し合いでありました。まだまだ閉鎖性の強い地域、時代でありましたので本多氏と共に平身低頭、土下座までしながら許可のお願いをしたいきさつがあります。



 結局話し合いは、物別れで終わりましたが一応筋は通した形で、次は高岡税務署酒類指導課へと移動し管理官に対して免許下付のお願いをいたしましたが、これもまた門前払いという厳しい状況でありました。その後、紆余曲折いろいろとドタバタしましたが、最終的には、2ヶ月後許可が下りました。



 オープン後は、酒組合の影響力で定価販売が当たり前になっていた地域でありましたので、酒が安く買えるということで地域の消費者にとっては当然ありがたい存在となり、結果大盛況。先駆者メリットということで、一年後追随した酒屋さんもおられましたが泣かず飛ばずであり、現在では当時罵声を浴びせた組合幹部の方々のお店は、ほとんど廃業されておられるようです。



 『 時代の流れ 』 なんですね。ただ、話しはこれからなんです。その次に本多氏との会話の中で、度々出てきた言葉が、「昔は、良かったな~」 というフレーズであります。あの酒DSバブリーな時代から、早や20年余り、今となれば酒販免許は自由化され、消費税が導入された影響で酒税を徴収する酒屋の存在理由も希薄化し、お酒はどこでも買える商品となり、さらにお酒は安いのが当たり前の時代になってまいりました。 『 時代の流れ 』 なんですね。



 かつて小矢部店のように地域の強者が、今では弱者になってしまった訳です。そこで話しは更に盛り上がりました。われわれ経営者は、泣き言は言ってられません。弱者になれば
『 弱者の戦略 』 を取ればいいんです。そう、あのランチェスターの 『 弱者の戦略 』 なのです。その内容は、このコラムでも度々ご紹介してきましたので、今回は割愛しますが今月お話ししたかったのは、時代の輪廻転生であります。

 

   仕事も人生も全てにおいて、時代と共に

  スパイラル状にまわり、回っているのです。




 そこで、雰囲気を変えてこのタイミングで中島みゆきさんの 『 時 代 』 の歌詞をご紹介したいと思います。

 

  



 この歌は、彼女が23歳の時に作詞作曲したものであります。皆さんは、ご存じでありましたか?彼女のこの歌詞に込められた壮絶な体験のことを・・・。中島みゆきさんのお父さんは、北海道札幌市で産婦人科の開業医でありました。彼女は23歳の時にこの歌で歌手としてのスターダムへ一気に駆け上がるのですが、ちょうど同じこの年にお父様が脳溢血で倒れ、そしてその後亡くなられたのでした。



 “ 今はこんなにも悲しくて涙も枯れ果てて もう二度と笑顔にはなれそうもないけど・・・ ” と歌いだしは絶望感を感じさせるものですが、そのあとは “ そんな時代もあったねといつか話せる日が来るわ・・・” と前向きな内容に変化しているのが読み取れると思います。



 それから歌い継がれて40年以上、今なおこの歌に共感する人々が全国各地におられます。それは、この歌詞に込められた人生の普遍性のものがあると私は思います。そして仕事においても、苦しい時、悲しい時にこの歌を口ずさむと何か勇気が湧いてくるのです。



 辛いのは、自分だけじゃない。そしていつかまわり回って笑える時が必ず来るんだと思える何かがこの歌詞にこめられているような気がします。小矢部店の苦境は、今の東大阪店でも一緒です。今回、北陸へお邪魔いたしましたが、皆さん一様に元気で明るかったです。そのことを共に感じあえたことが大きな収穫となりました。



 この訪問を契機に、これからもしばらくご無沙汰しております全国の仲間のもとへ定期的に訪問させていただいて改めて仕事の原点、人生のあり方というものを見つめ直させていただきたいとお願いいたしまして今月の投稿とさせていただきます。



     今月もご覧いただき誠にありがとうございました。

3月号   『  世 代 交 代  』   Ⅴol.109

  3月号   『  世 代 交 代  』   Ⅴol.109



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿したいと思います。



 さあ皆さん春ですよー! あのドカ雪のあった寒い冬から解放され、待ちに待った爽やかな季節が到来いたしました。昨晩もドリーム東大阪店の近くの第二寝屋川沿いのマンションへ配達に行った際、川沿いの桜並木がライトアップされており、満開の花を花見しながら心地よくバイクを走らせておりました。



 ここまで人生やって来まして、物心ついてから60数回毎年桜の花を観てまいりましたが、この樹木ほど昔から人々に感動と勇気、そして希望を持たせてもらえるものはないのでは と思います。何か今年もまた頑張って人生の花を咲かせるぞ! という思いに駆られます。(ちょっとオーバーですけど・・・)



 ちなみに毎年掲載しておりますが、今年も日本列島桜前線の開花予想地図をご覧いただきたいと思います。みなさんテレビ等の報道ですでにご存じかと思いますが、大阪では開花どころかあっという間に観測史上一番早く今年は満開になったようです。大阪城公園の西の丸庭園の桜 綺麗でしょうね。

 



 ただ 北海道の函館 となりますと満開の時期は、5月初旬のGW時期になるというのが、これまた日本列島の織りなす面白さなんでしょうね。

 



 そんな訳で、私も4月に入ってから久しぶりに京都の 『 哲学の道 』 界隈を散策してこようかと思っております。学生時代から幾度となく訪ねた名所旧跡でありますが、四季折々本当に心が和む場所の一つであります。



 お昼前に南禅寺をお参りして、その後門前の京都名物 「湯豆腐ランチ」を食し、あとはブラブラと永観堂・法然院・詩仙堂・銀閣寺へと桜を鑑賞しながら散策と洒落込む。途中疎水沿いには、お洒落なカフェやギャラリーがあり、ジェラートをかじりながらのんびり歩くのも乙なものです。是非皆さんも機会があれば、訪ねて頂きたい場所であります。

 







 さて今月のテーマは、『 世代交代 』 とさせていただきました。



 先日、WOWOWで女子テニスのテレビ観戦をしておりますと、皆さんご存知かと思いますが日本人二世 (大阪生まれです) の 『 大坂なおみ選手 』 (20) が、見事パリバ・オープンで優勝いたしました。なんと優勝賞金は、1億4750万円です。 当時、世界ランク44位であったのにもかかわらず、かつて世界一位であったシャラポア選手など上位ランクの強豪選手たちを次々と撃破して勝ち取った優勝です。

 



 そこでその勢いをかって次の試合に臨んだのが、先週3/22 からのマイアミ・オープンでした。第一回戦の対戦相手は、これまたかつて世界一位であったセリーナ・ウィリアムズ(36) でありました。彼女の生涯獲得賞金は8000万ドル(日本円約 83億円)を超え、すべての女子プロスポーツ選手を含めて史上1位という戦績であります。

 



 対戦結果、6-3 ・ 6-2 で大坂選手の圧勝でありました。まさしく 『 世代交代 』 の瞬間であります。野球のイチロー選手もそうですが、かつての名プレイヤーといわれた選手たちが年齢と共に体力・気力の衰えの中で徐々に若手にその座を奪われていくのです。特に個人競技のスポーツの世界は一目瞭然です。勝ち・負け、優劣が如実に現れてくるのです。ひとつの時代の終わりを告げていくのです。



 芸能界におきましても世代交代の流れは止めようがありません。かつて吉本興業株式会社の常務をされていた木村政雄氏についてちょっとお話ししたいと思います。



 木村さんは上方漫才のやすし・きよしのマネジャーを8 年間務めた後に、当時危機に瀕していた吉本新喜劇を再生した人で、ダウンタウンや明石家さんまさん達を仕立てて吉本興業の東京進出を成し遂げた功労者であります。その躍進の中で芸能界という浮き沈みの激しい世界でお仕事をされながら、人の動きを360度の角度で観察されてこられました。



 その浮き沈みに人間には「賞味期限」があるということを再三お話しされておられました。その中でも芸人に対しての「賞味期限」の判断は、非情なほどシビアに下されたと聞いております。

 



 私の若き頃の吉本新喜劇は、花紀京さんと岡八郎さんが活躍された時代でした。共に吉本新喜劇の二大巨星と呼ばれ、新喜劇の黄金時代を築いて長きに渡って君臨されておられました。しかしながら、時代は容赦なく変化していき、若者が来場してもらえる新喜劇へと木村氏は舵を切り替えたのです。



 今でも覚えていますが、当時の雑誌で掲載されていた内容を振り返ると木村氏からお二人に対して厳しい言葉として「賞味期限」の話をされ英断を下されたたようです。当然、両人は徹底抗戦するのですが、聞き入れられず或る日を期してお二人の名前は、新喜劇から姿を消してしまったのです。いわゆる「世代交代」なのです。

 



 事わがドリームに話しを移行していくと、世代交代と言えば今から8年前に私も本部社長を退任いたしまして西田氏にバトンタッチいたしました。その後チェーン運営におきましては、若い世代に任せて私は現場のドリーム東大阪店に移動いたました。



 そして今から4年前、本格的に店舗運営の体質改善ということで店長はじめ現場スタッフを巻き込んで取り組んでまいりました。その甲斐あってか何とか健全な経営状態に復元することが出来ました。その結果として、いよいよ東大阪店においても私の賞味期限切れの時が、徐々に近づいてきたと感じております。



 ただ思い起こせば、よくぞこの年齢まで賞味期間が持続できたなと自分で感心しております。そこで、木村政雄氏の著書の中から、人間の「賞味期限」を短くしてしまう3つのポイントを皆さまにご紹介したいと思います。

 



 ということらしいです。もっと詳しくお知りになりたい方は書籍を買い求めて頂きたいと思います。



 じゃ「賞味期限」を延ばす方法 とは・・? となりますと、次の3つがあるそうです。

 



 私の場合この年齢になって 感性を磨くということは並大抵なことではないのですが、出来るだけ若い連中と飲み食いも含めて会話することに努めております。松藤店長や勝間田チーフそして堀井さんらと会話の中で若者のニーズなどを探り求めています。



 また突拍子もない考えなど新しい発想などは、米紀行はたやすの畑中氏鴻池店の松本由美子専務とのお付き合い・会話の中で感性を鍛えてもらっています。常に先を見ながら進む人に新鮮さと魅力を感じるのは、私だけではないと思っております。



 最後になりますが、読者の中でこれから「世代交代」を考えておられる方、また「世代交代」を終わられた方々に老婆心ではありますが、次のような事柄に留意されて次世代へと邁進されんことを願っております。



 そしてその事柄とは、まず過去の成功体験に固執することなく、変化に機敏に対応し、異業種に目を向け、人と違ったことをやること、オンリーワンを目指すこと、耳の情報収集力と口の情報発信力をこれまでの何倍にもすることの大切さを意識して前世代とは違ったパワーを発揮されんことを祈念いたしまして今月の投稿を終えたいと存じます。?



