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4月号 自ら考えて行動する

4月号   『 自ら考えて行動する 』

 みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を掲載いたしたいと思います。
先月もお話しましたが、この1カ月寒暖の差が大きく先日は関東で40数年ぶりの雪が降ったりして、本当に世の中どうなってんねん!と言いたいぐらいの天候不順。我々の商売に直接に  響くだけに何とかしてもらいたいものです。
 ただ、アイスランドの大噴火や中国の地震に遭遇された方々から見れば、これくらいの事は、まだまだ有難いものです。
 物事、プラス発想で考え今後とも人生を前向きに駆け抜けていきたいものです。

   

というわけで今月のテーマは、『 自ら考えて行動する 』 という事にさせていただきました。
このフレーズは、弊社の商品企画の西田が最近加盟店の店長諸君に叱咤激励の中でよく使っている言葉ですが、あらためてここで取り上げて「人が成長する過程でいかにこの言葉が重要であるか」という事をお話したいと思います。

先日、京都の野村屋さんから次のようなWeb記事をメールでいただきました。
ぶっちゃけた事を申しますと、彼からは毎月『徒然日記』を投稿するときに何かとテーマについてのネタを参考に頂いております。

 野村屋さん、この場をお借りしてお礼申し上げます。

 さて、今回頂いたメルマガの記事ですが・・・
   東京の高級スーパー成城石井の社長 大久保恒夫氏のコメントです。
      『 私はいろんな店を見てきた結果、
        繁盛している店には
        一つの共通点があることに気がつきました。
        繁盛している店は、働いている人が明るい。
        そして、どうしたらお客様に
        喜んでもらえるかを常に考え、
        それが売り場に置いて具体的に実行されている。

       一言で言えば、従業員一人ひとりに
        「商人魂」があるんです。 』
         大久保恒夫(成城石井社長)
           『致知』2010年4月号 特集「発展繁栄の法則」より
            http://www.chichi.co.jp/monthly/201004_index.html
            

 大久保恒夫氏はユニクロや無印食品の改革を成功させた企業再生の
名手として知られた方です。
 大久保氏のいう「商人魂」という言葉が心に響きます。
 世間でも、よくこの言葉が使われます。しかし、大久保氏の言うそれは  決して売り上げや利益を上げることに躍起になることではありません。
  “ お客様に喜んでもらうにはどうしたらよいか。”

 その一点に照準を定め知恵と工夫を絞り出す努力を「商人魂」と呼んでいるのです。

  大久保氏はまたこうも言っています。
  「人から何か言われて動くのではなく、お客様に喜んでもらう
   ために何をしたらいいかを考えて、しっかり実行していく
   ……普通の店だと、上から何かやるべき指示がきて、
   作業としてそれをしなければならなくなる。
   その結果、店の人が始終、仏頂面をして働いているから、
   お客様も楽しくないのだと私は思うんです」

  大久保氏が一貫してやってきたのは、従業員にお客様志向、
  現場志向を骨の髄まで教えていくことだったといいます。
  しかし、それは「やらされ感」があっては上手くいきません。
  その鍵を握るのは、そこに携わる一人ひとりがいかに自主的に喜んで
  仕事に臨むか、いかに仕事を高めていくかです。
  顧客満足に徹しきり、仕事やお客様の心と一体になれた時、本当の喜びを
  味わうことができると大久保さんは教えているように思います。

 商売に限らず、それぞれの立場で
仕事魂を身につける努力を続けていきたいものです。

 上記にあるように、仕事のやりがいや達成感を感じられる人の共通点はここにあります。

 それは、仕事を常に明るく楽しくされているということです。
仕事が楽しかったら、それ以上楽しい人生は無いでしょう。

    
            

 では、そうなるためにはどうしたらいいのでしょうか。
 それが、今月のテーマである

 『 自ら考えて行動する 』 ように努力する事です。
 その努力の積み重ねが、楽しい仕事・楽しい人生へと導くのです。
 今回のネタ提供の野村屋さん!上記のフレーズを読んで何回もうなづいておら
れるんじゃないでしょうか。
 言葉を体感するという事は、こういうことなんです。
 自分の人生は、自分で変えていかなければなりません。
 いま、楽しい人生を謳歌されている人は、まったく変える必要はありません。

 でも、今ここにある現実を何とか変えたいと思っているのなら失敗を恐れず
他人任せにせず、自ら考えて行動すべきではないでしょうか。
                    
 なぜなら、自分の人生なのだから・・・。
 しかしながら、常に悶々としながらも何も出来ないでいる人たちが
 余りにも多すぎるのが現状ではないでしょうか。
 仕事においても  いつも不満を持ちながら、さりとて何もカイゼンしようとしない。

 そして、会社や上司の指示が無ければ何も出来ないような人は、おそらくこれからの時代には、取り残されていくプロセスとなるでしょう。

  逆に、努力して自分の身につけた能力を駆使して主体的に働いている人は 仕事に対して満足感や充実感が生まれ、気持ちよく働く事が出来ます。
 いま、全国の加盟店のオーナー・店長・そして現場で働く皆さんが及びの選択を迫られている・・・
                        
 そんな時代になってきたように思えます。
 こういう私もこの酒販業界で働きだして40年余りになりますが、常にの選択をしてきたように思います。
 ただ、その軌跡の中で様々な人たちとの出会いがあり、そして、そこで刺激を受け、に移行できてきたのでは・・・と思います。

 まだまだ努力不足で、言動不一致の人間ですが皆さんと共に笑顔の耐えないグループでありたいと心から願い、今月号を終えたいと思います。

3月号  自店の『 強み 』 と 『 弱み 』

  3月号  自店の『 強み 』 と 『 弱み 』

 みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を掲載いたしたいと思います。
昨今、寒暖の差が大きくて体調不良の方もおいでじゃないでしょうか。三寒四温とはよく言ったもので、これから春雨も重なって日に日に春めいてくるんでしょうね。
 桜前線もこれから日本列島を約一ヶ月以上かかって南九州から北海道へと駆け上がっていき、そして我々が心待ちしていた暑い季節となってまいります。

  
                    日本気象協会発表 桜前線より

 2010年に入り季節も経済も冬の時代、しかしながらこの3ヵ月の間に皆さんしっかりと今年の商いへの心構えや知識を充電してこられたと思います。ここで一気に攻勢を掛けて (ただし、出来るだけ経費をかけずに・・・) 自店の活性化を図っていきましょう! 

