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9月号  『  心は、秋雨前線模様・・・ 』  Vol.91

9月号  『  心は、秋雨前線模様・・・ 』  Vol.91



  みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を投稿したいと思います。





 さて、今月のテーマは 『 徒然日記 』 創刊以来初めて “ネガティブなタイトル ” で始めたいと思います。







 その前にその秋雨前線なんですが、どうなっているんですかね。今年の初秋は・・・。夏には北海道中心の台風が矢次ざまに来襲。そして、昨日台風18号が南太平洋で発生し、いよいよ西日本でもこれまた4~5日後には直撃というような報道がなされておりました。



 さらには、秋雨前線が日本列島に例年にない長期停滞が続き、鬱陶しい日々が続きます。今年6月の梅雨は幸いにして適度なお湿りがあった程度で、そんなに憂鬱になったりしなかったのですが今年の秋の始まりは最悪の状態でスタートしました。

 



 ただ今の私を憂鬱にさせている原因は、天候のせいだけじゃなくドリーム東大阪店の売上低迷が大きな要素を占めております。この半年の寄稿においても、再々ボヤキに近い内容でご紹介してまいりました。相変わらずお客様来店環境の劣化のため、現在進行形で店頭売り上げが激減いたしております。



 救いとしては、外販売上が昨年対比125%(粗利益額ベース)と順調に推移しているのですが、いかんせん店売りが・・・。ここにきて近年味わったことのない焦燥感や危機感を感じております。決して挫折感や自信喪失というものではないんですが、これが日々刻々と変化していく現場の怖さであると体感しております。



 今春までは、売上・利益とも順調な推移を見せていたのが、店舗周辺環境の一瞬の変化において、ここまで内容を悪化させてしまうのかと考えされらる毎日です。売上全体の数値的な落ち込みは昨年対比95%位なんですが、私にとっては、20~30%ダウンしたようなダメージでとらえています。

       



 先日より今月号のテーマとして例月通り楽しい元気になるフレーズを考えておりました。内容としては、1ヵ月遅れのお盆休みを利用して家内と長崎ハウステンボスへ一泊旅行に出かけた時のエピソードや9/13 に開催されました2016 秋の勉強会の振り返りなど復習を兼ねておさらいをする予定でした。



 そして10/1 からスタートする全ての労働者に適用される最低賃金(時給)の引き上げについてお話しする予定でした。また、人件費高騰による我々零細店のダメージとその対策など、いろいろと原稿のネタを準備しておりました。さらに、投稿最後の締めくくりとして、現場は様々な困難極まる諸問題を抱えていますが、自分自身と仲間を信じて共に打ち勝って行きましょう!



  といつもなら終わるんですが、今回は違います。 そんな気分になりません、なれないんです!

     ( ちょっと、やけっぱちになっていますが・・・)



 



 私も人間ですから、喜怒哀楽という感情を持ち合わせております。落ち込むときは、落ち込みます。人は、生まれて死ぬまで喜怒哀楽という感情の出し入れで人生を全ういたします。その喜怒哀楽の配分は、人それぞれ違います。 4つの感情を25%ずつ平均的に出し入れして生きていく、これもその人の生き方です。



 私の場合、平均的な人生は面白くないということで、若い時から、ある時はカラ元気であっても、ある時は自分にプレッシャーをかける意味でも常に 『明・元・素 』 を心がけてきました。 考え方も常にプラス発想を意識し『哀』 という感情を限りなく0%に近づけていこうという努力もしてきました。



 でも最近歳を取ったせいなのか、『哀』 という感情も大事な要素であると、そして決して必要悪ではない、生きていく上での重要な感情であると思えてきました。私は仕事を通じて勢いのある時は、
『哀』 イコール「敗北」であったり、「後退」であったり、「弱気」であったりと忌み嫌っておりました。

 



 でもその考えがある限り、本当の意味での相手の悲しみや苦しみを十分に理解できていなかったんだなと自省しています。これからは、自分自身が真っ正面から、その
『哀』 と向き合って受け入れることで、自分にとっては『哀』 であっても、相手方にとっては 『 愛 』 として受け入れられる事があるんだと信じて受け入れる努力をしたいと思います。  ( 年寄りのダジャレですけどね・・・)

    





 てな訳で、今回の投稿はポジティブ転じてネガティブ秋雨前線模様で終わります。



                 今月もご覧いただき誠にありがとうございました。



 [ P S ]  

    今回の投稿でいろいろと考えさせられたことは、毎回の原稿内容が

    常にコンサルティング的な要素を含まなければならないというような

    勘違いをしていたような気がします。 常に成功事例やみなさんを

    唸らせるような事柄を記事にしなくては! という思いが強く、当初の

    投稿の趣旨であっ た 『 徒然なるままに日暮らし硯(すずり)に向かいて、

    心に映りゆく由無し事をそこはかとなく書きつくれば・・・ 』 という意味を

    忘れてしまっていた と反省しています。いわゆる心身ともに余裕が無く

    なってきているという のか、カッコつけてしょーもない使命感や義務感で

    投稿していたような 気がします。 次回からは、もっと気楽に自分自身が

    楽しく投稿できるよう身辺整理をして臨みたいと思います。

    それでは、また来月に・・・・・。

    つくづく現場には、『哀』 が多いとネガティブに考える毎日です。(笑)