      今月もご覧いただき誠にありがとうございました。

2月号  『 オリンピック アスリートから 学ぶ 』  Ⅴol.108

  2月号  『 オリンピック アスリートから 学ぶ 』  Ⅴol.108



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿したいと思います。





 さて毎年この時期にアップしている2月号 『 徒然日記 』 の投稿内容を数年前のものから読み返しておりますと、例年ネガティブな話題から入り、最後には自分自身を鼓舞するように、みんなで我慢してスクラム組んで生き残りを図ろう!などと締めくくっていて、何とも焦燥感漂う2月号 になっております。



 例えば、昨年は近隣競合店の倒産により、『棚ボタ』で何とか売上減をカバーできているといった他力本願的な事例をお話しさせていただきました。じぁ今年は・・・? と申しますと今年は昨年のような『棚ボタ』はありませんので、案の定深刻な売上減 に見舞われております。そんな訳で、2月号は傾向として明るい話題が見つかりにくい時期なのであります。



 ただ今年の場合は、不思議と悩んではいる割に日々何かポジティブな気持ちにさせてもらっております。理由は、3つあります。一つは、松藤店長の現場復帰であります。現場に戻り、約半月ほどになりますが、日に日に勘が戻り、元気に業務に従事してくれております。やはり若い人の回復力は、素晴らしいものです。



 2つ目は後ほど詳しく述べますが昨日25日に閉幕しました 『平昌(ピョンチャン)オリンピック』 での日本人選手の活躍であります。

 



 各種目での活躍に非日常的な感動と人間ドラマを拝見させていただきました。改めて筋書きのないスポーツのダイナミックさと奥の深さを体感し、練習の苦しさに耐え本番で見せるひた向きな競技姿勢に励まされました。その姿から、私自身売上が厳しいからと嘆くのではなく、その事態をどうクリアして乗り越えていくのかが大切であるということをを教えてもらったような気がします。



 さて、もう一つはオリンピックと同列にしては申し訳ありませんが、当店で2月からスタートしました 『北海道富良野のジャガイモ』の販促活動 であります。東大阪店では、私の指導不足もあり、近年販促活動というものが皆無でありました。



 今回も私の方から各スタッフに対して何ら提案もしなかったのですが、勝間田チーフとパートの堀井さん二人で話し合い、今回はしっかり頑張ってジャガイモを売ろう!ということになったようです。そのためのバックアップは自分なりにさせてもらいましたが、今回自発的に販促活動を実施しようという思いを持ってもらえたのが本当にうれしかったです。

 



 そして実施するからには、目標数を明確にしてその数字を細分化し、各個人の目標設定としていこうということになり、スタートいたしました。販売目標としては、昨年3月15日までの実績77セットに対して、今年は100セット超えということで決定いたしました。



 ただいま 2/26 現在順調に推移して、昨年実績をクリアして何とか目標の100口は獲得できました。残り2週間ほどまだ時間がありますので、あと20~30口は上乗せできそうであります。販促キャンペーンはまだ終了していませんが、今回の好数字の成果としては、目標達成もさることながらスタッフみんなが楽しんでお客様と会話しながら、ご案内していることが何より評価できることであります。

 



 売らされているという観念で実施していると自然とお客様にも伝わり、押し売りになりかねません。高3のアルバイト義川君が、配達時スナックのママさんに『アカンでもともと』で気楽に声掛けすると、快くご注文を頂いたという話を帰店後、その報告を受けるとみんなが冗談交じりで冷やかしながら、一緒に受注獲得を喜んでおりました。



 本当にチームで取り組んでいるんだなという思いを持たせてもらいました。同時に仕事もスポーツも仲間の存在そしてその大切さを痛感させていただきました。そんな訳で今月のテーマでありますオリンピツクにおいての 『 チームワーク 』 というものを今回お話しさせていただきたいと思います。



 皆様方の中でオリンピックに関心のあられる方は、連日のようにテレビで観戦し、一喜一憂しながら応援されておられたのではないでしょうか。特に、金メダル・銅メダルを獲得したスピードスケートやカーリングなど個々の体力では、欧米の選手よりもはるかに劣るにも関わらず、
『 チームワーク 』 にてメダルを勝ち取った彼女たちの姿を見て感動し、涙したのではないでしょうか。

 



 話しは変わりますが、私の最も思い出の深いオリンピックは、さかのぼる事54年前、1964年東京オリンピックであります。私が中学2年生の時でありました。当時のアスリート人気NO.1は、当時ソビエト連邦(現ロシア)との決勝で見事勝利した東洋の魔女 女子バレーボールチーム の方々でした。日本国中が沸きに沸いた決勝戦でありました。

 



 日本中が高揚したその他の競技もいくつかありますが、やはり印象深いのはエチオピアの裸足のランナー アベベ選手が金メダルを獲得したマラソン競技でありました。そのマラソンレースにて見事日本人選手として銅メダルを獲得したのは、当時陸上自衛隊に所属していた円谷(つぶらや)幸吉さんでした。



 日本で初めて開催された東京オリンピック閉幕後、一躍英雄となった円谷選手は、各地で大歓迎され次のメキシコオリンピックでは、金メダルを獲れるぞ!ともてはやされ、国民の期待は異常値を越えていたようです。



 その後の円谷選手の活動をある文献から引用しますと次のように書き記されております。



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          (  中  略  )

 しかしその後、円谷は周囲の期待に応えるためにオーバーワークを重ね、

 持病の腰痛が再発。

 さらに左足、そして右足と続けざまの、アキレス腱切断というケガに見舞われた。

 手術を受け、次のメキシコオリンピックに向けて練習に励むが、

 病状は一向に良くならなかった。



 人一倍責任感の強い円谷は周囲の期待に答えられないまま、苦境におちいる。

 国策優先のため、結婚もできず、信頼していたコーチもいなくなってしまった。



 4年後、メキシコシティ五輪の開催年となった1968年、円谷は自衛隊体育学校宿舎の

 自室にてカミソリで頚動脈を切って自殺。 27歳の若さだった。



 その時、円谷は首から東京オリンピックで獲得した銅メダルを下げていた。



 遺書にしたためた家族達への感謝と



       「幸吉は、もうすっかり疲れ切ってしまって走れません」



  の言葉は、当時の世間に衝撃を与え、また円谷の関係者ら多くの涙を誘った。

 
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  いかがでしょうか。私たちが感動し、勇気を与えてもらっているアスリート達の活躍の裏には上記のような過酷なプレッシャーがあることを私たちは知る由もありません。あまりにも円谷選手が気の毒でなりません。ご両親の悲しみはいかほどであるか、無念で無念で仕方ないと思います。



 今では考えられないですが、1960年代の日本においては、オリンピック選手の意識は、自己犠牲をベースに『お国のために・・・!』 という考え方が主流であったような気がします。



 誰のためにあなたは頑張れるんですか? と訊ねられたら即座に『日本国のために!』 ということがまかり通っていたんでしょうね。近代オリンピックの基礎を築いた創立者クーベルタン男爵は、“ オリンピックは、勝つことではなく参加することにこそ意義がある ” とおっしゃったようですが、現実はそんなに単純なものではありません。



 ただ今回のピョンチャンオリンピツクでの日本人アスリートたちの各コメントを聞いた時に、誰一人として 『 お国のために!』 と言葉を発した方はおられなかったのではないでしょうか。



 「ここまで育ててもらった両親に感謝します!」 とか 「周りの仲間にサポートしていただいたお陰でメダルが獲れました!」 とか 「監督・コーチに感謝します。厳しい指導の中で同時に優しさを頂きました!」 とか、競技仲間同士で「あの人がいたから目標にここまで来られた!」 「被災地の皆さんに勇気と元気を与えることが出来て大変うれしいです。」 などなどであったと思います。

 



 オリンピックのモットーである 「より早く、より高く、より強く」 という技術的な進歩と同時にメンタルな面でも進歩してきているフェアなスポーツの世界を私は愛します。そうあるべきだと思います。2度と円谷選手のような悲劇は起こらないよう願います。お国のために・・ではなく、チーム
ジャパンとして頑張っていただきたいと思います。



 「金メダルは、とても名誉なことで嬉しいですが、メダルを通じてこれからどういう人生を生きていくかがさらに大事であると思います。」 と女子スピードスケート500m金メダリスト
小平奈緒選手は語っています。競技外においても人格者として有名なアスリートです。

 



 先日の決勝時においても、銀メダルになった韓国 李相花(イ・サンファ)選手への思いやりの様が感動的でした。母国開催のオリンピックで錦を飾れず、期待に応えられなかったことで李選手は応援してくれた国民に対して申し訳ない気持ちでいっぱいだったかもしれません。号泣しながらも謝罪の意思を示す李さんに小平選手は声をかけながら、優しく手を背中に回して慰め励ましておられました。



 54年前、円谷選手にも小平さんのような良きライバルである友を持っていたのなら、と悔やまれます。この二人のシーンに、私はそれぞれのお国を越えたアスリート達の仲間意識
『チームワーク』 をみたような気がしました。



 今回のピョンチャンオリンピツクで各競技ごとにドラマがあり、目を潤ましたことが度々ありました。辛い思いで練習に取り組み4年間というスパンの中で一つの目標を目指す姿、私たちの仕事の世界も同じです。毎日、毎日、辛くて同じ仕事の繰り返しです。そして、その中で仕事の喜びを見い出すことは至難の業です。



 しかし、同じような環境・現場で従事する者同士が共に助け合い、励ましあい、アドバイスする姿を今回のオリンピツクでのドラマを重ね合わせた場合、私たち仲間も共に涙し、笑顔を見せ合い出来るのではないかと思えてくるのです。