 そして、今年の活性化のキーワードは 『 細分化 』 でしたよね。 ガンバリましょう!

 さて今月のテーマは、自店の『 強み 』 と 『 弱み 』にいたしました。このフレーズは、昨年12月に加盟されました滋賀県の「しくマルハチ様」のスタッフ会議でのテーマを引用させていただきました。珠玖様(しくさま)では、今月25日(木)に店舗リニューアル大売出しを開催される予定となっております。

 その準備に際して、パート・アルバイトさんを集めて打合せ会議を開き、みんなで「しくマルハチ店」の『強み』と『弱み』をピックアップされたようです。そこで出てきた内容をメールで頂きました。その全部をご紹介すると紙面が足りませんのでその一部(報告メール最終部分)、店長からのスタッフに対してのコメントをご紹介したいと思います。

珠玖店長コメントから:
 「売上が、かなり厳しくなっています。その中で自店を振り返る事が大事。皆で意見を出すと、これだけの問題点が出てきます。確かに弱みをカイゼンする事も大事ですが、強みを生かしていく事も同時に大切なことです。そしてその両方をスタッフ全員で共有し確認しあう事が急務です。

 もう一つが商品を買って頂いて、言葉だけで「いらっしゃいませ」や「ありがとうございます」ではなく、このような厳しい状況の中、数あるお店がありながらご来店いただいた事に感謝の気持ちを込めて「いらっしゃいませ」や「ありがとうございます」を言う事が大事です。

 そのように考えることによって店の中だけでなく、駐車場ですれ違う時も大きな声で「いらっしゃいませ」と言えるし、店の中でもお客様の目を見て言える様になる。そのようなことがお客様に商品を勧めることよりも、まず先に一番大切な事です。」

 何か商人(あきんど)の原点をあらためて考えさせられるコメントであると思います。というよりも人生のあり方というものを感じざるをえないと思います。

 そこで、前回2月号の徒然日記でご紹介いたしました京セラ名誉会長 稲盛和夫氏がある講演会でおっしゃっていた一部で、「人格の方程式」についてご紹介したいと思います。


   「人格の方程式」 京セラ名誉会長・稲盛和夫

「 世間には高い能力を備えながら、心が伴わないために道を誤る人が少なくありません。

私が身を置く経営の世界にあっても、自分さえ儲かればいいという自己中心の考えから、不祥事を引き起こし、没落を遂げていく人がいます。

いずれも経営の才に富んだ人たちの行為で、なぜと首をひねりたくもなりますが、古来「才子、才に倒れる」といわれるとおり、才覚にあふれた人はついそれを過信して、あらぬ方向へと進みがちなものです。
 
そうした人は、たとえその才を活かし一度は成功しても、才覚だけに頼ることで失敗への道を歩むことになります。才覚が人並みはずれたものであればあるほど、それを正しい方向に導く羅針盤が必要となります。

その指針となるものが、理念や思想であり、また哲学なのです。

そういった哲学が不足し、人格が未熟であれば、いくら才に恵まれていても、せっかくの高い能力を正しい方向に活かしていくことができず、道を誤ってしまいます。

これは企業リーダーに限ったことでなく、私たちの人生にも共通していえることです。
 
この人格というものは、「性格+哲学」という式で表せると、私は考えています。

人間がうまれながらにもっている性格と、その後の人生を歩む過程で学び身につけていく哲学の両方から、人格というものは成り立っている。

つまり、性格という先天性のものに、哲学という後天性のものをつけ加えていくことにより、私たちの人格は陶冶されていくわけです。

言い換えれば、哲学という根っこをしっかりと張らなければ、人格という木の根を太く、まっすぐに成長させることはできないのです。」

   

  以上の内容は、少し今月のテーマと合致しないものがあるかも知れませんが、自店の『 強み 』 と 『 弱み 』を考えるときにベースとなるのが、お客様満足・お客様目線(理念・思想)であるという事を意識していかなければならないと思います。

 話は変わりますが、私はいま「各地区エリア会議」の中で「京滋・愛知・岐阜地区」を担当しています。今月の会議にて「しくマルハチ様」の自店の『 強み 』 と 『 弱み 』レポートを活用して、これから毎月各店交代で自店の『 強み 』 と 『 弱み 』を発表することとなりました。

 今年の行動テーマであります『細分化』から、自店を『 強み 』と『 弱み 』に二分化して問題点をより深めて、改善を具現化していこうという考えであります。

 ちなみに、その発表に対して参加他店舗の方々から御意見をいただいて、さらに発表店の『カイゼン』につなげていけるようにと思っております。

 他地区・他店におかれましても、是非とも自店を因数分解され、売上・利益低下の原因を探り、そして仲間の英知とパワーを相互依存する中で『次なる一手』を見つけ出していただきたいと思っております。

 当然のことではありますが、我々本部もその中核にあって加盟店の皆さまに『次なる一手』をご提案し続けるよう精進してまいりたいと思います。

 最後になりますが、全国の加盟店の皆さまが、自店の『 強み 』 と 『 弱み 』をリストアップされ何かのヒントをそこで発見され次なる『カイゼン』に結び付けられるよう期待いたしまして今月の『徒然日記』を終わりたいと思います。

〔PS〕 「京滋・愛知・岐阜地区」の発表内容など、参考になることがあれば積極的にこのブログにて御紹介してまいりたいと思います。
       また、今朝方、京都の野村屋さんから、おもしろいメールをいただきました。
     人間力:宝塚歌劇団の「ブスの25箇条」という内容で、ぜひとも来月号で紹介させていただきたいと思います。

2月号  『 木の根っこ 』

みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記、掲載が大変遅れまして申し訳ありません。 先週まで、3地区にて2010年全国新春フォーラム開催ということでバタバタしておりまして本当にすみません。 でも間違いなく言い訳になってしまっていますよね。  以後気をつけます!

