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5月号 『 ドリームチェーン 20年の歩み 〔Ⅱ〕 後半 』 Ⅴol.52

 5月号 『 ドリームチェーン 20年の歩み 〔Ⅱ〕 後半 』 Ⅴol.52



 みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を投稿したいと思います。



 



 さて、各店におかれましては、お中元カラーちらしも到着し、いよいよこれより2013年お中元商戦突入といったところでしょうか。今年からは、お中元ギフトあらため『夏ギフト』商戦といった括りで6、7、8月の3ヵ月を奮闘していくわけですが、さて今夏成果いかなることになりましょうや?!

 私自身の予想としては、今年はシャディギフトも充実して品揃えが豊富になり、お客様の『品選びの楽しみ』が増え、満足度は向上するのでは・・と期待いたしております。更には、仕入れ値改善の効あって例年のお中元ギフトちらしよりも2~3%利益率が上がると予想されます。(平均18%
⇒ 20%)

 例えば、直営店舗の東大阪店の場合、昨年のお中元ギフト売上総額(6~8月)は約550万円でしたので、利益率 2%アップとなれば、約11万円の自然増益となります。さらには、今年の夏ギフト売上高
昨対比105%を目指しておりますので、最終利益ベースでは昨年対比116%、金額でプラス16万円となります。

 
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 この夏是非ともこの目標を達成して、9月の徒然日記で販促詳細も含めてご報告できるようにしたいと思います。同時に全国で健闘されている各加盟店の皆様方からの嬉しい成果報告も期待しておりますので、今年の夏は大いに『強気の夏ギフト』で販促展開してまいりましょう!



  さて今月号のテーマは、先月に引き続き 『 ドリームチェーン 20年の歩み 』の後半についてお話しを進めてまいりたいと思います。

 先月号でもお話ししましたが、『酒匠米匠』システムは、今から8年前2005年に広島県廿日市市(はつかいちし)で、第1号店が産声をあげました。それが、『 米匠酒匠 なかお 』 さんでした。

 



 当時、中尾酒米穀店様は観光地で有名な安芸の宮島が近くにある旧国道2号線沿いの場所で、店舗を構えておられました。 しかしながら、国道の拡幅工事の為、店舗を取り壊すことになり住居付き店舗を新築することとなりました。それを契機にお酒の販売を強化する目的で、当時の『ドリームチェーン』に加盟希望され、私が現地にお伺いすることとなりました。

 しかしながら、当時からすでに酒ディスカウンターのみの時代は終焉を迎えておりましたので、高額な加盟金を払ってまで加盟されるメリットはありませんよ!と申し上げてドリーム加盟はお断りした経緯がございます。

 ただ、両者で話しを進めていく中お互いに商売に対する想いが強烈に伝わり、(以心伝心と申しますか・・・)最終的な決着として、私ども本部が中尾酒米穀店様の新築オープンだけお手伝いして、オープン後はご自身で頑張ってご商売なさっていって下さい、ということになりました。

 そして準備を進めていく中、まず新店にあたって『名は体を現す』と申しますように、店名を何か新しいものに命名しましょうということで、いろいろと思案した中決定したのが、『米匠酒匠』でした。当時この店名は、当然中尾さん個人の名称ですので、お米販売中心の営業内容のため、『米匠』を先にいたしました。

 



 ロゴデザインは、中尾さんのお友達のデザイナーに作成していただきました。作成費用は、確か十数万円だったと記憶しております。そして、お支払は中尾さんがされております。

 そして、店舗の新装と同時に会社の根っこの部分の『カイゼン』も着手いたしました。経営理念の確立、そしてスタッフの意識改革、また経営者としてのマネージメント力向上などなど、多岐に渉って筋肉質の組織へと努力されました。

 何か難しいシャープな改革というよりも、中尾ファミリーらしい温かいものが流れる体質改善であったなと振り返ることができます。実際、傍目から見ていても、悲愴感や苦痛感や根性論は全くなく、働くテーマはただひとつ 『 仲良く 楽しく 一所懸命 仕事をしよう!』 ということであったと思います。

 新装オープン後は、その働く姿勢がお客様にも支持されて、順調に会社運営も健全化し、地域の繁盛店になられたのは言うまでもありません。

 そして、そのあたりから私ども本部の運命も左右されてきたのでした。前月号の末尾に『運命的な出会い』というのが、そこから始まったのでした。



 序章は、広島の岡野酒店さんと高橋酒店さんでした。中尾さんの盛況振りをメーカーや地元問屋さんから口コミで聞かれて、私ども大阪の本部へ問合せが舞い込んだのでした。『米匠酒匠』システムに関心があるとのことでした。当然のことながら、そのシステムというのはあるはずもなく、中尾さん個人の看板なんですよ、とお話した訳です。

 



 しかしながら、何とかならないかというお申し出もあり、そこで初めて真剣に取り組む事を考え、中尾さんにその看板名とロゴを使用させていただけないかと相談いたしました。 結果は、即答で快諾いただきました。

 更には失礼なことに、私どもは酒屋中心なので、名称は『酒匠米匠』としたいと厚かましくお願いすると、これまた快諾! さらに、さらにロゴのデザイン料も甘えたままで、未だにお支払いもしていないという状況です。

 



 あれから、8年の歳月が経ちました。今では、『酒匠米匠』の加盟店さまが、何と50店を越える組織となりました。ドリーム店舗もあわせると70店舗を超え、年商ベースでは、もうすぐ100億円に届く規模になってまいりました。ここまで我慢強くご協力いただきましたメーカー・卸・各種取引業者様にも深く感謝し、本当に有難く思っております。



 さてここで過去を振り返ってみますと、この8年間で私どもの業界内では様々な淘汰や店舗閉鎖が進んでまいりました。酒販免許の自由化やそれに伴う大型組織小売業の台頭、少子高齢化に伴い国内消費市場の縮小が顕著化し、デフレも加速化してまいりました。

 そうした逆風の中で、私どもドリーム・酒匠米匠チェーンに集う仲間たちが、地域のお客様の支持を得て、何とか商いをさせていただいている喜びを日々感じ取りながら、これからの商売に活かしていかなければならないと肝に銘じる次第です。

 ふとここで思うことは、今回の『酒匠米匠』の拡がりは、たまたま偶然に起きた現象ではなく、人と人との出会いの中で互いに熱いものを語り合いたいという日頃の想いが『必然的』に巡り合わせてもらえたのでは・・・とつくづく感じるものです。



 最後になりますが、今回ドリームチェーンの救世主とご紹介させていただいた中尾さんにあらためて感謝の言葉を述べると同時に、中尾さんが今後さらに様々な人たちと出会い、その方々にその爽やかな笑顔を振りまいて頂くことをお願いして、今月の投稿を終えたいと思います。



      今月もご覧いただきまして誠にありがとうございました。



  [ P.S ]
  中尾さんへ
   俗に世間では、お世話になった方のほうに足を向けて
   寝られないと申しますが、我が家では、まともに西に向いて
   布団が敷かれておりました。スミマセン!!
   『言動不一致』とは、このことですね (笑) 
   カミさんに、逆にするよう申し伝えます。




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