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2月号 『 2011 新春フォーラムを振り返る!』

2月号 『 2011 新春フォーラムを振り返る!』

みなさん、こんにちは! さて、あのドカ雪がほんの2週間前にあったのも忘れるような陽気になってまいりました。また現場では、東大阪店の入口ステージで桜の花が咲き誇り、行楽シーズン用に美味しそうな缶チュハイセットが山積みされています。

 いよいよ春到来!といったところですね。毎年思うことですが、何か春が近づくと気持ち的にウキウキしてくるというか、更には商売人にとっては売上げが上がっていくという現実の期待感もあり、待ち遠しい限りです。

  


 それでは、今月も徒然日記を投稿いたしたいと思います。

   今月のテーマは、『 2011 新春フォーラムを振り返る!』 にいたしました。

 皆さん、ご存知のとおり過日2/8に関西地区を皮切りに各地区にて新春フォーラムが好評のうちに開催されました。その節は、公私ともご多用のところご参加を賜り誠に有難うございました。

 さらに有難いことに各地区とも参加後のアンケートを拝見いたしましても大変勉強になったと喜んでいただき、ホッと安堵いたしております。これから激動の2011年を戦っていくにあたり、何か大きなヒントやキッカケ作りになっていただければと大いに期待いたしております。

そこで、クドイかもしれませんが再度ここで今回の新春フォーラムについて、おさらいを兼ねて振り返ってみたいと思います。

 まず今年の行動スローガン及び研修テーマは下記の通りでしたね。

 

 ご存知の通り、今回のフォーラムの中で大切ないくつかのキーワードがありました。

 ここで箇条書きにしてみますと

        ① お客様目線で常に業務を遂行する

        ② ギフト・飲料水・食品など非酒類商材の強化

        ③ 販促を考える時、決断効果の手法が重要となる

        ④ 新規顧客獲得が厳しい時代、P I 値の考え方を習得する 

        ⑤ お客様との絆作りを大切にする接客技術の向上

            という事で上記の5ポイントに集約されていたと思います。

 そして今年2011年の戦い方として、この①~⑤までのポイントをリンクさせ、そしてミキシングさせていくことで効果的な成果へと結びついてくると確信いたしております。

 特に、④についてはフォーラム資料にありましたように、日本の人口が減少していく中、また高齢化していく中で消費の低迷が深刻であります。さらには、私どもの業種においては地域密着性を兼ね備えた大手競合店の低価格攻勢に遭い、厳しい環境に晒されております。

 ゆえに今後新規客の増加は、なかなか困難なものとなってまいります。そこで重要になってくるのが既存のお客様への買上点数アップ作戦の構築となります。今年は、酒類・食品のみならず既存のお客様への様々な商品・サービスの提案・提供が最重要課題となります。(当たり前のことですが・・・)

 ただ今までは、漠然と定性的に考えていた事が、今年は定量的に、より具体的に取り組んでいかなければなりません。そこで、重要となるのが『 P I 値 』 の追いかけとなります。

 

 今後、リテール時や地区エリア会議におきまして、『 P I 値 』 の追いかけを継続的に大きな習得課題としてご指導させていただきたいと思っております。

 さて、その『 P I 値 』 の追いかけを家電業界において大きなスケールで具体化されている事例をここでご紹介させていただきたいと思います。

 それは、業界最大手の『ヤマダ電機』です。

  



** 2/21付 日経流通新聞より **

 『 家電販売 我が町に新顔 』

「町の電器屋さんの集まりだった、地域家電販売チェーンの加盟店の顔ぶれが大きく変わってきた。LPガス販売業者や引越し業者など、家電販売とは縁遠そうな企業が名を連ねているのだ。市場縮小などがきっかけだが、訪問販売などこれまでに地域で築き上げてきた強みを生かす。家電販売という武器を手にして、今後進行する少子高齢化を追い風にしようとさえしている。」

 ・この後の記事の内容を詳細に掲示すると長くなるので掻い摘んで書かせていただくと

 東京都東村山市のLPガス販売会社は、最近の家庭内オール電化ブームに伴いガス販売の低迷にあえいでいた中、逆に従来のお客様に対してプラスワン商材として家電製品の販売に乗り出したのだ。逆風を追い風にしようという考えだ。(この考え方は、かつてアメリカでのセブンイレブン創業の事例と酷似していますね!)⇒徒然日記2010年10月号掲載『逆境時代の商売のあり方について』

 話しは戻りますが、そこでそのLPガス販売会社をバックアップしたのが、何と『ヤマダ電機』だったのです。正確に言うと子会社のコスモス・ベリーズというボランタリーチェーン会社です。

 いま業界ダントツの『ヤマダ電機』が次の時代を見すえて更に地域の隙間に需要を求める為全国で町の電器屋さんや宅配業者などを対象に加盟店を募集しています。2月末の加盟店舗数は約2000店舗でこの2年間で5倍になったといわれております。大手は大手で次なる一手でいろいろと考えているんですね!

 そして、実はこの2年の間に新規加盟した5割弱が町の電器屋以外であるというのも意外でした。最も多いのが先述のLPガス販売業者で次にガソリンスタンド、工務店、携帯電話販売店、酒販店など多種多彩であります。

 さて、ここで学ぶべきは、どの業種においても消費低迷の中、既存お客様に対していかに『もう一品』をお買上いただくかの工夫を重ねているという事実です。今すぐ私たちも電化製品を販売するという訳にはいきませんが、今ある商品の中でまだまだ既存顧客に対してお奨めしきれていない物がたくさんあります。

今年は、日々の仕事の中でカテゴリー毎の『 P I 値 』を追いかけ、お客様に購買していただく為の『決断効果を高める為の手法』を学ばなければなりません。さらにはお客様との『絆作り』を強化するための努力を惜しまず、地道な営業活動を積み重ねていただきますようお願いいたしまして今月の徒然日記投稿といたします。

     今月もご覧頂きまして誠に有難うございました。

[ P.S ]

 私事ですが、来る3/6(日)に大阪ハーフマラソン大会に出場いたします。
 今年、3/8に満61歳になるのですが、60歳最後の記念に一念発起して参加することにいたしました。 
日頃トレーニングもせずにぶっつけ本番で走りますので完走できるか分かりませんが、取り敢えず楽しんで走りたいと思います。