 さて今回のテーマは、その新春フォーラムがらみで 『 木の根っこ 』にしてみました。
この言葉につきましては、かつてドリームの創生期に開催しておりました『わかもの塾』にて度々お話ししてきましたが、その意味するところが先日の新春フォーラムで視聴して頂きました研修ビデオの中で同じ内容が紹介されておりました。

新春フォーラムに参加された方々は、ご存じだと思いますが研修ビデオのタイトルは 『 安さより、人を売れ!』 でした。
そこには、福岡市の人情スーパー「ダイキョー バリュー 弥永店」のスタッフの方々の奮戦記が紹介されていました。  その内容紹介が終わった後、コメンテーターの居酒屋ワタミ渡邊美樹会長が 「このビデオを見て、他業者が早速テクニックとして、ダイキョーのスタッフの方々の接客や店舗システムをマネしても、長年培った企業理念が育って無ければ恐らく途中で頓挫するであろう」と語られておられました。

いわゆる「お客様を大切にする」という 店舗理念があってこそ、あの「貸し傘システム」がお客様に喜ばれ満足して頂くことにつながる!という事だと思います。
とりもなおさず、その店舗理念が 『 木の根っこ 』ということなのです。


ここで、一年ぶりに 「相田みつを」 さんのお言葉をお借りし

今年の3月で、私もいよいよ60歳の大台に突入いたします。若いころ、自分自身が60歳になる姿などまったく想像できなかったのですが、とうとう還暦になってしまいます。 ただ私だけじゃなくて、いずれ皆さんも必ず、その時が来るんですけどね。

 そこで年のせいか最近 『 木の根っこ 』 の意味することの大切さと身につける難しさが、しみじみと感じられるようになってきました。若いころは、木に咲く花や実になる果実などを求めて、がむしゃらに働いてきました。(遊びもガムシャラでしたけど・・・) 

 とてもじゃないですが、目に見えない根っこの大切さなど感じたこともありませんでした。いわゆる「生意気な時代」でした。(今もなお、生意気な人間かも知れませんが・・・) 確かに年と共に気づくことってありますよね。 でも、若いころにちょっとでも早くその意味が理解できて、そして理念実現に向けてアグレッシブに行動していく、・・・大切なことだと思います。

 人生は、リセットできません。そして、後戻りもできません。 だから、皆さんには早く気づいて売上や利益よりも先に『お客様満足』という『根っこ』をベースにして仕事をしていただきたく思うんです。よく言う、売上や利益は、必ず後からついてきます。 今思うと私自身、長年商売していて本当にそう思います。

 そこで、私が語るのも何なんですが・・・、若いころに早く気づいて仕事されていた方がおられます。
その方は、京セラ名誉会長 稲盛和夫氏です。 最近の時事では、日本航空再建の鍵として「白羽の矢」を立てられ、先日会長に就任されました事は記憶に新しいと思います。今年で御年78歳です。

 皆さんご存知の方も多いと思いますが、稲盛氏は今から30年程前からボランティアとして若手経営者向けの 座学 (根っこの勉強) を目的とした経営塾『盛和塾』を主宰されております。

主旨としては、今後の日本を担う若手経営者の育成ということですが、経営者でなくとも働く私たちそれぞれが心に期すべきこととして『稲盛経営12ケ条』として後進に残されております。

 今月は、その『稲盛経営12ケ条』を結びのメッセージとして全国の加盟店オーナー・店長・チーフ・社員・パート・アルバイトさんへご紹介して『徒然日記』を終わりにしたいと思います。
 それでは、今月もよろしく! 

 (今月号の感想があれば、またコメント欄に投稿してみて下さい。)

『稲盛経営12ヵ条』
1.  事業の目的、意義を明確にする
    公明正大で大義名分のある高い目的を立てる。

2.   具体的な目標を立てる
    立てた目標は常に社員と共有する。

3.   強烈な願望を心に抱く
    潜在意識に透徹するほどの強く持続した願望を持つこと。

4.   誰にも負けない努力をする
    地味な仕事を一歩一歩堅実に、弛まぬ努力を続ける。

5.   売上を最大限に伸ばし、経費を最小限に抑える
    入るを量って、出ずるを制する。利益を追うのではない。利益は後からついてくる。

6.   値決めは経営
    値決めはトップの仕事。お客様も喜び、自分も儲かるポイントは一点である。

7.   経営は強い意志で決まる
    経営には岩をもうがつ強い意志が必要。

8.   燃える闘魂
    経営にはいかなる格闘技にもまさる激しい闘争心が必要。

9.   勇気をもって事に当たる
    卑怯な振る舞いがあってはならない。

10.   常に創造的な仕事をする
    今日よりは明日、明日よりは明後日と、常に改良改善を絶え間なく続ける。
  創意工夫を重ねる。

11.   思いやりの心で誠実に
    商いには相手がある。相手を含めて、ハッピーであること。皆が喜ぶこと。

12.   常に明るく前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で
                             創業者 稲盛和夫 参照

