記事一覧

3月号  『 春季勉強会を終えて 』  Ⅴol.62

 3月号  『 春季勉強会を終えて 』  Ⅴol.62

 

 みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を投稿したいと思います。

 



 さて3月も残り数日となってまいりました。各店、消費税増税前の駆け込み需要やプライスカード変更などで、毎日慌しくお仕事進めておられることと存じます。4月に入ると自動的に閑古鳥が鳴く状態となりますので、今は大変ですがしっかりと競合店に売り負けしないよう頑張って頂きたいと思います。



 そして、3月から4月と言えば毎年卒業式と入学式に代表されるように『別れ』と『出会い』が混在する時期でもあります。私どもの職場に置き換えてみますと、長年現場に従事して頂いていた学生諸君が社会人となり、退職する時期でもあります。



 せっかく慣れ親しんだ職場スタッフが卒業していくのは、店側にとって大変辛いものがあります。というのも、また新しいバイト諸君に仕事を一から教えていかなければならないからです。毎年の事ではありますが、これもまたどの業種においても同じことが繰り返されているように思います。



 それよりも、卒業したバイト諸君がいよいよ真の社会人として入社した会社で適応努力され、結果として会社から評価される人材となるようエールを送りたいと思います。 新社会人、がんばれよ!!  



 確か、中島みゆきさんが作詞作曲された歌で40年前に

歌われた 『 時 代 』 という曲に、このような歌詞がありましたね。

 

  

 

 さて、4月と言えば毎年お話ししているのが、桜の話です。日本全国で、最初に開花宣言されるのが高知市 高知城の標本木 です。 TVなどで報道されているので、皆さんご存知だと思いますが、今年も3月18日に開花第1号が発表されました。3月26日現在で、満開の状態だそうです。

 



 ちなみに、北海道の洞爺湖温泉では桜の見ごろが5月20日ごろということですので、本当に日本という国は南北に細長い国土であると思います。同じ時期に真っ白な雪また雪の北海道の原野があると思えば、満開の桜咲く南国の公園があるという様々な自然が織りなす我がニッポンであります。



 話は変わりますが、先日その開花宣言第一号の高知の 高生連 (高知県生産者連盟) 様から、2014年 お米便り第一号が送付されてまいりました。その便りの一部をご紹介いたしたいと思います。ご一読下さい。



  〔平成26年産 高生連からのコメ便り 1号〕  

    



 3/18に全国のトップを切って高知城の桜の開花宣言が出て、高知でも春がいよいよそこまで来ました。

現在生産者は育苗と田んぼの準備に忙しい毎日です。

 「今年の三月は三寒四温だね」と生産者の村上さんは言っていましたが、まさにそんな感じです。

 日中の気温が高くなると育苗ハウス内の苗を焼いてしまう心配があるので温度管理に気を使う毎日が続きますが、今年も無事に田植えを迎えて欲しいものです。



【3/17 南国市の西村昭夫さんのコシヒカリのポット苗】



3/4の播種から2週間ほど経ちました。現在1.5葉程の苗がきれいに揃っています。

午後3時半ごろの地温が25℃、育苗ハウスのサイドのビニールは開けてあります。

 



【3/18 香南市の村上信一郎さんのコシヒカリのプール育苗と苗踏み】



プール育苗は育苗ハウスの中にビニールを敷いて簡易のプールを作り、その中に苗箱を並べて育苗する育苗方式です。プール内の水が苗箱の培土にかかるくらいの水深を保ちます。水の保温効果があるので、朝から夕方までハウスのサイドビニールを開けっ放しにしていてよく、また灌水作業もしなくて良いので省力化、また苗立枯病の抑制効果もあります。数年前から村上さんもプール育苗にして苗の揃いが良くなりました。また苗踏みもしています。毎日8時頃ハウスのサイドビニールを開けに来た時に、ヒモを付けた角材を苗箱の上から引っ張ります(苗踏み)。この程度の強度だと苗が折れるようなことは無く、かえってその刺激で苗の軸が太くなり根張りも良くなります。(「米作りは気合だ!」と村上さん)

 



  以上、お米便り第一便でした。今後、稲穂の刈取りまでの現地報告を第五便まで届けていただけるようですので、その都度情報提供してまいりたいと思います。ちなみに、第二便はハウスで育成された苗をいよいよ田んぼに植え付ける田植え情報となると思います。お楽しみに!



