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2月号  『 近くて便利 ● まちギフト 』  Ⅴol.61

  2月号  『 近くて便利  まちギフト 』  Ⅴol.61

 

 みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を投稿したいと思います。



 さて2月も月末になってきますと、朝晩の冷え込みとは別に日中は春めいた少し暖かな日差しとなってまいりました。  街路樹の木枝、一本一本に目をやりましても新芽がちらほら見えてきて、いよいよ春が来るー! って感じですかね。

 



 ただ、今年の春はのんびりと構えていられないのが現実です。ご存知、消費税の増税対策が3月に入ると本格化してまいります。各店のみなさん、対策スケジュールの準備は万全でしょうか? 未だに漠然としておられるお店は、早急に本部スタッフに相談いただき段取りして頂きたいと思います。



         『 備えあれば、憂いなし 』   ですからね。



 さて先日、日経MJの消費分析欄の消費増税前特需関係の記事にこのような見出しがありました。



 『 まとめ買い 4割の消費者が意向あり  今月下旬から本格化 』



 「4月の消費税引き上げ前に、消費者はまとめ買いするのだろうか?マーケティングサービス会社 ドゥ・ハウス(東京・港区)は、レトルト食品、お茶、ペットフード、服飾品など合計41品目カテゴリーについて、まとめ買いの有無や時期、チャネル、ブランドを調査した。

調査では、まとめ買いが本格化するのは2月下旬、最大化するのは3月下旬で、普段と同じチャネルで、普段と同じメーカー・ブランドの商品が購入される可能性が高いと考えられる。」 とありました。



 また、まとめ買い調査41品目中 ベスト5 をピックアップ致しますと、第1位が「シャンプーなど洗面・バス用品」、2位が「インスタント食品」、3位「化粧品」、4位「油・砂糖など基礎調味料」そして、やはり第5位に「ビールなどアルコール飲料」となっております。

 



 いろいろと参考になる記事がありましたが、私なりにまとめてみますと次の3つとなります。





〔 ポイント① 〕  もっともまとめ買いしたいカテゴリーは、

            「インスタント食品」で、アルコール飲料も

            上位ランクに入っている

〔 ポイント② 〕
  まとめ買いは2月下旬に始まり、

            増税直前の3月下旬に最大化する

〔 ポイント③ 〕
  まとめ買いは、「普段購入しているのと同じ店」

            傾向であるが 購入金額が高くなるため、 

            近隣の低価格店を探し求める



 上記のポイントを参考にされて、増税前販促を準備万端のうえ、積極果敢に取り組んでいただきたいと思います。



 さて本題になりますが、今月のテーマは、『近くて便利 まちギフト』 とさせていただきました。



 2014年に入り、当チェーン今年の取組みとして、ギフトブランディング戦略の構築が最重要課題として申し上げてまいりました。

 そして、皆様方からネーミングを公募し、審査して頂きました結果、『近くて便利 まちギフト』 に決定いたしました。



 



 『 名は体を現わす!』 と申しますが、地域密着店を目指す私どもドリームチェーンにまさしく相応しいネーミングになったのではないでしょうか。ただし、『 仏造って、魂入れず 』 とも申します。名前倒れにならぬよう今後肉付けをどのようにしていくのかが非常に重要な課題となります。



 ブランディング戦略とは、ネーミングを決めてなんとなくブランドになったように思うようでは、まだまだでその本質や目的をもっと掘り下げて素晴らしいパッケージになるようみんなで知恵を出し合いながら努力してカタチにしていきたいと思います。

 

 そこで、参考にしたいのが 『ローソンマート』 なのです。この業態は、未来型CVSといわれて期待される店舗であると言われています。私どものレベルとは、とても太刀打ち出来るものではありませんが、その進化する中に大いに参考にすべきことが多く存在いたします。

 



 先日、日経MJにて 『ローソンマート』 が紹介されておりましたので、その記事を掲載したいと思います。

 

