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6月号 『 絆作りについて 』

       6月号 『 絆作りについて 』
      大阪 ハッピーショップ とみなが店
        リニューアルオープンから・・・



みなさん、こんにちは! 毎日暑い日が続きますね。今朝の新聞によりますと、九州南部では梅雨明け宣言がされたようです。昨年に比べて22日も早く、観測史上2番目に早い記録となっているとのことです。気象庁によりますと、梅雨明けが早いとその年の夏は猛暑となる可能性が高いそうです。

    



 そこで昨年同様、猛暑の夏になると私どもビールや飲料水を扱う業者としては大変有難いことなんですが、やはり震災に遭われた東北の方々には、非常に厳しい夏場になるのは必至であると思われます。熱中症や日射病に最大の注意を払って何とかこれからの猛暑を乗り切っていただきたいと願っております。



 さて今月の徒然日記のテーマは、今月6月24日(金)にリニューアルオープンされました酒匠米匠とみなが店様のご紹介を兼ねて『人と人の絆作り』について徒然なるままにしたためて参りたいと思います。

 



 酒匠米匠とみなが店の富永酒店様は、大阪市此花区で営業され昭和10年創業の老舗の酒屋さんです。近くには、皆さんご存知の遊戯施設ユニバーサルスタジオジャパンがありまして、商圏としてはウォーターフロントの20階以上のマンションが群立していると思えば、旧市街では独居老人がたくさん生活されているという新旧共存の地域であります。



 今から11年前に店舗改装され、上記の画像のように間口の広い今どき立派な店舗外観であります。更には、驚く事として2階の広いスペースで『空手道場』を併設され、酒店経営者の富永光成氏(45)ご本人が指導者として地域の子供たちに『空手道』を通じて人間教育を実践されておられます。



 

 その心技体を通じての『人間教育』という理念が、上記左の空手教室募集ちらしの中にも垣間見ることができます。赤い枠で囲った部分に道場主としての熱いメッセージが書かれておりますので、是非とも皆さんにも読んで頂きたいと思います。



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 “富永代表からのメッセージ”

    空手を通して、学ぶこと。

 

   私は、「礼儀・しつけ」は日々の繰り返し、どれだけ続けたか、時間の長さに比例すると思います。



  例えば、「歯磨き」。お子様に毎日、「歯磨きした?」と聞いていませんか?そうです、私たち大人は、毎日自主的に歯磨きしますが、それも子供時代からの訓練の長さに比例しています。大人には、当たり前の「歯磨き」でさえ、習慣にするには、何年もかかるものなのです。



 私の空手道場は、空手道を通じて礼儀作法を学び、健全な心と体を養い、次代を担う立派な人材育成を理念としています。



 空手道とは、スポーツの一面もありますが、本来武道であります。基本・型稽古で、辛抱や忍耐力を覚え、組手稽古では、痛みや恐怖心に打ち勝つ気力を身につけます。そして何より自分に自信がついてきます。



 子供達が、空手道を通じて心身ともに成長していくこと、それが私の目標であり、願いです。



                      富永道場 代表 富永光成

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 この文面を拝見したとき、私は“はっ”としました。何故なら、私たちの日々の仕事においても、またスタッフを育成していくことに関しても、まったく同じ事が言えるのではないかと感じました。上記のメッセージのセンテンスや言葉を付け替えするだけで、今のドリームチェーン全体の目指すべきものが見えてくるような気がいたしました。



  『 類は、友を呼ぶ!』 昔からよく言われ続けた格言ですが、本当に実感いたしました。



 今年もまた一人、同じ想い、同じ人生観の持てる仲間が誕生したなぁという嬉しい気分なのです。





 話は変わりますが、私が富永さんと初めてお会いしたのは今から五ヶ月前の2月4日でした。冬真っ盛りの中で閉店後の時間帯で奥様とともにお話しさせていただきました。



 かれこれ夜中の12時前までいろいろと業界の話などさせていただいたのを覚えております。そして、その中で私が初面談の酒屋さんに必ずお聞きすることがありました。



それは、 なぜ? また、どういう流れで私どものドリームチェーンにお声が掛かったのか? ということです。



 富永さんの話によりますと、昨年の12月に発行された「酒販新聞」の記事がキッカケということでした。そこには、大阪茨木市の酒匠米匠こやま店様のリニューアルオープンの内容が掲載されておりました。実は小山酒店様の記事は10月にも掲載(ちなみに、一般酒販店の苦境を訴求する内容)されており、その時もご覧になっておられたということでした。



 ただ、たった2ヶ月の差で記事の内容がまったく異なっていたのに注視され、今回興味が湧いて本部まで資料請求されたということでした。大阪市此花区の酒屋さんと東大阪市の弊社(DCS)、茨木市の酒屋さんと東大阪市のDCS、そして此花区の酒屋さんと茨木市の酒屋さん、何とそれぞれがまったく無縁の位置関係の中でこうして運命的な出会いがあるというのが本当に不思議でなりません。



 中国北宋時代に執筆された『太平広記』の中で『赤い糸で結ばれる』という逸話があります。いわゆる運命の赤い糸でありますが、これは男女間での婚姻の流れを意味しておりますが、我々のような仕事を通じての関係性をどのように表現すればいいのかなと思ったりもしました。



   そこで私が頭に浮かんだのが、『絆』という一文字でした。





 漢字で『絆』は、「糸」と「半」と書きますが、「きずな」の語源は「引き綱」とか「騎綱」というところから来てるそうです。 「半分ずつ差し出した糸が、結び合ってきずなになる。」 という事を意味しているようです。



 最近、特に強く思うことがあります。それは、私たち本部の仕事の目的や使命・課題とは何であろうかと・・・。西田社長を先頭に私たちは何を想い、何を目指して加盟店様のお役立ちができるのであろうか、と。



 究極の目的は、やはり仲間同士の『絆作り』のお手伝いではなかろうか、と。



 当然ことながら、加盟店の皆さんにとっては、毎日来店されるお客様や配達時のお客様との『絆作り』であると思います。それは、一朝一夕に成しえるものではありませんが、日々の努力の中で積み重ねられて、それがリピーター顧客となり販促の成果へと繋がっていくと確信します。



 そこに顧客との『絆作り』の重要性があり、それがまた仕事がより楽しくなるという最大のメリットがあると思うのです。



 最後になりましたが、今回の富永さんのように本部と加盟店さんとの出会い、加盟店さん同士の出会い、加盟店さんとお客様との出会いをこれからも大切にしていただきたいと強く念じる次第です。





 ここで結びの言葉として、ある哲学者の言葉を引用して今月の徒然日記を締めたいと思います。



  「 人生において、出会いはたまたま偶然ではあるが、それ以後の『絆』を育てていくのは必然である。これまでも、そしてこれからも、出会えた人・物すべてに感謝して、この『絆』というものを大切にしていかなければならない 」



        月もご覧頂きまして誠に有難うございました。





   ( P.S ) いま各店の現場ではお中元商戦真っ只中であると思います。地域差はありますがこれからの2ヵ月余り、体力的に厳しい繁忙期が続きますが、お体ご自愛いただき日々のお仕事にご精進いただきたいと思います。