  前置きが長くなりましたが、今回のテーマは 『 春季勉強会を終えて 』 ということでお話を進めてまいりたいと思います。今年の春季勉強会も例年通り、3/11の兵庫地区勉強会から始まり、4地区にて開催させていただきました。





上記のタイトルにて、それぞれのブレゼンターから貴重なお話を頂くことができました。当日ご参加いただきました方々から、特に好評でありましたのが神戸市の奈良酒店 奈良氏からの発表でした。わざわざ大阪会場までご足労頂き加盟店仲間にアピールされた内容は、臨場感溢れるものでした。



 現場で様々な不安やリスクを負う中で、お客様からちょっとしたありがたい言葉をかけて頂いた事で、奈良さんの商売人としての進むべき方向性が見定めることができた事やご自身の取り組まれた内容やプロセスを数値にして
『 見える化 』 させてきた事など、参加された加盟店さまの一人一人が今後体験されるであろう事をこと細かくお話しいただけました。





 そこで、当日参加者からの勉強会感想アンケートの一部をご紹介いたしますと、



高砂市 春日野商店 滝本雅代さん

・本日は経営者や店長向けの勉強会なのに、私のようなパート店員が

 参加させていただきありがとうございました。経営者の方々の工夫や

 努力をいろいろと聞かせてもらえて大変勉強になりました。 

 「近くて便利!」 春日野商店にも車を持たない義理堅いお年寄りの

 ギフトのご用命があります。 (まだまだ数は多くありませんが・・)

 これから、近所の方々にギフトの事なら春日野商店に! と言って

 もらえるよう頑張りたいと思います。本日は、ありがとうございました。



               

神戸市 酒倉庫 おのや 尾野太志社長

・初めて聞く事が多く大変勉強になりました。また、勉強会に参加されて

 いる人たちが全て明るく、前向きでチェーンのチーム力の素晴らしさを

 感じました。また、奈良酒店のお話で数字を正確に出し、よくそこまで

 前向きにがんばるなーと思いました。

 私自身なまけすぎで、恥ずかしさを感じました。今まで社員にまかせ

 今日の会議、感謝しています。ありがとうございました。



和歌山市 えがわ店 森本紘平チーフ


・いかにギフトが重要か、ギフトに力を入れるには、どのようなものが

 必要か、基本的なことをしっかり再認識できて良かったです。

 『まちギフト』これからオリジナルブランドとしてやっていく方向性や

 戦略を知ることができました。うまくいかないこともあると思いますが、

 めげずに繰り返し繰り返しやっていきたいと思います。

 それとお店のハイブリッド化と同時に自分自身の課題であるスピード

 と工夫のハイブリッド化を進めたいと思います。



岐阜市 日乃出屋店 市橋幸治店長

・ギフト強化のためには、専門性が必要!これが基本であり、欠けてい

 ると、単なるギフトコーナーになってしまう事が良く解かりました。

 奈良さんのお話は、自分の店舗に合った話だったので身近に感じまし

 た。ある程度のロスを恐れない事やチラシや販促活動を継続的に実施

 していかなければならない事を教わりました。

 愛知県の毎月のエリア会議だけでは、なかなか感じない、大人数での

 勉強会に緊張感と迫力を感じました。取りあえず、ギフトアドバイザーの

 資格を取得します。本日は、ありがとうございました。





 以上、アンケートの一部を掲載させていただきました。他にもたくさんの熱いメッセージのある感想が寄せられていて、本当に皆さん今回の勉強会でこれからの酒屋がチャレンジすべき次なる一手が明確に見えてきたのではないでしょうか。



 地域に根ざすお店として、その地域のお客様からギフトを通じて、まず相談してもらえる絆を育み、プロとしての知識と接客をフルに使ってお客様と会話を通じて満足し、喜んで頂くことが大事になります。そして、そうした姿勢が、商売の安定の基盤である生涯顧客を増やすことにつながるのではないでしょうか。



 4月1日から消費税が8%となります。そして来年の10月1日からは、さらに10%に引き上げられます。今後、私ども流通業の行く末は間違いなく閉塞感が漂っていくこととなります。さらには、日本社会が人口減少・超高齢化へとひた走るなか私どものような零細店舗は、ふるいにかけられ生き残りのための努力や方策が求められます。



 まさしく優勝劣敗が鮮明になっていく中、前回もお話しいたしましたように『変化対応業』として進化していくために、今回の春季勉強会で学んだことは全て行動に移していかなければなりません。『行動なき勉強会では意味がない』 のです。



 今後、現場において具体的に行動するために、ご不明な点やご要望など、本部スタッフに対してどしどしお問合せ下さり、本部・加盟店ともども地域のお客様満足のため、ギフトブランディングシステム開発に取り組んでまいりましょう!



 最後になりましたが、今回の勉強会を通じて行動するためのいくつかのキーワードが出てまいりました。そのキーワードを常に意識して従事して頂きたいと思います。そして、そのいくつかを下記に列記いたしましたので、再度その意味合いを理解して頂きたいとお願い致しまして今月の投稿を終えたいと存じます。



    今月もご覧頂きまして誠にありがとうございました。



 





  

       (↑クリックするとウィキペディアのページへ)

   



   





   *優先順位を決めて、可能なものから取得していきましょう!