 「ローソンは小型スーパー事業に参入する。コンビニエンスストアの2倍弱の売場に生鮮や加工食品、日用品などをそろえる。身近にスーパーが無い消費者が多い住宅街を中心に2014年度に100店を出す。24時間営業に加えて、チケット販売や公共料金支払いなど非物販サービスの提供などで通常のスーパーとの違いを出し、3年以内に500店規模まで拡大する計画だ。」



 「最大手のセブンイレブン・ジャパンの‘ひとり勝ち’状態が続くコンビニエンス業界。同社が単一業態で効率性を高めて成長を続けるのに対して、ローソンは立地や顧客層に合わせて業態を変える“マルチフォーマット”で挑む。通常のローソンに加えて、“ナチュラルローソン”、“ローソンストア100”、そして4つ目の業態として小型スーパとしての 『ローソンマート 』 がスタートした。」



 この記事を見てすぐにネットで 『 ローソンマート 』 を検索しますと、下記のような 『 6つの進化 』 という案内が掲載されておりました。





■ローソンマート 6つの進化



(1)生鮮品強化

ローソンファームの青果類、中嶋農法で栽培した野菜などの

高付加価値商品や季節の旬の青果、精肉、水産加工品の

品揃えを強化します。

 

 

(2)出来たて商品の強化

店舗内で作るおかず、惣菜類の商品を強化し、持ち帰りに便利な

パック販売を実施します。今後は手作りおにぎり・サンドウィッチ、

店内淹れたてコーヒーなどの導入を予定しています。

 

 

(3)非物販サービスの拡充

ATM(3月~)や電子マネー(6月~)、公共料金支払い(下期以降)

などのサービスの導入を実施します。さらに、今後はLoppiの導入を

予定しています。

 

 

(4)幅広い価格設定

「節約」と「ちょっと贅沢」の二極化ニーズに対応した幅広い価格設定

を実現しました。

 

 

(5)店舗大型化

売場面積を従来の「ローソンストア100」の約1.5倍~2倍(60坪~70坪

程度)に拡大し、通路幅を広く確保することで明るく見通しの良い売場

を実現しました。

また、取扱いアイテム数を約3,800アイテムから約5,000~6,000アイテ

ムに拡充し、比較購買していただける品揃えを実現しました。

 

(6)ロゴマーク・ユニフォーム

 


 いかがでしょうか。常にお客様目線で進化し続けるローソン。その進化する中で、私たちはそこから何を学ぶべきか! それは、仕事に取り組む考え方と戦略性ではないでしょうか。



 そして私たちが進化すべき内容は、商品戦略として『こだわりのお米・ギフト・酒類』、販売戦略として『外商の強化』であります。取りあえず当面は、この2つのテーマにて体質改善を促進していかなければなりません。そして、その中で特に有望視されるのが、『ギフト』 ということなんです。

 



 まだまだ初歩的なギフト戦略 『 まちギフト 』 ではありますが、地域のお客様に対して私たちにしか語れないその価値をお伝えしながら、お客様との絆を深めていき大手流通業者とは違ったパッケージに仕上げていかなければなりません。その結果として、自店の進化の一つとして貢献し、店舗運営の健全化へと繋がっていくものと信じております。



 そのためにも、3月11日(明石市民会館)から始まるドリームチェーン各地区春季勉強会に参加して頂き、今年から本格的にスタートする 『 近くて便利  まちギフト 』  を習得し、自店にてカタチあるものにしていただきたいと思います。



    ここをクリックすると拡大版へ



 最後になりますが、当チェーンの特色の一つとして、『 強制・強要・ノルマの排除 』 を常に標榜いたしております。時に場面によっては、強制的に販促活動に着手して頂きたいと思う事が多々ございます。しかしながら、やらされてやるようでは、なかなか成果が出ず、また長続きいたしません。



 だからこそ、強制・強要・ノルマを課すことは一切いたしません。常に主体性を重んじております。今後とも本部からは、様々な提案・アドバイスをまだまだ不十分ではありますが発信し続けていきたいと思っております。皆様には、その内容を参考にされて
『自ら考えて行動する』 という強い意志のもと、今年の 『近くて便利 まちギフト』 にチャレンジして頂きたいとお願い申し上げまして、今月の徒然日記を終えたいと思います。





     今月もご覧頂きまして誠にありがとうございました。