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4 月号   『 新型コロナのその先は・・・・?! 』 Ⅴol.134

   4 月号   『 新型コロナのその先は・・・・?! 』 Ⅴol.134



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿いたしたいと思います。



 いやー、本当に大変なことになっていますね。今回の新型コロナウィルス原因で発生する問題点があまりにも多種多様で、しかもスケールがデカすぎて 全世界に及ぼす被害が甚大なものになっております。その解決のため、地球規模で世界各国の医療関係者や政治家、研究者の方々が精力的になおかつ献身的に対応していただいております。本当に頭が下がる思いであります。どうぞ身の安全を確保しながら 人々のために頑張っていただきたいと思います。

 



 さて当然のことでありますが、ドリーム東大阪店においても感染予防のため、いくつかの対策を講じております。先日、ドリーム久宝寺店さんにお邪魔 して、三島オーナーからアドバイスをいただきながら、レジ回りをどのように対策されているのか参考にさせていただきました。



 早速、東大阪店に戻りまして、ホームセンターで買い求めた透明のビニールカーテンを天井よりぶら下げました。ビニールだけでは、ちょっと味気ないのとお客様に対して活字でのお願い事項を目的 パネル表示 いたしました。



今のところ、お客様から何の問題もなくご協力いただき、逆にこのような仕様をすることにより、コロナの話題でレジでの会話が弾み、よりお客様との距離感が近くなったように思えます。本当は、逆にお客様とは1.5m以上離れて近づかないようにしなければならないんですがね・・・。

 



 さらには、念には念を入れてつり銭のトレー渡しやクレジットカードの差し入れ、抜き取りをお客様ご自身で実施していただくよう差し込み器機にもメッセージプレートを貼り付けております。 



 もちろんスタッフ全員、マスク着用で随時アルコール消毒と手洗いを徹底 させております。特に店頭精米を作業する時は、お客様の前で手を必ずアルコール消毒のうえ、精米する流れとしております。日頃から提唱しております店頭精米の
『 安心・安全 』 は、商品のみならず作業工程も同じ意味 を持つものだと思っております。



*** なお、各種POP・ツールについて、ご要望の方は本部までお問い合わせください。





 さて、今月のテーマは、『 新型コロナのその先は・・・・?! 』 とさせていただきました。先述のように、新型コロナの悪影響は、様々な分野に及んでおります。医療崩壊に始まり、教育崩壊、観光業崩壊、飲食業崩壊等どれをとっても深刻な問題になっております。今回は経済・社会に及ぼす一部分を捉えてお話ししてみたいと思います。



 先日、NHKの取材の中で次のような失業問題についての記事がありましたので、ご紹介したいと思います。



 



 アメリカ 失業保険の申請件数 4週間で2200万件超  新型コロナ問題で・・・



新型コロナウイルスの感染拡大が深刻なアメリカで解雇の動き に歯止めがかかりません。



4月11日までの1週間に申請された失業保険の件数は524万件余りに上り、非常事態宣言が出された先月中旬以降の4週間の申請件数は合わせて2200万件を超えました。 ( という事は、2200万人が失業したということですね)



 アメリカ労働省の16日の発表によりますと、4月11日までの1週間に新たに申請された失業保険の件数は524万5000件でした。



 これは前の週の661万件、そして過去最悪の水準だったその前の週の686万件に比べて減っていますが、依然、リーマンショックの時の8倍の水準で、記録的に多くなっています。



 この結果、国の非常事態宣言が出た先月中旬以降の4週間の申請件数は合わせて2200万件を超え、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、幅広い業種で解雇の動きに歯止めがかかっていません。  



 全米各地では失業者からの申請の殺到で給付が遅れるケースも増え、こうした人たちの日々の暮らしに深刻な影響を及ぼしていて、いかに早く給付できるかも差し迫った課題となっています。

                              (NHK 取材より)





 とありました。アメリカでの雇用問題でありますので直接日本に関係することではありませんが、昔私が若い頃によく聞いた言葉が、『アメリカが風邪をひけば、日本は肺炎になる!』 と言われたものです。当時、それだけ日本の経済はアメリカ依存となっていた訳でありますが、現在においてもいずれ少なからず、日本経済に悪影響してくるのは間違いありません。



