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5月号  『 夏ギフトで コロナをふっ飛ばせ! 』 Ⅴol.135

 5月号  『 夏ギフトで コロナをふっ飛ばせ! 』 Ⅴol.135



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿いたしたいと思います。



 さて、いよいよ今年も新型コロナ禍のもと、夏ギフト商戦に突入する時期となってまいりました。ドリーム東大阪店では例年通り、店内に 『 ひまわり 』 中心のPOPを張り巡らし、夏の雰囲気を醸し出しております。ちなみに色とりどりの素敵な花の中で私の一番大好きな花は、『 ひまわり 』 であります。

 





 花言葉は「憧れ」 「あなただけを見つめる」 という事らしいんですが、雰囲気的には「前に進む」 「向上心」 ぽい感じですかね。そうそう弁護士さんの職業バッジも確か 『 ひまわり 』 でありますので、「 正義 」 「情熱 」 なんかも合いそうですね。とにかく前向きな花の代表でもありますので、若い頃からそうありたい思い常に夏の開花を楽しみにしておりました。



 さて話しは変わりますが、今年のお中元ギフト、売れ行きはどうなっていくんでしょうかね。コロナの影響を受けて中元ギフトまで自粛ムード にならぬよう願いたいものです。ただ、あれこれ考えても仕方ないので、取り敢えず例年通り、準備万端のうえ、積極果敢に販促活動を進めていきたいと思っております。



 そしてギフトと言えば、デパートで・・というのが定番でしたが、気の毒なことに高島屋や大丸百貨店もお中元ギフトどころではなくなってしまいましたね。先日、緊急事態宣言の解除はありましたが、3密を警戒して夏ギフト特別催事コーナーも今年は取り止めのようで、どうしようもない状況であります。



 さて、百貨店と言えば先日アメリカの老舗百貨店(創業118年) J C ペニーが、総額 5,300億円という多大な負債を抱えて倒産いたしました。新型コロナの影響を受けてという事で衝撃的なニュースでありました。かつて35年ほど前、アメリカ流通業視察ツァーの際、私も一度訪店したことがあるんですが、なかなかその店内の雰囲気たるや日本のデパートの比ではなかったことを記憶しております。



 先日、日経 MJ を読んでおりますと 「アメリカで始まったアパレル&百貨店の倒産ドミノの激震」 という記事があり、アメリカでは今現在連鎖的に超高級百貨店やアパレルチェーンの経営破たんが続いているとのことです。噂では、あの 『 GAP (ギャップ) 』 8万人の従業員を一時解雇するなど業績悪化に直面し、『 GAP 』 も、もしかして・・・・との事のようです。 

 



 アメリカでの新型コロナによる経済的ダメージは、他国とは比べようもない深刻なもので、例えば先月の徒然日記を掲載した時期の失業保険の申請者数は、2200万件とお話しいたしましたが、1ヶ月経過した5月末現在で何と1150万人増え、3350万件 となっております。アメリカの失業率は、戦後最悪で15.0% を超えております。(ちなみに日本の場合は、いまのところ5月末で3.0%ぐらいであると思います。)



 さて当然ではありますが、日本においてもその経済的なコロナ被害は日に日に拡大しており、先日レナウン倒産の一報が下記のように掲載されておりました。



  アパレル大手 「 レナウン」 破綻で、次の “ 大型倒産企業 ” はどこか



 コロナ・ショックがついに東証一部上場企業に波及した。アパレル大手のレナウンが自力での経営再建を断念し、東京地裁から民事再生手続きの開始決定を受けた。中国企業の傘下となった後も経営難が続いていたが、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛で、百貨店での販売が激減したことがとどめとなった。コロナ不況業種はアパレル以外にも数多く、市場では次の大型倒産企業探しが始まっている。

 1902年創業の老舗で、「レナウン娘」のCM が人気となり、紳士服 「ダーバン」 などのブランドで知られるレナウンだが、3月の店頭売上高は前年同月比42.5%減。主力販路である百貨店の休業が本格化した4月には81.0%減に落ち込み、資金繰りが行き詰まっていた。

 負債総額は138億7900万円。東京証券取引所第1部から上場廃止となる。子会社が民事再生の申し立てを行う異例の形で、今後は管財人の下でスポンサーを探し、再建を目指す。

 



