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3月 『人間の覚悟』

 最近、季節がら雨の日が続いてどうも売上に響いて・・・とボヤいておられる加盟店さんの声が聞こえてきそうな毎日ですね! ただ、この季節一雨ごとに春の陽気が増してきますので良しとしましょう。

 さて、今月の『徒然日記』を掲載いたしたいと思います。

前回、二月号はブログという割りに長々と書いてしまい静波店の沼野姉さんに「井上社長は、しゃべりも長いし書くのも長い」と言われてしまい、私も「その通り!」と思いましたが、今更この性格は直りようもないので勘弁して下さい。その他、たくさんの方からご意見・ご感想をいただきありがとうございました。

 そんな訳で、3月のテーマは“人間の覚悟について”に してみました。
ちょっと硬い言葉になってしまいますが、徒然なるままに何か想うところを書いてみたいと思います。

 先日、千葉の出張の帰りに新幹線の中で久しぶりに五木寛之さんの本を読みました。
タイトルは、上記と同じく『人間の覚悟』(新潮社)です。なかなかスタンスのしっかりした内容になっていて改めていろいろと勉強させていただきました。

 内容を克明にご紹介しますと、また長いと言われそうですので、心に刻まれたフレーズの一つを述べたいと思います。
 その言葉は、『下山の哲学』というもので、社会や経済の状況、また人それぞれの人生を『山』に例えて、登山道・下山道という捉え方でそれぞれの生き様や覚悟について書いておられました。

 「人生、山あり谷あり」で、特に谷に向かって“どん底”にある時のその人の持つ覚悟というもので、その先の人生は決定されるものと表現されておられます。

 私は仕事柄、この十数年全国を回らせていただき加盟店のスタッフ、特にオーナー様や店長様達の人生模様を間近で客観的に拝見し、仕事やプライベートでの『喜怒哀楽』を臨場感をもって感じさせていただいております。

 その中で実感するのは、人は下り坂に入り、もがき苦しんでいる時にこそ本当の真価が問われ、そして何かを克服した時今まで以上の器の拡がりを見せるものだと感じました。

 しかし、克服するエネルギーを沸き立たせるには『覚悟』が不可欠なのです。全国のオーナー・店長・そして仲間の皆さん、ボヤキやあきらめ、そして他人事や責任転嫁の中から何も明るい未来は開けません。

 私も36歳の時まで、酒屋を継いだことに後悔をし、井上家の犠牲になったと常に思いながら商売をしておりました。しかも、既に嫁さんと三人の子供がいながら・・・です。

 ただある酒屋さんとの『出会い』の中から過去をいつまでも引きずっている自分を発見し、そして『覚悟』を決めたのです。今日から、俺は家業を楽しんで商売していこう と・・・。

それからは、お察しの通り、おもしろいほど商売も人生も好転していきました。そして、現在もそれが続き、こうして皆さまに対してこのように偉そうな言葉を申し上げられている自分があります。

 なぜ今回のテーマに『人間の覚悟』を選んだかと申しますと、来月の4月1日でもって若干30歳という
若さで代表取締役社長に就任するドリーム八千代店の樫山雅一君に対してのメッセージとしたかったのです。
その他、姫路店の田中司君(29)にも・・・。
              ( 来春3月社長就任予定 )


 そして、跡取りでなくても全国のお店で店長として、チーフとして頑張っておられる若いスタッフの皆さん! 日々の仕事の中で悩んだり、苦しんだり、イヤになったりすることは、当たり前なんです。決して悪い事ではなく、それが人生なのです。大いに谷底を体験する事です。

 しかしながら、悩んだ末にある時 『覚悟』というものを持ち得た時に貴方たちは劇的に成長し、進化していく事でしょう。  それが『下山の哲学』なのです。

 そんな成長していくみなさんの姿を見れることを大いに期待し、楽しみにしていきたいと思います。 最後に、『覚悟』の次にあるものは『目的・目標』ということを付け加えて終わります。

 〔P.S〕
  もし良ければ、4/1より新しい転機となる樫山店長に何かエールのメッセージを下記の書き込み欄に書いていただければ幸甚です。よろしくお願いいたします。

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