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謹賀新年

みなさま新年明けましておめでとうございます。
       

       旧年中はドリーム本部に対しまして多大なるご協力
       ご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
       本年も昨年同様、何卒宜しくお願い申し上げます。
        


さて昨年一年を振り返りますと、日本経済は平成20年9月のリーマンショックを引き摺ったスタートとなり、新興国の目の見張る復興とは裏腹に日本においては、閉塞感に萎縮したまま一年が経過したように思えます。
 特に私ども酒類業界におきましては、昨年下半期の更なる需要低下とデフレ化の影響をまともに受け、かつてない未曾有の厳しい年末商戦となってしまったのではないでしょうか。

 また、一昨年を思い起こしますとその時の世相を表す言葉として『変』という漢字であったかと思いますが、その後果たして世の中どう『変』化したのでしょうか。 アメリカ合衆国新大統領としてバラク・オバマ氏が就任してほぼ一年。昨年の夏には、民主党鳩山政権が誕生して約4ケ月が経過しました。
『Change』を掲げた両者の変革が、政治・経済・社会・私達の身の回りなど、果たしてどれだけ変化し、良くなったのでしょうか。

 おそらく私も含めて皆さんが感じられているのは、まったく改善できていないという現状ではないでしょうか。あらためて変革というものが困難を極めるものであるのか!を痛感いたします。 また、このような厳しい時代に合わせて、私共のお店もまたどのように『カイゼン』し、進化できているのか!というと前者と同じくまだまだ問題は山積しているように思えます。

 そこで年初にあたり、今年私たちがこれから実践すべき事として大切なことは、この低迷する状況の中で『自分の店のあり方』を真剣に中長期ビジョンとして掲げることであると思います。難しく考えず、全国の仲間やその成功事例を参考にしながら「自分のお店は、こんなお店にしたいんだ!」という強い想いとメッセージを具現化し、自店内にそして地域のお客様に発信し続けることだと思います。

      その事が、今年本部が加盟店様にご提案する 
        2010年 行動スローガン
『 お客様に必要とされる超地域密着店を目指そう!』
   に一歩でも近づく取組みだと、声を大にして申し上げたいと思います。

そして、来る 2/9 開催予定(関西地区)の 2010 新春フォーラムでは
『超地域密着店』のあり方を因数分解して具体的に戦術としてお客様に対してどのように接し、提案していくのかを皆さんと共に討論して参りたいと思っております。
 なお、後日新春フォーラムのご案内はさせていただく予定でございます。
 
さて、ここで例年のごとく 2010年のお客様の買い物動向 について
予想してみますと

 ① 昨年に引き続き、雇用の悪化、所得の減少、先行き不安でさらに
   節約志向が進み、購買意欲が縮こまっていく。 ただし、昨年来
   家庭内消費が進み、『イエナカ需要』が今後も高まる予想である
   ので、あとはどのような販促仕掛けを講じるのか。

 ② 消費者心理として『安価・近い・少量・良品』がキーワードで、
   間違いなく客単価は下降傾向になっていく。ただし、近場での
   買い物が増加するため小商圏の我々にとっては有利かも・・・。

 ③ 食品大手小売業を中心に、高粗利率が確保できる低価格PB商品
   に対しての取り組みが拡大。さらに消費者が違和感なく御買い得
   PB商品を買い求める流れとなる。

 ④ 買い物が、とにかく『実質本位』となり、不要・不急な商品は買
わない。 まとめ買いの風潮は少なくなり、例えば、玄米工房の
   『とりおきくん』システムは、ちょっと厳しいかも・・・。
   対策としては、小分けアイテムを増やし買い上げ点数を高める。

 ⑤ 安心・安全・信頼のおけるお店、及び相談できるスタッフや情報
   提供が常にあるお店で買い物される。昨年からお伝えしているよ
   うにお客様の購買意思発生から購買行動までの購買決定時間が長
   くなってので、常にお買い得情報や商品情報を提供し続ける。
                  ⇒ 総合情報力の強化の継続

 以上、その他にもキーワードはあると思いますが、上記のような流れの中で今年もドリーム・酒匠米匠チェーンの加盟各店が、地域のお客様満足を向上していかなければならないと強く思うものであります。

 本部といたしましても、2月の新春フォーラムにおいて皆様方へ2010年経営のあり方として、①情報戦略 ②販促及び商品戦略 ③人材育成戦略 を三つの柱としてご提案し、加盟店満足の向上を促進して参りたいと存じます。

 さて話しは変わりますが、年頭にあたりまして毎年「今年の四文字熟語」をご提示いたしておりますが、今年の言葉は『和魂洋才』といたしました。
                     (昨年は『先憂後楽』でした)

 
 昨年の12月号『徒然日記』にて予告いたしておりましたが、これは、明治初期に慶應義塾創始者の福澤諭吉が当時文明開化という美名の下、西洋かぶれになっていた書生たちに警鐘を鳴らす意味で発した言葉です。
 この四文字は、現在の我々の商売においても戒めの言葉として大変重要な意味を持ちます。詳しくは、1月の各地区エリア会議で、時間があれば意見交換させていただく予定ですので、もしお時間があるようでしたらそれまでにHPでその意味するところを調べておいていただきたいと思います。
 
 最後になりましたが、本年は私たちにとって今までかつてない厳しい一年になることは間違いないと断言できます。それに対処するため本部といたしまして今こそ骨身を惜しまず『粉骨砕身』の努力をいたす所存でございます。
 更には、このような時代であるがゆえに『笑顔と対話』を欠かさない本部であり続けたいと思うものであります。

 どうぞ、今後とも皆様方の真摯なご意見並びにご指摘を賜わりますようお願い申し上げるとともに、加盟店様のご繁栄ご多幸を祈念いたしまして新年のご挨拶とさせていただきます。   
                           合 掌

