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1月号 『 年初お米勉強会を終えて・・・ 』 Vol.36

1月号 『 年初お米勉強会を終えて・・・ 』 Vol.36



  みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿いたしたいと思います。

  さて今年も新年を迎えて早や一ヶ月が経とうとしております。あっという間の一ヶ月でしたが、皆さんこのヒマな時期をどのようにお過ごしのことでしょうか?! 

 スポーツ誌などを見てみますと、すでにご存知のこととは思いますが、阪神の新井選手は、今年も鹿児島の最福寺で四日間の荒行を断行したり、マリナーズのイチロー選手は早くも地元神戸のスタジアムで1/7 から自主トレに入り、基礎体力を鍛えております。

 

 また日経流通新聞などを見ておりますと、各大手企業のトップが2012年の企業戦略を明確に打ち出し、この厳しい商環境のなか何とか自社の生き残りのためスタートダッシュの準備をしております。

 ちなみにトップの方々のコメントなどを見ておりますと、いくつかの2012年キーワードが読み取れることが出来ます。 まず一つ目が 『 絆を通じた生活シーンの応援 』、二つ目が 『 数を追うのではなく、質を高める努力と工夫』、三つ目が 『 経費削減などを含めた徹底したムダの排除 』、いわゆる効率経営ということです。ただし、優しさという人間観を常に持ち続けることの大切さも強調されておりました。

 さて、以上のことを鑑みて私たちの現場に当てはめてみますと、今この時期にどのような基礎体力の強化や大局的な見地での時代の推移情報を充電しておかなければならないかを思い知らされるのではないでしょうか。



    

 このことを明確に答えられなければ、この一年であなたのお店は間違いなく衰退していくこととなるでしょう。とても大切なことですので、難しく考えずお店のスタッフ(例えば、奥様や社員の方々など)と共に問題意識されては如何でしょうか。

 ただ、といってもその課題があまりにも漠然としすぎて、どのような発想で、どのようなキッカケで具体化していけば良いのか、考え辛いことも確かだと思います。



 そこで、我々ドリーム21チェーンの一年の中で一番重要な催事、2012年 新春勉強会(旧 新春フォーラム) が、来る 2/12 (日) 関西地区からスタートいたします。この時期に、皆さんがこの勉強会に参加して、本部からの提案や参加者全員の英知を結集することにより、今年一年の方向性を確信することが肝要であると強く思うものであります。



 さてここで皆さんご存知のことと思いますが、1月度エリア会議でお知らせいたしました通り

  2012年チェーン行動スローガンは、

  

                                   であります。

  また、2012年 新春勉強会 の研修テーマは、

  『 もう一歩、お客様に近づくために5つの戦略を細分化しよう!』

                                    であります。

  

 皆さま、公私とも何かとお忙しいとは存じますが、また店内シフトの関係もあり、参加したいけれど参加できない事情もお察し申し上げますが、年頭に当たり本当に大事な研修会でございますので是非ともご参加賜りますようお願い申し上げます。



 さて冒頭の今月号のタイトルが、年初お米勉強会とあります。実は、1月22日(日)に関西圏のメンバー有志にて『お米カテゴリーに特化』した勉強会を開催いたしました。参加者は、17名でした。

  

 当日、高知県土佐町の生産者の方々もご参加いただき、早朝現地を出発され、開始時間の午後1時までに来場いただき、その後参加者の皆さんに特別栽培米の試食や今の日本における農政や自然保護についてのお話をQ&Aを交えてお話しいただきました。参加者の一部の方は、その内容に思わず感極まって涙ぐんでおられたのが印象的でした。

 また『米紀行はたやす』の畑中氏から米穀業界の生産現場や流通現場の実情、また昨年の震災後の消費者のお米購入動向等について事細かくお話しをいただき参加者全員本当に勉強になったと喜んでおられました。



 特に、プレゼンの最後に私たちがお米カテゴリーの売上を伸ばし、大きな柱にしていくためには、①お米に関わる様々な情報の収集と商品知識の習得 ②そして知り得た情報や内容を消費者に継続して発信し続けていくことの大切さ 等を熱く丁寧に説明していただきました。

 そして商売といえども、お米を販売するスタッフ一人ひとりが、自然と戦いながら米作される生産者の代弁者とならなければならない。日本のお米の伝道師にならなければならない! とプレゼンを結ばれました。

 

 つぎに全国の加盟店の中で、お米販促において素晴らしい成果を出されている姫路店森チーフからチラシ資料を交えて『姫路山田町の有機肥料で作った福永さんの大根プレゼント』キャンペーンについて説明があり、昨年12月度販促時にお米粗利額が昨年対比150%超を達成された事が報告されました。さらに原因が、「販売する商品だけでなく、おまけプレゼントにまで、こだわる」という付加価値サービスにあると発表していただきました。今後更に内容を充実させ、毎月の恒例イベントとして継続していく予定であると自信を持って披露していただきました。

  



 その後、参加者の方々から勉強会の感想や自店で取り組む内容など、意見交換がなされ、年初にふさわしい研修会となりました。後日の参加アンケートの一部に大阪和泉市の酒匠米匠よこた店 横田氏から下記のような感想が寄せられましたのでご披露したいと思います。

 



 私もこの『年初お米勉強会』に参加して痛烈に感じたことは、

  お米販売に関して私たちは、『まだまだやれることは、たくさんある!』

そして、『まだまだやらなければならないことも、たくさんある!』 という事でした。

 私は、自分の仕事の関係上、全国の加盟店さんの悩みについて、いろいろと相談にのっております。その内容は、本当に多種多様で課題というか、その問題は山積しております。しかしながら、その問題の最大の問題は、自分自身に問題がある のが問題であると言わざるを得ないのです。

 私自身も含めて、困難に直面した時、『本当に努力して、やるだけやって、やりきったのか!』 と常に自問自答することから、自店の次なる繁栄が見えてくるのではないでしょうか。



 このような時代だからこそ、そしてこのような時期だからこそ、仲間と共に今年一年の自店のあり方を深く考えてみては、如何でしょうか?!



  今月もご覧いただきまして誠にありがとうございました。