 仲間って、楽しい事、嬉しい事を2倍にも3倍にもしてくれます。そして、悲しい事、辛い事を半分にしてくれます。そんな仲間をいっぱい拡げていきましょう。そうすれば、人生が楽しくなってきます。



 今回小平奈緒選手が 座右の銘 としている言葉を彼女から今後私の課題としてぴったりの贈り物を頂きました。このフレーズは、私にとって人生の金メダルになると思います。この世に命ある限りこの言霊を大切にしていきたいと思っております。今は亡き「インド建国の父」と言われるマハトマ・ガンディーの言葉をご紹介して、今月の投稿を終えたいと思います。



    今月もご覧いただき誠にありがとうございました。

 

1月号  『 今年もよろしくお願い申し上げます。』  Ⅴol.107

 1月号  『 今年もよろしくお願い申し上げます。』  Ⅴol.107



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿したいと思います。



 さて、2018年新年もあっという間に1ヶ月が過ぎようとしています。毎年のことですが、この時期各加盟店さんのオーナーさんとお話しさせていただくと、必ず言葉に出てくるのが、“ 1月は気候も寒いけど、売上の方がもっと寒いわ!” であります。

 



 12月のあの忙しい時期が今では何ヶ月か前に思えて、何かもどかしさと焦りを感じております。ただ前年もお話いたしましたが、繁忙期にあれだけ精いっぱい頑張ったんだから、閑散期にはゆっくりと心身とも休息することも大事な事であると思います。



 ということで先日兵庫県のハチ北スキー場の民宿へ孫と一緒にカニのしゃぶしゃぶを食べに行ってまいりました。最近の民宿も通常の料理旅館同様クォリティの高いおもてなしと食事を提供していただき娘夫婦共々楽しい時間を持つことが出来ました。

 



 翌日、久しぶりにスキー板を履いて何本か孫の子守がてら滑走(?) してまいりました。10年ぶりのスキーということで、案の定足腰がガタガタになり、帰阪途中、地元の温泉施設に立ち寄って露天風呂に入り、ビールと出石そばで心もおなかも目いっぱい満足し帰ってまいりました。本当に贅沢な時間でありました。





 さて、仕事の話に戻りますと先日ある新聞の記事を見ておりますと、昨年のビール業界の販売数値発表と今年の各メーカーの商戦取り組みについてコメントがありましたので簡単にご紹介いたしたいと思います。

 



 2017年のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の課税出荷数量は前年比2.6%減 の4億407万箱(1箱は大瓶20本)。 

 現行の記録を取り始めた1992年以降で過去最低を更新し13年連続で減少した。

 少子高齢化の進展や若者のビール離れに加え、特に安売り規制強化が響き、 市場規模はバブル初期の1986年の水準に縮小した。

 大手4社のシェアはアサヒが39.1%(前年比0.1%増)で8年連続首位、 キリンは31.8%(同0.6%減)と唯一ダウン、サントリーは16.0%(同0.3%増)と 初めて16%台を達成、サッポロも12.1%(0.1%増)と健闘した。

 2018年を各社はどう戦うのか。アサヒはビール定義の変更と据えた新商品を4月に投入。 「今年をビール改革元年に」(平野伸一社長)とし、需要創造を目指す。

 キリンは第3のビールの新製品投入で挽回を図る一方、「クラフトビールを含めビールを 魅力的にしていく」(布施孝之社長)。

 サントリーは好調なザ・プレミアム・モルツの品質進化策として、”泡”プロモーションを実施する。 クリーミーな泡を神泡(かみあわ)とし訴求を目指すが「ビールのおいしさの新しい提案」(山田賢治社長)と言う。

 サッポロは黒ラベルとエビスを中心に「続・ビール強化に取り組む」(高島英也社長)方針だ。

              今年も商戦が始まる。



 とありました。2月に入ると各社春から夏への需要期に向けて新製品をデビューさせてまいります。ただ毎年このようなサイクルで需要を喚起していくわけですが、なかなかヒット商品に結び付けられないのが実情ではないでしょうか。乱暴な言い方ですが、「数打ちゃ当たる」 という感覚でやり続けているんでしょうね。



 われわれの商売も同じで、必ず100%売上や利益につながる販促策というものは、実施する前からわかるはずもなく、試行錯誤しながら 『 やり続ける 』 しかありません。何もしないでじっと嵐が通り過ぎるのを待つという手もありますが、 停滞 = 衰退 と言われるように、 『 やり方 』 については各店それぞれ違いはあると思いますが、何か常に仕掛けていく事が大切であると思います。

 



 さて、東大阪店においては12月期決算のため、この時期は在庫たな卸しに始まり昨年の赤字・黒字を算出するための準備をする時期であります。決算書の作成に至るまでの数々の数値記入や領収書・手持ち現金・通帳残高の確認などほとんどの決算作業を全て私自身で実施しております。



 今時ですので、市販の財務ソフトで税理士業務の8割がたは素人でも入力できます。ですので、当店の税理士さんは私の入力した数値を確認して法人税・消費税計算して最後に税理士本人の印鑑を押す。それだけで年間顧問料が25万円です。当然税理士業界は、我々のように仕入れは発生しませんので、粗利益率は100%です。



 いい商売だなと毎年この時期思います。ただ頭脳明晰でなければ税理士資格は取得できませんので、やはり頭のいい人は収入面でも違いが出てまいります。後悔先に立たず・・・もうちょっと頑張って勉強しておけばよかったなと思う時期でもあります。





 さて、ボヤキは、これぐらいにして昨年の成績ですが、ほぼ概算が出てまいりました。決算そのものは、今年も黒字計上できましたが、総売上としては一昨年よりも2.5%ほどタ゜ウンし、また利益率が僅か0.2%しかアップ(16.4%) しなかったために売上総利益いわゆる粗利益額は、昨年対比 約47万円のマイナス となりました。



 ただ人件費を中心に経費節減を図った結果、営業利益額としては何とか昨年対比 25万円のプラス となりました。6/1 以降、酒税法改正におけるビール系の粗利益率が大幅に上がったのにもかかわらず、年間粗利益率がトータルで0.2%しか伸びなかったのは、昨年上半期がいかに業績が悪かったかを物語っております。



 皆様方もおそらく同じ傾向が出ているんではないでしょうか。そう考えると、どのお店においても6/1 の酒税法改正による販売価格是正が下半期の健全数値に反映していると推察されます。

   



 そこで、今年はどのようにして改善された粗利益率を維持できるか 2018年の課題・テーマ としてとらえていかなければなりません。



 近隣競合店間で再び低価格競争が勃発するかもしれません。いやもうすでに激戦となっている地域もございます。しかしながら、いまこそ自店の独自化を推進し、自店の強みは何かを再度生み出していかなければならないのです。もう自店の強みは地域一番の激安価格ではありませんので・・・。





 話しは変わりますが、先日本部会議室で1月度のオーナー会議が開催されました。各店のオーナー様に昨年の実績発表と総括、そして今年の取り組みと抱負をそれぞれ語っていただきました。特に今年の取り組みについては、みなさんいろいろと考えておられて常に次なる一手を模索されておられるという印象を持ちました。

 



 その中で、㈱津田本店 津田社長から販促策もさることながら、今年の大きな課題としてお客様との密度の濃い関係性強化を掲げておられました。そして、小口業務店の新規開発や既存顧客への満足度を高めるために受注時や配達時に出来るだけ “ 何かお聞きすることはありませんか?” とお客様のご要望などをお聞きするよう心がけておられるとお話しされていました。



 私の学生時代、英語の授業で “ いらっしゃいませ!” という言葉を英語で “ May I help you ?” と習いました。その後、30歳代にアメリカの流通業視察に10日間ほど出かけたことがありました。現地のお店に買い物をしようと入りますと、 店員さんが
“ May I help you ?” とは言わずに “ Welcome !” でありました。



 一方通行的な挨拶としては、やはり ウェルカム(ようこそ) がシンプルなんでしょうが、商品について何か知りたいなと迷っているときは、店員さんが
“ May I help you ?” (メイ アイ ヘルプユー) と声をかけてくれます。直訳すれば、「お助けしましょうか?」 という意味なんでしょうが、実際は「何か、お手伝い差し上げましょうか?」
とさりげなくこちらの要望などを訊ねていただけます。



 何店か、お店を回り不愛想な店舗もありましたが、やはり繁盛店は接客レベルが高いし、常に顧客第一主義というのか、お客様の求めに応じる姿勢を積極的に表現されています。

 



 なぜここでアメリカの話をさせていただいたかというと、津田本店さんのお店の考え方とニューヨーク郊外に或る超繁盛店 地域食品スーパー『スチューレオナード』の企業理念が全く同じであると申し上げたかったのです。お客様を大事にする姿勢は万国共通なんですね。あとは、規模の差と申しますか、スタッフが増えてくると果たしてその店舗理念が面展開で拡げていけるか、というのが次なる課題となります。



 ただそのお店で働く一人一人の接客のあり方が、 “ May I help you ?” という気持ちで接することがやはり基本中の基本ではないでしょうか。そして混迷する消費者ニーズの中で、お客様からの要望をこちらから日々の業務活動の中でお聞きすることが、次なる強み構築のヒントが潜んでいると思うのです。



 今年は、東大阪店においてもお客様に物を売り込むことばかりを考えるのではなく、既存顧客中心にさりげなく様々な要望をお聞きし、顧客満足度を高めていく施策を、難しいけれども考え実践してまいりたいと思います。そしてそれが浸透していけば、自然と粗利益率は向上していくと確信しております。



 今年冒頭の会議において、津田さんから改めて、 “ May I help you ?” の大切さを教えて頂けたこと、そして皆様方も是非ともお客様目線で自店の商売のあり方を再度見つめ直されんことをご提案申し上げまして今月の投稿を終えたいと思います。



     今月もご覧いただき誠にありがとうございました。

12月号  『 2017年を振り返って・・・ 』  Ⅴol.106

  12月号  『 2017年を振り返って・・・ 』  Ⅴol.106



 みなさん、こんにちは! いよいよ今年最後の徒然日記を投稿したいと思います。





さて今年も残すところ、あと数日といったところですね。各店では、本日から大晦日までの予定で年末特売チラシを配布されているところも多々あると思います。 いよいよ最後の追い込みといったところですかね。



