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8月号   『 劇的に自分を変えるには・・・ 』  Ⅴol.126

 8月号   『 劇的に自分を変えるには・・・ 』  Ⅴol.126



 

 みなさん、こんにちは! 今月の徒然日記を投稿いたしたいと思います。



 さて、今夏シーズンを振り返りますと、7月は長雨にたたられ、8月はいきなり猛暑の連続があり、お盆の時期には台風10号が日本列島を直撃し、昨年のような大きな被害はなかったものの帰省シーズンという事もあり、全国津々浦々で大きな混乱とマヒが発生いたしました。



 幸いにして、私たち現場の者はお盆時期仕事という方が多く、後日代休を取りゆっくりと休養日を過ごせたのではないでしょうか。結果、今回のような状況に巻き込まれることはなかったように思います。ただし、世の中でいう
9連休などとんでもない話ではありますが・・・。

 





 話しは変わりますが、みなさん今年の夏商戦はいかがでしたか。毎年8月下旬から9月上旬にかけて各店では、今年の夏の売り上げ状況などの振り返りをされているのではないでしょうか。ドリーム東大阪店では、6/1 ~ 8/20 までの夏ギフトの販売状況を総括する意味で、現在数値結果などを分析中であります。



 おおまかな数字でありますが、東大阪店では、全体売上が3ヶ月[6~8月] で 昨対95.5%、利益額ベースでは、昨対97.1%でありました。夏ギフト関係では、酒類ギフトが昨対106.2% で、食品ギフトが101.3% ということで、夏ギフトに関しては何とか健闘した結果となりました。



 ただし案の定、近隣大型競合店や天候の問題が大きな要因となり、アルコール全体では昨対90.8%、さらにはビール系飲料については、昨対88.5% と散々な結果となってしまいました。しかしながら、有難いことに高粗利益率のお米カテゴリーに関しては、昨対110.2% という事で、ギフト・お米などの粗利益ミックス効果で昨対粗利益額が97.1%で着地 した形となっております。





 もし、東大阪店においてお米やギフトを近年強化していなかったら、今頃どのような状況に追い込まれていたんだろうかと思うと ゾッとする ところであります。常に変化に対応して果敢にチャレンジすることの大切さをあらためて思い知ることが出来ました。



 とはいうものの、今もなお 酒屋魂は萎えてはいませんので、酒類強化のため店舗においては夏から秋へという事で、例年の定番となっております 『キリンの秋味や日本酒ひやおろし』 など秋の味覚フェアとしてお店全体の模様替えを実施いたしました。残暑まだなお厳しい時期ですが、東大阪店の雰囲気は、秋一色となってまいりました。

 





 さて今月のテーマは、 『 劇的に自分を変えるには・・・ 』 とさせていただきました。



 いよいよ10月1日の消費税増税のX デ ーが近づいてまいりました。来月9月は、その準備と対応でかなりの混乱が予想され、そのため日々の仕事に加え、準備のため振り回される毎日となるのではないでしょうか。



 通常の増税でも、ややこしいのに今回はそれに付け加え、軽減税率の導入そして消費税増税後のキャッシュレス5%還元といったさらに難儀な問題 に取り組まなければなりません。本当に、トホホホ・・・であります。政府は本当にわれわれ末端の弱小小売店の実態を理解できているのか、首をかしげるばかりであります。

 



 ただ、このようなことが現実に断行されていくわけですから、嘆いてばかりではいけません。その変化に対応できず乗り遅れることになれば、消費者からレッドカード を突き付けられることになりますので、何とかみんなで知恵を出し合いながら、この難局を乗り越えていかなければなりません。



 いまなお個人商店として頑張っておられる地域の酒屋さん、詳しい情報も入手できず、また簡易レジのシステム変更に伴う費用の発生で果たしてどこまで投資してついていけるのか、見当もつきません。資力も規模も脆弱なお店は、潰れても構わないと水面下では公認する国の施策です。これが今の世の中の実態です。



 これから日本の国は、どうなっていくんでしょうかね。世界的に見ても米中の貿易摩擦の影響で世界各国が業績不振に苦しみ、日本ではさらに円高が助長され、輸出産業企業中心に大打撃を被り、日本経済全体を圧迫してまいります。

 



 さらには、人口減少による人手確保のため人件費はさらに高騰し、各会社・商店の経営を圧迫し、中小企業中心に倒産・廃業が続出してくるという構図が見えてまいります。そのため、国民の可処分所得は減少し、さらに消費は冷え込んでまいります。



 そのような地球規模の大きな激変の流れの中で、皆さんのご商売を、さらには未来ある個々の人生をどう切り開いていけるんですかね。本当にこれからは大変な時代に突入していくと思いますよ。何か他人ごとのようですが、私の場合は戦後の昭和、平成と本当に平和で、それなりのはんなりとした時代のスピードの中で自分の人生を堪能させていただきました。悔いはありません。今振り返ればいい時代に生まれて幸せでありました。



 しかしながら、これからの若者たちの将来はどうなるのでしょうか。そして、目の前の問題として私どもチェーンにご参加いただいております加盟店様をどのように支えつつ、導いていて差し上げ、10年後笑顔で酒を酌み交わすことが出来るのか、そこが我々本部に課せられた大きな課題 となってまいります。

 



 20年ほど前、英国で発生した金融ビッグバン、その後全世界に広がり、その時代日本に現存した都市銀行、三和銀行・東京銀行・神戸銀行などが 『護送船団方式』 の崩壊 と共に消滅し吸収合併されていきました。アメリカでも歴史ある大手銀行もいくつか倒産いたしました。そして、大手同士が統廃合し、次への時代に大きく変身していったのです。



 今の時代は、金融界にとどまらず全業種においてビッグバンが巻き起こっております。そのような時代の中で、ちっぽけなお店でありますが、われわれもビッグバンを起こさなければなりません。加盟店同士で統廃合するという事ではなく、小さい店なりに何か新しい視点で商売 を続けていかなければならないのです。



 そして、その為にも将来に向けた視点を見定める一例として、10月8日開催の本部主催 『 秋の勉強会 』 にご参加いただき、視野を広げ頼もしい仲間と共にスキルアップしていただきたいと強く思います。時代は、待ったなしです。皆さんのご健闘をお祈りいたします。





 最後になりましたが、相対性理論で有名なドイツの物理学者アインシュタイン氏の言葉についてコメントされていた或るコンサルタント氏の言葉を引用させていただき、今月の投稿を終えたいと思います。



          今月もご覧いただきまして、誠にありがとうございました。