記事一覧

3月号 『 キャッチコピーの大切さ 』 Ⅴol.50

 3月号 『 キャッチコピーの大切さ 』 Ⅴol.50  



 みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を投稿したいと思います。

 さて、やっと・・・やっと待ち遠しい春がやってきましたね。 連日テレビでは、東京の桜が満開で各地の公園の酒盛り風景が報道されていますね! 例年思うことなんですが、特に今年はこの桜の季節が愛おしいというか何ともいえない春のぬくもりを感じてしまうのは、私だけではないと思います。

 是非とも、この週末はお花見弁当を引っさげて・・と思っていたのですが、残念ながら仕事が入っていて京都の夜桜見物は出来そうにはありません。代わりに地元の長瀬川沿いの桜並木でカミさん連れもって朝早く散歩でもすることとします。



  ** 太閤秀吉の茶会で有名な京都 醍醐寺 ( 残念ながら、昨年の画像です。) **



 さて話しは変わりますが、今月の原稿を掲載するにあたって気がついたのですが、何と『徒然日記』を書き始めて今回で第50回目ということなんですね。確か2009年のお正月からスタートして現在に至るわけなんですが、久しぶりに第1回目の『徒然日記』の内容を読み返してみると、リーマンショックや中国の冷凍ギョーザのことなど書き込んでおり時代の流れの変遷をあらためて感じております。

 この4年間の中で、社長交代など私にとっても大きな変化があり、あっという間の月日であったように思います。さらには、つづけて第2回目・第3回目の投稿内容など目を通しておりますとそれぞれに共通した投稿パターンが見えてまいります。

 ひとつは、その時期に応じた時事の対策や考え方のヒント、そしてもうひとつは私達商売人にとって永遠のテーマであるお客様満足の実現のために、基本四原則の実践やお客様目線での商いのやり取りをどう工夫していくのか等、事例を交えてご提案できていたのではないかな と思っております。

 さらには、人生訓と申しますか『商人としてどうあるべきか、人としてどうあるべきか』など、自分自身が目指すべきテーマとして、私自身に問いかけながら書き綴ってきたように思えます。

 これからも、私自身痴呆症防止対策を講じながら、次なる節目100回目を目指して投稿してまいりたいと思っております。今後とも皆さま方には変わらぬご愛顧・ご厚情のほどよろしくお願い申し上げます。



 さて今回のメインテーマは、『 キャッチコピーの大切さ 』についてご提案いたしたいと存じます。



 早速ですが、下記のCMキャッチコピー、誰しもご存知の事と思います。各企業の理念や商品価値をエンドユーザーに対してアピールするにあたって、単純明快なフレーズによって一気に注目していただく、いわゆる「食い付く」ツールとして重要な位置づけとなります。



 

 私たちの日頃の販促においても、その商品価値をどのようにお客様へビジュアルにお伝えしていくか、その大切な手法の一つとして『キャッチコピー』が必要となってきます。ちらしのタイトルや店陳POPなど様々な情報伝達ツールの中に強く表現された手作りのキャッチコピーが必要となります。

 モノがあふれるこの時代では、お客様は私達の売りたい商品をなかなか買ってくれません。お客様が、思わず振り返ったり、手に取ったりしてもらえるような、熱い言葉とユニークな表現でアピールすることが重要となってまいります。



   

  いかがでしょうか? 前月号でご紹介いたしました兵庫県明石市の酒匠米匠マルヤマ店さんのジャガイモ店頭POPです。前月号の中で、途中経過の受注数は32ケースと報告しておりましたが、先日の3/25締めの受注数は、なんと128ケースという驚異的な数字でした。(ちなみに、目標数は56ケースということでした。)

 金額にして売上が15万円、利益額が約 4.5万円と、初めての『お取り寄せ名人』販促取り組みにもかかわらず、見事な成果を生み出されたのではないでしょうか。その成功要因のひとつとして、上記のPOPのキャッチコピーが、大変貢献していることと推察されます。

          『 酒屋ですけど、ジャガイモ始めました!!』

 たかだか、たった一枚のA3サイズの店頭POPなんですが、そこに丸山ご夫妻の熱い思いが伝わり、それがひと声セールス運動につながり、新聞折込チラシにも波及する、そんな連鎖がお客様へ浸透し、大量受注へとつながったように思います。

 たった16文字のシンプルなフレーズなんですが、それが、そしてそれを考えようとしたことがお店の運命を変えていくことになるといっても過言ではありません。今回、50店近くの加盟店様が今回のジャガイモ販促を実施されております。そして、そのお店が本部から供給されたジャガイモPOPを活用されております。

 しかしながら、そのほとんどのお店が何も手を加えず、そのまま活用されております。マルヤマ様のように更にひと工夫 ( キャッチコピーを付加する ) をなすことにより、そのお店のオリジナリティな思いがお客様に強く伝わっていくのだと思います。



   



 今回、キャッチコピーの大切さを訴求している訳ですが、本部として従来から何かある度に『お客様との絆作り』ということを申し上げてまいりました。そこで、今回の『キャッチコピー作り』とは、『お客様との絆作り』にスライドしていくものであると、さらに私は申し上げたいと思います。



 『お客様との絆作り』は、一朝一夕にできるものではなく、様々な取り組みの過程でお客様に変化が表れるものだと思います。そんなとき、こうした変化に敏感になるように心がけることが大切だと思います。この気づきを継続的に実施するためにも常にこちらからの思いをお客様に伝える、それがキャッチコピーの必要理由なのです。



  ここで、今回このキャッチコピーについて覚醒させていただきました酒匠米匠マルヤマ店の奥様から、参考書籍をご提案いただいておりますので、ここでご紹介しておきたいと思います。 



売上倍増!パターンで書く3分間


 今後、本部といたしましても様々な場面で、『キャッチコピー作り』についてアドバイスしてまいる所存でございますので、お互い大いにトレーニングしてお客様へさらに近づいてまいりましょう!



 最後になりましたが、その書籍から抜粋いたしました『カチトク安心今買わなくちゃ』の法則をご披露いたしまして今月の投稿を終わりたいと思います。



 





            今月もご覧いただきまして誠にありがとうございました。