 東大阪店でも12/22 ~12/24 までの3日間歳末大売り出しを開催いたしました。なかなか昔と違って月末チラシを配布したからといって爆発的に売り上げが増えるという時代は終わった! という考えは、皆様と意を同じくするところであります。



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 現在のところ、売上数値としては今歳末期 11/1~12/22 までの売上実績では、昨年対比102% 、粗利益ベースで110% と、店長不在の中で何とか満足のいく内容となっております。ただ、ギフトに関しては物理的にスタッフ不足の影響はさけられず、新規ギフト客獲得のための営業活動が出来なくて酒・食品ギフトとも昨対比92%~95% と満足のいく数値とはなっておりません。



 ただ先ほど述べましたように店長の長期離脱の中で、今年の歳末はどうなる事やらと心配しておりましたが、勝間田チーフやパートの堀井さん、そして優秀なアルバイト諸君の奮闘に支えられて今年も歳末期増収増益という具合で一年を締めくくれそうであります。



 例え方が悪いですが、『 火事場のばか力 』 と申しますか、人間というものは、危急存亡の折には今までにない潜在的なパワーが発揮され、それにより今まで以上の能力が創出され、またひとつ成長するという好循環が生まれてまいります。これがアルバイト達のすそ野まで広がると、いわゆる新しい店舗風土の進化につながってまいります。



 『 ピンチをチャンスにする 』 、今回はきれいごとに聞こえるそのようなフレーズが実体験出来たような気がいたします。現場で従事するスタッフたちの成長ぶりをつぶさに見ると頼もしく、且つ微笑ましく思えてなりません。若い者たちを教え育てることは本当にやりがいのある贅沢な責務であると感じています。





  さて、話は変わりますが、今年も12月初旬に月刊情報誌 「日経トレンディ」が、 『 2017年 ヒット商品ベスト10 』 を発表いたしました。毎年恒例のこの発表内容は、日本全国で2017年に発売された商品やサービスを 「売れ行き」 「新規性」 「影響力」 の3つの項目で総合的に判断し、それぞれのヒットの度合いを評価し、ランキング集計したものであるらしいです。私たちの業界には、それほど関係するものは見当たらないようでしたが、この1年を思い起こしながら振り返り、何かの参考にしていただければと思います。







 そして、国内で発生した2017年 10大ニュース として取り上げられた事としては、中学生棋士としてプロデビューした藤井四段 ( この徒然日記6月号でもご紹介 ) の活躍ぶり、そしてまた天皇陛下の生前退位の日程が具体化し、焦点は次なる年号は何になるのか、その他不祥事としては相撲協会関係で日馬富士関の暴力事件、折角の日本人横綱が誕生し盛り上がった相撲ブームに水を差したことになってしまいました。



 明るい楽しい話題としては、つい最近一般公開となりました上野動物園のパンダ 『 シャンシャン(香香) 』 のお披露目、なんと経済効果は400億円とも言われております。今年も喜怒哀楽さまざまな出来事や事件がありました。読売新聞社提供資料から画像だけですが、下記に列記しましたので振り返っていただきたいと思います。





























 さて ドリーム東大阪店 2017年 5 大 ニュース といえば、



 まず 第一位 になるのが今年6月の「酒税法改正施行」 にともなうビール系飲料を中心とした小売価格の値上げ、結果として健全なる利益率が確保できました。このことにより、当店のみならず加盟店各位におかれましても、収益面で一息つけたのではないでしょうか。



 ただ秋ごろより、市場価格が逆戻りする地域が増えてまいり、暗雲が立ち込めてまいりました。、来年はどのように推移するか不安定要素が多々ございます。



 次に、第二位 となるのが、外販売上の向上であります。特に業務用売上が好調でこの一年昨対比141%で推移しております。昨今の諸事情で店頭販売が苦戦する中、外販売上で全体をカバーできているという状況です。キッカケとしては、この徒然日記でも再々お話ししているように、近隣の業務店販売を中心とした競合店が倒産し、そちらの料飲店さんがこちらに回ってきたということです。ラッキーなことでした。



 それをキッカケに外販を強化することに方向転換し、結果として命拾いした訳でございます。



 第三位松藤店長の長期療養のための入院であります。10月末の入院であったために、まともに歳末需要期にぶつかってしまい、管制塔を失ったエアポートのようになってしまいました。近年、店長への権限移譲を積極的に進めていたため、それが裏目に出てオペレーションがかなり混乱してしまいました。来年一月末まで、要療養のため、残ったメンバーでの業務活動となってしまいました。



 ちょうど一年前に長年従事してもらっていた段上店長の退職で不安定であった業務が安定してきた矢先での事でしたので、再度の痛手となりました。早く元気になって復帰して頑張ってもらいたいと思っております。



 第四位 は、勝間田チーフ・パート堀井さんの成長 であります。上記の理由で、各スタッフに荷重がかかってしまい、どうなる事かと思いましたが、両名とも無難に店長の穴を埋めてくれました。勝間田チーフにおいては、まだ入社一年しか経過していないのにもかかわらず店長の諸業務をこなしてくれました。パートの堀井さんは、毎日残業の連続でありながら、いやな顔も見せず快諾し、精を出してくれました。そして、ギフト支援プログラムの入力やチェック、そして包装に至るまで自発的に処理してくれました。この二ヶ月でさらに成長した二人を見て大変頼もしく思えました。





 さて、第五位 は、さらなる外的環境の悪化 であります。徒然日記の中で再三再四、店頭での交通規制の件やドラッグストアの新店出店のことなど、ボヤいてまいりましたが、更にこの度傷口に塩を塗りこむように、東大阪店の目と鼻の先に大手業務スーパーが2018年年頭に新オープンいたします。北大阪地区中心に20店舗の業務スーパーを展開している企業のようで、かなり激安な食品スーパーのようであります。



 せっかく当地区にビール系飲料の健全価格が染み渡ったにもかかわらず、再び客寄せ目玉としての商材に陥るのは必至であります。当然、スーパー万代も激安価格で対抗するものと推察します。東大阪店にとって下半期、収益向上の柱となっていたビール系飲料の収益がまたしても激減することになると思います。



 ただし、外販の部門については、業務店もありますし、一般家庭の方々についても戸口までの配達サービスを選択されておられますので、そんなに落ち込むことはないと予想しています。問題は、店頭売りです。



 ただ攻勢をかけられる激安価格については、ミートしないことに決定しました。かなり来店客数は落ち込むと思いますが、売上高よりも利益額を優先させたいと思い決断しました。間違いなく最低限の売上高は確保しなければなりませんが、利益があっての経営でありますので、無茶はしません。







 話しは変わりますが、つい先日厚生労働省から今年の日本の人口についての調査結果発表がありました。この一年で出生した新生児は、約94万人だったそうです。そして亡くなられた方は全国で134万人となっております。差し引き 一年で 約40万人の人口減少 となっております。



 日本の人口は、11年連続減少へとなっているそうです。以前にもお話ししたと思いますが、私が生まれた昭和25年は、全国で約233万人が生まれております。それに対して死亡数は約90万人です。その差、143万人の増加。日本経済が高度成長期に入っていく時期でもありました。





 近年の人口減少状況をみた時にわれわれ商売人に関わる問題として、どのように対処していくのか・・が問われていると思います。このような社会現象の状況下、どの業界においてもマーケットサイズがどんどん減少していく中、今までと同じように売上だけを追いかけていくのは、とても危険なことであるということをお気づきであると思います。



 当然利益重視といえども、利益額 = 売上高 × 利益率 である訳ですから、売上増が期待できないのであれば、この利益率をどのように高めていかなければならないか、そこがポイントとなってまいります。これからの商売のキーワードは、どのように売上を増やすのかではなく、どのように利益率を上げていくのか、その一点に尽きます!



 私は、今年もいろんな方々とお会いし、いろんな話題でお話ししてまいりました。特に東京オリンピツク後の2021年からは、今のブラジルのように国内経済がガタガタになり、一気に不況へと落ち込んでいくとお話ししたこともあります。その時のために、今からその心構えと具体的な準備をしていかなければならないとも言ってまいりました。



 ただ今の世界状況(北朝鮮問題など)やビットコイン及び株価の推移などをみても2018年後半から、一気に日本経済が下落してもおかしくない雰囲気があると思えるのです。



 そのためにも2018年、新年が明けまして定例の地区エリア会議や春の勉強会等でその準備のための知識や情報を習得していかなければなりません。 そして、今後とも皆様方には現場に基づいた忌憚のない御意見・御提案を、来る年も頂戴できますようお願い申し上げまして、本年の『徒然日記の締め』 とさせていただきたいと存じます。



 今年も徒然なるままに他愛無い内容で書き綴ったことと思います。それにもかかわらず、この一年ご覧いただきましたこと厚く御礼申し上げます。



 来る年も世相の流れとともに業界のお話しや消費者の動向、さらには私なりの座学について深掘りしながら語ってまいりたいと存じますので今後ともよろしくお願い申し上げます。

11月号  『 内 憂 外 患 』   Ⅴol.105

 11月号  『 内 憂 外 患 』   Ⅴol.105



    みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿したいと思います。



 さて今年もいよいよ残すところ一ヶ月となってまいりました。本当に月日の経つのは早いもので、ついこの間まで “今年も残暑が厳しいな ” と話していたのが、もうすでに晩秋もようでそしてこの後冬へと突入してまいります。

 



 さて、ドリーム東大阪店の現場では、慌ただしくお歳暮ギフトの包装も佳境に入ってまいりました。年々、受注も早くなり、ピークは間違いなく12月よりも11月末に集中してまいりました。今年は、後ほど述べますが、少ない従事スタッフの中で何とか準備をして、何ら大きな問題もなく本格シーズンへと突入することが出来ました。

 



 この5日前も当店超上得意の法人様から、「デザートアラモードDM-25」 200個を受注し、順調な滑り出しを見せております。そして、パートさん、アルバイトさんも丁寧な接客とギフト包装で一生懸命頑張ってくれております。これもギフト好業績の大きな要因でもあります。

 





 ただ、居酒屋さんなど業務店につきましては、他店はどうか分かりませんが、当店の場合、不振を極めております。世の中の景気は、どうなっているんでしょうかね。株価は、どんどん値上がりしているのにね・・・。

