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9月号  行動なき理論は、意味が無い!!   Ⅴol.56

 9月号  行動なき理論は、意味が無い!!   Ⅴol.56



 みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を投稿したいと思います。



 昔から先人の方々が『暑さ寒さも彼岸まで』 とよく言ったものですが、やはり地球温暖化のせいですか未だに昼間の気温は30℃前後と日差しのキツイ大阪であります。ただ確かに、朝晩は少しながら涼しくなってきましたので、あの寝苦しい酷暑とはひとまずお別れといったところです。



 



 お店においても、夜間が涼しくなりましたのでお米売場の『虫対策』もちょっとは軽減されるようになり、精神的に楽になりましたね。そして、いよいよ全国的に本格的な『新米キャンペーン』が始まりました。各店におかれましては、『お米のヌーヴォ』イベントをどのように盛り上げていかれるのでしょうか。また、10月の各地区エリア会議にてお話しをお伺いしたいと思います。



 



 さて、今回のテーマは 『 行動なき理論は、意味が無い!!』 とさせていただきました。





 ご存知のように過日 9/10 (火) に大阪南港アカデミア会場にて、2013年秋季店長研修が開催されました。おかげさまで内容及び会場の雰囲気共々盛況のうちに閉幕することが出来ました。本当に有難うございました。

 

 



 今回の研修におきまして、酒匠米匠こやま店様・ドリーム東大阪店・酒匠米匠津田本店様・ドリーム和歌山えがわ店様四店からの具体的で内容の濃い実体験の発表をいただき、参加者の皆さまより多大なる評価を頂戴いたしました。四店の皆さま、夏場のお忙しい中、事例発表のため色々とご準備をいただき本当に有難うございました。



 



 



 また弊社松本より、近年における日本経済の流れや私ども酒販業界を取り巻く流通や取扱商品の変化などをお話しさせていただき、最後のまとめとしては西田社長より『モノを売るより、コトを売れ!』というようにパーソナリティ ( 個人・個性 ) を商売の前面に出し、お客様との関係性をより強化しなければならないとアピールさせていただきました。



 



 



 そこで私達の目指す商売というものは、商品ではなくお客様に焦点を当てることが非常に大切な事であると思います。そのためには、もっと自己表現力を向上させる必要性があります。単なるありきたりの愛想のよさだけでなく、プロの販売員としての知識や接客力をスキルアップすることが今の時代だからこそ求められているのではないでしょうか。



 そのためには、各カテゴリーごとの知識習得のため各種技能資格に挑戦していただきたいと思います。先日開催されました『ライスアドバイザー初級講座』や東大阪店段上店長が現在チャレンジしています『ギフトアドバイザー』資格など是非とも積極的に取組んでいただきたいと思います。



 



 また上記は酒匠米匠こやま店様のプレゼンの表紙でございます。意識が行動を作り・・・・とありますが、弊社西田がまとめの中で

     『 現 状 維 持 』 = 『 衰 退 』

               と、お話しさせていただきました。



 そうなんです!! 今回の研修で学んだことが、行動に移行していかなければ、何のための研修であったのか。意味のなさない一日になってしまうのです。

      『 行動なき研修会は、意味が無い!!』



 『行動しない』 = 『現状維持』 = 『 衰退 』

                           なんですよね。



   じゃ、どう行動すればいいんだ、何かアドバイスがもらえないか!?

                  というお尋ねに対して



 まず、一つ目が今回の研修会のブレスト(意見交換会)で使用しました下記の資料です。



 

                ◆拡大版はここをクリック◆



 この資料は、関東の『玄米工房』 ㈱PNJの関根社長より頂戴した資料です。それをあたかもドリームで作成したようにしてありますが、実は「パクリ」なんです。まあ、そのルーツは別として、この二つの資料の 『言わんとする意味 』 は、非常に奥深いものがあります。



 まず、①はいうまでも無く、行動あるのみ! しかしながら、がむしゃらに行動すればよいということではなく、まず全体像をイメージして優先順位を決め、焦点を絞り込んで行動しなければなりません。



 そこで行動するにあたって、②の『よろずやになるべからず』が重要となってまいります。いわゆるあちこちの商品や仕組みに手を出すのではなく、『選択と集中』という観点で行動を起こしていかなければなりません。



 今回の研修の中で、皆さまにお伝えしたかったことは、今後新商品を育成するに当たって『アイテムではなく、カテゴリーを育てる』という考えで販促活動を強化していかなければならないということです。



 具体的には、『年中ギフト』・『お米』・『飲料水』などなどです。各加盟店の状況に応じて、どのカテゴリーから強化していくのかは、本部スタッフと相談しながら決めていただければよいかと思います。



 しかしながら、どのカテゴリーをとってもしっかりと商品知識や販促の仕掛けについて勉強していただかなければなりません。平たく言えば、それぞれのカテゴリーの専門員(コンシェルジュ)の常駐が今後の生き残りの物差しとなってまいります。プロの販売員のいない店は、今後淘汰されるのは必至であります。



 最後になりましたが、今回の研修の準備で、私は今後の仕事に従事するに当たり非常に大切な書籍と巡り会いました。それは、研修時にもお話ししたかも分かりませんが、ドリームえがわ店の江川さんから、「井上さん、もし良かったらこの本読んでみて」と気さくにお借りした本でした。



 



 内容については、来月号で詳しく述べたいと思いますが、江川さんが私にその本を手渡すときに『我々のチェーンがこの新浪社長の考えるような組織にしてもらいたい!』とおっしゃいました。そして、二日間でその本を読み終えた時、思わず 『 その通り!!』 と唸ったのです。



 おそらく、この本は私のこれからの仕事において『バイブル』になると思います。これから時間のある限り、何回も何回も読み返していくことだろうと思います。今までの自分の人生の中で、運命的な出会いのあった書籍の一冊に間違いなく挙げられます。





 そんな意味でも、江川さんには、感謝!感謝!です。本当に有難うございます。



  



 来月は、是非とも皆様方にも何がこの本の・・というよりも、新浪剛史氏の凄さなのかを私の視点で徒然なるままにお話したいと思います。テーマは、セブイレブンの
『セブンカフェ』vs ローソンの 『マチカフェ』の販売戦略の違いについてをお話しいたします。



    むちゃくちゃ、面白いと思いますので、乞うご期待!!



   それでは、今月もご覧いただきまして誠にありがとうございました。