6月号 『新規加盟店 津田本店さんから学ぶもの!』 Ⅴol.41
みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を投稿いたしたいと思います。
今月のテーマは、『新規加盟店 津田本店さんから学ぶもの!』 とさせていただきました。
津田本店さんは、今春に加盟され、先日 6/1 ~ 6/3 の期間でリニューアルオープンされました。
その準備段階とオープン当日にお手伝いをさせていただく中で、私自身が何か大切なものを学ばせて頂いた事を報告がてらお話しさせていただきたいと思います。
その前に、先日6/15に一年ぶりに北陸の加盟店さんに訪問させていただいた時のお話しをさせて頂きたいと思います。現地では、小矢部店・東となみ店・稲荷町店の各オーナー及び店長さんたちといろいろとお話させていただき、各店の奮戦ぶりをお聞きしてまいりました。
また一年ぶりということもあり、皆さんに歓待いただき、美味しい鮎料理などご相伴に預かり、仕事を超えた人と人との繋がり、『 絆 』 というものを強く感じさせていただきました。本当に皆さま有難うございました。 お土産まで、頂戴いたしまして・・・・・。
また、道中ちょっとしたハプニングがありまして、ちょうど富山市街地に入る手前、神通川の大橋を渡り終えたときに私の愛車 『ホンダ アコード 』 の走行距離メーターが、何と20万kmを突破いたしまして、その時何ともいえない感動を覚えました。地球一周が、確か4万kmだったと思いますので、何とこの9年間で地球5周を走破した瞬間でした。
思い起こせば、北は千葉県から南は広島廿日市まで高速道路を行ったり来たりで、ちょっとした長距離貨物の運ちゃんと同じ業種かなと思わせるぐらいの走り方だったなと思いました。
宮沢賢治の詩集じゃありませんが、「雨にも負けず、風にも負けず・・・・・」 そして、各地の仲間のもとへ東奔西走しながら、本当にこの9年間 『アコード』 と共に、仕事に人生にと突っ走ってきたなという実感です。
しかも、スピード違反も7~8回いたしまして、90日の免停にもなったこともありました。しかしながら、これからもこの相棒の愛車で、あと地球2周、8年間(70歳まで)、残りの人生を駆け切って頑張ってみようかなと思う次第です。
ただし、自分自身の体力と気力、そして何よりも今後本部スタッフや加盟店の皆さんに煙たがられないというのが、大前提ですけどね・・・。
さて、そこで今月の本題に入りますが、その愛車 『アコード』 で今年の3月に初めてお邪魔させていただいたのが、三木市の㈱津田本店さんでした。そして、津田社長でした。彼は、今年でちょうど40歳という、明朗快活な方で、責任感とモチベーションを持ち合わせた素晴らしい経営者と、その時に拝察いたしました。
お店や津田社長のプロフィール及び考え方については、ちょうど酒販新聞で紹介された記事がありますのでご覧いただきたいと思います。
クリックすると大きな画像でご覧になれます。
私と津田さんとの出会いは、酒匠米匠システムのお問い合わせの電話からでした。その後、お店にお邪魔いたしまして、何時間も業界の話や津田本店さんの現状と課題についてお話いたしました。
私は商売において、これまでいくつかの酒販店グループに参加させていただいて、おそらく1000軒以上の酒屋さんと意見交換など、たくさんお話しをさせていただく機会がございました。そんな訳で、自慢にはなりませんが酒屋さんのご主人と数時間お話しするだけで、その方の人物像が自然と見えてくるようになりました。
津田さんの場合、典型的な『明・元・素』経営者のタイプで 「 明るくて、元気で、そして何より素直な人物 」 という印象でした。暗雲立ち込める暗いイメージのこの酒販業界の中で、本当に一生懸命頑張っている酒屋さんだなと感心させられて、特に奥さま共々その謙虚で素直なところに共感いたしました。
早速、互いに意気投合いたしましてチェーン参加いただくことになり、冒頭ご紹介いたしましたとおり、今月始めにリニューアルオープンを実施いたしました。その準備の段階で、私共の本部スタッフも参加いたしましてオープンチラシや店舗レイアウトの改善などお手伝いさせていただきました。
オープニングチラシの拡大版はこちらから
そして、津田さんと一緒に開店準備をしていく中で、
『 なぜ、津田本店さんが地域の皆さまに愛され繁盛しているのか?!』
という理由が理解できました。
それは、津田社長ご自身が、
① 売上不振で、売れない理由を 「 商 品 」 「 価 格 」 「 不 況 」 の
せいにしていない ⇒ 全ては、自店の取り組みに問題がある
② 「 売 る 」 視点から、「 買っていただく 」 視点に切り替えようと
されている ⇒ お客様目線を常に意識する
③ 来店客の購買行動の変化を常に自分の目でチェックされている
⇒ 価格から価値へのバランス移行を察知する
④ 自店独自のコミュニケーション手法で地域のお客様との『絆』を
深めようとされている ⇒ 地元自治会との連携活動
⑤ 行動は、スピーディに、そして独自のチラシ作成でお客様に情報
提供を継続されている ⇒ 情報のフレッシュローテーション
というように、私なりに解析し、箇条書きにしてみました。
先出しの『酒販新聞』の記事の最後に、津田さんは 「 私は、負けない! あと20年以上は、酒販店経営を続けたい! 」 と述べられております。 本当に頼もしい限りです。
『 念ずれば、叶う!』 20年後の津田本店さんが楽しみです!
ただし、私は生きていないと思いますが・・・。
見届けは、西田社長に託します! よろしく!
最後になりましたが、今の時代は確実に 『 不 況 』 です。しかしながら、それは『やり方不況』であって、商売のやり方を間違えなければ不況ではない! 現に、この環境下過去最高の収益をあげている企業やお店は多数あります。
それは、いつの時代も 人の 『 絆 』 や 『 情 感 』 だけは、変わらないという事実! だから、お客様を信じて、そして何よりも自分自身を信じて、自ら鼓舞してこの困難な時代を乗り切っていこうではありませんか!
津田本店さんが、述べられているように仲間との深い交流の中で明日の酒屋像構築を目指すことを宣言して、今月の徒然日記を終えたいと思います。
今月もご覧いただきまして誠に有難うございました。