先日もカラオケ喫茶一店とパチンコ屋さんが廃業されまして、ひと月約20万円ほどの売上減が余儀なくされました。



 それでなくても、今年の一月に〇〇新聞配達所が廃業されまして、新聞購読営業開発用の粗品としてシャディギフトを月平均15万円ほどの売り上げあったんですが、それが無くなってしまいました。年間なんと180万円です。今年、食品ギフトが苦戦した一因でもあります。 



 大口顧客に関しては、順調な時は本当に全体売上に貢献してくれますし、ありがたいまさしくロイヤルカスタマーなんですが、一度消滅するとダメージが大きい、そう考えると改めてすそ野のお客様 ( こんな言い方は大変失礼ですが・・・) の存在も無視できないのも事実であります。

 



 パレートの法則 (イタリアの経済学者の名前) に基づきますと、2対8 (にっぱち) の法則といってお店にとって上位2割のお客様が全体売上の8割を占める、そして残り8割のお客様で全体売上の2割にしかならないという統計上の理論の一つがあります。



 ビジネスにおいて、前述のように売上の8割は全顧客の2割が生み出しているので、よって売上を伸ばすには顧客全員を対象としたサービスを行うよりも、2割の顧客に的を絞ったサービスを行う方が効率的である、という考え方が最近の流れとなってきています。



 ただ、そこには先ほどのパチンコ屋さんのようにリスクを背負う難しさがあります。すそ野のお客様( ロングテールとも言います) に対しての対応は、われわれの場合どうあるべきか、悩むところです。つい先日も、独居老人のおばあさん(通常はすそ野どころか売上皆無のお客様 )
がお孫さんに体を支えられて来店されました。



 目的は、お歳暮ギフトのご注文です。当店からの前回お買い上げリストをご持参され、約3万円ほどお買い上げいただきました。その後、ふと ドウシシャカタログのページを開けられ、お孫さんに
連れてきてくれたお礼にと 『 愛媛みかん 』 (5400円) をプレゼント、実に微笑ましい光景でした。ついでに家用としてもう一つ。合わせて10000円のプラス売上となりました。ロングテールのお客様でも、カテゴリーを変えれば、ロイヤルカスタマーになるという実例でした。

 



 今回の場合はたまたまでしたが、このように自店のお客様の購買可能範囲を狭く見るのではなく、様々な潜在的需要があるのだという可能性を常に模索していくのが、商売の鉄則であり、また面白さでもあると思います。



 その工夫を日々の業務活動の中で試行錯誤していく事が重要であると思います。ただ偉そうに、このように論じている割には、東大阪店の場合まだまだ努力が足りませんけどね。 有言実行、がんばります!





 さて、今月のテーマは 『 内憂外患 』 とさせていただきました。この4文字熟語をご存知の方は結構多いと思いますが、今の東大阪店の現状を表す言葉として今回のテーマとさせていただきました。



 そもそもの語源は、今から約2600年前の紀元前700年頃から約250年間の中国の歴史(春秋時代)が記された中国の歴史書『春秋』 の中で語られた言葉であります。

 








  

 『 内 憂 外 患 』 とは・・・



  国の内側にも外側にも問題や心配事がたくさんあること。

   「内憂」は内側に問題があることで国内の問題のこと。

   「外患」は外側に問題があることで外国から受ける災難や問題のこと。

  国だけではなく、組織や個人などの表現にも使われる言葉。








 ということで、何故この言葉が今の東大阪店に当てはまっているかと申しますと、外側では、昨年から近隣にドラッグストアが出現したり、店頭の交通規制なとで苦しんでまいりました。ここにきて、やっとこさ回復傾向になりかけた矢先に、また更に直近の場所に大型業務スーパーが来年2月にオープンすることになりました。外的環境がさらに悪化しそうであります。



 次に、内側においては、働くスタッフの問題として店長の長期間離脱という痛手がこの1カ月前から続いております。現在、入院加療中でありますが、今年いっぱいは戦力としては見込めない状況であります。ただ幸いにして残ったスタッフたちが店長の穴を埋めるために粉骨砕身頑張ってくれております。頼もしい限りであります。



 今回この言葉をテーマに挙げたのは、ただ東大阪店の現状の厳しさを嘆くのではなく、まったくその反対で仕事にせよ、人生やっていくにせよ、常に紆余曲折、波乱万丈の中で生きていかなければならないのが、この世の常、宿命であります。



 そして、その苦境の中で人間の真価、そのお店の存在感が試される訳です。そこのところを今月は皆さまに注視していただきたかったのです。誰もが、生きていく中で必ず体験するものですから、その時にいかに覚悟を決めてポジティブに考え、行動に移すのか、なのではないでしょうか。



 私自身も含めて、これからの東大阪店がどのようにこの逆境の中で順風満帆な姿が見せられるのかが、これからの課題となります。

 



 その課題を克服するためのベースとして不可欠なのが、『楽しみながら、仕事に励む』 ということです。焦りや苦痛感から、まともな成果は期待できません。働く仲間同士の相互依存の中で、明るくて楽しいチームワークが生まれ、それがお客様にも伝わり、お店の存在感として波及していくと確信します。



 私は、長年生き方と仕事に関してのポリシーとして常に情熱と発想・考え方を意識してここまでやってりました。70歳前にしても、いままさに東大阪店が真っただ中にある 『 内憂外患 』 を打破するためにスタッフの先頭をきって残りの人生を燃え尽きたいと思っております。



 最後になりますが、故 松下幸之助翁が生前お話しされた言葉を一つをご紹介して今月の投稿を終えたいと思います。



        今月もご覧いただき、誠にありがとうございました。

10月号 『 総選挙後の日本経済の流れについて 』 Ⅴol.104

10月号 『 総選挙後の日本経済の流れについて 』    Ⅴol.104 



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿したいと思います。



 さてこの時期、“ 天高く馬肥ゆる秋 ” と申しますが、どうしてどうして、そんな悠長なことを言っているどころではなく、例年以上に長雨が続いたり、先日の台風21号といい、自然災害などで相変わらず気候変動の多い今年の秋であります。

 



 ただ、やはり秋と言えば、「行楽の秋」 「食欲の秋」 「読書の秋」 など、われわれ働く人間にとって一年の中であの猛暑の夏が終わり、ほっとする一番穏やかで落ち着いた季節ではないでしょうか。春同様、自然を楽しむということでは、最適の時候であります。

 



 私も10月下旬から11月初旬にかけての冬ギフト商戦の準備が一段落しましたら、久しぶりに京都にいる息子夫婦を訪ねてみようかと思っております。秋の京都の花鳥風月には、癒されますからね。また近くに古民家風の旨いそば屋があるらしく、一緒に出掛けて秋の味覚をご馳走してもらうことになっております。

 



 とは言うものの、いま現場ではそんな柔いことを言ってる場合ではなく、臨場感たっぷりの東大阪店に話しを移しますと、この一週間お店では残り二ヶ月の商戦準備で大わらわです。プロセス80「備えあれば憂いなし」 と言うように、この時期の準備のあり方が今年の年末商戦の良し悪しを決定づけるものがあります。



 そういう意味では、毎年この時期同じことを言っていると思いますが、冬ギフトに関して本部から提供される『ギフト支援プログラム』 ソフトの有難さを実感しております。このソフトが誕生して今では約20年が経過しております。当時プログラムソフト作成にあたって、ドリーム加盟店有志メンバー10店舗にて費用を分担してソフト作成会社へ発注したのを覚えております。

 





 総費用は、あの当時で確か100万円をこえていたと思います。各店約10万円ほどを拠出して頂きました。まだまだドリーム各店がしっかり儲かっていた時代でしたからね。その後、幾度となくバージョンアップを繰り返しながら、現在に至っております。



 現在では、酒匠米匠のメンバーも参加されて約24店舗の方々が活用されていると聞いております。今年からは、クラウド対応の新プログラムにバージョンアップされ、より現場での作業効率アップと用紙の経費節減など加盟店ファーストの目線で提供されております。



 特に、ヤマト便においてのB2クラウド対応については、送料契約の減額要素にもなっており、先日東大阪店担当のヤマト集荷スタッフが、「ドリームさん、今年のお歳暮ギフトB2対応でなかったら、一個当たり50円さらに値上げさせてもらいますよ!」 と頭ごなしのコメントを言い放ってまいりました。



 その時の強気の姿勢にムカッときましたが、冷静に考えるとこのギフトプログラムを活用していて本当に良かったなと思いました。20年経過しても、色あせないギフト支援プログラムは、時代と共にしっかりとお客様のニーズや利便性に寄与出来ているんだなとつくづくと感じさせてもらいました。



 現ユーザー様も、そしてこれから活用されるであろう加盟店様も、このソフトを中核としたトータル的なドリームチェーンギフトパッケージ をさらに進化させていただきたいと願っております。





 さて今回のテーマは、『 総選挙後の日本経済の流れについて』 とさせていただきました。先日10月22日(日)に開票されました衆議院選挙について、今月はお話しさせていただきたいと思います。選挙結果としては、皆様ご存知のように、翌日から各報道機関で
『自民党圧勝』 という記事や放映がなされておりました。

 



 どちらかというと政治の話には疎い方なんですが、敢えて今回テーマにさせて頂いたのは、今回の選挙後における日本経済の動きについて注目したかったからであります。例えば、選挙結果に呼応して二週間前から高騰しておりました株価が、さらに値上りいたしております。(21,820円 10/25現在) 毎日のように、日経平均の連騰記録が更新されております。



 原因としては、様々な要素が考えられますが、今回の自民党圧勝を受けて2年後の消費税増税が、ほぼ確実視されたのも一つのファクターとなっていると思います。ただ、間接税であるがゆえに、低所得者である人々にとってはさらに増税感が増してまいります。今回の株価高騰の恩恵を受けて、海外からの投資家・また国内の個人投資家そして大企業の収益はさらに向上するのは間違いありません。



 そして、日本経済の活性化に寄与する流れである と安倍首相は、力説しております。本当にそうなんだろうかと疑問を持たざるを得ない。かつて日本が1970年代高度成長期において、国民一億総中流意識が叫ばれた時代から見ると、今の日本で本当に中流意識を持たれている方は、どれぐらいおられるのだろうか。



 今回の株価の値上がりにおいて、日本の国を底辺から支えておられる方々が本当に豊かにシフトチェンジできているのであろうか、幸福度を感じておられるのであろうか、一部の投資家やお金持ちの人々が景気の良い話や生活をされているだけではないだろうかと思うのです。