          株式会社 ドリームクリエイトシステムズ 社員一同

12月号  『 今年の漢字 』

みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を投稿したいと思います。
さて今年のお歳暮商戦も大阪地区においてはピークを過ぎ、途中経過
としては、各店悲喜こもごものようです。全体的に感じますところ、やはり
現状の経済状況が反映され、法人様中心に厳しい状況です。
 残り、半月死に物狂いで何としても昨対比100%は、死守したいところ
です。お客様の購買意欲を低下させる様々なマイナス要素はありますが、
しっかりとお客様を見据えて、ひとつひとつクリアしていきましょう。

 それでは、今月のテーマ 『 今年の漢字 』 についてお話しを進めて参り
ましょう。 今回も繁忙期ということもあり、サラッと読み流していただければと思います。
 さて毎年、12月のこの時期にその年の世相を漢字一文字で表す年末恒例の「今年の漢字」が「新」に決まりました。今夏の総選挙による「新」政権スタートや「新」型インフルエンザの流行、イチローらスポーツ界での「新」記録樹立が理由に挙げられました。


 また私が思うところグローバル的にみて、やはり国家間での「新」勢力の台頭も特筆されるのではないでしょうか。言うまでもなく「新」勢力とは、BRIC’s (ブリックス) ブラジル〔〕ロシア〔〕インド〔〕中国〔〕の4ヶ国のことです。特に中国(China)の躍進ぶりは目を見張るものがあり、今年8月の北京オリンピックや10月の新中国建国60周年記念パレードなど、その国力を誇示するに余りある1年であったように思います。また、来年は世界でのGDP(国内総生産)【平たく言えば、経済成長率】も日本を抜いて、おそらく米国に次ぐ世界第2位に躍り出ると言われております。

 いま不況の真っ只中にある日本が、来年何とか復調できるかどうか、実は隣国中国にどれだけ関わり合いができるかどうかと言い切れる時代に入ってきております。キリン社とサントリー社との合併も全てとは言いませんが、実は中国市場への進出を睨んでの事案であると思います。

 少し、話しが大きくなってしまいましたが、それではこの現実を踏まえて弱小の我々小規模店舗は来年どのように活動していけばいいのか?ということになりますが、それが問題となってきます。

 まさか中国に進出できるわけでもなく、また地元地域での消費拡大が図れるわけでもなく (秋季研修で申し上げたように日本の人口が減少してきているわけですから・・・)、本当に難問山積といったところでございます。

 今年最後の『徒然日記』を締めくくるにあたって、「難問山積」 で終わってしまうと何か空虚感だけが残ってしまいますので少し前向きに考えて私なりに今年を振り返り、そして来年に望みを期して、つきなみな言葉ですが次の言葉を全国の加盟店の皆さんにご提示したいと思います。

      『温故知新』 (おんこちしん)  


孔子(紀元前551~479)の論語の中での言葉ですが、『 事 故きを温ねて
新しきを知れば もって士たるべし 』 ⇒ 言葉の意味としては、「過去の歴
史を深く追求することによって、現代の新しい認識を深めていく態度、これ
は人の上に立つ人の資格である」

 若干の言葉の解釈は違いますが、我々の商売のあり方について、今年の漢字の『新』についつい目がいきがちですが、いまの苦境を脱するために『新』を取り入れる前に過去の事例をどう分析し活用していくのか!ということが大変重要であると考えます。ここに来年の我がチェーンにおける業務活動のベースのヒントが存在すると思われます。 『原点回帰』 これがテーマとなります。
 
 同意語として、『和魂洋才』 という言葉があります。明治初期、慶應義塾創始者の福澤諭吉翁が当時の書生たちによく使われた言葉で、これまた深い意味がありここで説明したいのですが、あまり長くなると静波店の「やよい姫」からまたクレームが来そうですので、この辺で今月号は終わりたいと思います。続きは、新年1月2日の新年号にてお伝えする予定とします。

 さて、今年もいよいよ残すところあと半月となりました。各地区の加盟店さんからの情報では、パート・アルバイトさんが、「新」型インフルエンザにかかってしまい現場が混乱してしまったこともあるようです。各スタッフ皆さんの疲労も心身ともにピークになっておられると思いますが、どうぞお体ご自愛いただき年末商戦を “腹から声を出して元気に!” 戦っていただきたいと祈念いたします。

 最後になりましたが、今年一年公私共に加盟店の皆様方には大変お世話になり有難うございました。皆様方におかれましては、まだまだ不十分な本部ではございますが、どうぞ本年同様来る年も変わらぬご厚情並びにご支援を賜りますようお願い申し上げまして、本年12月号『徒然日記』の締めとさせていただきたいと思います。 ありがとうございました!

11月号  『 ギフトに強い店になろう!』

みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を投稿したいと思います。
さて各店現場では11月後半に入り、お歳暮ギフトの準備というよりもいよいよ戦闘モード開始といったところだと思います。 ただ今年のお歳暮商戦は更に厳しい内容になると予想されるのが辛いところです。

 そこで今月のテーマは、『 ギフトに強い店になろう! 』 という内容にしてみました。

このテーマは、来年1年間通してのチェーン全体の重要課題として捉えております。
 詳しくは、来年2月の 2010 新春フォーラムの中で提案してまいりたいと思いますが、ここでは少し近年におけるギフト市場の動向などをお話ししたいと思います。

まず 私が全国の加盟店様の日々の活動状況を拝見させていただく中で強く感じることは、『ギフトに強いお店』 = 『地域密着型の優良店』という傾向値というか、公式が見えてまいります。

