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10月号  『 ボーっと生きてんじゃねーよ!』  Ⅴol.128

10月号   『 ボーっと生きてんじゃねーよ!』  Ⅴol.128 



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿いたしたいと思います。

 



 さて今月も前回に引き続き台風被害からお話ししなければならないこととなりました。台風19号来襲のため、関東・東北地区中心に甚大な被害が発生してしまいました。前回も述べましたが、自然災害列島『日本』の宿命と申しますか、毎回悲しい出来事として報道され、何とも言いようのない思いになってまいります。



 あらためて今回被災されました方々へのお見舞いとお悔やみを申し上げたいと思います。若くして命を絶たれた方々や独り住まいのため救助及ばずして亡くなられたお年寄りの方々を思えば、無念としか言いようがないものがあります。



 私の場合、70歳を前にしてここまで無事に生きながらえてきたことに感謝し、今まで出会った方々や支えによって今があるのだと肝に銘じております。だからこそ、命の大切さや有難さを感じながら日々仕事に精進していかなければと思っています。



 そして残された人生の中で命ある限り、職場スタッフのため、また家族のため、さらに何よりも今までお世話になった周りの方々に対して何かしらのお返しとお手伝いをさせていただきたいと思っております。





 冒頭から少し堅い話となりましたが、ここで少し明るい話題も述べておきたいと思います。それは、皆さまご存知のラグビーワールドカップ2019での
『 チームジャパン 』 ベスト8 初の決勝トーナメントへの進出であります。残念ながら、南アフリカ戦では惜しくも敗退となりましたが、その功績は日本国中いや世界中から賞賛されております。

 



 そして、いまなお新聞やTVで、彼らの活躍ぶりを様々なエピソードを加えて報道されております。特に日本ラグビー協会の将来像については、かつての早稲田のラガーマン清宮克幸副会長の下で、ラグビーのプロリーグ化を是非とも実現させてほしいと、26年前にサッカー・J リーグ、そして3年前プロバスケットボール・Bリーグを誕生させた川渕三郎氏が記者会見で述べられておられます。



 私自身、熱烈なラグビーファンの一人として、是非とも清宮氏の強いリーダーシップのもとプロ化を目指していただきたいと切望いたします。そしてラグビー観戦の必須飲み物、ビールの消費量アップのためにも是非とも実現させていただきたいと思います。特にウイングの松島幸太朗選手が在籍するサントリーサンゴリアスが先頭をきってもらいたいですね。

 





 さて話しは変わりますが、今月のテーマは 『 ボーっと生きてんじゃねーよ! 』 とさせていただきました。この言葉については、みなさんくご存知だと思いますが、最近NHKの人気番組として、ナイナイの岡村さんとチコちゃん (声は、木村祐一氏)
とのやり取りが話題となっております。



 このN H K っぽくない教養バラエティ番組 『 チコちゃんに叱られる 』 についてNHK広報の方は、次のようにお話しされております。

 



 ご覧になってない方には、是非とものお薦めであります。毎週金曜日夜8時から放送されているんですが、私の場合仕事の関係でなかなか見る機会がありませんでしたが、再放送が翌土曜日の朝8:15からされますので、それを毎週楽しみに視聴いたしております。





 そこで今回なぜこのような『ボーっと・・・・・・』を掲載したかというと、最近私の行動そのものが、初期の認知症の前触れなのか、ボーっとすることが多くなりまして、先日も車を走行中、道路わきの側溝に左前輪と後輪を脱輪させてしまい、結果
JAFに緊急コール いたしまして助けていただきました。



 自分でも情けない限りでありますが、『寄る年波には勝てぬ』 という諺がありますように、知力・体力の限界をつくづくと感じる今日この頃であります。ならぬ願いでありますが、あの40代50代の勢いをもう一度呼び戻したいと思ってもいるんですがねー。 気合いだけは・・・・・!



 さて私のことは差し置いて、本題の『ボーっと・・・・・』でありますが、今年もまた一年の総決算であります年末商戦がやってまいりました。各店、冬ギフト対策として、前回お買い上げリストの発送準備や店内ギフトの展開やPOP貼付けなど毎日段取りに追われていると拝察いたします。

 



 いわゆるルーティンワークに忙殺されるという事でございます。ルーティンワークとは、あらためて申しますと、「手順・手続きが決まりきった作業のことで、創意工夫の必要ない業務」を指しますが、私どもの商売、今の時代それだけで果たしてお客様の満足や支持がいただけるのか 少し疑問が残ります。



 仕事やスポーツにおいても、確かに基本的なことでありますので必要不可欠であるのには間違いありません。ただそこに 『 創意工夫 』 を付加 してみてはどうかと思うのです。いわゆる「常に考えながら仕事する」という シンキングワーク であります。



 決してルーティンワークのみで仕事することを 『 ボーっと生きてんじゃねーよ!』 とまで、極端なことは言いませんが、ルーティン プラス シンキング でいかがでしょうか。少し工夫をして何かをプラスしていけばいいですよね。



 先日の秋の勉強会におきましても、これからの商売、粗利益率を上げるためには、付加価値のある商品・サービスの提供 が必要であると学んだと思いますが、お店に帰られて果たしてその課題にチャレンジされている方は、どれだけおられるのでしょうか。



 毎回、アンケート用紙には大変勉強になったとか、これからの自店のあるべき姿が見い出せたか、記入されていますが、じゃその後の行動はキチッと伴っているのでしょうか。相変わらず、昨年と同じ11月の仕事・12月の仕事の繰り返しで一年が終わってしまう、そのように思えるのです。



 例えば、先日東大阪店で松藤店長と勝間田チーフが二人で相談して私に報告がありました。



 「今年の新規法人開拓用の冬ギフトDMセットは、例年の100部から50部に減らしました。イマイチ反応が無いので経費的にもったいないから・・・」 と。

 



 反応が無いから、やめる? じゃ、何故反応が無いのかって気づかないのか と私は考えます。毎年同じように本部から提供していただいたチラシやカタログをルーティーンワークで何の工夫もなく袋詰めを実施して漠然とポスティングをする。そして、反応が無ければ配布部数を半分にする。



 本当に新規客を獲得しようという強い意志が感じられないのが残念であります。何かを工夫して付加価値をつけて新規客にご案内すれば、何か次なる突破口が見えてくる、と私は思います。



 例えば今年の場合、クレジットカードを使うとキャッシュレスで国から 5%の還元 があります。大口になればなる程そのお得感が増すわけですから、そこんとこをアピールした案内状を一枚DMセットの中に入れて今回は試してみる、そのような前向きな姿勢が望ましいと思います。



 今回のラグビー、チームジャパンの 『 不可能を可能にする 』 偉業は、まさしく日頃からの猛練習とさらには試合の中での 工夫 ( シンキングプレイ ) とが融合したものであります。



 私どもの仕事も同じであります。常日頃から額に汗して一生懸命努力して働き、そして常にお客様の買い物動向を洞察し、その 『 気づき 』 の中で知恵を出して付加価値を創造する。その繰り返しの中でお客様からの信頼を勝ち得て地域密着型のお店となりうるのです。



 東大阪店のスタッフ両名もその意味をしっかり勉強して、失敗を恐れず前に向かってチャレンジしていってもらいたいと思います。さらには、私自身も含めて読者の方々も人生ある限り、目標をもって果敢に挑戦していただきたいと願います。



 最後になりましたが、前出しの川渕三郎氏(83) が思考できる後任スタッフを育成するにあたって記者会見場で述べられた内容をご紹介して今月の投稿を終えたいと思います。



       今月もご覧いただきまして、誠にありがとうございました。