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3月号   『  世 代 交 代  』   Ⅴol.109

  3月号   『  世 代 交 代  』   Ⅴol.109



 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿したいと思います。



 さあ皆さん春ですよー! あのドカ雪のあった寒い冬から解放され、待ちに待った爽やかな季節が到来いたしました。昨晩もドリーム東大阪店の近くの第二寝屋川沿いのマンションへ配達に行った際、川沿いの桜並木がライトアップされており、満開の花を花見しながら心地よくバイクを走らせておりました。



 ここまで人生やって来まして、物心ついてから60数回毎年桜の花を観てまいりましたが、この樹木ほど昔から人々に感動と勇気、そして希望を持たせてもらえるものはないのでは と思います。何か今年もまた頑張って人生の花を咲かせるぞ! という思いに駆られます。(ちょっとオーバーですけど・・・)



 ちなみに毎年掲載しておりますが、今年も日本列島桜前線の開花予想地図をご覧いただきたいと思います。みなさんテレビ等の報道ですでにご存じかと思いますが、大阪では開花どころかあっという間に観測史上一番早く今年は満開になったようです。大阪城公園の西の丸庭園の桜 綺麗でしょうね。

 



 ただ 北海道の函館 となりますと満開の時期は、5月初旬のGW時期になるというのが、これまた日本列島の織りなす面白さなんでしょうね。

 



 そんな訳で、私も4月に入ってから久しぶりに京都の 『 哲学の道 』 界隈を散策してこようかと思っております。学生時代から幾度となく訪ねた名所旧跡でありますが、四季折々本当に心が和む場所の一つであります。



 お昼前に南禅寺をお参りして、その後門前の京都名物 「湯豆腐ランチ」を食し、あとはブラブラと永観堂・法然院・詩仙堂・銀閣寺へと桜を鑑賞しながら散策と洒落込む。途中疎水沿いには、お洒落なカフェやギャラリーがあり、ジェラートをかじりながらのんびり歩くのも乙なものです。是非皆さんも機会があれば、訪ねて頂きたい場所であります。

 







 さて今月のテーマは、『 世代交代 』 とさせていただきました。



 先日、WOWOWで女子テニスのテレビ観戦をしておりますと、皆さんご存知かと思いますが日本人二世 (大阪生まれです) の 『 大坂なおみ選手 』 (20) が、見事パリバ・オープンで優勝いたしました。なんと優勝賞金は、1億4750万円です。 当時、世界ランク44位であったのにもかかわらず、かつて世界一位であったシャラポア選手など上位ランクの強豪選手たちを次々と撃破して勝ち取った優勝です。

 



 そこでその勢いをかって次の試合に臨んだのが、先週3/22 からのマイアミ・オープンでした。第一回戦の対戦相手は、これまたかつて世界一位であったセリーナ・ウィリアムズ(36) でありました。彼女の生涯獲得賞金は8000万ドル(日本円約 83億円)を超え、すべての女子プロスポーツ選手を含めて史上1位という戦績であります。

 



 対戦結果、6-3 ・ 6-2 で大坂選手の圧勝でありました。まさしく 『 世代交代 』 の瞬間であります。野球のイチロー選手もそうですが、かつての名プレイヤーといわれた選手たちが年齢と共に体力・気力の衰えの中で徐々に若手にその座を奪われていくのです。特に個人競技のスポーツの世界は一目瞭然です。勝ち・負け、優劣が如実に現れてくるのです。ひとつの時代の終わりを告げていくのです。



 芸能界におきましても世代交代の流れは止めようがありません。かつて吉本興業株式会社の常務をされていた木村政雄氏についてちょっとお話ししたいと思います。



 木村さんは上方漫才のやすし・きよしのマネジャーを8 年間務めた後に、当時危機に瀕していた吉本新喜劇を再生した人で、ダウンタウンや明石家さんまさん達を仕立てて吉本興業の東京進出を成し遂げた功労者であります。その躍進の中で芸能界という浮き沈みの激しい世界でお仕事をされながら、人の動きを360度の角度で観察されてこられました。



 その浮き沈みに人間には「賞味期限」があるということを再三お話しされておられました。その中でも芸人に対しての「賞味期限」の判断は、非情なほどシビアに下されたと聞いております。

 



 私の若き頃の吉本新喜劇は、花紀京さんと岡八郎さんが活躍された時代でした。共に吉本新喜劇の二大巨星と呼ばれ、新喜劇の黄金時代を築いて長きに渡って君臨されておられました。しかしながら、時代は容赦なく変化していき、若者が来場してもらえる新喜劇へと木村氏は舵を切り替えたのです。



 今でも覚えていますが、当時の雑誌で掲載されていた内容を振り返ると木村氏からお二人に対して厳しい言葉として「賞味期限」の話をされ英断を下されたたようです。当然、両人は徹底抗戦するのですが、聞き入れられず或る日を期してお二人の名前は、新喜劇から姿を消してしまったのです。いわゆる「世代交代」なのです。

 



 事わがドリームに話しを移行していくと、世代交代と言えば今から8年前に私も本部社長を退任いたしまして西田氏にバトンタッチいたしました。その後チェーン運営におきましては、若い世代に任せて私は現場のドリーム東大阪店に移動いたました。



 そして今から4年前、本格的に店舗運営の体質改善ということで店長はじめ現場スタッフを巻き込んで取り組んでまいりました。その甲斐あってか何とか健全な経営状態に復元することが出来ました。その結果として、いよいよ東大阪店においても私の賞味期限切れの時が、徐々に近づいてきたと感じております。



 ただ思い起こせば、よくぞこの年齢まで賞味期間が持続できたなと自分で感心しております。そこで、木村政雄氏の著書の中から、人間の「賞味期限」を短くしてしまう3つのポイントを皆さまにご紹介したいと思います。

 



 ということらしいです。もっと詳しくお知りになりたい方は書籍を買い求めて頂きたいと思います。



 じゃ「賞味期限」を延ばす方法 とは・・? となりますと、次の3つがあるそうです。

 



 私の場合この年齢になって 感性を磨くということは並大抵なことではないのですが、出来るだけ若い連中と飲み食いも含めて会話することに努めております。松藤店長や勝間田チーフそして堀井さんらと会話の中で若者のニーズなどを探り求めています。



 また突拍子もない考えなど新しい発想などは、米紀行はたやすの畑中氏鴻池店の松本由美子専務とのお付き合い・会話の中で感性を鍛えてもらっています。常に先を見ながら進む人に新鮮さと魅力を感じるのは、私だけではないと思っております。



 最後になりますが、読者の中でこれから「世代交代」を考えておられる方、また「世代交代」を終わられた方々に老婆心ではありますが、次のような事柄に留意されて次世代へと邁進されんことを願っております。



 そしてその事柄とは、まず過去の成功体験に固執することなく、変化に機敏に対応し、異業種に目を向け、人と違ったことをやること、オンリーワンを目指すこと、耳の情報収集力と口の情報発信力をこれまでの何倍にもすることの大切さを意識して前世代とは違ったパワーを発揮されんことを祈念いたしまして今月の投稿を終えたいと存じます。?



      今月もご覧いただき誠にありがとうございました。