そこには、地域に根ざす商店として必須不可欠な『信頼・安心・便利・楽しさ』というキーワードが、『ギフト』販促にも必要とされているからです。端的にいえば、自店が今後とも地域になくてはならぬお店を目指そうとするならば、本気で『ギフト』カテゴリーを伸ばしていかなければなりません。それも年間365日通じて贈答品を購買していただけるお店を意識して目指していくべきだと思います。

 当チェーンでは、近年までお中元・お歳暮中心のギフト戦略でしたが、和歌山のえがわ店さんの成功事例などを参考にさせていただいて、本年はパーソナルギフトを意識した提案をさせていただいております。まだまだ質も量も不十分な提案でありますが、試行錯誤を重ねる中で将来的に各店舗様においての重要な販売の柱になるよう研鑽してまいりたいと思います。


 ここで、花王くらし研究所の『暮らしの科学レポート』の中から
近年における贈り物実態と意識研究について少し参考になることを
お話したいと思います。

まず日本全体のギフトマーケットの規模は、再々お話しいたしておりますが年間14兆円の規模となります。そのうち、お歳暮は約6000億円、お中元は約5000億円という割合です。ここで別表(1)をご覧いただくとお分かりだと思いますが、意外にも「お歳暮・お中元」は、贈り物第5位という結果になっております。

最近の傾向として、「身近な相手に、さりげない贈り物」という感性で若者中心に活発化しており、ギフト市場は決して縮小しておりません。ただ、私たちが扱っている「お歳暮・お中元」については、ご存知のように年々減少傾向にあります。

 そこで着目すべきは、第1位の「普段のやりとり」というジャンルで、例えば「ちょっとした手土産」「お供え・粗供養」「お祝い・内祝」「お見舞い」などなど日常生活をしていくうえで必ず発生するギフトへのアプローチであると思われます。 また、第2位から第10位までのイベントやパーソナルギフトなどマーケットは、たっぷりと存在しております。

 そしてまた「お歳暮・お中元」ギフトについて、世代全体でみると第5位ではありますが、年代別に見ると50代・60代の世代では第2位にランクしております。やはり年配の方々中心に親戚や地元の医療関係者などへ毎年定期的に贈られております。 ということは、50代・60代中心の客層である私どもの店舗では、今後とも更に「お歳暮・お中元」ギフトを販売強化していくことが重要となっております。

 次にギフト商品についての実態としては、別表(2)(3)にみられるように年々食品ギフトが伸びてきており、特に産直ギフトが急増しているのが伺えます。また、別表(2)での第1位であります商品券については、やはり贈られて欲しいけれど贈るとなるとお歳暮としては、相応しくないのか別表(3)では、ランクインしておりません。

 なお今期お歳暮商品として、本部が新規客獲得のため強く推奨しておりますハム・ソーセージ類は酒類よりも上位にランクされております。この辺の傾向も参考にしながら、ハムギフトの強化を推進していただきたいと思います。

 今回の「徒然日記」は、ギフトに終始しましたがお伝えしたいとことは、冒頭申し上げましたように『ギフトに強いお店』を実現することが、今後地域での生き残りを実現することであると再度申し上げたいと思います。その為にも『信頼・安心・便利・楽しさ』を提供できるスタッフ作りが緊急課題になってまいります。

 11月度エリア会議にてご提案いたしました『ギフトセルフチェック』シートを活用されてお客様に信頼されるスタッフを忙しい時期ではありますが、手間を惜しまず指導育成していただきたいと切望いたします。最後に、今年は新型インフルエンザが猛威を振るっております。どうぞお体ご自愛いただき年末商戦を頑張って頂きたいと思います。ご健闘を祈念いたします。

10月号  『 主体的に生きる 』


 みなさん、こんにちは!今月も徒然日記を投稿したいと思います。
今月のテーマは、『主体的に生きる』という内容にしてみました。

 このテーマは、先日から関西・関東の店長中心に日々メール交換をして
いる中で、本部商品部の川口君が各加盟店店長への投げかけフレーズ
でありまして、それに対して店長間で積極的に意見交換をしております。
 *投げかけフレーズ →  ①http://www.sky-net.or.jp/masahiro/being_independent.htm

 その内容のやりとりについては、この紙面ではご紹介できませんが、是非
とも皆さんに見ていただきたいと思いますので〔コメント欄〕に掲示しております。今月の『徒然日記』をご覧になった後、引き続き読んでみて下さい。おそらく私の今月の投稿よりも内容的に臨場感があって現場のスタッフの想いが感じられると思いますよ!

 さて話しはガラッと変わりますが、今週の日曜日のTV番組で『エチカの鏡』(フジテレビ夜9時より)を久し振りに見ました。タモリさんと高島彩アナが司会進行をしている番組ですが、ご覧になっている方はご存じでしょうが、なかなか奥の深い内容になっています。

 ちなみに『エチカ』とはラテン語で『人の生きる道』という意味で毎週番組で取り上げられる方々のまさしく情熱的な生き方をご紹介されております。

 今回は、育児革命!脳科学おばあちゃん 久保田カヨ子さんの『言いたい事は、ようけある!』と超スーパー園児を育てる男 横峯吉文さん(女子プゴルファー横峯さくらの父・芳郎氏の実兄)の驚きの保育園がご紹介されておりました。詳しくは、コチラ →  ②http://www.yokomineshiki.jp/ 

 内容を短文でうまく語れませんが、要は赤ちゃんでも 5、6歳の子供でもいかに主体性をもって自立させていく事が幼児期に大切であるかを訴えておられます。また、そのために親や保育園の先生がどのように彼らと接して導いていくのかをドラマティックに放映されておりました。

 人は、子供からお年寄りまでいくつになっても本当は主体性をもって楽しく人生を送っていきたいと生理的に願っているものなのだそうです。ただ成長の過程で様々な体験や環境の変化により、依存心や甘えが芽生えて、徐々にあきらめや無関心がはびこってきてしまうのです。

