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6月号 『 人も組織も、いずれ幕を閉じる』 Ⅴol.12

6月号 『 人も組織も、いずれ幕を閉じる』 Ⅴol.124



 みなさん、こんにちは!今月の徒然日記を投稿いたしたいと思います。



 さて毎年この時期になりますと今年のお中元ギフトの動向はどうなるのだろうとか、梅雨入りはいつから始まり、梅雨明けはいつ頃だろうとか、カラ梅雨になればビールや飲料水などの需要が増え、我々にとっては好都合なのですが、米作農家の皆さんは水不足や高温障害などで打撃を受けられるという困った状況になられるという微妙でデリケートな時期であります。

 



 最近のお天気情報によりますと、大阪地区においては近年観測史上一番遅い梅雨入りになるとの予報が出ております。という事は、梅雨の期間も短いことも予想され、今年も猛暑となり熱中症対策用のスポーツ飲料などがよく売れるという構図となってまいります。そこで、さっそく東大阪店では先日アクエリアス500mlを大量に仕入れておきましたよ。( 真夏時の品切れを予測いたしまして・・・)



 昨年の今頃は、大阪北部地震や豪雨で大変なダメージを受けた大阪地区ですが、いつの時代も常に大自然の現象に振り回される人間界であります。さて今年の夏は、『 吉 』 とでるか、『 凶 』 とでるか、どうか大災害だけは無いように願いたいものです。





 そしてこの時期、今年もう一つ昨年と違うことは、『 G20 大阪サミット 』 であります。6/28 ・6/29の2日間、インテックス大阪をメイン会場にして、日本として初の開催となるようです。

 



 G7 と違って、G20 でありますから参加国はどのような国々であるのか興味がありましたので調べてみました。当然G7の国々(日、仏、米、英、独、伊、加、EU)
がメインとなる訳ですが、そのほか 中国、インドネシア、インド、ブラジル、メキシコ、南アフリカ、韓国、豪州、トルコ、アルゼンチン、サウジアラビア、ロシア
の12ヶ国となり、また招待国として、その他6~8カ国、7~8機関合計35ヶ国・機関 となるようです。



 G20 の開催期間中は、各国首脳らと共になんと関係者ら 約 3万人もの外国人が来阪 されるといわれております。その中には、多くの海外メディアも含まれている訳ですから、これは彼らから大阪の魅力を世界に発信していただける絶好のチャンスであると思われます。大阪名物のたこ焼きなんかもね・・・。



 またG20開催について、物流等の影響やセキュリティなどの問題が取りざたされておりますが、そもそもG20で何を協議されるのか という事がいまいち不明でしたので、大阪府の広報を見ますと次のようなことが明記されておりました。





■ G20大阪・関西での開催意義等



 2025年大阪万博開催に向け、人類共通の課題解決を通じて世界への貢献をめざす、ここ?阪・関?で、各国 首脳が一堂に会し、経済分野をはじめ、エネルギー問題やテロ対策など、国際社会の共通課題について幅
広く議論されるG20を開催することは、大きな意義を持つ。





 とありました。難しい事はよう分かりませんけど、個別で米中首脳会談などもあり、トランプさんと習さんとで何とか貿易問題について進展があるよう願いたいところですね。まだ開催もされていないのに、私が言うのも何なんですが、どちらかと言うと
7やG20は、定期的なお祭り のようなもので毎回閉幕時の共同声明を見ても各国の思惑が絡み、内容が漠然としていて具体的な決定事項などまったく見当たらない有形無実のものとなっております。“大山鳴動して鼠一匹”そんな言葉がありましたね。



 とにもかくにも、大きな事件が起きることなく無事にこの2日間終わってほしいですね。そして、サミットが終わればいよいよ本格的なお中元ギフトのピーク を迎えてまいります。8月末までの夏ギフト商戦に体調万全にして臨みたいところです。



 そこで、弾みをつける意味で先日ドリーム東大阪店恒例の 『 夏ギフト商戦決起集会 』 をお得意先の焼き肉店で開催いたしました。3万人とまでいかず、たった7人の規模でありますが、集会後の共同宣言で 『今年の夏もガンバロー!』 ということで散会いたしました。

 



 最近、高齢者の老後年金生活について色々とマスコミ報道されておりますが、ありがたいことに私の場合、この歳になっても元気に働かせていただき、そして若いスタッフ達に囲まれ酒をのみながら、仕事やプライベートのことで熱く語り合えるという事は本当に幸せ者だなと実感いたしております。



 自営業の特権かなとも思います。自分の引退は自分で決めることが出来る、確かに現場での労働はこの歳になっては過酷な時も感じますが、スポーツジムでトレーニングしていると思えば、楽しいもので精神衛生上大変良好なものになっております。



 また現場に立ち続けることにより、全国の加盟店様との共通認識 を持つことができ、幅広く 『 悩みの相談室 』 を維持継続することもでき、本当に有意義なものになっております。かつて、この徒然日記でもご紹介いたしました東京の聖路加国際病院の故日野原名誉院長のように
『 生涯現役 』 を貫かれたその想いを私自身目標にしてこれからも精進してまいりたいと思っております。ただし、日野原先生のように105歳までは無理ですけどね・・・。

 





 さて話しは変わりますが、今月のタイトルは 『 人も組織も、いずれ幕を閉じる 』 とさせていただきました。



 先日、業界紙の記者さんからメールをいただき、私が三十代の時に加盟していた全国組織の酒販店グループSチェーンさん ( 当時全国500店加盟 ) がこの6月で組織を解散することになったという事でありました。そのメールを見た時に同じ酒販店組織を主宰する立場の人間として、やはりいつの時代も、どの国においても、人も会社もそして組織も、時代と共に生まれ、そして消えていく運命なんだなと感慨深く考えさせられました。



 そのSチェーンさんは、私の酒屋運命を変えたというよりも命を吹き込んでいただいたグループでありました。今こうして小さいながらもチェーンを運営しているドリームチェーンも全てそのSチェーン在籍の時に学んだことをベースに組織づくり、そして組織運営をさせていただいているといっても過言ではありません。



 そして、そのグループを主宰されておられましたN氏・S氏については、私のあこがれの存在でありましたし、師でもありました。お二人からは、男はどうあるべきか、経営者はどうあるべきか等々、酒屋以外についても人生観を常に考えさせていただいた存在でありました。



 そのグループが解散されるという事は、本当に寂しい限りでありますが、これを機会にお二人には改めて後日お会いさせていただいて、今日までの御礼と久しぶりになつかしい昔話などさせていただきたいなと思っております。



 

 



 私の生き方として大事にしている随筆のさびの一文であります。ドリームチェーンもドリーム東大阪店も他人事ではありません。いずれ、その時が必ず訪れるのです。そのためにも、人も組織も命ある時にその限りを知り、逆にその時までに悔いることなく、精いっぱい努力し、出来るだけ長くその存在感を光り輝くもの にしていく事の大切さをお伝えして今月の投稿を終えたいと思います。



   今月もご覧いただきまして、誠にありがとうございました。