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11月号 『 落葉のメカニズム 』 Ⅴol.93

11月号  『 落葉のメカニズム 』   Ⅴol.93



 みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を投稿したいと思います。



 さて冬ギフト商戦もいよいよ佳境に入ってきましたね。皆さんのお店では、冬ギフトの動きはいかがでしょうか。私の聞くところでは、もうすでに新規のお客様で30件口を受注したという店舗もあり、チラホラとあちこちで悲喜こもごもの冬ギフト商戦がスタートしているようです。

 



 ドリーム東大阪店でも、先日当店大口NO.1 でありますお客様が、ご来店いただき クッキーセットPAW-30 ( 税込 1609円 ) 238セット 382,942 円をお買い上げいただきました。端数の942円は値引きさせていただいても十分利益があり、大変ありがたいギフト注文でした。

 



 東大阪店では、すでに何回もボヤいていますようにドラッグチェーン『キリン堂』の近隣出店や店舗前の交通規制などで先行きの暗い話ばかりしてまいりましたが、このような景気の良いギフト売上などがありますと何かホッとする気持ちでいっぱいです。



 現に先月10月の売上高は、上記の影響で昨年対比89.6%という厳しい結果でしたが、11月に入り、ギフトが始まりますと昨日までで 97.5%と売上回復 が見られます。通常のビール系やお菓子・飲料水などは店頭を中心に相変わらず厳しい数字ですが、冬ギフトのおかげで何とか凌いでおります。

 



 逆に言えば、十数年前からギフトカテゴリーを強化していなかったら、東大阪店どうなってしまったのだろうと今考えれば本当にコワイ話です。そんな訳で、最近ギフトを始めたばかりの加盟店様もすぐには成果が出ないとは思いますが、我慢強くコツコツとお客様にギフトに関する情報伝達を繰り返すことで、必ずや自店を助けてくれるカテゴリーに育っていくと信じて頑張っていただきたいと思います。 



 さて、今月のテーマは 『 落葉のメカニズム 』 とさせていただきました。話は変わりますが、最近徒然日記に投稿する際のテーマを何にするか、いろいろと悩んでおります。と言いますのも、いつも参考にしていました日経MJ新聞(日経流通新聞)をくまなく見ていましても、最近の記事は我々のような零細店舗が参考にできるような内容が全くありません。



 かつて、シャッター商店街の中で、頑張っている八百屋さんとか、魚屋さんなどなど紹介記事があり、それなりに刺激材料となっていました。 しかしながら、最近は元気な地域食品スーパーですら、生き残りのためイトーヨーカ堂やイオングループの系列下に入らざるを得ない状況が続き、小売り流通業界での寡占化が進んでおります。そんな記事ばかりです。 本当に厳しい時代です。



 そんな訳で、今回皆さまへのお仕事の参考になるようなネタがありませんので、『 紅葉と落葉 』 についての話題とさせていただきました。



 先日、お休みをいただきまして久しぶりに家内と一緒に 『 紅葉狩り 』 と洒落込んで琵琶湖湖岸の禅宗永源寺派の総本山「永源寺」へ行ってまいりました。場所としては、酒匠米匠しくマルハチ店様の近くになるんですが、帰りに松茸ご飯や土瓶蒸しなど食しまして、『 忙中閑あり 』 ゆったりとした一日を過ごさせていただきました。

 



 永源寺境内のお庭のそれぞれの木々が、黄色や赤色に染まり本当に見事な紅葉でありました。そして、ヒラヒラと落葉するシーンを見ると本当に風情のある日本の風景そのものでした。そこで、その時の会話の中で、家内に
「なぜ、葉っぱって落ちるか知ってるか?」 と聞いてみると 「あまり深く考えたことがないわ」 という返答でした。



 今まで何十年間紅葉を鑑賞し、その美しさに感動を味わいながらも意外とその落葉のメカニズムをご存知の方は少ないのではないでしょうか。当たり前のことですが、そんなメカニズムのことを考えて紅葉鑑賞していると遊び心がないというか、無粋なことですよね。



 ただ、敢えてお話しするとその落葉の風情とは裏腹に植物の 『 生命 』 に対する非情な営みがあるんですね。と偉そうに言っても私も生物学者ではありませんので、詳しく論理的に説明できませんので、いつも通りウィキペディアで調べてみますと次のように解説されておりました。

 

 



 気候温暖な地域では、常緑樹といって常に青々とした葉っぱが実っています。その営みが通用する地域環境なんですね。しかし環境の厳しい地域や季節になると、落葉樹はその自然の厳しさに生き残るために自らが生存のためのメカニズムを確立していくのです。何かを犠牲にすることにより、本体が生き残りを図る、これが
『 ダーウィンの進化論 』 にある自然の摂理なんですね。



 それともう一つ、環境が厳しい時代に考えなければならない大事なことが、『 断・捨・離 』 であります。これを実行するのが、また至難の業なんですが、この言葉の解説については来年ゆっくりとお話ししたいと思います。



 ちなみに、地球上に存在する長寿命の動植物を調べてみますと、圧倒的に植物が多く、現在確認されている中では、世界最長の樹齢として、なんと9550歳という樹木があります。

 



 てっきり、日本の屋久島・縄文杉(約2600歳)かなと思っていたのですが、やはり世界中には、しぶとい生き物が多数あるということですね。



 このように考えますと、昔から世界中の生き物が生き残りため、また種の継続と進化のため、様々な犠牲と努力と工夫を怠りなく実践していることが伺えます。じゃ、私たちは毎日の仕事の中でどのようなシンキングワークを実践しているのでしょうか。 考えさせられるところです。



 最後になりましたが、私の好きな俳句と申しますか、禅僧・良寛禅師の辞世の句をご紹介して今月の投稿を終えたいと思います。

 



今月もご覧いただき誠にありがとうございました。