 先日、国連発表の世界「幸福度ランキング」 において日本は第51位でありました。日本は、先進国の中では最下位であります。ちなみに、第一位は北欧のノルウェーであります。北欧三国は、社会保障施策が充実しており、いわゆる落ちこぼれ組が皆無と聞いております。いわゆる貧富の差が少ないということです。



 それに比べて、日本においては年々貧富の差が開いていく模様であります。当然のことながら、貧しい方々がお年寄り中心に増加していく傾向にあるとされております。



 ここで、ある数式をご覧いただきたいと思います。

 



 この数字は、何を意味しているのか、お分かりになるでしょうか。この数字こそが、この地球上でまさに現実に存在する社会現象であるのです。

 



 その解説については、いつものようにウィキペディアから引用してお話ししたいと思います。



 ウィキペディア参照





 いかがでしようか。ケタが大きすぎて実際には、ピンとこないのが実情でしょうね。ハッキリ言えるのは、ビルゲイツの子供に生まれたかった!! と自分自身67歳になった今でも思います。ちなみに彼は今年で61歳なんですけどね。



 ちなみに、もう一つこの時代の世相を反映した数字をご紹介したいと思います。それは、厚生労働省が今年8月に発表した生活保護受給者の数です。その数は、全国で213万人ということで、10年前の150万人から何と63万人も増加しているのです。特に高齢者が多く、全体の52.8%と深刻な数字になっております。

この数字は、今後さらに増え続ける模様だといわれております。



 日本経済は、本当に景気がいいんだろうか、そしてそのような時代の流れの中で我々商売人は、どのようにお客様と接していかなければならないのか、単なるお金儲け、そして足し算引き算の中で商いを続けていくのではなく、弱者であるお年寄りをいかに大切にして日々精進していく事が、まさしくこれから地域に根差す商売人に問われていることではないでしょうか。



 世の中、どうであろうとも、少なくとも自分自身の中であきらめることなく、人間とはどうあるべきかと自問自答しながら、周りの人々と接してまいりたいと思っております。



 今回の選挙結果を見るにつけ、本当にこれで良いのか、そして2020年東京オリンピツク後の日本が、かつて開催された今のブラジルの経済状況に陥らないことを切に願って今月の投稿を終えたいと思います。



今月もご覧いただき誠にありがとうございました。

9月号  『 高齢者社会にどう対処・・・??? 』   Ⅴol.103

   9月号  『 高齢者社会にどう対処・・・??? 』   Ⅴol.103



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿したいと思います。



 さて 「暑さ寒さも彼岸まで 」 とよく言ったもので、ここにきて朝晩が確実に冷え込んでまいりました。というよりも、過ごしやすくなってまいりました。今年も私にとって 『 67回目の秋 』 がやってまいりました。

 



 話は大きくなりますが、人類誕生 (700万年前) から地域差はありますが、毎年このような四季折々の自然の営みがあったのだと思うと 『 67回目の秋 』 など、ちっぽけなものだと思わされます。ただ私にとっては、残された人生の中でこの一瞬一瞬の秋が、大切なものであるのには間違いありません。



 そのためにも毎日毎日しっかりと働き、しっかりと美味しいものを食べ、そして家族やスタッフや仲間たちと共に楽しい会話を弾ませ、一度しかない2017年の秋を満喫させたいと思っております。



 とはいうものの、すぐに年末商戦の準備がやってきますので、のんびりとは出来ないのが実情ですけどね。さらに現実は厳しいもので、あと2ヶ月後 ( ただいま工事中 ) に東大阪店の目の前に大手のGスーパーが新規出店することになりました。



 せっかく価格安定商圏となったこの地域ですが、激安価格を前面に押し出す新規スーパーでありますので、また以前のように一波乱も二波乱もあると予想いたします。というよりも、直近であるがゆえに死 活 問 題 となってまいります。



 当然のことながら、その対処策として、いろいろと考えていかなければならないのですが、こんな時にこそジタバタせずに先日のドリーム本部 『 秋の勉強会 』 で学んだ情報の出し入れを中心としたマンダラートシートをしっかりと見つめ直し、実践していかなければなりません。

 

 



東大阪店は、今後どのような方向性をもって生き残りをかけるのか、上記の資料を参考にご理解いただければと思います。要は、粗利益率アップに全力投球するのみです。そのためには、様々な工夫や努力を積極的に実践していかなければなりません。そしてパラダイムの転換をして不可能を可能にしなければなりません。



 とにもかくにも、我々の意思とは関係なく、時代・文化・環境は、どんどん変化していくわけですから、好むと好まざるとにかかわらず、それに呼応して我々自身が変化していかなければならないのは必定であります。時代の流れと共に、我々のお店が今もなお存続しているのは、それなりの変化を遂げてきた証しでもあります。





 さて時代の変化と言えば、先日敬老の日に関して、総務省統計課が次のような人口統計を発表いたしました。

 

 



 簡単に解説いたしますと、今から38年前(1979年) 私が30歳のころ、65歳以上の方が全国で1031万人おられました。全人口の約8%です。ところが今や全人口が当時より減少しているのにもかかわらず、高齢者は3倍以上に増加しているのです。数年後には、街を歩いている3人に一人は、65歳以上の高齢者となるのです。



    その他の統計発表を列記してみますと・・・



 90歳以上人口が初めて200万人を超える206万人となりました。  

 日本の高齢者人口の割合は、欧米諸国などと比べてももっとも高い。日本の27.7%に対し、  イタリアでも23.0%、ドイツで21.5%、フランスで19.7%である。
 

 高齢者の就業率は男性30.9%、女性15.8%で計770万人となり過去最多。

 主要国では日本の高齢者就業率は最高値の30.9%に対し、米国は18.6%、カナダは13.1%、ドイツ6.6%などである。  

 また二人以上の高齢者世帯の平均貯蓄現在高は2394万円、ゼロの世帯も含めた中央値は1484万円。定期預貯金がほぼ半分である。

 



 お年寄りのおじいちゃん、おばあちゃん、お金しっかり持っているんですね(笑) 孫のために10万円以上のランドセルをプレゼントしているのをテレビで見たことがあります。また、国内外の旅行ツァーに定年退職後の老夫婦の参加が激増しており、空前のブームとなっております。



 しかしながら、その割には我々のお店では、そのお年寄りから 『 ビールもっと安くならんのかい! 』 というキツイ言葉を、毎日のように言われ続けております。プチ贅沢するところは贅沢して、始末するところは倹約するといった構図でしょうか。なんともはや、辛いところですよね。



 とはいうものの、そのような年齢層のお客様がさらに増え続けるのですから、店側の対処としてもうまくそのニーズやウォンツを取り込んでいけば、マーケットサイズが大きい分、ビジネスになってくるんですよね。



 そこで、そのニーズやウォンツとは何ぞや? ということなんですが、そこを捉えて提案していくのが、本当に難しい・・・。はっきりしているのは、我々はメーカーではないのですからモノづくりと言う訳にはいかない。おのずから、
『 モノからコトへ 』 へとなってまいります。いわゆる付加価値創造ビジネスと言う訳です。



 我々の商売は物販業ですから、当然モノを販売しています。ただ、そのモノの周りに付加価値サービスというものをくっつけることにより、お客様のニーズやウォンツが満たされるという構図となります。



 例えば、ごく単純なことですが、ドリーム東大阪店ではお客様から電話注文を受けますと、即日無料配達(3000円~)を実施しています。夕方、冷えたビールを混ぜることもできますし、あるお年寄りのお客様宅では、ご注文いただいたお米を台所の米びつの中にまでお入れしている場合もあります。腕の関節炎で苦しんでおられるおじいちゃん宅です。

 



 ここでいう付加価値サービスとは、そんなに頭の使うことではなく、お金のかかる事でもなく、ごく自然なちょっとした心遣いが、お年寄りには喜ばれることなんです。あとは、そのサービスをいかにシスティマティックに、そして継続的に提供していけるかなんです。そこが、難しい。



 このようななんでもない、でもちょっとだけ優しい・嬉しい付加価値サービスをみんなで考えることがこれからの時代には大変重要なことになります。そして、その知恵の集合体のグループが、次のステップへと駆け上がれることになると常々思っております。



 そして、これからの我々の業界は、その付加価値サービスの内容こそが 利 益 の 源 となりうる時代に来たんだとご理解いただきたいと思います。価格一辺倒の薄利多売の時代が去ったことは、ご周知のとおりです。



 本当の意味の粗利益率を高めるとは、そういうことなんです。『利は元にあり!』 この言葉は、利益は上手な仕入れから生まれてくるということだと昔の人は言っておられます。まずよい品を仕入れる。しかもできるだけ有利に適正な値で買い、そこから利益が生まれてくる。 

 



 間違いなく、その考え方は不変性のものがあり、現在も重要視されていることなんですが、時代が変化し、物の売り買いの主役が、売り手から買い手に移行した時代から、真の利益の源は、お客様満足の実現からスタートするものに変化していったのです。



 いわゆる利益の元となるいくつかの要素のバランスが、常に変化していることに気づかなければなりません。仕入れも大事ですが、お客様からソッポを向かれて商品が売れなかったら安く仕入れても何の意味もない、ということなんです。



 最後になりますが、先述の通り、これからの日本は更に超高齢化社会になります。同時に、お年寄りマーケットの規模は、大きくなってまいります。当然ながら、我々も高齢者をベースとした販売戦略を構築し、さらに高度化していかなければなりません。



 そして、零細で小規模なお店であるがゆえに、進化した泥臭い商いを踏襲していくこそが、我々の強みであり、売りであると思うのです。何故なら、高齢者の方々ほど、ハイテクよりも、ローテクに対してのニーズ が高いのだということを申し上げて、今月の投稿を終えたいと思います。



今月もご覧いただき誠にありがとうございました。

8月号 『 生きかた上手 』 Ⅴol.102

 8月号 『 生きかた上手 』 Ⅴol.102



みなさん、こんにちは!今月の徒然日記を投稿したいと思います。

 



 いやー、みなさんこの暑い中、2017年夏ギフト販促お疲れ様でした。約3ヶ月に及びましたお中元ギフト期、成果はいかがでしたでしょうか。私の方は、この夏倉庫と配達でしっかり汗をかき、約 2 Kg の減量を達成いたしました。( 本来の成果の意味が違いますけどね・・・)