 それでは、アメリカではなく日本においての雇用問題 はどうなっていくんだろうかという事ですが、日本においても首都東京を中心に深刻な事態となっております。皆さんご存知のように、いつの時代も厳しい経済環境になってくると常に雇い止めの対象 になるのが、パート・アルバイト・非正規雇用労働者であります。



 総務省統計局のホームページを開き、掲載されている労働力調査内容を見ていますと、日本において今年2月現在の完全失業率は、2.5% という事で失業者数は全国で159万人と4ケ月ぶりに増加していました。



 懸念の3月の数値は今のところ掲載されていませんでしたが、私が思うところ、おそらく3月4月から今年の夏が終わるころには、2月数値の2倍 約5.0%台 に到達しているのではないかと予想します。人数にして約300万人超 となります。



 ただアメリカの2200万人に比べてはるかに少ない数字ではありますが、今後この失業率の数字 はとんでもない事態を引き起こす流れとなってまいります。ここで、ある民間調査会社のデータ分析の記事がありますので、ご紹介したいと思います。





   新型コロナ、もう1つの闘い 自殺者を増やさない経済対策を!



 日本では失業率が 1.0% 悪化すると自殺者が1,000人以上増える傾向がある。

 感染による死者を抑制できても、自殺者が急増すれば、新型コロナとの戦いに勝ったことにはならない。

                     とありました。  さらには、





   失業率と自殺者数には相関がある。



 日本で 「 経済や生活苦を理由とした自殺者の数 (全体自殺者の約16%) 」 が最も多かったのは、2003年の8,897人。この年は完全失業率が5.3% と前の年の5.4%と並んで近年では最も高い水準だった。その後、失業率は低下して自殺者も減るが、08年に発生したリーマン・ショックで再び状況が悪化。2009年の失業率は5.1%に跳ね上がり、経済や生活苦による自殺者も8,377人へと急増 した。



 2012年12月に第2次安倍政権が発足してから日本の雇用情勢は、アベノミクス景気に人手不足も重なって、改善していく。昨年の失業率は2.4%、経済理由の自殺者数は3,395人と2003年よりも約5,000人減った



 日本の場合、失業率が1ポイント悪化 すると、1,000 ~ 2,000人、自殺者が増える 傾向がある。

 新型コロナウイルスの影響で心配なのは、失業率が急速に悪化することだ。4月24日時点で、日本国内での感染による死者数は287人(クルーズ船感染者を除く)。今後どこまで増加するかは予断を許さないが、この先 自殺者の方が、はるかに多くなる懸念 がある。

   日本ドットコムサイト(nippon.com)より引用https://www.nippon.com/ja/)





 2019年の全国の全体自殺者数は、2018年より671人(3.2%)減って2万169人(確定値)となり、10年連続で前年を下回った。 ( 自殺理由1位は、健康問題で全体の約32% ) 

 1978年の統計開始以来、最少。男性は前年比212人減の1万4078人、女性は同459人減の6091人で、男性の自殺者は女性の約2.3倍 となっている。



 国内の年間の自殺者は1997年までは長年2万人台で推移したが、1998年から14年連続で3万人を超え、2003年には最多の3万4427人 ( 94人 / 一日 ) になった。その後、景気回復や、相談体制の拡充をはじめとする地域の取り組み強化を背景に、2012年に3万人を割って以降は10年連続で前年より減少している。

                     とありました。 





いかがでしょうか、日常生活の中で我々が知る由もない現実がこの数値によって現わされているのです。今後数カ月の間に、私たちの身近な人々が会社倒産や個人商店廃業、並びに解雇 されるという憂き目の中で上記のような悲劇が再発してくるのであります。



 そんなときにこそ、身近にいる人たちが手を差し伸べて相談相手となることで、最悪の選択 を選ばずに済むのではないでしょうか。今こそ、人の優しさ、仲間の大事さ、ワンチームの連帯感を発揮しなければなりません。そして、行き場のない焦燥感の中で悩んでおられる方々への
『 傾 聴 』 と 『 共 感 』 が必要となります。



 このような厳しい経済環境下であるからこそ、人と人との触れ合いをもっと密にしていかなければならないのです。しかしながら、医療現場の見地からして、『 感染学的 』 に判断すると皆さまご存知のように 『 3 密 』 を極力避けて、人と人との接触割合も 80% 減少 しなければならないのです。