 とありました。レナウンの4月現在の社員数は、約900名 と聞いておりますので、彼らもまた失業者となってしまったのであります。さらには、昨日テレビ報道されていた中で、市場調査会社 帝国データバンクの調べ による日本企業の業況が発表されておりました。



 その内容は、今年1月から4月までの中小を含めた 企業倒産件数が2800件 にのぼるとありました。これまた戦後最大の件数らしいです。この勢いでいくと、年末までに約10000社の企業倒産 に見舞われると予想されております。単純に一社当たり200名の社員が在籍していたとすれば、約200万人の失業者が続出する事態となります。



 おそらく失業率も現在の2倍の6.0%近くまで伸びていくと予想されます。そして、このような事態が様々な負の連鎖 という社会現象をもたらせてくると思います。われわれ小売りの世界においても、日本国内で失業者が記録的に増えてくることにより、消費者の購買意欲も大きく減退してまいります。



 さらに購入の仕方もネット通販を利用する消費者が急増し、今後も大手百貨店やアパレルを中心とした大型小売店を中心に破綻が相次ぐことが予想されます。そして、チェーンストアの破綻でリストラによる大量閉店が断行され、結果スタッフの大量解雇となっていくのです。さらにこれに伴う失業者の増加に対して負の連鎖 がさらに大きくなっていくのは、避けられない状況であると思われます。

 



 ひと事ではありません。私ども地域の零細小売店もこれからは、消費者にとって唯一無二の特長が無ければ淘汰されてしまう運命となるでしょう。いまコロナをキッカケに百貨店や衣料品店など消費者のリアル店舗離れ がさらに加速していくことになるでしょう。逆にネットを活用した E C (電子商取引) は、このような時期をうまく活用し、着実に数字を伸ばしているというデータがあります。



 じぁ、これからの時代、リアル店舗の店売りは更に落ち込んでいくのでしょうか。いえいえ、そうではありません。先日、和歌山のドリームえがわ店様にお邪魔して久しぶりに互いの近況報告やコロナ対策について意見交換させていただきました。えがわ店さんでは、4月の店頭売上並びに粗利益額 が昨年を大きく超えておられます。



 当然のことではありますが、日夜いろいろと創意工夫されて販売努力をされての結果でありますが、その内容を因数分解すれば、自ずからなるべくしてなっているという方程式が見えてまいります。まずは、スタッフの接客力の素晴らしさであります。商売人の基本中の基本でありますので、商品知識力も含めたプロとしてのお客様満足を常に目指しておられます。



 そして何よりもSNSを活用した情報伝達力の質と量の多彩さであります。特にホームページを利用して定期的な販促内容の提示、お店の売り場を中心とした画像を見せることによる品ぞろえの豊富さ、そしてネットショッピングへの誘引など、様々なご案内を提示されております。(和歌山えがわ店さまHPはここをクリック)



 ただ私が特筆するのは、その通販サイトから実店舗への誘客を意識して強化されているという仕掛けであります。時代の流れとして、SNSを活用しながらも常に伝播を主流とする商売のあり方を追求されております。顧客密着を実践 されております。だから、デパート以上の強みがあり、店頭売り(リアル店舗)が更に伸長しているのだと分析しています。



 これこそが、本部がこの数年前より提唱しております 『 絆作りマーケティング戦略 』 なのです。その戦略の先頭を切ってえがわ店さんは推し進めておられます。

 

  (大きく表示ここをクリック) 



 今後の商業活動の中で覚悟しておかなければならないことは、新型コロナが消滅することなく、常にそばにいるという事ではないでしょうか。そのために、今後の生活様式や購買スタイルが変化し、その後の「ウィズコロナ」 「アフターコロナ」 という環境の中で上記にある 『 黄色スペース 』 の①~⑩ までの心構えというものを一つずつ一つずつ形にしていかなければならないと思います。



 最後になりましたが、一昨日その江川さんから我々加盟店オーナーに送られたメールをご紹介して今月の投稿を終えたいと存じます。



            今月もご覧いただき誠にありがとうございました。

 



 早速、東大阪店においても、このキャッチコピーを活用させていただいて今年の夏ギフトのスローガン として大型POPを作成して、お店のうち外に掲示して今年の夏ギフト商戦を盛り上げていきたいと思っております。8月末になって好結果でありましたら、江川さん・・イッパイ奢りまっせ!



        『 夏ギフトで コロナをふっ飛ばせ! 』