 肝心の東大阪店の方では、全体売上的には3ヶ月[6~8月]昨対98.7%、利益額ベースでは、酒税法改正に助けられ、昨対107.9%を確保できました。ギフト関係では、酒類ギフトが昨対101.5%で、食品ギフトが81.6%ということで、残念ながら諸事情の関係で満足のいく結果とはなりませんでした。



 まだまだ努力不足は否めませんので、この秋のお彼岸ギフトから年末の冬ギフトへ向けて、スタッフ一丸となって回復させていきたいと思っています。



 そこで先日まずはギフト以外に、新米や日本酒ひやおろしなど、秋の味覚フェアとしてお店全体の模様替えを実施いたしました。残暑まだなお厳しい時期ですが、東大阪店の雰囲気は、秋一色です。

 



 最近、各スタッフも基本四原則なるものを徐々に理解し、積極的に実践するようになってきたように思えます。店舗も倉庫も以前よりは、はるかに綺麗になってきており、ゴミがあれば率先して拾い上げ処分する。また倉庫においても整理整頓が励行され、商品管理が 『見える化 』 されてまいりました。



 よって、商品の廃棄ロスも少なくなってきており、カイゼン意識が功を奏しております。ただ、店舗の来店客数の減少に対して、品揃えとボリューム感との相関関係で、迫力ある売場展開が出来ていないのが気になるところです。廃棄ロスを恐れすぎると、売場に楽しさやワクワク感が演出しづらくなるからです。



 この矛盾するところに頭を痛めているのですが、まあ取り敢えず清潔で整理整頓された売場には、何とかなってきているのではと思っております。あとは、スタッフの商品知識や接客力を高めることにより、『安売りのお店 』 から、値ごろ感のある 『相談できるお店 』 へと変身させていきたいと思っております。







 さて、話はガラリと変わりますが、先日二日間をかけて東京へ久しぶりに出かけてまいりました。目的は、姪っ子の結婚式に出席するためでした。式場は、帝国ホテル東京
で久しぶりに格式あるホテルに宿泊し、翌日結婚式に参列いたしました。

 



 宿泊時、客室からの眺望は、なかなかのもので目の前に皇居があり、国会議事堂や各大手企業の本社ビル群があり、首都東京のど真ん中にこのホテルは在るんだなという実感でした。そして式当日、朝食をとるにあたっていくつかの有名食事処(割烹なだ万など)
がありましたが、ふと某TV局のクイズ番組でバイキング料理についてのQ&Aがあったのを思い出しました。

 



 と言いますのも、バイキング料理という食事スタイルは、今から60年前に日本で初めて発案されたものであるというのです。その発案されたお店が、帝国ホテル東京の16
F インペリアル・バイキングレストランということらしいのです。以下、いつものウィキペディアでの解説をご覧ください。



 



 大きなテーブルに多種類の料理をまとめて並べ、客が各自で好きなものを好きな分だけとり皿にとって食べる形式の料理で、北欧の長く厳しい冬の期間に、人々が食料を持寄って食べたことに始まるといわれる。



 東京都千代田区にある帝国ホテルに1958年にできたレストラン、インペリアル・バイキングで、北欧の食事方法スモーガスボードをまねて、日本で初めてこの形式を取り入れたとされる。



 「バイキング」 は、8世紀から11世紀にかけてスカンジナビア半島やデンマークから船で海を渡ってヨーロッパ各地に侵攻したノルマン人で、この語をこの形式の料理の意で用いるのは日本のみでの用法。



 レストランの開業時、当時公開されていたアメリカ映画 「バイキング」 のなかの船上で食べ放題というシーンに着想を得て、帝国ホテルの社内公募により名づけられたという。



 



  ということで実際に食してみますと、朝食というよりは、ディナーでもいいのかなというクォリティの高さで、出張時私がよく利用するビジネスホテルの朝食バイキングとは、格段の差がありました。本当にいい食事をさせていただきました。







 さて、前置きが今回も長くなりましたが、今月のテーマは 『 生きかた上手 』 とさせていただきました。このフレーズは、ご存知の方もおられると思いますが、先月106歳というご高齢で他界されました東京聖路加国際病院名誉院長であられました日野原先生の著書タイトルであります。



 日野原先生の100歳を過ぎてからのご活躍は、以前から存じておりましたが、この7月にお亡くなりになられたあと、NHKの特集番組を見た時に、あらためて先生の
『 生きかた 』 の凄さに感銘を受けました。早速、その 『 生きかた 』 発見 のため、著書を購読したかったのですが、お中元期ということで、のびのびになっておりました。



  この度の東京行きに際して、行き帰りの新幹線で約5時間ほどの時間がありましたので、今回のタイトルであります 『 生きかた 上手 』 を読ませていただきました。

 



 今回は、読書後の感想とその内容を自分に照らし合わせた場合、自分の中でどのような心境の変化があったのかをお話しさせていただきたいと思います。



 その前に、日野原氏のプロフィールを前もってご紹介したいと思います。



 日野原重明先生のプロフィール

      日野原 重明 (ひのはらしげあき)



 1911年山口県生まれ。

 1937年 京都帝国大学医学部卒業。1941年 聖路加国際病院内科医となる。以来、内科医長、院長代理、院長を経て、学校法人聖路加国際大学名誉理事長、聖路加国際病院名誉院長、一般財団法人ライフ・プランニング・センター理事長などを歴任。


 1998年東京都名誉都民、1999年文化功労者、2005年文化勲章を授与される。 早くから予防医学の重要性を指摘し、終末期医療の普及、医学・看護教育に尽力。成人病とよばれていた病気について「生活習慣病」という言葉を生み出すなど、常に日本の医療の先端を走ってきた。

 2000年9月には、これまでの人生で培った経験や過去の教訓を次世代に伝えることを目的に、75歳を過ぎても元気で自立した人を募り 「新老人の会」 を結成。同年春から「生きかた上手」の連載を開始。

 2001年に刊行された『生きかた上手』 は、この連載をまとめたもので、ミリオンセラーとなる。2013年4月、新たな書下ろしを加えた 『生きかた上手新訂版』
が、いきいき株式会社(現・株式会社ハルメク)より刊行される。

  また同年10月には連載「生きかた上手」から珠玉の言葉150を集めた『死を越えて』が発刊された。2016年10月には105歳を迎えた記念に初の自叙伝『僕は頑固な子どもだった』を刊行。

 2017年7月18日逝去享年106 歳



 晩年の日野原は100歳を超えてスケジュールは2、3年先まで一杯という多忙な日々を送っていた。乗り物でのわずかな移動時間も原稿執筆に使い、日々の睡眠時間は4時間半、週に1度は徹夜をするという生活だったが、96歳にして徹夜をやめ、睡眠を5時間に増やしたという。

 命の続く限り現場に立ち続けるという信念をあくまで貫いており、生前には少なくとも110歳まで現役を続けることを目標にしていると語るほどであった。



      といった具合で、何ともはやスーパーマンもビックリポンであります。

 



 さて私事になりますが、今年の3月で私は、67歳になりました。これから日野原先生を目指すとあと40年生きなければなりません。本当にスゴイことです。これからの40年間の生きるエネルギーは、どのように発電備蓄し、スパークしていくのか、見当もつきません。



 そこで、先生のおっしゃる生き方とは、自然体ということらしいです。自然に活動し、営みを重ねていく中で生きるパワーが生み出される。本の中で、度々出てくるフレーズが、育む・癒し・健康・出会い・感謝・謙虚・成熟・希望・安心・気力などなどです。いわゆるその言葉に対する
『 考え方 』 というものを常に養っていく事で、晩年の生きかたのあり様が見えてくるのだと教えられております。



 私は、7年前の60歳にドリーム本部の代表を西田社長にバトンタッチいたしました。だといって、すぐには従来の仕事からリタイアするのではなく、徐々に業務の引継ぎなどを実施してまいりました。そして、その時期に読んだ本が、五木寛之氏の
『 人間の覚悟 』 でした。

 



 その中にあるいくつかの言葉の一つに 『下山の哲学 』 というものがありました。この徒然日記にも何回がご紹介したことがあると思いますが、要は人間の一生には当然ピークというものがあって、50代・60代を境にかっこよく、なおかつ悟りを意識しながら、下りの人生を有意義に過ごすのだということを掲載されておりました。その内容に共鳴して生きかたを少し修正してみました。



 余生をどのように楽しく過ごすか、適度な仕事をこなしながら、そして仕事でもプライベートでも出来るだけ前面に出ず、黒子に徹するよう自分なりに努力しようとしました。(恥ずかしながら、現実はそのようになってはおりませんが・・・)
しかしながら、3年前事態は急変いたしました。ドリーム東大阪店の現場従事に就いたからであります。



 当初現場のお手伝いという感覚で入店したのですが、現場というものは、そんなに甘っちょろいものではなく、やればやるほど疲労困憊の日々が続いております。人生設計として65歳過ぎてから、下山の哲学としての悠々自適の余生 は、どこへやら・・・ですわ。



 そんな毎日が、この2年間自問自答しながら続いていたのですが、今回の 『 生きかた上手 』 を読んでいく中で気づきました。中途半端な生きかたは、やめよう!そして、もう下山という概念を捨てよう! と。年齢は関係なし!やはり私の酒屋人生は、上を向いて登るのみかな と覚悟を決めました。



 とはいえ、耳は遠くなり、目は翳みますし、体力の減退は避けて通れません。バイクでの配達もこの2~3年が限界ではないかなと思います。それでも率先垂範して若い連中と一緒に酒屋業を営んでいきたいと思っております。技術・体力はどんどん劣化していきますが、気力だけは誰にも負けない。それを私の
『 売 り 』 にしていきたいと思います。



 現在の私には、加盟店の皆さんや本部スタッフに対しても、かつてのような的確なアドバイスは、もうできません。タイムリーな情報や時流に対しての対処法など、もうそのような能力は持ち合わせておりません。ただ皆さんの手本としてなりうるのは、日野原先生のように100歳を過ぎても感謝の気持ちで周りの方々へのお役立ちをしたいという一念で、現場第一主義を貫徹することだと認識させられました。