 という事は、これから生きていく環境の中で生活習慣や考え方を原点に帰って『明・元・素』(明るく元気で素心であること)に切り替えていけば自ずから進化して『主体的に生きる』事が出来るのです。そのためには、いい意味での『忍耐と努力』が必要となってきます。  

  〔一所懸命〕
 一所懸命やっているのに、それでもうまくいかないと嘆いて
 いないか。 本当にそのことを成そうと考えるなら、その一所
 懸命をつき抜けるほどの努力をせねばならないのである。 
         ( パナソニック 創業者 松下幸之助氏 )

 そして更に重要な事は、あの『よこみね保育園』のように良き指導者と仲間に出会うことです。私事になってしまいますが、今ここに私自身が人生を楽しく過ごせるのは、すべて尊敬できる人生の師匠や全国の仲間と、そして我が社員たちと出会えたことだと実感し、本当に感謝しております。そして、家族にも・・・。(今ごろ気づくのは遅いですけどね!)

 『な・か・ま』については10月号でも掲載しておりましたが、あらためてあの詩を読み返していただき、その大切さと有難さを感じていただきたいと思います。

本当の『な・か・ま』とは・・・・。

 最後になりましたが、このあと是非とも 〔コメント欄〕 も見ていただき、発展途上の指導者と発展途上の仲間たちの『主体性に生きる』のやりとりを読んでいただきたいと思います。(数分で閲覧できます)

 また、加盟店の皆さんの感想コメントも良ければ投稿してみて下さい。 お願いします!

  【投稿に関して】最初に投稿ボタンを押しても投稿画面が出ない場合は
    その画面を閉じて投稿ボタンを再度クリックしてください。

9月号  『な・か・ま』

みなさん、こんにちは! 少し遅くなってしまいましたが、今月の徒然日記
を投稿したいと思います。


 最近、町を歩いていると「ふっと、秋だなあ・・・」と感じることが多々あります。
 
ドリーム本部の近くに八戸ノ里公園というのがあるんですが、そんなに
デカイ公園ではありませんが、そこそこの木々が立ち並び四季折々の色合
いを楽しませてくれています。まさしく今は、秋色模様といったところです。

 この季節になると、若い頃変にセンチメンタルになり、私みたいな人間でも感傷的になったりしてそれなりに良いもんでした。

それが、この歳になってくると暑い夏が終わり、秋が来ると「ほっ」として
何か『癒し』に近いものを感じています。 「歳だなあ!」と感じる一瞬です。

 さて一昨日、恒例の2009秋季店長一泊研修が、全国の『なかま』のおかげで実りある内容にて閉幕いたしました。

各店、お忙しい中ご参加いただき本当にありがとうございました。

 特に、愛知地区リカーフィールド様の今井さん・坂本さん、パートさんであるにもかかわらず遠路はるばるお越しいただき、熱心でアグレッシブなご意見 (Aグループの方々は、うなずかれると思います)をいただき本当にありがとうございました。

 また、当日参加されました各地区の店長はじめスタッフの方々、卸しイイダの藤澤さん、海老さんまたキリン社の宮村さん(貴重なお話しを頂きました)・山内部長(仙台でのご活躍を祈念いたしております)本当にありがとうございました。

 さて、当日様々なご都合で参加できなかった店舗様に、研修内容をここでお伝えしたいところですが、紙面の都合で10月度のエリア会議等でご報告申し上げたく思います。

 しかし、その中で一泊研修の番外編でしたが、弊社奥澤の1日目の「まとめ」(詩の朗読)を今回9月号で皆さまにご紹介したいと思います。 当日、その内容が意外にも参加者の皆さまから『良かったよ!』と一同に共感していただき、本人も大変喜んでおりました。

 本番では、彼女のナレーションとBGMが流れ雰囲気が出ていたんですが、HPでは字句のみとなりますので、若干深く感じ取れないものがあるかも知れませんが、ご容赦ください。

   『な・か・ま』

   なかま が いるって すばらしい

   朝 目をさましたとき まぶしく輝いている 太陽のよう なかま

   一緒にいると楽しい なかま

   どこか遠くにいる時も  困難にいどむ時も

   あなたのことを思ってくれる そんな なかま

   なかま は あなたを孤独からすくってくれる

   あなたの話に耳をかたむけ  

   あなたの気持ちをわかってくれる そんな なかま

   でも ときには ふたりの意見はくいちがう

   「それはちがう」と言われたら

   あなたは もう一度考え直す

   なかま は あなたの知らない世界へ 連れて行ってくれる

   なかま が いなかったら決して めぐりあうことのなかった世界へ

   なかま は いつもあなたを迎えてくれる

   誰でも なかま になれる  

   あなたと なかま になりたいと思う誰かの気持ち
 
   それに気づかないほど あなたが急いでさえいなかったら

   なかま は 一緒にいると楽しい人  あなたを思ってくれる人

   あなたの言葉を 聞いてくれる人  

   あなたのまちがいを 教えてくれる人

   新しい世界に 連れて行ってくれる人 

   いつもあなたを 迎えてくれる人

   なかま は 信じることのできる人

   なかま すてきな言葉 

       なかま なんて すてきな言葉

               *** お・わ・り ***

  小矢部店の渡辺店長が昨年の一泊研修での決意発表で『小矢部店では、お客様と私たちとは な・か・ま という気持ちでお付き合いをしています!』 というメッセージがありました。
  (今回の発表でも述懐されておられました。)

 本当に地域密着店を超越すると『な・か・ま』という領域に入っていくのだなと思いました。

 そして、同じ発想で考えれば『加盟店さん』と『本部』の間がらも『な・か・ま』という観点でお付合い 頂ければ嬉しいなと思います。そして、当然のことながら、加盟店同士でも・・・。

 今回の秋季店長一泊研修のメインテーマは、
   『お客様に必要とされる超地域密着店への挑戦!』

 そして、サブテーマは、
   『総合情報力をさらに強化しよう!』  ということでした。

 しかしながら、この奥澤の詩のように改めて 『な・か・ま』 についての大切さが心にしみた研修であったように思います。 

 今回、当日参加できなかった加盟店さんも含めて

 今後とも   『な・か・ま』を信じて 大切にしていきましょう! 


