12月号 『 酒屋版 八重の桜 』 Ⅴol.47
みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を投稿したいと思います。
さて今年も残すところ、あと数日といったところですね。各店では、本日から大晦日までの予定で年末特売チラシを配布されているところも多々あると聞いております。 いよいよ最後の追い込みといったところですかね。
ただ、「チラシで安くしてもなかなか反応がなく売れない! でも、激安価格にしなければ全く売れない!」 といった嘆きの声が同時に聞こえてまいります。
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今年も各店試行錯誤の中で日々努力し、営業してきた訳でございますが、ビール系飲料を中心にこれだけ安くしていっても、「 どれだけ価格を下げればいいのか、はたまた消費者の値ごろ感はどこまでいくのか?!」 という問題が立ちはだかり困惑する毎日であったように思います。
本部といたしましても、問題解決策として 『 低価格販売プラス価値説明販売へのバランス移行 』 ということを常々きれい事のように申して参りましたが、なかなか現場では時間がかかり実現できない店舗も多数ございます。
ただ、“ やるべきこと・やらなければならないこと ” は明確に出ている訳ですので、今後継続して我慢強く推進していくことが非常に大事なこととなってまいります。
具体的には、2013年新年のご挨拶として社長の西田より皆様方へ 『 2012年の振り返りと2013年の目指すもの 』 と題して新年元旦にメールおよびHP上でコメントする予定でございます。是非ともご一読いただき、これから10年先のご商売のあり方についてのターニングポイントとなるこの1年を戦うための心得としていただきたいと思います。
そこで今回の徒然日記では、チェーン全体としてではなく、私個人としての2012年の振り返りをしてみたいと思います。 よく巷では、この時期になると「今年の○○10大ニュース」と銘打って新聞やTVで報道されますが、今年の私個人の思い出に残る出来事、ベスト1 は、やはり長男の結婚式といったところです。
高校3年生の頃から14年間付き合ってきて、やっとこさゴールインといったところで、親としてはヤレヤレといった具合です。ご存知のように家業の酒屋は継がずに自由気ままな仕事をしておりましたので、なかなか所帯を持てる所得には届かず、ここにきてやっと家庭がもてるようになったようです。
しかしながら、私と違って一人の女性を14年間付き合い続けたことについては、「あっぱれ!」 と褒めてやりたいと思います。 俗に言う 「長すぎた春」 とならずに良かったです。
次に、ベスト2ですが、やはり仕事関係になりますが、今年新しく加盟されたお店の方々とのご縁と申しますか、『仲間との出会い』となります。今年2012年は、なんと一年間で12店舗の新加盟がございました。そして、その数もさることながら、各店スタッフの方々が大変商売熱心の方ばかりで、私個人に留まらず私どもチェーン全体においても非常に刺激となる新規加盟店でございます。
さらに特筆すべきは、その新規加盟店様の現場最前線で一緒に働く 『 奥様方の頑張り 』 であります。
現在全国のドリーム・酒匠米匠チェーン全国で63店舗の加盟店さんがおられますが、そのうち51店舗 (約8割) のお店では、経営者のご主人とともに奥様がお店を支えておられます。
この投稿欄で再々申し上げておりますが、私自身毎月定期的に全国の加盟店様にお邪魔いたしております。その際に、いつも感心させられるのが 奥様方の接客力の素晴らしさと内助の功 と申しますか、お父ちゃんを支えるその頑張りなのです。 いつものことながら、本当に頭が下がる思いです。
ここで、少し話題が変わりますが、先日年末恒例でありますNHK大河ドラマ『平清盛』が放映終了となりました。今回の『平清盛』は視聴率が低迷し、過去20年間の中で最低となる7.3%という状況でした。
NHK大河ドラマでは世の中の景気が悪い年は、「女性が主役のドラマ」 が高視聴率を取るといわれているのを聞いたことがあります。そこで、来る年2013年は?と思いきや、やはり女性が主役の物語でありました。
それが、幕末から明治維新の動乱の中で生き抜いた 『 新 島 八 重 』 の生きざまを描いた
大河ドラマ 『 八 重 の 桜 』 なのです。
八重に扮する主演は、綾瀬はるかさんで私の持つイメージでは、力強い女性というよりもはんなりとした優しいイメージの女優さんですので、今回の彼女の演技力がどのように表現されていくのか楽しみにしております。
どちらかというと、私は日本史というか日本の歴史が大好きな方なんですが、今回の新島八重さんのストーリーはまったく無知でして、ネットで調べてみますと『近代女性の先駆者』という言葉が出てまいります。
京都 同志社大学の創始者が新島襄というのは皆さんご存知だと思いますが、そしてその妻が八重さんということなのであります。会津出身(旧姓 山本)でありながら、封建的風潮の強い京都の地で新島襄と再婚し、夫とともに教育現場において近代女性のあるべき姿を自らがお手本となって実践していったのでありました。
まさしく同志社大学の名の通り、夫を同志として共に苦楽を共にしたといわれております。
少しばかり、大河ドラマについてお話させていただきましたが、実はここで先述の 『 奥様方の頑張り 』 が、来年の大河ドラマにリンクしてくるような気がいたします。
年末のこの忙しい時に 「それが、なんやねん?!」 と言われそうですが、この不景気な風潮は来年も間違いなく引きずってまいります。だからこそ、NHK大河ドラマじゃありませんが、不景気なときこそ『女性が主役』なのです。
2012年の最後にあたって、単純明快なアドバイスをひとつ!!
『 2013年は、発想転換という観点からも店舗運営や経営の最前線に奥さま(orパートさん)の存在を更に強化して女性の感性を最優先させていきましょう。そして、何よりも感謝の念を持って女性を大切にしていきましょう!』
考え方として、当たり前のことなんですが、意外と労力としてだけのスタッフとして位置づけられておられるお店が多いと察します。今後、価格のみの競争から抜け出すお客様への価値提案に知恵を絞るキーワードは、『 女 性 』 。
どうぞ、女性の考え、意見、提案を前面に押し出した2013年としていただきたいと思います。
それでは、2012年の投稿もこれにて終了といたします。 今年も徒然なるままに他愛無い内容で書き綴ったことと思います。それにもかかわらず、この一年ご覧いただきましたこと厚く御礼申し上げます。
来る年も世相の流れとともに業界のお話しや消費者の動向、さらには私なりの座学について深掘りしながら語ってまいりたいと存じますので今後ともよろしくお願い申し上げます。
それでは、みなさま良いお年を!! そして、来年もよろしく!!
(PS) これから東大阪店の現場に入って、お年賀ギフトの包装をしたいと思います。では、では・・・。