 ただ、『 心療内科的 』 に見ると、崖っぷちに追い込まれた方が 『 孤独 』・『 挫折 』・『 究極の逃避 』 の心境 になり、これから起きるであろう 最悪の選択 に対して、今こそ周りの人々がその方々に150%の寄り添い をしていかなければなりません。



 ここに、今回の新型コロナウィルス問題対処においての矛盾・・・、死に対しての予防 を考えると同じ予防治療において、まったく異なる対処をしていかなければならないのです。いわゆる緊急性として人と人との接触は極力避けていかなければなりませんが、『 心と心の接触 』 は、より強く求めていかなければならないのです。



常に現場に立ち続け、日々の商売に自分の生きざまをかけてこられた方ほど、今回の仕打ちは非常にダメージの大きなものになると察します。微力ではありますが、今後私自身の役割としてそのような方々に対して辛い気持ちや悲しい気持ちを
『 傾 聴 』 し、 『 共 感 』 することで、八方ふさがりの中、活路を見出すことのお手伝いを精力的にさせていただきたいと思っております。

                           

 お互いに仲間を信じて、遠慮なく頼りあって励まし合ってこの難局を乗り越えていこうではありませんか!



 最後に、そんな厳しい環境下であるにもかかわらず、前向きに頑張っておられる頼もしい加盟店さんのコメントをご紹介して今月の投稿を終えたいと思います。 そして、皆さま くれぐれも感染予防を徹底され、お体ご自愛いただきますよう心より祈念いたしております。



        今月もご覧いただき誠にありがとうございました。



 





  3 月度の [ 総 評]  ドリーム東大阪店 松藤店長

 3月は予想外の新型コロナでどうなるかとおもいきや、それなりに頑張った結果となりました。当然、業務店不振の影響が少なからずありましたが、スタッフみんなが頑張ってくれたので何とかこの数値(粗利益額 昨年対比98.5%)で終われました。

 これは外的要因での結果数値なので、今後終息まで我慢強く手を抜かず業務に取り組めば、数値はいずれ回復していくのかと思います。利益率が上がっているのは、お米が健闘してくれました。

 非アルコール系がここまで伸びてくると利益率の違いは明らかで、これからの目指すべき内容は今の形なのかなとも考えられます。                                 





  3 月度の [ 総 評 ]  ㈱ 津田本店 様

 お客様との話題はコロナ一色。状況としては最悪な中、業務店さんもなんとか踏ん張ってくれている。今月は新規はなし。閉店1件。外販は目も当てられないが店頭は売上・客数ともUP。全体としての粗利額は思いの外確保できました。

 改めて、自店が業務店さんと運命共同体という事、また利益率の改善がいかに重要かという事を思い知らされたひと月でした。この状況がいつまで続くのか・・・と嘆いていても仕方がないし、さらに状況は悪くなる可能性が高いので、環境が変わったことをしっかりと認識し、考え方を変える必要がある。

 今の状況での当店の地域での役割は何なのか・・・もちろん、これまで通り業務店さんはしっかりとサポートしながら、近隣の方のご来店や外出しにくい方への家庭用当日配達もさらにアピールしていきます。





 3 月度の [ 総 評 ]  奈良酒店 様

 新型コロナの関係でお米の需要が高まる。新規よりも既存のお客様が子供に送られたり、学校が休みの為、家での消費が高まった為。インバウンドなどの良い影響もなかった分、悪い影響もそんなにはない。

 4月下旬から5月上旬GWのイベントが全て無いので今後の影響が大。その分をお米で穴埋めしたい。

 昨年10月の増税から今年の新型コロナとマイナス要因ばかりではあるが、まだお米など売れる物があるので有り難い。                         





  3 月度の [ 総 評 ]  ドリームえがわ店 様

 新型コロナの影響もあり、売上昨対93.8% 粗利額96.9%となった。業務店中心に外売りが86.5%と大きく落ち込んでいる。

 そんな中でもお米が121%と大きく伸ばせたのは大きい。まとめ買いや一般家庭がいつもより消費が多かったので売り上げ増となった。

 初めておこなった北海道物産展も大好評で売上は32万円となった。デパートには買いに行けやんから近くでやってくれてありがたいと喜んでくれた。スタッフもお客様もイベントを楽しめたと思う。

 これから新型コロナで、ますます厳しくなると思うがイベントに力を入れて店を盛り上げていく。

 次のイベントは、母の日。