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2月号 『 各地区 新春勉強会が終わって・・・ 』 Ⅴol.49

  2月号 『 各地区 新春勉強会が終わって・・・ 』 Ⅴol.49



 みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を投稿したいと思います。



 毎日寒い日が続きますが、どうお過ごしでしょうか? テレビの天気予報などを見ておりますと東北の豪雪の模様が毎日のように報道されております。毎年、それぞれの季節の中で猛暑や豪雨、台風や寒波など本当に自然の猛威というのはどうしようもない厳しいものだと痛感させられます。

 

 幸いにして、私の住む大阪は地の利に恵まれておりまして、毎日雪かきをせずにすんでおります。それだけでも心身ともに疲労感がまったく違いますからね。本当にありがたいことです。



    東北のみなさん、お彼岸まであと3週間頑張ってください!

             もうすぐ春ですからね!
  



 さて今回のテーマであります新春勉強会のお話の前に、先週兵庫県明石市のマルヤマ酒店様に訪問した時のお話をさせていただきたいと思います。お店に入りますとまず目に飛び込んできたのが、桜の花の演出でした。当たり前のことですが、ダイソーで買われた100円均一の造花なんですが、春の雰囲気が出て本当に綺麗に演出されておりました。

 

 さらにしっかりと『蔵出しジャガイモ』の大型POPも天吊りされておりまして、本当に以前とは全く違った素晴らしい提案型売り場になっておりました。 

 マルヤマ酒店様は、昨年10月の新規加盟店でして今回初めて『蔵出しジャガイモ』の販促を実施されているんですが、成果は上々のようです。初めての挑戦にもかかわらず、ご夫婦で64口獲得を目標にされており、2/20の時点で既に半分の32口をクリアされておりました。

  さらには、皆さんにお伝えしたい話は、これからなんです。

 ご夫婦と3人で話をしている中で、奥様の方から「井上さん、ジャガイモがこんなに売れると思わなかったです。そこで結構野菜の当たりが良いので、次は玉ねぎ5kg売りをしてみようかなと思うんです!」 とおっしゃっておられました。

 

 知り合いの方に仕入れルートがあるらしいのですが、今までほとんどアルコール商品しか販売されておられなかったお店が楽しそうに次の販促アイデアを考えておられる。そのことに売場の進化以上に働くお二人の『発想の転換とその豊かさ』 に脱帽いたしました。



  『 常にプラス思考で楽しく仕事をする!』 ってことは、こういうことなんですね。



   皆さんもどうぞ参考になさっていただき、頭をやわらかくしていただきたいと思います。





  さて、本題の『新春勉強会の振り返り』 をしてみたいと思います。今回の勉強会は、大阪から始まり兵庫、静岡、富山の4会場にて開催されました。大阪一ヵ所の秋の研修会と違い、新春勉強会は各地区少人数で行いますので結構中身の濃い意見交換がなされたと思っております。



 

 そこで今回の新春勉強会のおさらいというか、振り返りをしてみますと、まず一番インパクトがあったのが『シャディギフト』の取り扱いだと思います。私が言うのも何なんですが、今回の勉強会のために昨年秋ごろから西田社長を中心に商品企画のスタッフが、よく頑張ったと思います。

 

 キッカケとしては、昨秋広島の中尾さんからの問い合せ電話から、ひょんなことに今回の全体導入OKとなった訳ですが、本当に加盟店からの情報提供や要望事項は有難いものです。 

 ご存知の方もおられると思いますが、そもそも『酒匠米匠』のブランド名とロゴは、広島の中尾さんが8年前に店舗改装される際、友達のデザイナーに依頼してご自身でロゴ制作費用を払い、出来上がったものなんです。それを無償にて使用させていただき現在に至るといったところです。

 あらためて、中尾さん有難うございます。おかげさまで1号店の中尾さんから始まり今では、酒匠米匠加盟店は全国で46店舗となり、ドリーム店を合わせますと65店舗となっております。

 

 さて、話しは新春勉強会に戻りまして、その『シャディギフト』ですが、3月の各地区エリア会議にて更に具体的な導入内容をご説明させて頂きたいと思います。大阪・兵庫会場では、シャディのスタッフも加わりまして細部まで詰めてまいりたいと思います。お楽しみに・・・!!



 次に新春勉強会で注目されたのが、やはり和歌山のえがわ店、江川さんです。ご存知のように毎年の勉強会にはレギュラープレゼンターになっていただいていますが、いつも感心させられるのは毎年進化されている活動内容を発表していただけることです。

 今回も傾聴されていた加盟店・メーカーの皆さんに感動を与える、胸打つものがあったように思います。江川さんのスゴイのは、失礼な言い方かもしれませんが、美辞麗句で固められた語りではなく、全てが熱く本音で自分の商売に懸ける思いを訴えかけておられるところではないでしょうか。



 また、語り口以上にひきつけられるのが、そのプレゼンの内訳です。下記のバブルチャート図にあるように昨年以上に非アルコールカテゴリーの粗利額構成比が上がっており、理想的な酒類・非酒類の粗利益ミックスを実現し、安定した収益構造となっております。

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 さらには、下記のカテゴリー別粗利益額ランキングを見てみると、年間粗利益額ナンバーワンが食品ギフトカテゴリーであることが確認できます。

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 そして、再度バブルチャート図に目をやりますと、お米カテゴリーのバブルを見た時、2年前は現在のワインカテゴリーの大きさしかなかったものが、大きく育っております。
これが 『一番化のある多角化』 と言いまして、粗利益額カテゴリーNo.1である食品ギフトが次に食品や飲料水を引っ張り上げ、そして2年後にはおそらくお米カテゴリーがランキングNo.4 に躍進すると予想されます。

 その一連の流れについて、先日の新春勉強会にて提出しました資料を再度読み直して 『一番の商品や機能を育てる』 ことの意味をしっかりと理解して頂きたいと思います。

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 それでは、先述のえがわ店さんの一番の商品は何か、と言いますと『食品ギフト』となる訳ですが、実はここで見落としているのが、ランキングNo.4・13・14 の 『ビール系飲料』 の貢献度合いなのです。地域最安値のビール系飲料がお客様を呼び込み、そして『食品ギフト』『食品・調味料』『飲料水』『お米』へと連鎖していく訳なのです。ここのところをしっかりと読み取って自店の参考にしなければなりません。

 極端な考えを申しますが、 『ビール系飲料』 が地域標準価格より高い店は、二番手・三番手の商品は育ってきません。何故なら、お客様が来店してくれないからです。しかしながら、2~3年後には、えがわ店さんのように1番の商品が 『食品ギフト』 になっているのが、理想の形ではないでしょうか。



 今回の新春勉強会は、この先5年後のドリーム・酒匠米匠チェーンのあり方を指し示したものではないでしょうか。この勉強会で、これから我々がチャレンジすべことは、見えてまいりました。 あとは、どう具体的に行動するか! となります。 お互いに刺激しながら、そしてエールを送りながら楽しく仕事をすることの大事さを体感していきましょう!



 最後になりますが、今から12年前、私が50歳になった節目にいろいろと資料を集めて作成した 『 ドリームグループ 十訓 』 なるものを久しぶりに皆さんにご紹介して今月の徒然日記を終えたいと思います。

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   今月もご覧いただきまして誠にありがとうございました。



  〔P.S〕 前述の明石のマルヤマ酒店のお二人さん、上記の10項目をさらに実践して、商売人として、そして人間として磨き、輝いていただきたいと思います。 期待してま~す!