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1月号 『 生存者メリットについて 』 Ⅴol.60

1月号 『 生存者メリットについて 』 Ⅴol.60



 みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を投稿したいと思います。



 さて1月も、この間正月休みが終わったかと思うと、あっという間に2月に入ろうとしております。 『光陰矢のごとし』と申しますが、本当に月日の経つのは早いものです。



 さて、本部として必須でありますが、この時期に必ず確定すべきことがあります。それは、2014年ドリーム・酒匠米匠チェーンの行動スローガンの決定であります。今回、本部スタッフ全員で熟慮のうえ作成いたしましたのが下記の内容でございます。

 



 2014年行動スローガンの意味するものは、そこにあるフレーズを常に意識しながら一年の業務活動に従事するというものであります。今年の場合は、皆様方もご周知の通り、昨年から最重要カテゴリーとして
『365日年中ギフト』 の需要喚起のため、様々な試行錯誤しながらお客様へ提案をしてまいりました 『ギフト』に特化していこうという事になりました。



 そして、単なる 『 物 販 』 と言う範疇を超えて 『 サービス業 』 としてギフトを捉えて、販売活動の中で地域のお客様と更に絆を深めていこうという考えであります。そしてそのキーワードが 『 信頼・便利・相談 』
であります。当然のことながら、『 安価 』 ということも重要なファクターではあります。しかしながら、『 安価 』 は 必要要件ではありますが、必ずしも絶対要件ではありません。



 ここのところが、このギフトカテゴリーの面白いところでありますし、将来に向けての可能性を見い出せるところだと思います。 ただ、個々の専門性を高めることが求められるんですけどね・・・!



 さてここで話しは変わりますが、本部では昨年11月より毎月 『 オーナー会議 』 なるものを開催いたしております。その目的としては、今後の我々の業界の展望予測やその対応、そして当チェーンの今後のあるべき姿を模索し、それに向かって行動を起こしていくため、有志の加盟店オーナーを交えて西田社長はじめ本部スタッフとの意見交換会を実施しております。



 下記にありますのが、年頭に当たり先日実施された今年最初の会議の議事内容であります。ご一読下さい。

 

         ■拡大版はここをクリック

 東大阪の本部会議室で、毎月第2or第3月曜日に開催いたしております。お時間のお有りの方は参加自由でございますので是非ともご出席いただきたいと思います。



 さて、今回1月度会議の中でドリーム鴻池店の松本オーナーより、ドリーム・酒匠米匠チェーン行動スローガンの下で更に内容を具現化したドリーム鴻池店独自の2014年行動スローガンが発表されました。



           それは、 

                  『専門性と伝える力の強化』

                             というものでした。

 

 「本部が提唱する『お客様との関係性を深めるために』、鴻池店で働くスタッフ一人一人が専門的な知識と高度な接客技術、そしてお客様に喜んでいただける店舗発信情報の複合的な伝える力を強化していかなければならない」(松本オーナー談) ということでした。本当に納得のコメントでした。



 さて、話題を変えて前回もお話させていただいておりますように、東京オリンピックイヤーとなる2020年というのが、日本経済・社会の大きな節目となるのは間違いないと申し上げました。度々、日本国の人口問題を取り上げてまいりましたが、再度お話しすると2020年の国内人口全体は、2010年に比べて396万人減少いたします。一方、65歳以上の高齢者に限れば664万人増加いたします。

 

 昨今、日本経済の成熟化ということが言われて久しいですが、2020年となれば日本経済社会は成熟どころか、老熟期を迎えることとなります。今年は、2014年そして2020年、この6年間に私たちは自店の生き残りのため、今からどのように準備し、行動していかなければならないか を明確に打ち出していかなければなりません。



 その答えが本部が提唱する、そしてドリーム鴻池店が掲げる行動スローガンにあるのではないでしょうか。



 さて話しを今回のテーマの『生存者メリットについて』に移りたいと思います。



 先日、1月24日(金)付の日経新聞一面に 『三越伊勢丹大阪 3年で白旗 』 という記事が掲載されておりました。その続きに下記のコメントが掲載されておりました。



 「JR西日本と三越伊勢丹ホールディングスが共同経営する

 『JR大阪三越伊勢丹』が開業からわずか3年で

 百貨店の看板を下ろすこととなった。

 全国最激戦区とも呼ばれる大阪・梅田の百貨店戦争の中で、

 阪急うめだ本店、阪神梅田本店、大丸梅田店に続く

 地域4番店はレースから脱落した。

 百貨店の経営者は、勝てる店とそうでない店の見極めを

 今まで以上のスピード感で迫られる時代に入った。」

                              とありました。



 ここで、昨年の徒然日記6月号(クリックすると対象ページへ)にて私がコメントいたしておりました一部を転記いたしました。



  ・・・・・中略・・・・・   2013年6月

  さて、先述の複合商業施設 『 グランフロント大阪 』 ですが、4月オープン以降順調に集客しているようですが、何と言っても大阪人の気質として 『 熱し易く、冷め易い!』 と申します。今後どのように推移していくのか、まだまだ予断は許さないと思われます。

 いま 『 大阪流通戦争 』 といって、このデフレ消費低迷のなか、JR大阪駅前では流通各店がひしめき合っております。百貨店で言えば、まず阪急うめだ本店をはじめ、大丸梅田店、大阪三越伊勢丹、阪神梅田本店と各店あの狭い地域の中で営業いたしております。更には、周辺に大型専門店施設として『ルクア』や各種地下街モールが群立いたしております。 ・・・・・ 中略 ・・・・



 やはり、消費者の選択する目はシビアと申しますか、本当に難しいものですね。ただ、私がこの記事を読み返して見た時に、阪急うめだ本店をはじめ各百貨店や各モールの方々は厳しい中でもちょっとは『ニヤッ』とされたのではないでしょうか。



 というのも、三越伊勢丹も『腐っても鯛』という意味では、昨年の大阪店の300億円の売上げは、大きなボリュームがあります。各店その売上げの一部が自動的に流れてくるのですから思わず『ニヤッ』とするでしょうね。



 ここに『生存者メリット』が発生してくるわけです。先述いたしましたように、日本の人口は年々減ってまいります。当然の事ながら、消費も減少する訳ですから販売業者も自然と淘汰されていくのは摂理であります。

これからの6年間は、『 いかに利益を創出していくのか!』 の前に 『 いかに生き残るために何をしなければならないのか!』 が求められます。



 利益創出は当たり前のことです。しかしながら、その前に何を考え何をなすべきかをしっかりと把握していかなければなりません。まさにサバイバルレースなのです。しかも、密林ジャングルでのサバイバルであれば本人の精神力や創造力でクリアできるかわかりませんが、私たちの生き残りの絶対条件は、『お客様満足』という第三者がそこにおられる訳です。



 お客様の満足度は、年々高度化しております。そして多様化も・・・。更には速いスピードで変化しております。過去に私が講義を受けたあるセミナーで学んだことは、「物販・流通業は『変化対応業』である。」 ということでありました。



 2020年までの6年の中で試行錯誤しながら劇的に変化し、我々なりの新しい業態作りを目指して共に頑張って参りましょう。最後に今月号の締め括りあたりまして、昔よく口走っていた言葉を引用して今月の徒然日記を終えたいと思います。





 







           今月もご覧頂きまして誠にありがとうございました。