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10月号 『 消費秋冷え 強まる逆風 』 Ⅴol.45

10月号 『 消費秋冷え 強まる逆風 』 Ⅴol.45



 みなさん、こんにちは! 今月も徒然日記を投稿したいと思います。



 さて、今年もあと数日で11月に入り、いよいよ秋深しといったところでしょうか。今回の風景画像は、昨秋に出掛けた西国三十三ケ寺 第十番札所 三室戸寺のワンショットを掲載してみました。



 

 みなさん、意外と思われるかもしれませんが、実は私し昔とった杵柄と申しますか、若い頃自前で自宅に暗室を構えたりして結構フォトグラフィックに、填まっておりました。イギリスにまで写真留学してプロのカメラマンになっておられた広島の酒匠米匠おかの・岡野さんのようにとはいきませんが、私のお気に入りの一枚です。



 さて本題に入りますが、今回はちょっと高尚に秋の俳句をご紹介しながら、すすめて参りたいと思います。



そこで、秋といえば

     『 物言えば 唇寒し 秋の風 』 が余りにも有名な句であります。



 ご存知、松尾芭蕉翁の俳句でありますが、解説としては



  「 人の悪口を言えば、なんとなく後味の悪い思いをするという例えで、

            余計なことを言えば災いを招く 」 とも言われております。



     



  ただ、ある本に書いてありましたが、芭蕉の句には教訓性を織り込んだものは、元々あまり見当たりませんので、ここでは素直に季節や風景を詠んだ俳句として解釈すれば、



   「 口を開けて物を言うと、秋風で唇が冷たく感じる季節となってきた 」  



 とさらっと秋の風情を感じさせてもらえる一句であると思います。さらに言うと、これから晩秋に

入り、冬へと向かっていく何か寂しい句でもあるように思えます。





  そこで、話はコロッと変わって、急にビジネスの世界の事になってまいりますが、その『秋の風』っぽい事が先日10月24日号の日経流通新聞第一面に掲載されておりました。



   そのタイトルが、『 消費秋冷え 強まる逆風 』 でありました。



 その紙面の一部をご紹介いたしましょう。



 『個人消費の減速感が強まっている。消費関連企業の景況感を示す日経消費DIの10月調査で、業況判断指数が前回に続き、2期連続で悪化。 東日本大震災からの回復感が高かった前年の反動もあるが、消費増税の動きや電力料金値上げ、日中関係の悪化などで消費者の支出意欲が減退し、売上や客数の落ち込みが急だ。 年末商戦は、前年並みとの見方が6割を超えたが、「秋冷え」が、影を落とす可能性もある。  (中略)   また、好調が続いたコンビニ業界でも風向きが変わり始めた。出店を競うコンビニも消費の先行きに警戒感を示す。 (後略) 』

                                   とあります。



 それでは我々の現場において、11月から始まるお歳暮・年末商戦は、どうなっていくんだろうか と危惧するところですが、私は余り心配しておりません。決して痩せ我慢ではありません。いつも口すっぱく言うように、『お客様の立場に立って、お客様の喜んでいただく事をイメージして業務に従事すれば、必ず結果はついてくる』 と確信しております。





 私が全国の加盟店様に毎月定期訪問して、経営者の方々と懇談する中でよくおっしゃる言葉が



  「 頑張っているのに、儲からない!」 「 頑張って、頑張って、頑張っているのに、儲からない!」



                             ということです。



 即座に私は、お答えします。

        「それは、頑張り方が間違っているから!」





 そもそも「頑張り方」を間違っていれば、売上や客数は上がらない。 まことに単純なことだと思います。 ただ、その正しい「頑張り方」を見つけ出すのが難しい。 そして、それを見つけ出しても、何らかの理由をつけて行動におこさない。 その繰り返しのような気がします。



 ここで、和歌山えがわ店さんや津田本店さん同様頑張っている店舗事例をご紹介しましょう。



 それは、本部の直営店でありますドリーム東大阪店です。



 



 ご存知の方もおられると思いますが、ドリーム東大阪店は20年前に現住所で酒DS業態でスタートし、昨年末に創業来、最大の危機が到来しました。それは、東大阪市に本社を置く地域密着型食品スーパー『MANDAI』(万代百貨店)が自社の146店舗目のお店としてドリーム東大阪店から車で2分のところに昨年12月にオープンしました。



 



 当然の結果として、今年の1月から売上及び客数は激減です。特にビール系飲料が20%ダウン、一般家庭用飲料水が10%以上ダウン、お米20%ダウンなど、ドリーム創業以来初めての赤字決算を今年は覚悟いたしておりました。



 ところが、お中元商戦前から徐々に売上・客数が回復してまいりまして (下記、表①参照) 何とか赤字陥落は免れる状態へと推移しております。 おそらく、各経費科目ごとに経費削減努力もいたしましたので、昨年、一昨年よりも収益が逆に向上する好決算となりそうな勢いです。







 いわゆる正しい「頑張り方」をしっかりと見つけ出して行動を起こせば、『何とかなる!』 んです。



 それでは、ドリーム東大阪店はどのような「頑張り方」をして回復していったのかを知りたいところだと思います。



 ご質問は大いに受け付けますので、この記事の右の下側にある コメント(0) <下記参照> をクリックして コメント記入欄に書き込んで投稿ボタンをクリックしてください。 少し書き込み方法が分かり辛いとは思いますが、よろしくお願いいたします。



 【コメントの記入方法】






 最後になりましたが、今までに何回か掲載した資料 『 自身の殻を打ち破る!』 ですが、今回もまた読み返していただきたい思いでご提示いたします。 その言葉の意味を一言一句しっかりと理解し、行動に移していただきたいと思います。

 

   

         それでは、今月もご覧いただきまして誠に有難うございました。







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