 私自身の今後あるべき姿として、今現在、体力の限界を感じつつも現場で力強く従事されておられる加盟店様の皆さんの手本となるべき 『 気 力 』 満 載 の現場人でありたいと思います。そして、羽曳野市の脇田さんや尼崎市の水上さんや姫路の上田さん等々、同世代の方々から、「あの井上が、まだ頑張っているんだから、私もがんばるぞ!」
と言ってもらえるよう日々精進してまいりたいと思います。



 今回、『 生きかた 上手 』 の内容をうまく皆さまに説明できませんでしたが、是非とも時間があれば、購読していただきたい一冊だと思います。特に我々のような高齢者の方々には、お薦めいたします。いずれ何年か先にいよいよこの世の終わりと思える時に、あらためてじっくりと読み返してみたい書籍でありました。



 最後に、日野原先生が残された言葉をいくつかご紹介して今月の投稿を終えたいと思います。



    今月もご覧いただき誠にありがとうございました。



 

7月号   『 “考え方” を常に考える 』   Ⅴol.101

  7月号   『 “考え方” を常に考える 』   Ⅴol.101



みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿したいと思います。

 



 いやー、本当に毎日暑い日が続きますね! 9月のお彼岸の中日まで、あと二ヶ月弱猛暑の続く日々ですが、みなさん体調管理に留意され、ご商売に精を出して頑張っていただきたいと思います。そして、9月の秋の勉強会でお会いして今年の夏の奮戦ぶりをお聞きできたらなと思います。



 さて先日の日経MJにて今年上半期のビール系飲料の出荷内容について記事がありましたので、冒頭にご紹介させていただきたいと思います。

 



 ビール大手5社が12日発表した1~6月のビール系飲料の課税済み出荷量は、前年同期比1.3%減の1億9025万ケース(1ケースは大瓶20本換算)だった。上半期としては5年連続で過去最低を更新した。

 消費者の嗜好の多様化に加え、6月に施行された酒類の安売り規制でビール系飲料の小売価格が大幅に上昇したことが出荷減につながった。

 1~3月では出荷量は0.7%減にとどまっていたが、下げ幅が拡大した。各社の間では「安売り規制の影響で6月に缶チューハイや輸入品のプライベートブランドビールに流れた」との声が多い。



 分野別では、ビールが1.4%減の9421万ケース、ビールより安い発泡酒が2.4%減の2636万ケース、最も割安な第三のビールが0.7%減の6967万ケースだった。3分野がそろってマイナスになるのは初めてとなる

 都内の食品スーパーの担当者は「安売り規制の強化直後は前年比1割以上販売数量が減った」と語った。



 各社のシェアは、首位のアサヒビールが0.3ポイント上昇の39.5%だった。割安な第三のビール「クリアアサヒ プライムリッチ」が好調だったことが寄与した。2位のキリンビールは0.4ポイント低下し、31.7%。主力のビール「一番搾り」に注力したが、販売が振るわなかった。3位のサントリービールは0.1ポイント低下の15.9%。4位のサッポロビールは横ばいで11.9%だった。

 



 という上半期の成績でありました。なかなか厳しいビール業界でありますが、これまた7月に内閣府が調査した消費者の消費動向をみてみますと、物価上昇に対しての警戒感が高まり、2ヶ月ぶりに悪化したようであります。結果、貯蓄志向へとつながり、消費手控えへと推移 しているようであります。



 こんな大変な折に、政府安倍政権もガタガタでありますし、上向くところの良いところなし。今後の日本経済はオリンピック特需もあと2~3年が限界で、2020年以降、日本の社会・経済はどのような空模様になるんでしょうかね。昨今のゲリラ豪雨のようにならないよう願うのみです。



 さて、ドリーム東大阪店の今夏の業績としては、快晴とまではいきませんが 『 曇りのち晴れ 』 といったところでしょうか。各加盟店の皆さん同様、6月からの値上げによる粗利益率のアップに伴う増益がその要因となっております。



 特にビール系飲料の数値につきましては、7/1~7/27 までで、ビール売上昨対113.35%、粗利益額昨対206.61%、発泡酒売上昨対96.73%粗利益額昨対155.44%、新ジャンル売上昨対102.57%粗利益額昨対224.71% と、とんでもない数字となっております。

 



 さらにその数値を細分化しますと、その好業績のほとんどの要因が、外販売上の好調さにあります。店頭売りは、諸事情により依然として客数減が続いており、売上ベースにおきましても今なお昨対割れをおこしております。ただ、年初より外販強化という合言葉の元、ここに来て店頭売上減をカバーしてやっとその成果が実ってきたように思えます。



 各加盟店の皆様におかれましては、今後の生き残り対策としてそれぞれの立地やスタッフ構成など諸条件は異なりますが、私個人の意見としてはもう店売りオンリーだけでは、店舗存続は不可能ではないでしょうか。規模の大小はともかくとして、販売スタイルのあり方として宅配部門の構成比を高める努力は、積極的にしていくべきであるとご提案いたします。

 (もうすでに宅配強化されておられるお店が、ほとんどだと思いますが・・・。)



 店売りが芳しくないから仕方なく宅配を始めるというのではなく、新しい生き残りの活路として外販強化は必須のものとして考えていかなければなりません。何故なら、そこに我々がお客様ニーズにお応えできる 『すき間 』 があるからです。ドラッグや食品スーパーなど近隣競合他店が手を出しにくいところでもあります。

配達サービスを我々の 『 強み 』 (付加価値) にしていかなければなりません。

 



 話しは変わりますが、昨日TVのニュース番組で町の新聞屋さんが、牛丼・ピザチェーンや廻る寿司チェーンとのコラボで出前の配達代行を実施するという報道がされておりました。消費者の口に入るという食品の衛生面での問題や今すぐの速配に対応できるのか、様々な解決すべき問題点はありますが、やはり消費者の宅配ニーズというものが、ある意味大きなマーケットサイズがある証拠でもあります。そして各飲食チェーンの外食需要の限界を新しい切口で新規マーケット(中食)を創出していくという狙いがあります。

 



 また消費者ニーズ満足の最先端を突っ走るセブンイレブンが、今までにない画期的な店舗レイアウトの全面刷新を実施することが先日発表されました。すでに実験店舗が数店開業されており、好成績を上げているようです。さすが世の中の移り変わり、女性の社会進出や独居老人の増加など社会構造の変化の中で常に変化させていく凄さを感じます。



 今までのコンビニのコンセプトや営業方法をガラッと変えて冷凍食品の拡充を含めた新レイアウトらしいです。今月のテーマにいたしました 『 考え方 』 を切り替えるというのは、なかなか勇気のいることです。何かを変化させることにより、不安要素を常に抱え、さらに増大させることになるからです。



 しかし、好調を持続しているセブンイレブンでさえも大胆な改革を敢行するように、発想の転換を図り、今までの考え方を進化させていっているのです。そこのところを我々も学び、実践していかなければなりません。



 例えば、先述の 『 配達サービス 』 ですが、サービスという言葉感覚から、ついつい無料であるという発想が出てまいります。付加価値サービスは、常に我々店側の犠牲のもとに裏付けられているという構造であると、必ずそれは将来破たんいたします。



 逆に、これからは付加価値サービスを我々の収益構造のベースとしていかなければなりません。その努力をしなければなりません。じゃ、配達料を別途にいただくのか? ということですが、これまたこれはなかなか難しい! 通常のビール1ケース配達とヤマト宅急便に依頼したギフトの配達料とは、また意味が違ってきますからね。



 今回6月のビール系飲料を中心とした値上げを契機にドリーム東大阪店では、値決め(販売価格)について、スタッフ達といろいろと相談いたしました。彼らにとっても商売というものの基本・セオリーを学ぶ絶好の機会でありましたので、販売価格の決め方について『 考え方 』 というものを様々な角度からレクチュアいたしました。



 教材として活用させていただいたのが、兵庫県三木市の津田本店さんの 『 考え方 』 です。津田本店さんでは、外販の利益率は料飲店も含めて16%~18%を確保されております。要は、配達料は商品価格の中に含まれており、よほどでない限り配達料を別途頂いておられません。そして外販に関しては、低価格を前面に押し出した戦略を取っておられません。いわゆる「安かろう、悪かろう」を常に経営コンセプトから排除されております。

 



 この発想で、東大阪店では6月の値上げ時にキリンの「のどごし」350ml 1ケース特売チラシ価格2228円(外税)から2480円(+252円) に思い切って値上げいたしました。(当然、店頭価格も同額です。) しかしながら、先述の通り7月の新ジャンルの売上は、昨対100%超を維持しており、なお且つ利益額は昨年の2倍以上となっております。要は、将来を見据えて宅配価格を意識して、しっかりとした利益額を確保した訳です。



 東大阪店から車で10分のところに、〇〇マンションがあります。そのマンションの3階に林さんというお得意さんがおられます。毎回必ず、土日の週間特売時に、のどごし10ケースの配達依頼があります。(1ケース50円の利益額です。) 以前は、配達時いまいちテンションは上がらなかったのですが、今はしっかり利益額を稼ぐことができますので、楽しい配達に様変わりいたしました。(利益額が、5倍になりましたので・・・) 

 



 当初お客様も値上げ時には、ボヤキを頂きましたが、その後配達サービスそのものには大変喜んで頂いております。そのため、引き続きお取引いただいております。 お互いこれが、本音のところだと思います。



 今回この東大阪店の 『 考え方 』 が果たして今後も通用するかどうかわかりません。でも、間違っていたらその時また考え方を変えればいいのです。そのためには、今回の変更を常に検証することが大事なファクターとなります。特に数値検証は絶対的なものです。



  何事も何かに挑戦するときは、その前の、その時の、その後の数値の把握・分析が必須なのです。



 数字に強い商売人になってください。歴史的に見ても、ゼロの発見じゃありませんが、人類は数字を発明して飛躍的に進化したのですから数値の把握については、生き方としても大事なことだと思います。そして、その数値把握の前に必ず大事なことが、いつの時代も
『 考え方を常に考える 』 ということが重要であると思います。当然、不変性のものは変える必要はありませんが・・・。



 最後になりますが、このコラムで何度も取り上げてまいりました稲森和夫さんの人生成功の方程式を再度復習を兼ねてご紹介いたしまして今月の投稿を終えたいと思います。    



      今月もご覧いただき誠にありがとうございました。

 



***詳しくは、2015年5月号を参照(←ココをクリック)してください。

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