〔P.S〕
  もし良ければ、『な・か・ま』についてあなたの思うところをメッセージにして下記の書き込み欄に書いていただければありがたいです。
よろしくお願いいたします。

8月号 『価格政策セミナー』に参加して・・・


みなさん、こんにちは! 関西では、やっとこさ梅雨が明け何とか夏らしい雰囲気になってきました。 
 遅ればせながら、これからビ・発、飲料水などガンガン売りまくっていきたいと思うところです。

 さて先月を振り返りますと、そんな長雨ということで7月の各店売上は、
悲惨な状況でありました。 ただ相も変わらず唯一順調に推移しているのが
広島の中尾さんと和歌山の江川さんです。  本当にうらやましい限りです。

 さりとて彼等もじっとして勝手に売上・利益が伸びているのではなく、この厳しい環境下様々な販促努力をされて好結果を生み出している賜物であると思います。
 (両店の販促活動の内容については、今年の秋季店長一泊研修にて発表予定です。)

 ここで、一足速くその内容の一部を紹介させていただきたいと思います。
まず、下記の3店の7月度売上高及び粗利額比較表をご覧いただきたいと思います。

 過去3年間の売上・利益の推移で見ると、減収減益の八千代店増収増益のえがわ店そして、横ばいの東大阪店となっております。

 詳しい傾向や対策は、9月の研修時にお話しいたしますが、大まかな分析としてこの比較表から考察される内容として、やはり従来から酒類の売上・利益に依存している八千代店の場合、明らかに財務体質の弱体化が見えてまいります。すなわち、非酒類カテゴリーの強化が緊急の課題となります。

 酒類の販促活動で集客したお客様にいかにプラスワンの商材をお奨めするか! そのことを本当に死に物狂いで努力を惜しまず、継続していけるかが、いかに重要であるかを思い知らされる比較表であります。

 売上・利益は、自らが努力して作り出すものであります。 構成比の『カイゼン』は、日々の仕事の結果としてなされてくるものであります。 そして、その実行度が真の商売の原点であります。 現場のキレイ事ではない、泥臭い努力の積み重ねが自店の未来を明るくキレイにしていくのだと、お互いに認識して頑張っていきましょう!


 さて話しは変わりますが、先日7月末に東京 (国会議事堂の近くの会議場) で、1年振りに研修セミナーを受講してきました。 関東地区ということもあり、社長就任ホヤホヤの八千代店樫山店長と共に頭の充電をさせていただきました。

 セミナー内容につきましては、これまた秋季一泊研修の中で詳しくご紹介させていただきたいと思います。簡単にプログラム内容をご案内いたしますと

             ㈱商業界主催 『価格政策セミナー』

   ① 関東地区で高級スーパーとして有名な成城石井の成長戦略 
     (社長 大久保氏)
   ② ユニクロなど、不況下においても成長するその根拠は・・・ 
     (コンサルタント 月泉氏)
   ③ イトーヨーカ堂 『ザ・プライス』(DS業態) から学ぶもの
     (大学教授 小松崎氏)
   ④ イオン『トップバリュ』新たな価格戦略と利益確保への対応
     (堀井イオン商品本部長)
   ⑤ 最新DS店舗に見る『安さ』のつくり方・見せ方 
     (食品商業編集長 山本氏)
   ⑥ <総括講演> 「流通業が今とるべき価格政策」 
     (オフィス2020 編集主幹 緒方氏)

以上、朝から晩までという内容の濃いメニューでした。 同行していた樫山店長は、研修後の夜「知恵熱」が出てしまったと聞いています。(笑)

 各受講内容をブログ容量の都合で詳しくお伝えは出来ないのですが、其々の講演者の内容を拝聴して確信を得たのは、我々ドリームチェーンが目指す店舗戦略の方向性は間違っていないというものでした。 『安さだけ』のその先に、何があるのか! 商品の品質は、もちろんその先にスタッフの品質・店舗の品質が最重要視されるものであると再認識させらました。

 私が人生で初めて今回のようなビジネスセミナーに参加したのは、23歳のときでした。その後、この齢まで100回以上のセミナーを受講してきましたが、その内容は変われど基本的に不変性のものが三つあります。

 それは、① 基本四原則の徹底 ② 数字に強くなる ③ その時代時代のお客様の要望にお応え出来る感性を持てること の三つであります。どれもこれも難易度の高いものです。しかしながら、この三つをクリアしたものが、厳しい経済環境下の中で生き残りを保証されるライセンスを貰えるものだと思っております。

 そのためにも、日常の業務活動の中で上記の三つの課題を意識しながらレベルアップ・マインドアップを図っていただきたいと思います。



 また月一回の各地区エリア会議やオーナー・店長間での日常的情報交換なおかつ今秋の店長一泊研修などで、日頃ゆっくりと考えつかない販促内容のことやお客様のことなど、集中的にみんなで一緒に勉強することがとても大切なことだと思います。

 今月号は少し堅い話になってしまいましたが、それだけ今の時代、ヤワいことを言ってられないという現実があります。
だからこそ、逆転の発想で『頭をやわらかく』してお客様との会話を楽しみながら日々のご商売に精進していただきたいと思います。

 それでは、9月の一泊研修でお会いできますことを楽しみにいたしております。